早房 慈鐘(はやぶさ じがね)

基本情報
所属 | 祓魔隊第十班 |
---|---|
誕生日 | 2月16日 |
血液型 | B型 |
身長 | 151cm |
体重 | 変動(通常時は45kg相当) |
好きなもの | 報酬 |
嫌いなもの | 恋バナ、ダル絡み |
天敵・弱点 | 加護、警察、過度な詮索 |
ステータス
以下は彼女の持つ界異「地獄門」の特性を便宜上祓魔師の能力に置き換えたもの。
「存在強度」を「身体強度」「被呪耐性」、「穢装出力」を「加護出力」に変換している。
「地獄門」の影響を考慮しない場合、加護出力の値はF-である。
「存在強度」を「身体強度」「被呪耐性」、「穢装出力」を「加護出力」に変換している。
「地獄門」の影響を考慮しない場合、加護出力の値はF-である。
身体強度 | A+ |
---|---|
霊体強度 | A |
加護出力 | A |
被呪耐性 | A+ |
祭具運用 | F |
概要
ブレザー型の特殊な狩衣を身に着けた学生風の少女。15歳。
運び屋兼民間の非合法祓魔師「ゲートランナー」として社会の闇に潜み活動していた元呪詛犯罪者で、クロスエ班長から罪の恩赦と引き換えに境対にスカウトされた経歴を持つ。前科六犯。第十班に所属してからも潜入捜査や副業(境対の一般職員としての身分ではやりにくい裏の仕事)のために呪詛犯罪者としての身分を使うことがある。
運び屋兼民間の非合法祓魔師「ゲートランナー」として社会の闇に潜み活動していた元呪詛犯罪者で、クロスエ班長から罪の恩赦と引き換えに境対にスカウトされた経歴を持つ。前科六犯。第十班に所属してからも潜入捜査や副業(境対の一般職員としての身分ではやりにくい裏の仕事)のために呪詛犯罪者としての身分を使うことがある。
身体能力は一般的な女子中学生相当で、境対加入時に受けた戦闘訓練での肉体強化は望めなかったが、界異「地獄門」を使用した独自の戦闘スタイルと周りに合わせて場をコントロールするサポーターとしての立ち回り、そして物理的な攻撃をほとんど無効化する泥のような身体を活かし業務を遂行している。
また、「地獄門」の持つ隔離領域に人や物を収納できる特性から、運搬や保護の任に就くこともある。
また、「地獄門」の持つ隔離領域に人や物を収納できる特性から、運搬や保護の任に就くこともある。
書類仕事が溜まりがちな第十班において、自分の分だけは簡潔に提出するそつのない一面もある。また、境対認可の通信制カリキュラムを受講しており、仕事の合間には高卒認定を得るための勉強に勤しんでいる。本人曰く「流石に最終学歴小卒はまずい」とのこと。
書類提出や筆記テストなどの兼ね合いで、境対の第十班オフィスに顔を出す機会は他職員に比べて多い方である。
書類提出や筆記テストなどの兼ね合いで、境対の第十班オフィスに顔を出す機会は他職員に比べて多い方である。
性格はダウナーで、感情の起伏も乏しく無表情や仏頂面でいることが多い。嫌がる顔はするものの、第十班の同僚ですら笑顔、泣き顔、怒り顔を見たことがないという。
自分のことすらどこか他人事のように話し、人に中々心を開かず誰に対しても気だるげな敬語で話す姿は、まるで硝子を一枚隔てたような印象を受ける。
しかし人嫌いというわけでもなく、受け身ではあるがコミュニケーションを取ることに肯定的で、会話に難のある性格ではない。
自分のことすらどこか他人事のように話し、人に中々心を開かず誰に対しても気だるげな敬語で話す姿は、まるで硝子を一枚隔てたような印象を受ける。
しかし人嫌いというわけでもなく、受け身ではあるがコミュニケーションを取ることに肯定的で、会話に難のある性格ではない。
隙あらば報酬をもらおうとするが、人間的な営みの追体験や相手と常に一線を引くことが目的の彼女なりの処世術であり、仕事や依頼でない場合は食事の奢りやプレゼントなど対価さえ得られれば報酬は相応でなくとも良いようだ。
給料や報酬金の主な使い道は謎に包まれている。本人は「公共事業」としか言わず、真実は彼女とクロスエ班長だけが知っている。
給料や報酬金の主な使い道は謎に包まれている。本人は「公共事業」としか言わず、真実は彼女とクロスエ班長だけが知っている。
界異「地獄門」
ニ年前のとある事件によって領域型の五号界異「地獄門」と同質化している。
生命、物体、界異などあらゆる「死んだもの」を取り込み領域を広げ成長する特性を持つ「地獄門」と完全に同化した彼女の体内は「地獄門」内の領域と繋がっており、取り込んだものを取り出したり使役したり出来る。ただし、取り込んだ際に加護の宿る物体はその加護が失われ、界異はランクが落ちるため、強い装備や界異(縁起)をフルスペックでいくらでも使えるというわけではない。
生命、物体、界異などあらゆる「死んだもの」を取り込み領域を広げ成長する特性を持つ「地獄門」と完全に同化した彼女の体内は「地獄門」内の領域と繋がっており、取り込んだものを取り出したり使役したり出来る。ただし、取り込んだ際に加護の宿る物体はその加護が失われ、界異はランクが落ちるため、強い装備や界異(縁起)をフルスペックでいくらでも使えるというわけではない。
また、同化した影響で身体が泥のように変質し、感情が高ぶると人間の姿を保つことが難しくなる。Aランク未満の物理攻撃や肉体に作用する攻撃を無効化する長所もあるが、普通に生きているだけで穢れを撒き散らし、他人を傷つけ飲み込みかねない体質は、人間として暮らすことすら許してはくれない。彼女の装備する狩衣は、内から外へ広がる穢れを抑えるためのもの。
彼女の身体はニ年前の事件から、13歳の姿のまま老いることも成長することもなくなってしまった。
彼女の身体はニ年前の事件から、13歳の姿のまま老いることも成長することもなくなってしまった。
現世において、彼女こそが地獄の門であり、門を開けば穢れを撒き現世を蝕み食い散らす境界異常そのものである。
最早人間とは呼べない存在となった彼女は周りへの被害や人でなくなった罪悪感からか家族や知人の元へ帰ることが出来なくなっている。
人間であることの証明は、彼女自身の魂の形だけだ。
最早人間とは呼べない存在となった彼女は周りへの被害や人でなくなった罪悪感からか家族や知人の元へ帰ることが出来なくなっている。
人間であることの証明は、彼女自身の魂の形だけだ。
主要装備
身体が界異同然であるため、通常境対で使用される加護を持つ祭具は基本的に扱えない。
「地獄門」に取り込まれている界異の内早房が常用しているものは「偽装縁起」として扱い、任務次第では身分と共に表向きの縁起も偽り行動する。
「地獄門」に取り込まれている界異の内早房が常用しているものは「偽装縁起」として扱い、任務次第では身分と共に表向きの縁起も偽り行動する。
- 封印式特殊狩衣(ブレザー型)
通常の狩衣とは逆に「内側の穢れを外に逃さない」為の狩衣。中央に合わせられた前裾を門、横長の留め具を閂(かんぬき)に見立て儀式的な細工により穢れを封じている。「地獄門」を展開している間は狩衣の効果が適応されない。
- 黒不浄「想縁」
短刀型の黒不浄。「地獄門」を展開出来ない時に使用される。剣術に疎い子供の腕力でも扱えるように工夫が施されていて、普段は刺繍に偽装してブレザーの内側に隠し持っている。ちなみに黒不浄に加工する前はクロスエ班長がお土産にとくれたいい感じの棒「桑園」であり、その名の通り桑園という場所で拾ったらしい。
- 自衛隊各種武装
「地獄門」に取り込まれている、自衛隊が現役で起用している各種武器・武装。遠距離武器はもっぱらこれらを使っている。戦闘訓練では銃器の扱いもからきしだったはずだが、これらは何故かしっかりと扱える。穢れてしまっており、自衛隊に返還することは出来ない。
- S&W M360"SAKURA"
「地獄門」に取り込まれている小型拳銃。元は加護が付与されていたと思しき形跡があるが、今は他の武装と同様に穢れてしまっている。この拳銃が"どこ"の"誰"のものか、何故「地獄門」内に存在しているのか、早房は知る由もなく雑にブッ放している。
- 穢装祭具
「地獄門」に取り込まれているバリエーション豊かな祭具達。加護は失われ、1~2等級相当の穢れを纏っている。どれも腕利きの祓魔師が使っていたと思しき業物だが、剣術・武術の心得のない早房は雑にブン回したり打ち込んだり射出したりして使う。
一部の祭具には「ニ年前のとあるタイミングで辞職、あるいは失踪した祓魔師」の名が銘として刻まれている。
一部の祭具には「ニ年前のとあるタイミングで辞職、あるいは失踪した祓魔師」の名が銘として刻まれている。
- 偽装縁起:仙面
「地獄門」に取り込まれている三号界異「仙面」の亡骸。「装着した者に取り付き、他者に武芸を授ける翁面の姿をした享楽的な界異」であるが、現在は「装着すると持っている武具の練度がやや上がるオブジェクト」程度でしかなく、生前のおしゃべりな性格も豊かな知識も失われているという。
- 偽装縁起:一口狼
「地獄門」に取り込まれている四号界異「一口狼」の亡骸。ゾンビ化していて等級は2~3号相当まで落ち、「牙で破壊されたものは再生しにくい」程度まで弱体化している。「地獄門」には二群れほど生息しているが、一度に使役出来るのは三匹まで。
- 偽装縁起:豹紋桜
「地獄門」に取り込まれている四号界異「豹紋桜」の亡骸。とある祓魔師の縁起であり、「生物・界異の血や穢れを吸い身体に美しい花を咲かせる蛸型の界異」であったようだが、死んでいる為花は咲かず、捕食も出来ない。早房は触手のみを使役し、殴打や捕縛に使っている。
特記事項
- 「早房 慈鐘」は偽名である。「ハヤブサ」は人工衛星、「ジガネ」は地金(インゴット)から音を借り、名前に見えるよう漢字を当てはめたもの。本人曰く「将来は宇宙飛行士になりたかったんです。頭悪かったからどっちにしろ無理だったんですけど」「インゴット。いいでしょ?縁起が良くて。いえ~い、マニーマニー」とのこと。
- ニ年前の事件及び早房の素性はクロスエ班長ですら全容を把握しきれていない。早房は断固として語りたがらず、境対のデータベースでは秘匿され、一部の者しか閲覧権が無い。ただ一つ、「早房慈鐘は、本来なら界異とは全く縁のない平凡な中学生だった」ことだけは事実のようだ。
- 離人症に近い症状が確認されていることから、医療班より度々カウンセリングを打診されているが、本人に伝えられることなく握りつぶされている。
- 呪詛犯罪者時代から警視庁公安部神祭課と度々エンカウントしており、罪の恩赦を受けた今でも何らかの事件の重要参考人・容疑者としてマークされている。(神災課の存在を知らない早房は彼らのことを「やばい方の警察」と呼んでいる)
台詞
一人称:あたし 二人称:あんた、(名字)+サン、(役職)
「祓魔隊第十班、早房慈鐘。ただいま着任しました。」
「あたし、班長には感謝してるんですよ。だって何の後ろ盾もない犯罪者のあたしを一夜にして立派な公務員にしてくれたんですから」
「いえ~い。依頼完了。報酬、忘れずにくださいね」
「げぇ、警察じゃん。めんどくさ……。」
「あぁ~~~もうウザいタルい面倒くさい。恋バナとか本当にやめてください、何も話すことありませんから」
「あたしはもう人間じゃない。ニ年前に死んで、化け物になった。……これ以上何か聞きたいんですか?」
「生きていることの罪は、どうあっても濯げやしない」
「祓魔隊第十班、早房慈鐘。ただいま着任しました。」
「あたし、班長には感謝してるんですよ。だって何の後ろ盾もない犯罪者のあたしを一夜にして立派な公務員にしてくれたんですから」
「いえ~い。依頼完了。報酬、忘れずにくださいね」
「げぇ、警察じゃん。めんどくさ……。」
「あぁ~~~もうウザいタルい面倒くさい。恋バナとか本当にやめてください、何も話すことありませんから」
「あたしはもう人間じゃない。ニ年前に死んで、化け物になった。……これ以上何か聞きたいんですか?」
「生きていることの罪は、どうあっても濯げやしない」
関連ページ
権利情報
権利情報は全ての項目を必ず記入するようにしてください。
権利者 | Nib |
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他作品での使用範囲 | 恋愛、死亡、R18に関しては要相談 |
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