【葛の葉(くずのは)】
大阪府の信田の森に暮らしていた狐。安倍保名に救われた恩義から、葛の葉という女性の姿に化けて身のまわりの世話をしていたが、やがて結ばれて子供を設けた。しかし狐である正体を見られてしまい、暮らして行く事が出来なくなった葛の葉は姿を消してしまった。保名と葛の葉の間に生まれた童子丸は、後に成長して陰陽道を学び、安倍晴明になったと語られる。
葛の葉の残した和歌
保名の家から去る際に、葛の葉は「恋しくば尋ね来てみよ和泉なる信田の森の裏見葛の葉」という和歌を残して行った。
最終更新:2021年06月09日 01:57