カエルレウム・ナーウィス

〝カノッサ機関麾下遊撃軍〟 ―― Caeruleum Navis ......>>


構成

>>最高指揮官


>>指揮官補佐


>>技術開発部


>>UNKNOWN


>>荒覇吐水軍

頭領に荒覇吐播磨、その側近に不破雷道千日紅ひゆを据えた海賊組織。
かつてはただのならず者達かと思われていたが、実はカノッサ機関の手先であり、その上、実際はカエルレウム・ナーウィスの一部にしか過ぎなかった。
≪周防海湾海戦≫にて瓦解したため、現在は上記の幹部三人が残るのみで、ほぼ形骸化している。


組織

>>概要

〝完全無欠の平穏〟を手に入れることを最大の目的としている、一大犯罪組織。
組織名は、直訳で〝船の碧〟という意味合いを持つ。

最高指揮官ヴェンツェルは〝碧の絶望(ウェル子の宿す絶望)〟で世界を塗り潰したときこそ、〝完全無欠の平穏〟が訪れると信じているらしい。
ナーウィスが全世界へ戦争を仕掛けているのも、森羅万象を絶望の淵に叩き落とすためである。
なおヴェンツェルが何を思ってこのような思想に至ったかについては、後述の「参考資料」の項における「ヴェンツェルによる宣戦布告(≪フルーソ最後通牒事変≫)」も参照していただきたい。
ただしまだ不明瞭な点が多いのも事実であるため、今後の動向にも要注目だろう。

この世界では、今まで様々な指導者が〝悪の業〟を背負って〝それぞれの理想郷〟を目指し、世界を揺るがしてきた。
だが、ヴェンツェルが、ナーウィスが目指すのは決して〝誰かの理想郷〟ではなく、あくまでも〝絶望の支配する平穏〟であり、〝負≪マイナス≫の世界〟である。
果たして、その極めて独善的信条は、世界へいかなる波紋を投げ掛けるのだろうか。

>>略歴

元々は表向きに『ヴェンツェル傭兵団』と名乗られていた組織である。
カノッサ機関麾下であることを隠し、あくまで世間に溶け込むように、無名を保ちながら、この組織は数年前からこぢんまりと活動を続けていた。
「遊撃軍」という名称通り、「カノッサ機関のために、機関本部とは半独立的に行動する組織」として、だ。
例えばここ最近などは、身内である『荒覇吐水軍』と敵対している風を装い、櫻の国から報酬を騙し取っていた。

しかし最高指揮官ヴェンツェルが、〝水先案内人〟ウェル子と、組織設立より以前から繋がっていたことなど、誰が知り得ただろう。
全てはウェル子の〝導き〟により、年単位での準備期間を経て、遂に組織は大きく舵を切る。

世界の表舞台へ立つきっかけは、≪周防海湾海戦≫から。
ヴェンツェルとウェル子は「傭兵団による迎撃作戦」なる名目の下、有志の能力者を集め、直々に荒覇吐水軍を〝制裁〟する。
そうして最終的には、『ヴェンツェル傭兵団』がカノッサ機関麾下遊撃軍〟『カエルレウム・ナーウィス』であることを公にした。
その後≪枯れ彼岸騒乱≫で更なる〝布石〟を打てば、続く≪フルーソ最後通牒事変≫で、ナーウィスは満を持して全世界へ宣戦を布告するに至っている。


活動歴

>>The Pilot PILOT is ... ≪ 周防海湾海戦 ≫ ―― 〝 Pirate Cruise 〟

〔襲撃側〕 〔迎撃側〕
荒覇吐水軍 ≪No.61≫荒覇吐 播磨
≪No.68≫不破 雷道
≪No.74≫千日紅 ひゆ
 vs  小野 小太郎
ヴェンツェル
ウェル子
エルフェス
バンチョー・スズキ
幸徳井 佳乃
櫻の国自警団・周防海支部
&
ヴェンツェル傭兵団
櫻の国・周防海地区で幅を利かせていた荒覇吐水軍を成敗すべく、自警団・傭兵団が出撃。周防海湾における海戦が始まった。
有志として迎撃側に雇われたエルフェスバンチョー・スズキ幸徳井佳乃の目覚ましい活躍により、荒覇吐水軍は幹部全員が戦闘不能に陥り、実質的に敗北。
頭を失ったことで、海賊は瓦解。市民の安寧はここに取り戻された。
だが戦いの最後、ヴェンツェル傭兵団は、『カエルレウム・ナーウィス』という正体を現す。
かくしてヴェンツェル達は去り、一抹の絶望が世に残されていった。
...... 〝略奪者の巡遊〟>>(2013/3/16)

>>The 1st PILOT is ... ≪ 枯れ彼岸騒乱 ≫ ―― 〝 Fast Claws 〟

〔襲撃側〕 〔防衛側〕
カエルレウム・ナーウィス マキナ・ギシ・カンケル
真室川 まがわ
 vs  マーシャル・T・ロウ
ユウト・セヴォラインディ
枯れ彼岸警備軍
ミストラル  vs  小野 小太郎
ロザリー・ウィッチ
ウェル子
吟醸
 vs  幸徳井 佳乃
≪No.68≫不破 雷道  vs  ベルテ・クローロ
≪No.74≫千日紅 ひゆ
シュバルツガイスト
ジ・エンブリオン
クロス・ザ・ルビコン
 vs  エリザベス・カーライル
櫻の国・咎送島の『枯れ彼岸』に、同機関への襲撃情報がもたらされた。
情報提供者は、『枯れ彼岸』に勤務するマキナ・ギシ・カンケル。当局はこの情報の信憑性に疑問を抱きつつも、彼女の実績を認めていることもあり、万全を期すべく、警備態勢の強化を決定した。
しかし襲撃予定当日、マキナが同機関のシステムダウンを引き起こし、それに乗じてカエルレウム・ナーウィス勢が襲来したことで、未曾有の騒乱は幕を開けた。
悲しいかな――そう、このマキナこそ、ナーウィスからの回し者であったのだ。ナーウィス軍の目的は『悪性カードキー』による、復旧システムのハッキング。対する警備軍はそれを阻止するべく、急ぎ重要拠点を固めた。
各所での激戦の結果、ナーウィスの工作は全て失敗に終わる。施設の損害は著しかったものの、最悪の事態は防がれたのであった。
だが忘れてはならない。〝船の碧〟は、間違いなく、世界を侵しつつあるということを――。
...... 〝先立つカギの爪〟>>(2013/4/6)

>>The 2nd PILOT is ... ≪ フルーソ最後通牒事変 ≫ ―― 〝 Secant Cross 〟

〔侵攻側〕 〔防御側〕
カエルレウム・ナーウィス ≪No.19≫ヴェンツェル
≪No.61≫荒覇吐 播磨
≪No.68≫不破 雷道
 vs  ユウト・セヴォラインディ
バンチョー・スズキ
ミストラル
水の国・国軍
ウェル子
ゴースト
 vs  セリーナ・ザ・"キッド"
ライラ=フェルンストレーム
マキナ・ギシ・カンケル
≪No.74≫千日紅 ひゆ
 vs  桐田 善二
光岬 士斗
吟醸  vs  白坂 佳月
シュバルツガイスト
ジ・エンブリオン
クロス・ザ・ルビコン
 vs  ミストドラゴン
フランツィスカ・望月
≪No.21≫ダン=メイヘム=ブラッグス  vs  八攫 柊
纏衣 ヒルコ
エウリュアレ
 vs  ギア・ボックス
シミラー
≪枯れ彼岸騒乱≫で各国の情報を得たカエルレウム・ナーウィスは、それを盾にして、水の国へ脅迫まがいの〝資金援助要請〟を送りつける。
これはすなわち〝最後通牒〟であり、水の国が要請を拒否したことによって、ナーウィスは正式に水の国へ宣戦布告を叩きつけた。
かくして水の国の首都『フルーソ』にて、戦争の火蓋は切って落とされる。ナーウィスは各地に時限爆弾を仕掛けて防御側を誘き寄せ、確実に戦火を拡大した。
結果的に時限爆弾は全て無力化されたものの、能力者達の壮絶なぶつかり合いはフルーソに深く爪痕を残した。
そして此度の戦争を契機に、ナーウィスは全世界への宣戦を告げる。全ては、〝完全無欠の平穏〟で、世界を満たすために。
...... 〝十字切り〟>>(2013/5/3)


参考資料

>>ヴェンツェルによる宣戦布告(≪フルーソ最後通牒事変≫)



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最終更新:2013年05月11日 12:26