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"パレストリーナ"

対訳






訳者より

  • 2026年1月にカンタータ「ドイツ精神について」が日本初演され、少し知名度が上がったプフィッツナー 。1915年完成、1917年初演の代表作で「音楽的伝説」と銘打たれています。同じ頃、ストラヴィンスキー「春の祭典」は1913年初演。それと比較すると時代遅れとすら言えるほどの堂々たるロマン派ですが、ここまで自信たっぷりに開き直るともはや清々しささえ感じます。特にワーグナー好きの方のツボに突き刺さるのではないでしょうか?
  • 本人の保守的な主義主張に加え、政治的に利用されてしまったり第二次世界大戦中〜戦後の本人の立ち振る舞いがあまりにヘタクソだったこともあり、未だに評価が定まらない作曲家です。とはいえ、昔からのクラシックファンにお馴染みのB.ワルター、W.フルトヴェングラー、H.クナッパーツブッシュといった名だたる大指揮者達に作品が演奏されてきただけあって、作曲家としての実力は折り紙付き。長いオペラ(3時間半程度)ではありますが、曲はどこを切っても常に美しく聴きやすく、また各幕のカラーがはっきりしているため、最後まで飽きずに聴き通せます。
  • そして面白いのが、そのプフィッツナーがルネサンスやそれ以前の時代の音楽をモチーフに作曲している箇所は、所によってはむしろ1970年代後半以降のアルヴォ・ペルトの音楽 (ティンティナブリ様式) に聴こえてくることもあります。冷戦期の東側に作られた新しい音楽とその60年前の後期ロマン派が、ルネサンス音楽を通じて共鳴し合うという不思議な事象です。
  • ストーリーは伝承上のもので史実とは異なるようですが、実在する政治家や作曲家の名が多数出てくるので特に世界史が好きな方や古楽好きな方にはたまらないですね。弟子のシッラのみは創作ですが、それ以外の主要登場人物は全て実在の人物のようです。神聖ローマ皇帝、教皇、スペイン、ロレーヌ公国(ロートリンゲン公国)、ルター、フス派などなど、宗教改革により激動するヨーロッパ情勢にまつわるキーワードだらけ。ちなみに第3幕の最後のほうに出てくる「フィレンツェのバルディ」(ジョヴァンニ・デ・バルディ/Giovanni de' Bardi)は、音楽サークル「カメラータ」を主催しオペラの誕生に重要な役割を果たした人物です。こういったプフィッツナーが随所にちりばめた小ネタや、作曲家本人の信条を主人公に重ねたような展開は唸らせるものがあり、リブレットを読んでいるだけでもワクワクしてきます。未聴の方が多い作品だと思いますが、是非お楽しみ頂ければ幸いです。

管理人より

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パレストリーナとは

  • パレストリーナの80%は白インクで出来ています。
  • パレストリーナの9%はハッタリで出来ています。
  • パレストリーナの8%は税金で出来ています。
  • パレストリーナの2%は乙女心で出来ています。
  • パレストリーナの1%は厳しさで出来ています。
最終更新:2026年10月20日 07:16