おむつカバーの素材の違い

綿

吸水性が高く、濡れると通気性が悪くなる。
カバーにする際、水を弾く加工をして撥水性を高め防水加工にする。
そのおかげで、吸湿性をある程度保ったまま通気性が上がる。
使っているうちに、加工が剥がれ水が染み込みやすくなる。
加工しやすく、デザイン性の高いものを作りやすい。

ウール

羊毛で構成された自然素材の布。保温性が高い。
フェルト化すると密集して空気の層を作るため、撥水性が出る。
空気の層が邪魔をして、水が染み込みにくいのが特徴。

ポリエステル・ポリエチレン

やや固く、やや光沢のある布。
そもそも水を吸わない素材なので、乾きが早い。
特に加工やコーティングをしなくても、漏れにくいのが特徴。


おむつカバーの種類

外ベルトタイプ

おなか側の面に、ベルトを左右から止めて締めるタイプ。
ねんねの頃の赤ちゃんだと、調整が楽で交換も楽です。
ベルトの調整の問題で、介護用ではあまり見かけない。

内ベルトタイプ

ベルトを閉めてから、カバーを閉じるタイプです。
赤ちゃんが活発に動きまわって、おむつカバーを当てにくい時に便利です。
寝たきりの方用のおむつカバーもこのタイプが多いです。
介護用なら、立てる方のパッドホルダーとしても使えます。

パンツタイプ

成形布おむつを一緒に使えば、立ったまま交換出来ます。
介護用ではパッド用のパンツとしてジャンル分けされており、
大人用の用途ではおむつカバーとしては認知されません。

ポケットタイプ

外ベルトタイプのおむつカバーにおむつライナーを縫製したもの。
おむつの中に吸収体として布を入れる。
ベビー用では、海外で多く見られる。介護用にはない。

一体型

外ベルトタイプのおむつカバーに吸収布を縫製したもの。
ベビー用では少数であるが、介護用では見かけることさえはない。
手入れの方法も、おむつとおむつカバーの両方の注意が必要。

吸水パンツ

吸水布をパンツタイプおむつカバーに縫合したもの。
子供用だと、布のトレーニングパンツやおねしょパンツなど。
大人用だと、失禁ショーツ・失禁パンツなど。

ベビーブルマ

赤ちゃんのおむつの上に履かせる飾りカバーです。
ロンパース型・スカート型などもあります。
見た目を変えるだけなので、撥水性がないものが多いです。


最終更新:2013年02月10日 05:02