ハイテクタクシーの運転手のダニエル・モラレースとその相棒であるエミリアン・クタン=ケルバレークは署長・ジベールとエドモンド・ベルティノー将軍を筆頭とする仲間との連携の作戦でリーダーのキウを中心とするサンタ強盗団を逮捕し事件を解決する。
後からパラシュートで降りるも湖の中に落ちてしまったジベールをエミリアンが助けようとする中で携帯電話の着信音が鳴る。
エミリアン「もしもし?」
ペトラ「エミリアン。破水したの!もうすぐ生まれる!」
エミリアン「生まれる!?今?すぐ?」
ペトラ「すぐじゃないけど。急いで!」
エミリアン「すすす…すぐ行く!待ってて!。署長!、生まれるんですよ!」
ダニエル「また、俺の出番かな?」
エミリアン「ダニエール!」
エミリアンがそう言った後、二人はタクシーで全速力で病院へ向かい到着し、病院内の手術室へと入る。
エミリアン「間に合った!来たよ!僕がついてるからね!もう大丈夫だ!」
ペトラ「お願いだから気絶しないで!今だけは!」
エミリアン「いやいや心配ないよ!安心して!」
エミリアんがそういった後、ペトラは出産寸前の嘆き声を上げる。
ダニエル「まだ、早いしっかりしろ」
エミリアン「よし」
ペトラ「モニターのところ見て。陣痛が来たら分かるから!」
エミリアン「陣痛のモニターって…どれ?」
ダニエル「これっぽいな…」
二人はそれぞれのモニターを見る中、陣痛のグラフが高くなっているところに目をつける。
ダニエル「あたりだ!」
医師「息を抜いて!」「あんたじゃない!陣痛が来たら呼吸するように言って!」
ダニエル「来たぞ!」
ペトラが叫び声をあげる。
エミリアン「頑張るんだ!行け!」
医師「吐いて!」
エミリアン「吐く?」
医師「違う!あんたじゃなくて奥さん!」
エミリアン「吐け!吐くんだ!ペトラ!」
ダニエル「来たぞ!」
医師「一気に吹いて!力いっぱい!」
エミリアン「さぁ!吐くんだ!吐く!吐く!ほら、もう一度!」
医師「よし!頭が見えた!」
ダニエル「来たぞ!エミリアン!」
エミリアン「頑張れ!頭を出せ!出すんだ!頭を出せ!」
ダニエル「来たぞ!」
医師「もう一息だ!」
エミリアン「頑張れペトラ!もう一息!吐いて!吸って!」
エミリアンの激励の末にペトラの叫び声が止まる。
エミリアン「リラックス…×2」
エミリアンがそう言った後、赤ちゃんの泣き声が聞こえる。
医師「男の子です」
医師がそういった後、ペトラの出産に安堵したエミリアンはダニエルに抱きつく。
エミリアン「パパだ…」
エミリアンがそういった中で医師が肩を叩く。
医師「へその緒、切ります?」
へその緒を見たエミリアンは魂が抜けたかのように倒れダニエルは即座に彼を受け止める。
ダニエル「もうちょっと後にしてもらえない?悪いけど」
ダニエルがそういった後、変わって病院のエントランス内でエミリアンが目を覚ますのを待っている中、リリーが花束を抱えてやってくる。
リリー「何してるの?」
ダニエル「予行演習」
リリー「妊娠したの?」
ダニエル「愛する女がね…心の準備はできた」
リリー「このあてにならない男の子をもらって、バカな女がいたものね」
ダニエル「俺がついてる。彼女に誓った」
リリー「何を誓ったの?」
ダニエル「車より彼女を大事にするって…最高のパパになることを…」
リリー「冷蔵庫は?」
ダニエル「空にする。最高の夫にもなる。オッケーをしてくれたら…」
リリー「で、彼女は?」
ダニエル「信じない。彼女を信じたのが唯一の過ちだ。俺は真剣なのに…」
リリー「真剣ならそれを証明して見せることね。口で言わなきゃ女はわかんないの」
ダニエル「俺と結婚してくれ」
リリー「妊娠させた責任取るしかないものね」
ダニエル「リリー…」
リリー「でも、そんな言い方じゃダメ、家はコップな家なのよ」
リリーがそういった後、ダニエルは彼女が持っていた花束を手に取り跪く。
ダニエル「リリー、俺の妻になってもらえないか?」
リリー「試験するわ」
ダニエル「どんな?」
リリー「愛し方の試験よ!1時間で…」
ダニエル「1時間で足りる!」
リリー「どうかしら?」
リリーがそう言い、ダニエルを引っ張って集中治療室へと連れていく。
最後は寒い湖に落ち凍死から免れ全身凍傷を負い入院したジベールが「エミリアン」と2回言ったところで物語の幕は閉じる。
最終更新:2026年07月10日 04:56