床ずれ

寝たきりの方、体が不自由な方に関係がある項目です。

床ずれ(褥瘡)とは?

床ずれとは、ベッドや椅子の上で長い間同じ姿勢で居ることで、
下になっている部分の血行が悪くなり、壊死してしまう病気です。

ふつうの赤ちゃんは、ずっと寝たままでも手足を動かしているので
皮膚の血行が良いです。余程のことがないと床ずれになりません。
(赤ちゃんでもグッタリしている場合は、注意が必要です)

  • この病気(怪我)の進行には5段階あります。
0.皮膚が内部出血する(前兆)
1.内部出血が皮膚の下で膨れる(褥瘡)
2.皮膚が剥がれて血が出る
3.皮下脂肪まで侵食する
4.筋肉まで侵食する
5.骨まで侵食する

処置が遅れれば遅れるほど、大変なことになります。
特に、骨に達するとずっと痛みに苦しむことになります。
ひどくなると感染症や敗血症を引き起こします。

おむつと床ずれの関係

おむつかぶれの状態で皮膚炎が悪化すると簡単に床ずれになります。
おむつかぶれになったら、姿勢にも注意してケアしましょう。

予防

被介護者の姿勢を2時間おきに変えましょう。
なるべく体重が分散する、床ずれになりにくい布団に変えましょう。
また、クッションを使って体重がかかる場所を変えましょう。

治療

必ず病院に行き、お医者さんの指示を仰ぎましょう。
皮下脂肪までいくと、外科的な手術が必要です。
一度なってしまうと、たいてい何度も手術することになります。


最終更新:2013年02月07日 01:53