タイプについて

大別して、布おむつと紙おむつに分かれています。
紙おむつは形態と用途でいくつかのタイプがあります。
布おむつは主に成形おむつと輪型おむつに分かれます。

紙おむつのタイプ

乳幼児用と違って、テープタイプとパンツタイプの吸収量の差が大きいです。

・テープ止めタイプ

腰回りを付属のテープで止めるタイプの紙おむつ。
被介護者・被介助者をあまり動かさないで済むので、
寝たきりの方や、自由に動けない方に当てるのに最適。

・パンツタイプ

はじめから腰周りがくっついていて、パンツの形をしている紙おむつ。
履かせる事が必要であるため、ズボン脱がせて交換する必要がある。
使う方がそこそこ自由に動けないと、使用するのが難しい。
また、乳幼児用と違って漏れやすい傾向があり、就寝時に使うのは厳しい。

・テープ・パンツ混合タイプ

パンツタイプとしても、テープ止めタイプとしても使えるハイブリット型。
最近はあまり自由に動けない方のリハビリのために種類が増え、
メーカーのラインナップを賑わせるようになってきました。
純粋なテープタイプと比べると漏れやすい事が多いです。
一応、パンツタイプとして分類されます。

・フラットタイプ

ただ吸収体と防水材が付いているだけの板状の紙おむつ。
昔は大人用のテープ止めタイプが高かったため使われる事が多かった。
カバーが必要なため、現在では使用は直接当てることはまずない。
現在でも、吸水シーツの代わりとして用いられる。

・テープ止め用 尿とりパット

おむつ吸収力を付け足して増強するための紙おむつ。
フラットタイプを小さくしたようなタイプから、
両面吸収のもの、ズレないように形を工夫したもの、
男性用に加工された特殊な形状のもの、など様々ある。
おむつ本体の吸収量に迫るか、本体の吸収量を超える物が多い。

・パンツタイプ用 尿とりパット

おむつ吸収力を付け足して増強するための紙おむつ。
テープ止め用の尿とりパッドと違い、フラットタイプしかない。
また、吸収量もパンツタイプとパットを合わせても、
吸収量がテープ止めタイプ一枚に届かないことがある。
パンツタイプにあわせるパットは、小まめに変える必要がある。

・下着用 尿とりパット

尿漏れなどのガードのために下着につける。
心理的負担の軽減のためにも重要。
吸収量は多くないので、過信してはいけない。

布おむつのタイプ

洗う手間がかかるほか、老々介護が増えて使う人が減っている。
自治体によっては、布おむつのレンタルサービスがある。

・さらし・古い布・古いタオル

さらし布は、端が処理されていてほつれない大きな布。
当て方を工夫すれば、どんな場合にでも対処できる。

古いタオルは吸収力が高いが、汚れを落とすのが面倒。
汚れが落ちやすい さらし等 で大便を受けるようにすると良い。
使い古したものは、いざとういう時にさっと捨てられる利点がある。

・輪型布おむつ

昔からある、竿にかけて干せるように輪っかに縫われた布。
当て方を工夫すれば、どんな場合にでも対処できる。
現在ではさらしや成形布おむつの方が多く、あまり使われない。

・成形布おむつ

輪型布おむつやただの布では布の量が膨大になるため、
あらかじめおしりの形に合わせて加工された布おむつ。
乾きにくいが、乳幼児用と違って、大人用では恩恵が大きい。

・失禁ガードパンツ

失禁をしても下着で留める工夫のされたパンツ
コレを布おむつに含めて良いのかは不明。
最終更新:2013年02月08日 12:00