『アドベンチャーパート』
導入
「ドール達は記憶を取り戻しつつ、遊園地を後にし、フォーチュンヒルの町並みを歩いていた
倒壊した建物、粉砕されたアスファルトの道、人気のない公園 枯れた街路樹
どの風景も、不思議と見覚えがある気がして、なぜか悲しさやさみしさを感じてしまう
この街は、自分たち、そしてメアリーに関する重要な場所であることは間違いなさそうだ
ドール達は街を探索し、メアリーを探すことにする」
シナリオ3話はドール達のかつての故郷、フォーチュンヒルの町並みを探索することになります
ここには、ドール達が生前過ごした記憶が沢山あることでしょう
その記憶を辿り、メアリーの居場所を見つける事が目的です
彼女はこの街で静かに眠っているのでしょうか?
それとも あるいは…
カルマの設定
アドベンチャーパート開始時に公開されるカルマは以下の1つです。
『メアリーと再会し、合流する』です
このカルマはドール共通のものです。アドベンチャーパートでフォーチュンヒルの街を巡り、メアリーの家の場所を見つけ、ラストバトルで条件を満たせば達成となります
イベント:街を探索する
メアリーを探すことにしたドール達ですが、彼女の具体的な居場所はまだわかりません
まず、ドール達は街を探索し、メアリーの居場所の手がかりになりそうな記憶を取り戻すことにします
ここでは、ドール達が街の各所を巡り、生前の記憶(自身のことや、家族のこと、街の様子など)を取り戻していくことになります
倒壊したかつての自宅や、通い慣れた通学路、遊びに行った施設や場所などを巡り、戦争前のありふれた日常の記憶を与えてください
あらかじめ、PL達に生前のドールの背景がどのようなものか尋ね、演出したい記憶の描写を相談しておくと進行が楽になるかもしれません(家族(親、兄弟、姉妹など)の事や、スポーツに打ち込んでいた、等)
街を巡り、記憶のカケラを手に入れた描写の中で メアリーの家の住所をドールに伝えて下さい
イベント:メアリーの家
メアリーの家の住所を思い出したドール達は、手がかりを求めて向かうことにしました
家に辿りついたドール達は、メアリーの家の中には他の倒壊した住宅と同様に人気がないことがわかります
もし家の中に入っても メアリーの部屋が引っ掻き回されたように荒れている以外は特に手がかりはありません
まるで、誰かがこの部屋で何かを探していたようです
ドール達は、メアリーの家の裏手に地下室の入口があったことを思い出します
そこに向かうと、ボロボロになりながらも、確かに入口がありました
ここでドール達に行為判定をさせてください
ここで、ドール達は記憶を手に入れます それはドール達の生前での最後の記憶です
ドール達は、この地下室で、メアリーと共に亡くなりました
ある日、ドール達はメアリーの家に遊びに来ていた際に、最終戦争に巻き込まれます
絶えず降り注ぐ空襲、街中で悲鳴や怒号の飛び交う中、ドール達とメアリーはメアリーの叔父によって地下室に避難させられます
どれほどの長い時間が経ったのでしょうか 妻を探しに行ったメアリーの叔父は帰ってこず、ドール達とメアリーは地下室で震えるばかりです
この地下室で、ドール達とメアリーは揃って亡くなります フォーチュンヒルに襲撃を仕掛けた軍隊の掃討兵に地下室で見つかり射殺されたり、又は地下室でそのまま生き埋めになったことにしてもいいでしょう 全員が揃った状態で亡くなる事が重要です
ドール達に最終戦争にまつわる記憶のカケラを与えてください
描写のあと、ドール達に死の直前の記憶を取り戻した事での狂気判定を行わせてください(先ほどの行為判定に失敗したドールには狂気判定にペナルティを与えてもいいかもしれません)
フラッシュバックから目覚めたドール達は感じます
この家の下に 何かいることを 巨大な 邪悪な 何かが
そんな気配を かつての地下室の その更に奥底の深淵から…
開け放たれた地下室への扉の中から 生ぬるい 神経を犯すかのような空気を感じます
この中にメアリーはいるのでしょうか?
ドール達は中を探ることにします
イベント:地下室
ドール達は、地下室への階段を降りました
地下室への暗い階段は 何かの液体や、ぐにゃりとした肉塊が落ちていたりしていて 極めて不快です
何やら以前には無かった パイプや電線 ケーブルなようなものが、まるでクモの巣のように天井や壁を埋め尽くし、不気味に脈動しています
地下室にたどり着くと、そこはあの最後の日の光景とはまるで違うものになっていました 以前は物置のような感じでしたが、今では怪しげな機械や、血に染まった手術台 そこに縛られた赤黒い物体 辺りに積み上げられた肉塊…どれも吐き気を催し、脳みそをかき回すかのような狂気が渦巻いています
何台も並んだ手術台を見れば、そこには死体が縛り付けられていますね 大人から子供まで様々ですね
顔の部分だけ直されていません 全ての死体が同じように顔が無いです
ドール達はその死体がメアリーでないことはわかります
ここの手術台には死体が沢山あります 狂気点1点で パーツの損傷を全回復できます(手術台の死体からパーツをもぎ取る感じで)
また、手術台のそばを調べれば、辺りにドール達のパーツがいくつか予備が用意されたまま放置されています
もしネクロマンサーの記憶や手術台に関する記憶のカケラをもつドールがいたならば、ここで次のような描写を与えてください
「記憶の中で、あなたは手術台に縛り付けられていた
周りを見れば、同じように縛り付けられた他のドールたちや、メアリーの姿があった
よく見れば、皆、死んだ時の姿ではなく、何やら奇妙な服装や姿に改造されている
まるでフォービーランドのキャラクターのような姿になっていて、あの写真での姿そっくりに…
ネクロマンサーの語りかけてくる声が聞こえてくる
「もうすぐ…もうすぐ直してあげるよ メアリー もう 一人にしないよ そうだ プレゼントも用意しなくちゃ…やっと 家族で過ごせる記念になるような 素敵なプレゼントを 用意しなくちゃ…」
耳障りな男の声には、狂気が孕んでいて ひどく興奮気味である
男は、あなたの他のドール達にも、メアリーとして接しているようだ
しかし、あなたの前で、メアリーは手術台に縛り付けられている メアリーはあそこで寝ているのに、どうしてこの男は、自分や他のドールを、メアリーと呼ぶのだろうか…」
ネクロマンサーはメアリー本人に目もくれず、ドール達全員をメアリーとして接していたようです
なぜ、そんなおかしな事をしていたのでしょうか?
地下室には、壁際に小さな机があります
机は、レントゲン写真を貼る撮影台が備え付けられ、机の上に分厚い日記、そして、くしゃくしゃにされたゴテゴテした封筒と、綺麗な便箋の束があります
撮影台
撮影台にはレントゲン写真(なんか腕とか足とかに✖とかつけられていてひどく気味悪いもの)の他に、一枚の写真が貼られているのに気づきます
それはあの時、フォービーランドで皆メアリーと撮った あの記念写真でした
写真ではドール達に大きな○がつけられていて 真ん中のメアリーには大きく✖が付けられています
写真は何度も手に取られたのか擦り切れてボロボロです 裏にはメアリーの字で「私の大切な友達」と書かれています
ベクターの日記
机の上の日記にはベクターと名前が入っていますね どうやらこの人物の日記のようです
日記の最初の方はざっと要訳すると、ベクターは軍で新兵器の開発に携わっていたこと、そのせいで家族とは離れ離れになり、軍に拘束されて軟禁状態になっていた事に対する愚痴などが書かれていますね
母親を病気で亡くした小さなメアリーを親戚に預け、その事を心配した内容ばかりですね メアリーには自分が兵器開発者ではなく 科学者と偽っていたようです
軍の検閲により、メアリーとの写真のやり取りができない事を何よりも嘆いていたようでした
「メアリーに会いたい」と何度も書いてあります
ある日、メアリーの住んでいたところが戦闘に巻き込まれたと記述がありました 隣国と戦争が始まったのです
メアリーの安否を心配したベクターでしたが、幸いメアリーは無事でした
メアリーの無事を聞くと安心すると共に、戦争が始まったこの国にメアリーを住ませておくのは危険だと考えたようです
そこで、隣の中立国の都市、フォーチュンヒルに住んでいた親戚に、メアリーを預けることにしました
せめて快適な旅にしてあげようと、セントメダリオン号という客船にのせて…後日、素敵な旅だったとメアリーからの手紙を受けて、嬉しかったと日記にも書いてあります
日記は続きます…そしてある日付けから、日記の内容が大きく変わりました 字が乱れ、メチャメチャになっています
「フォーチュンヒルが爆撃された 私の作った爆弾だ なぜ 私は敵を倒すため、早く戦争を終わらせて、メアリーと暮らすために…どうして なぜ どうして…」と、思いを書きなぐってますね
どうやら軍隊が戦争中の隣国だけでなく、中立国まで侵攻し都市を壊滅させてしまったようです
「私が悪かったのだ、私が敵の元に、メアリーを送ってしまったから、メアリーは死んでしまった…、早く、敵を倒さねば 全て 殺して、早く、早く、メアリーを迎えにいかなければ!」と、メアリーを死なせてしまった自分を責め、やり場のない怒りを狂気に変えていきます
「からだ 作り替えた 睡眠も 食事も いらない 敵を殺す 邪魔をする奴は みんな敵だ 敵は全て殺す」と、どんどん字が乱れ、読むのが困難になっていきます
しばらくは「敵」への呪詛やメアリーの名前を書き連ねたのみでしたが、やがて新たな記述が現れました
「メアリーみつけた!直さなくては!だけど、メアリーはだれだ?どの子だ?なんとかメアリーの写真を見つけたが、どの子がメアリーなのか分からない…メアリー以外は敵 ころさなくてはいけないのに…そうだ、セントメダリオンに乗せてあげよう そうすれば メアリーが自分だと思い出すはず 他は敵だ 敵は殺さねばならない メアリーもわかってくれるはず メアリーは敵のせいで死んでしまったのだから…」
日記の最後は「メアリーを船に載せた 後はプレゼントだ そういえば、メアリーはこのキャラクターと写真を撮っていた このキャラクターを作ってあげれば さぞ喜んでくれるに違いない」と書かれています まだ書かれてから日が浅いですね
この日記からわかるように、ドール達の故郷を襲い、住人とメアリーの命を奪ったのはベクターの作った兵器でした
彼は敵国を倒すための武器が自分の娘の命を奪ったことを知り、狂気に陥ってしまったようです
彼は自分の娘の顔もわからないため、メアリーの大切な写真を元に「メアリー」を生き返らせようとしました
そして メアリーとドール達を取り違えて蘇生させてしまったのです
では、メアリー自身はどうなったのでしょう?
彼女はドール達「メアリー」のプレゼントとして用意され、ネクロマンサーの下でドール達を待っているのです
綺麗な便箋
机の上の綺麗な便箋の束は メアリーの物のようでした 中を読むと ベクターに、自分の近況を書いてありますね フォーチュンヒルに向かう途中、船でレベッカという友達が出来たこと 転校先の学校で 友人が出来たこと 更に 歓迎会を開いてくれたり、一緒に遊園地にいったり等…
また「早くお仕事、終わりますように」という内容もありますね どうやらこのように、父親であるベクターとやりとりをしていたようです
クシャクシャの封筒
ゴテゴテした封筒はグシャグシャに潰されていますね
中からは何やら賞状のようなものが出てきますね、内容は「ベクター博士 貴殿の素晴らしい研究、及び活躍により、我が軍は多大なる戦果を得ることが出来た その功績を湛え、ここに賞する」と書かれたものですね 何やらバッジのようなものも同封されています
勲章の価値はわかりませんが、なにやら価値があるものだったようです
表彰状は封筒ごとぐちゃぐちゃにされてますね
この地下室には、フォービーのお面がいくつも落ちています
お面を調べれば お面に血液や、縫合糸がくっついているのがわかります
このお面は、メアリーがフォービーランドでお土産に買っていた物と同じものです
この地下室の最奥に 奥のフロアに続く通路があります そこからどす黒い存在感を感じます
この奥に、ドール達を蘇らせた元凶 ネクロマンサーがいるのがわかります
イベント:ラストフロア
扉を抜けると そこは地下をくり抜かれた広いホールとなっていました 生ぬるい空気の中、幾本もの有機物の柱がまるで樹林のようにあちこちに立っています 地面は生暖かく 不気味に脈動しています
ドール達がホールに入ってしばらくすると どこからともなく声が聞こえます 「…おや?メアリー メアリーだ!メアリーが帰ってきた! お帰りメアリー 長旅で疲れただろう ささ こっちにおいで お父さんに顔を見せておくれ」と言っています
どうやら声はホールの中央にそびえ立つ 巨大な大木のような肉柱から聞こえてきたようです
でっかい柱のような それでいてどこか人のように手足があるような まるで歪な人形のような異形の存在がホール中央に存在します
ドール達が大樹の前に辿り着くと 大樹の幹にあった人のような瘤から口のような裂け目が生まれ 狂気じみた笑みを浮かべます 「おぉ…おお…メアリー やっと会えた こんなに大きく 逞しく 美しく 育って…」と恍惚の様子です
この異形の正体はベクター(ネクロマンサー)で ドール達皆をメアリーとして接してきます
特に誰かを特別視していたりはしません あなたたちのどれがメアリーかを抜け目なく探っているようにも感じ取れます
ベクターはドール達に呼びかけます
「さあメアリー お父さんの所においで 一緒に暮らそう これからはずっと一緒に暮らせるんだ…だけど 一緒にいるお友達たちはダメだよ フォーチュンヒルの人間は 敵 敵 敵…メアリーの命を奪った 敵なのだから!」と興奮気味ですね
ドール達が誰もベクターの元に行かなかったり、自分達がメアリーでないことを伝えると
「お友達を庇っているんだね 優しい 優しすぎるよメアリー だけど 平和に暮らすためには 敵を倒さなくちゃ…全て倒さなくちゃならないんだ 大丈夫 お父さんが敵は全てやっつけてあげるから さあメアリー その人たちから離れてこっちにおいで…」とドール達の中からメアリーが名乗り出るのを待っていますね 完全に話が通じない様子を描写してください
「…そうだ」
しばらくして、ベクターは何かを思いつきます
「メアリーの為に プレゼントを用意したんだった メアリーが一緒に写真を撮っていた あのキャラクターだよ 沢山作ったから お友達と別れても お父さんとメアリーとこのフォービー達とで 寂しくないよ…」と言います
そして、ドール達の頭上、ホール上に伸びているベクターの蔦のような触手から何やらスルスルと降りてきますね
それは見たところ、何体かのフォービー人形のようです しかし よく見るとそれは フォービーのお面を顔に縫い付けられ 操り人形にされた 哀れなアンデッドたちでした
ここで行為判定を行って下さい
成功すると、宙吊りのフォービー人形たちを見ていると ひとつだけ様子のおかしいアンデッドがいるのがわかります
「わ、私は…フォービー…フォー…ビー…め、メアリー…」と なんだかブルブルと震えていて他のフォービー人形と違い意識はありそうですね
「このフォービー君は最初に作ったんだよ メアリーと一緒にいたから メアリーのお友達かな? メアリーが友達と一緒にいたいなら、危なくないようにお父さんがこの子のようにフォービー人形にしてあげるからね そうすれば一緒に過ごせるよ どうだいメアリー?」と狂気的な提案までしてきます
様子のおかしいフォービー人形はドール達の声を聞くと「ウゥ…ウゥ…」とお面からつうっと血の涙を流します(具体的にはこれでバトルパートで他のフォービー人形と区別できます)
このフォービー人形こそドール達の親友であったかつてのメアリーです
彼女をベクターの操り糸から開放する事が目的となります
メアリー以外のフォービー人形達もアンデッドの状態は違いますがみんな同じ服装でフォービーのお面を付け、不気味に似ています
ベクターが参考にしたメアリーの写真の中の、「お面を付けたメアリー」の姿を模して作られたのです
ベクターは最後に、
「メアリー わかっておくれ お友達は後でみんな作り直してあげるから…フォービー メアリー以外を殺せ!写真のなかのメアリー以外をだ!」と命令し 皆さんに襲いかかります
アドベンチャーパートは以上です
バトルパートに移ってください
『バトルパート』
悪意/ドール一人あたり18点
勝利条件は「ベクターの破壊」です
また戦闘カルマとして「メアリーの救出」があります
バトルパートで後述の条件を満たし、メアリーを保護すれば達成となります
失敗条件はドール達の全滅及びメアリーの完全破壊です
ベクターのデータはサプリメント「箱庭の物語」より「パペットマスター」のデータを参考に作成してください
「第二形態」のパーツを付属し、単身でも戦えるようにしてもいいでしょう
メアリーのデータ(例)
メアリー 悪意15 最大行動値10
頭
パーツ名 |
参照先 |
効果(オリジナルパーツのみ) |
のうみそ |
P81 |
|
アドレナリン |
P89 |
|
リフレックス |
P90 |
|
フォービーのお面 |
箱P80 |
【トラウマスイッチ】 |
腕
パーツ名 |
参照先 |
効果(オリジナルパーツのみ) |
チェーンソー |
P83 |
|
ガントレット |
P91 |
|
アームバイス |
P91 |
|
ジェットノズル |
P89 |
|
うで |
P80 |
|
胴
パーツ名 |
参照先 |
効果(オリジナルパーツのみ) |
吊られた体 |
P141 |
【フローター】 |
失敗作 |
P72 |
|
狂戦士 |
箱P80 |
|
はらわた |
P81 |
|
はらわた |
P81 |
|
脚
パーツ名 |
参照先 |
効果(オリジナルパーツのみ) |
不動 |
P142 |
|
けもあし |
P88 |
|
あし |
P80 |
|
メアリーは精神崩壊状態です
メアリーを救出するためには、後述のギミックがあります
メアリーにはめだま がなく フォービーのお面(トラウマスイッチ)が付けられています
これはベクターがメアリーを修復した際、メアリーの記念写真を元に修復したため、お面の下がわからず修復できなかったためです
そのためフォービーのお面の下には、目玉も無く死体そのもののメアリーの顔が隠されているのです
舞台効果
特にありませんが、この戦闘ではメアリーやその他手駒が全員「記念写真のメアリー」と同じような姿をしています
皆同じような服を着せられ、フォービーのお面をつけて、ベクターによって操り人形とされています
見た目が似ているため、手駒の種類やパーツ構成を特定するために行為判定させてもいいかもしれません
ギミック
このバトルではベクターを破壊する事以外に「メアリーを救出する」という目的があります
その為の条件は次のようなものがあります
1、メアリーの胴パーツ「吊られた体(フローター)」を破壊する
2、メアリーと同じエリアで、コストとして1カウント消費し「メアリーと対話判定を成功させる」事を全てのドールが行う
3、1と2の条件を満たしたあと、メアリーと同じエリアで移動マニューバを使い、メアリーを保護する
このような条件があります(NCは条件が面倒であれば達成条件を変更してください)
1に関しては、そのままですね メアリーの胴パーツの「吊られた体」を破壊すれば条件達成です
2に関しては、メアリーと同エリアにいるときに、コストとして1カウント消費するとメアリーからドール達への対話判定があります
これをドール達が全員成功させる事が目的となります(成功するまで何度でも挑戦させてください)
この際、「癒し」やRPによる会話判定のボーナスは付けて下さい
ドールたち全員がメアリーとの対話判定に成功した場合、メアリーは正気に戻ります
この時、メアリーがまだ1の条件である「吊られた体」を破壊してなかった場合、次のような行動をとります
メアリーは自分の手番に攻撃が大失敗になるように自身に「あし」や「アームバイス」を使用します
もしそれでも大失敗にならないようでしたら「狂戦士」を使用し低い出目が出るまで粘ってください(振りなおしは一行動に1回程度で)
うまく大失敗になった場合は、吊られた体を破壊しドール達に救出されるのを待ってください
メアリーを救出し、ベクターを破壊すれば、ドール達の勝利となります エンドパートへ移ってください
もし全滅してしまった場合は、ベクターはドール達の中の一人を選び、メアリーとして修復し直すでしょう
他のドール達は本物のメアリーと共に、フォービー人形にされてしまいます
バッドエンドです
『エンドパート』
エンディング例
「グアァァァアァ!メアリー…メア…リー…どうして…どうしてお父さんを…メアリー…どこ…どこにいるんだ…あぁ…メアリー…」
ベクターは断末魔と共に息絶えます
彼は最後までメアリーがそばにいた事に気付きませんでした
ネクロマンサーが破壊されたためネクロマンサーの手駒達も活動を止めます
バトルパートの舞台となったホールにも ようやく死の静けさが訪れました
救出しされたメアリーは、自分を助けに来てくれたことに感謝し、そして自分の父親のせいでドール達がひどい状態にされたことを謝ります
メアリーと共に地下室を抜ければ、外はすっかり夜になっていて、月明かりがフォーチュンヒルとドール達をを優しく照らしています
(時間の流れ シナリオ1:午前中~昼頃 シナリオ2:お昼過ぎ~17時過ぎ シナリオ3:夕方~夜)
港の方には まだ明かりがついた遊園地(フォービーランド)が そして その近くの港には停泊したセントメダリオン号の影が小さく見えます
最後に、次の文章を添えて、エピローグとしてください
「皆さんの命を奪い、故郷を破壊し 日常を蹂躙した邪悪なネクロマンサーは 皆さんの手によって滅びました また 奪われていた あなたたちのかけがえのない友人も 彼の魔の手から取り戻すこともできました
ですが 世界は死んでしまいました この広大な死の世界はドール達にとって 過酷で、残酷で、悪意に満ち溢れています
しかし、皆さんは幸運にも かけがえのない物を持っています それは あなたのそばにいる 姉妹たちです
この何もない世界で 命さえ失ってしまった皆さんに残された かけがえのないもの 友達です 一人では 悪意に潰され、飲み込まれ 倒れてしまう時が必ず来るでしょう
しかし皆さんは、辛さ、喜びを分かち合う事が出来るのです
ドール達なら きっと 笑顔で笑い合いながら過ごせる日々を 取り戻すことができるでしょう あの 写真の中の光景のような 素敵な笑顔を…いつの日か 必ず」
最終更新:2016年02月12日 03:11