【ろくろ首】
夜中になると首がスルスルとのびる妖怪。あんどんの油をなめたりする。若い娘の姿である事が多く、心を寄せた人間のもとに首をのばして顔をのぞき込んで来たりしたと言う。
ろくろ首の特徴
首に輪のようなシワがあるのが人間とろくろ首とを見分ける特徴だとも言われている。(香川県)
ろくろ首に化ける
蛇がろくろ首に化けて街道に現れたという話もある。(岐阜県)
【抜け首】
古くは「ろくろ首」は「抜け首」と称されていた。首だけが体から抜け出て戸外を飛び回ったり、人間を追い回したりする話が広く伝わる。実際、この形態の妖怪を「ろくろ首」と記している文献も多い。
夜間に人間などを襲い、血を吸うなどの悪さをするとされる。朝になるまでに、体に戻らないと死んでしまうという弱点がある。
尸頭蛮(シトウバン)
抜け首と似た妖怪。飛頭蛮とも。南方の国に居るとされ、首が抜けて飛びまわるとされる。首に赤い筋があるのが人間と見分ける際の特徴であるとされる。
最終更新:2021年05月20日 13:53