加賀 千白(かが・ちしろ)

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hasunoha3

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加賀 千白(かが ちしろ)

※何も知らずに描いた謎ライフルです。実際はカラビナを使用します

※太刀の向きが逆になってるので注意 正しくは佩いてます


基本情報

所属 環境庁神祇部境界対策課祓魔隊 第六班
前所属 環境庁神祇部境界対策課医療班 第一解呪課
年齢 27歳
誕生日 11月17日
誕生花 ジャノヒゲ
血液型 B型
身長 182cm
体重 76kg
一人称
二人称 きみ、〇〇くん、〇〇さん(目上) 距離感近い相手は〇〇ちゃん
好きなこと 人をおちょくること 雨の日の読書 尾行
苦手なこと 声を出して笑うこと まばたき 目薬(下手)
好きな食べ物 日本酒 卵黄(生が好き♡)
苦手な食べ物 貝類
信条 閉じた目で見つけられるものなど何もない

ステータス

身体強度  D 
霊体強度  C 
加護出力  D 
被呪耐性  C 
祭具運用  B 

概要

左利き。

頭脳明晰にして冷静沈着。
常に表情のない笑みを顔に貼り付けており、
会話を交えずにその心中を伺い知るのは難しい。

しかし話してみれば、悪戯好きで子供っぽく
荒事の続く日々を愉快に過ごさんとする
彼女の人間像が容易に見て取れるだろう。

自分の頭脳と容姿を冗談めかしつつも喧伝する。
音もなく忍び寄り、急に出てきては面白がるのに
誰も彼女の笑い声を知らない。
人前では眠るどころか瞬きすらせず、
目を閉じた瞬間を確認したものはいない。

他人のよく分からない噂を100個は知っており、
常に誰かが目を回していないとウズウズと
悪戯心が抑えきれなくなる。

謎めいた自分を演出することを心の底から
楽しんでおり、眼の前に謎をちらつかせては
聞いてきた相手に「なーいしょ」と返して
ニマニマと笑っている、そんな女である。


その笑顔と底の見えない振る舞いを、
彼女は己の武器として使う。

医者が必要な状況は、即ち緊急事態。
そんな状況で医者が慌てる姿は見せられない。

事態が絶望的な局面を迎えていても、
例えその心中が平穏ならざる状況でも、
彼女はいつもの顔にいつもの口調で
こう言って見せる。

「大丈夫、千白さんが助けるよ」


+ 経歴
身体的に凡庸であった彼女ではあるが、
反して他の才能に秀抜の彩りを見せた。

射撃の成績は常に上位をキープ、座学においても
神道由来の結界術・医霊術を能く修めた。
機微に聡く弁舌に長け、先達からの覚えめでたく
文字通り白眉なりと称されたが、笑顔が致命的に
胡散臭かったために交友関係は広くなかった。


その対応力を買われ、医霊班で現地へ赴く
多才なスタッフとして重用され、花形の
第一解呪課にふさわしい活躍を続けていた。

が。

とある実働部隊の班長の行動が問題となり
「首輪」を募った際、真っ先に志望。
多忙を極める班員に惜しまれつつ医療班を去り、
現在は祓魔隊第六班の所属となった。

有事の際は後方からのフォローを旨とし
界異と直接鎬を削ることそうは多くないが、
班長の顔が青ざめる機会は増えて
生傷はいくらか減ったとか、減っていないとか。


第六班長とは昔馴染みであり、
色黒な彼女を「黒ちゃん」と呼ぶ。


装備

彼女は、自分自身が前線で戦闘することを
可能な限り行わないのが得策と定めている。
己が身体的には一般人であることを
強く理解しているからである。

その上で、前線に出動することもある。
結界儀礼を中心に多岐に渡る知識を持ち、
かつある程度戦闘をこなすことが可能で、
医霊の心得もある班員は非常に希少かつ
有用であるからである。

ゆえに、彼女は装具の整備を怠らない。

+ 詳細
・カラビナLW2000
 ドイツの祓魔具メーカー〝カラビナ社〟開発の
 長距離用の大型祓串射出器。

 本人は「あくまで射撃上手なだけの一般人」を
 自認しているが、オペレータとして作戦に
 参加する場合は自ら構築した結界内から
 この銃で分隊支援を行う事が多い。

 特別なカスタマイズがされていないが、
 気分で気に入ったステッカーを貼っている。


・カラビナEW38
 ドイツの祓魔具メーカー〝カラビナ社〟開発の
 小型祓串射出器。

 近接戦闘(CQB)において、接近した敵の対処を
 迎撃手に頼れない場合の最後の自己防衛兵器。
 左腿のホルスターに装備している。

 彼女は、自分がこれを必要としない作戦を
 常に心がけている。


・黒不浄(太刀拵)
 2尺5寸(75.8cm)太刀形(たちなり)に拵えた黒不浄。
 右腰に佩き、左手の片手持ちで使用する。
 これは刃物が必要な儀式に使用する儀礼的な
 装備であり、戦闘で用いることはほぼない。
 白兵能力も一般的な祓魔師に劣る。

 戦闘でこれが必要になった時、彼女の死亡(KIA)率は
 ぐんと跳ね上がることになる。


・神楽鈴
 神楽の際に使用される、一般的な神楽鈴に
 紙垂を一本結わえ付けたもの。
 特別な品ではないが、よく磨かれている。

 鳴らす際は、基本的には伸ばした親指を
 手のひら側面に密着させる形で紙垂を挟む。
 その際、鈴は手のひら側に来る。

 手の水を払うように振ることで、しゃらんと
 涼やかな音を鳴らすが、それ自体には
 界異を怯ませるほどの効果はない。
 鈴音を退魔の力たらしめるのは、彼女の技術と
 民草や仲間たちの無事を祈る想いである。


・注連鋼縄
 基本的に祓魔師たちが所持しているものと
 同じ注連鋼縄だが、火薬で杭を打ち込める
 カートリッジと撃発が搭載されている。

 押し当てて持ち手のトリガーを引くことで
 注連鋼縄が連結された杭を打ち込む。
 非力な彼女でも、素早くコンクリートに
 注連鋼縄を渡すことが可能。

 カートリッジは連装されており、
 続けて杭を打ち込むことも、注連鋼縄を
 適当な長さでカットすることもできる。


・狩衣
 鼠色地白四菱紋袖絞狩衣(ねずいろじしろよつびしもんそでしぼりかりぎぬ)
 古い狩衣の意匠を残した旧式のジャケット。
 足回りでは現行のものには劣るものの、
 霊的な防御力ではこちらが多少勝っている。

 デザインがお洒落で気に入っているという
 個人的な理由もあるとか。


・ヘッドセット
 黒地にオレンジのヘッドセット。
 他班員よりも情報の伝達に重きを置く
 役割であるため、使用している。
 左肩の通信機と接続することで、
 より正確・安定した伝達が可能。

 お気に入りなのか、平時であっても
 肩にかけて過ごしている。


・医霊器具
 通称、千白さんのドキドキ医霊セット。
 20*20cmほどのバッグであり、
 腰裏に装備している。

 主な内容物は以下の通り。
 ・外科用ゴム手袋
 ・外科用テープ
 ・コンバットガーゼ
 ・緊急包帯(バンデージ)(片手で巻ける)
 ・圧縮包帯
 ・止血帯(ターニケット)
 ・ストラップカッター
 ・忌竹水筒(薬液充填)
 ・オートインジェクター

 鎮守の森の竹を用いた水筒と薬液や
 折りたたみ式パネル(インサート)に格納されている。
 変若水(おちみず)母乳汁(おもちじる)を擬似再現した薬液は
 経口摂取または創部洗浄、筋肉注射を
 状況に合わせて使い分ける。
 儀式処理された竹水筒は、封入している
 薬液を霊的な劣化から守る。


・ネックインジェクター
 首に装備されている自動注射器。
 常に使用者のバイタルを計測しており、
 生命の危機に際して自動的に
 充填された薬品を注入する。

 中身は彼女が医霊器具でも使用している
 変若水(おちみず)であるとのこと。


前提として、彼女の使う術は「神道由来」である。
よって、仏教由来の仏や権現等の力を扱うことはできない。
陰陽師ではないので五芒星は描かないし
修験道者ではないので九字も切らない。
取り扱いの際には注意されたし。

祝詞を読み上げることで作用する。
術名は区分のために便宜上付けているものであり、
戦いの最中に技名を叫ぶようなことはしない。

常識の範囲内で追加・アレンジしてOKということにしておきます。

+ 鈴の儀式

◆ 鈴の儀式

 彼女が術の媒体として使用する祭具の中で、
 鈴は簡易・即時的な効果のあるものを
 扱う際に用いられる。

 鈴は一般的な神楽鈴を携行しているが、
 基本的に鈴であれば効果がある。
 左腰のポーチに格納されている。
 また、音は対象に直接聞かせる必要がある。
 電話や拡声器越しでは効果はない。


・鈴鳴り(儀式)
 周辺の穢れや呪いを索敵する術。
 神的な力に依らない鈴の儀式の
 基礎にあたる術。
 神楽鈴に垂を取り付けたものを
 紙垂を摘んで垂らし、地面に落とす。

 紙垂を結わえる(聖域を示す印とする)ことで
 音の届く範囲が一瞬だけ領域として見なされ、
 領域内の邪なもの、邪な意思を検知できる。
 この検知は五感を介さない、直感的なもの。
 穢れのない、邪でないものは検知できない。

 言霊に則り紙垂が垂づる必要があるため、
 投げる、意図せず落とすといった方法では
 効果を発揮しない。

 用途は不可視の界異、呪いの基礎の捕捉、
 界異の探索、待ち伏せの把握など。

「鈴よころろけ。四方(よも)に渡りて禍事(まがごと)詳らかにせん」


・鈴渡し(儀式)
 対象の知覚に干渉し、ナビゲートする術。
 神的な力に依らない簡易なもの。
 特定の対象を意識して鈴音を聞かせることで、
 その対象の思考速度・思考能力・知覚を
 ごく短い間だけ著しく加速させる。

 具体的な効果の一例を以下に記す。
 ・時間がゆっくりと経過するように感じる
 ・体の効率的な動かし方が理解できる
 ・本来五感では得られない情報が理解できる
  (物体の硬度、敵の銃の残弾、出血量など)

 感覚が強化されるものであり、身体能力が
 向上するわけではない(効率的に動くだけ)。
 よって、壁を破壊する力を得る効果はないが
 壁を破壊しやすい点を見つけることは可能。

 用途は戦闘時の補助、界異痕跡の捜索など。

「鈴よ先立て。金烏(きんう)なし神倭(かむやまと)が道行きを慶さん」


・鈴打ち(儀式)
 鈴の魔を退ける力を使った術。
 神的な力に依らない簡易なもの。
 弓で行う弦打と概念的に類似する。
 霊力を込めた鈴を強く鳴らし、音の範囲を
 加護で満たすことで周辺一帯の邪なものへ
 霊的なショックを与える。

 具体的な効果を以下に記す。
 ・軽度の穢れを即座に散逸させる
 ・意思と行動に数秒のズレが生じる
 ・感覚器に異常を引き起こす
  (めまい、硬直、幻聴、触覚の喪失など)

 用途は簡易的な浄祓、包囲の強行突破、
 素早い界異の足止めなど。

「鈴よ長啼け。(くら)(よろづ)の災い散じせしめん」

+ 結界儀式

◆ 結界儀式

 主に祓串(ペグ)注連鋼縄(ワイヤー)を用いて結界を構築する
 諸々の儀式を指す。

 彼女の結界(という言葉も仏教由来だが)は
 神籬(神の領域)を定めるためのものであり、
 そこへ神へお越し願い、その力の一端を
 お借りするというものである。

 神そのものがお出でになるような力はなく、
「一時的にその神の領域と定める」事により
 治める神の影響によって効果をなす、という
 形を取るものが多い(全てではない)。

 定めた領域は広いほど行使に時間を要し、
 街を覆うような使い方は現実的でない。

 神域として適切でない要素が多いほど
 結界として持つ効果が弱まる。
 不潔な場所や住宅地などでは、長時間
 充分な効果を発揮することは難しい。


神籬(ひもろぎ)()し(儀式)
 定めた境界の内側を神域と定め、
 穢れたものを締め出す領域を作成する。
 一般的にイメージする結界そのもの。

 祓串(ペグ)注連鋼縄(ワイヤー)の仕様に合わせて
 千白が形成手順・祝詞を簡略化したもの。
 即席であるため効果は数分~数十分だが
 領域内の低級界異は一瞬で霧散する。

 霊的な特性を持つものに著しい効果を
 発揮する反面、純粋な物理存在に対する
 防壁にはならないため、一般的な銃弾や
 投射物に対しての防壁にはならない。

 祓串の抜去、注連縄の脱落、物理攻撃等で
 境界を定める要素が欠如した場合、
 結界は即座に消滅する。 
 なお、消滅は千白が即座に検知できる。

 用途は一時的な拠点の作成、
 祓滅後の汚染地域の浄化、
 隠れ潜むタイプの界異の殲滅など。

筑紫(つくし)日向(ひむか)阿波岐原(あわぎはら)祓戸(はらえど)来たりて汚穢(おわい)悉く祓い清めんことを(畏み畏みも申す)」


火伏(ひぶせ)り(儀式)
 基本は神籬坐しと同じく、境界を定め
 祝詞を読み上げることで発現するもの。

 こちらは防火に特化したもの。
 領域を竃神の領域と定めることで、
 場合や程度にも依るが、都市火災程度の
 火にまつわる現象を鎮めることができる。

(かたじけな)く享くる火の恩顧、霊験以ちて火難悉く祓い鎮めんことを(畏み畏みも申す)」


水分(みくま)り(儀式)
 基本は神籬坐しと同じく、境界を定め
 祝詞を読み上げることで発現するもの。

 こちらは治水に特化したもの。
 領域を配水神の領域と定め、その力の
 ごく一部を借り受けることで、域内の
 水分を多量に含んだ液体の流れを
 操作することができる。

 神の領分の水である必要があるため、
 生物の体液やものに含有する水分は
 操作できない。

 また、水流の向きを操作する以上の
 効果はない儀式であるため、
 水圧カッターや水の槍を生成すると
 いったようなことはできない。

水分(みくまり)()皇神(すめがみ)請願(こいねが)う、八潮路至る水戸を示し水禍悉く祓い治めんことを(畏み畏みも申す)」
()

道切り(儀式)
 民族習慣における道切り(勧請縄)を
 千白が独自に発展させたもの。
 元来は邪なもの・疫神が領域内へ
 入るのを拒むのに用いられる。

 室内と室外、中心と周縁、明かりと暗がりなど
「境界で隔てられていると解釈できる場所」に
 注連鋼縄を基本とする「繋ぐもの」を用い、
 術者が門と認識することで霊的な障壁となる。

 門の概念を与えるため、注連鋼縄はある程度
 高い箇所で渡す必要がある。

 神籬坐しと同じく、霊的な特性を持つものしか
 防ぐことができない。
 こちらは一面だけの防御だが構築が容易で、
 発現に発声を要しないという利点がある。

「境界」という概念に深く結びついている
 界異からの侵入を防ぐ目的で主に使用され、
 境界が明確であるほど強くなる。

「通さないよ」

台詞

「なーいしょ」
「黒ちゃ~ん? 医療班の鼻を甘く見ないことだねぇ」
「はぁい、才色兼備の体現者こと千白さんだよ。きみのご要件は?」

「会敵。私がやる」
「目を開けて。死んでる場合じゃないよ」
「私はひ弱だからねぇ、頼りにしてるよ」

「もしも私の信じる神が存在せず、
 祝詞が神への奏上ではなく霊力を
 編むために最適なコードでしかなくて、
 私の結界が単なる力場の出力の
 産物に過ぎなかったとして。

 その上で、やっぱり私は神を信じたいかなぁ。
 だって居たほうが楽しいじゃないか。」


◆他の祓魔師へのコメント

+ 第六班長
第六班長
「黒ちゃんとは昔なじみでねぇ。
 私みたいな高嶺の花にも話しかけてくれる、
 いい子だったのさぁ。あの子見てたら私が
 お医者さんを目指した理由、分かるでしょ。

 ご実家でいい暮らしもできただろうに、
 こんな危ないお仕事に就いちゃって、
 名前まで失くしちゃって。
 ほんと、お馬鹿さんだよねぇ。

 ……なんだい。
 きみ、なにか言いたげだね。
 先刻ご承知のことをわざわざ言うほど
 無粋なことはしないでおくれよ?」

+ 歪間 拾子(第六班)
歪間 拾子(第六班)
「拾子くんかい? 大変に根性があるよねぇ。
 あれだけ黒ちゃんにぶん殴られても
 まだ反抗できる子は他に知らないなぁ。

 わぁ元気、さすが拾子くん。
 でもその反省文、今晩の内に終わらせないと
 見張りを黒ちゃんと交代するぜ。
 やぁ失礼、片手間の回答でごめんねぇ。

 そうだねぇ、戦闘のときは少し心配かな。
 自信の現れなんだろうけど、あんな装備で
 毎回怪我してるから、お医者さんとしては
 ちょっと怖いなって思っちゃうかな。

 真面目なことを言うから驚いたでしょう。
 そう、千白さん実は真面目なのです。
 きみも。私を悲しませないでおくれよ~」

+ 陽依 蓮実(第六班)
陽依 蓮実(第六班)
「蓮実くん? そうだねぇ。
 明るくて人懐っこいし、頼もしい子だよ。
 ああ見えてしっかり戦える子だしねぇ。

 ……なんだい、きみも知ってたのか。

 ニヒリズム結構じゃないか。
 何にでも情熱と根性丸出しで臨むことが
 人生の正解じゃないと私は思うねぇ。

 己を隠す振る舞いには相応の理由がある。
 なら、私はそれを尊重してあげたいなぁ。
 死に急ぎがちなのは直してもらうけど。

 心根を正すのが黒ちゃんの仕事で、
 彼女を死なせないのが私の仕事。
 世の中万事適材適所さ、そうだろ?」

+ 新人(第六班)
新人(第六班)
「私の好きな小説の話をするよ。
 うだつの上がらない京大生が、
 薔薇色のキャンパスライフを夢見て
 色々な可能性に挑んでは失敗する話なんだ。

 その主人公だけど、作中で名前が出てこない。
 ずっと『私』や『先輩』で通してるのさ。
 彼を見ていると、それを思い出してねぇ。
 だから『新人くん』呼びで面白がっているよ。

 ……ところで、私はどんな匂いがするのかな。
 気になるねぇ、教えておくれよ新人くん?」

+ 井出 鉄之心(第八班)
井出 鉄之心(第八班)
「ああー、井出くんねぇ。
 凄かったねぇ、彼。身体強度なんて
 私とほとんど変わらないそうじゃないか。
 私なんかより、よっぽど六班向きだよ。

 私は戦闘の技術に明るくないけれど、
 彼の『死なない前提の死ぬ気』とでも
 言えばいいのかなぁ。
 死が目前でも思考を止めず、命を投げ出さず。
 そういう考え方はとってもいいと思うよ。

 何事も、命を大事にすることからさ。
 明日を生きるために戦ってるんだから。
 ねぇ?」

+ 橋本 鍛造(第三班長)
橋本 鍛造(第三班長)
「ああ、橋本班長。
 そうだねぇ、ひとつの憧れかもしれない。
 医霊班のときに一方的に知っただけだから
 あちらは覚えていないだろうけどねぇ。

 霊的な才能を持たない三班の方々は、
 強力な術や儀式に頼らない。
 純然たる人間の鍛錬と技術だけで
 襲い来る界異を打ち破るのさ。

 私は、他の六班の子達と違って
 芍薬のように可憐にできてるからさ。
 ちょっとだけ憧れちゃうよねぇ。」

+ 御代川 詩帆(神祇秘書官)
御代川 詩帆(神祇秘書官)
「うん、そう。長官附の神祇秘書官の。
 言ってなかったっけ。仲良しだよ。
 同じ事務屋で、専門が近かったりと
 何かと通じる点が多くてねぇ。

 御代川さんは尊敬できる人だよ。
 彼女、祓串なしで結界括れちゃうし。
 祭具の干渉なしに世界に領域を
 区切る行いは、私から見れば
 補助輪どころか車輪も無しで
 自転車漕いでるようなものさ。
 本当にすごいよねぇ。

 ……意外そうな顔だねぇ。
 上層部にも、私の輝かしい才能を
 ちゃんと見てくれる理解者はいるのさ。
 いいだろう。あげないぜ。」

+ 神祇秘書官とオフで付き合いがあるって?
 神祇秘書官とオフで付き合いがあるって?
 「なーいしょ。」



権利情報

権利者 はすのは
コンタクト先 https://twitter.com/hasunohappa3
他作品での使用範囲 重傷欠損殺害可。脇役ちょい役大歓迎、成人向け展開と恋愛系はNGでお願いします
登場作品 特訓!誉之棲教練学校!! / 後方隊員への視覚認知不可型怪異の接近事例 / ノベル/泥中散華、未だ遠く / ノベル/タクティカル祓魔師-境界異常対策課 作戦記録-/第三話ノベル/タクティカル祓魔師-境界異常対策課 作戦記録-/第四話
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