工学における数式の必要性
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設計に際し試作品を山のように作ることは時間・コストの観点からできない
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これから作るものにはさわれない
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構想段階、それも新技術に携わるには仮想機械に対して作業せざるを得ない
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この仮想機械をコンピュータ内で計算・実行するため、式が必要となってくる。
i.e. 対象の物理現象を数式を用いて計算可能な形にすることが工学の枢軸である。
力学の拡張
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基本:質点・剛体の力学
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変形を追加:材料力学
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経時変動を追加:振動論(制御理論)
振動論と制御理論の目的
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機械は形状を保つ復元力を持つため、必ず振動する。この振動現象を仮想化し、算術化したのが振動論。
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この振動を能動的に扱い、機械を意図的に動かすことが制御理論。
参考文献
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短期集中:振動論と制御理論[工学系の数学入門](吉田勝俊,2003,日本評論社)
最終更新:2011年03月04日 14:14