ズン、という震動が、辺り一帯に響いた。
それは明らかに、戦いの訪れを告げていた。
それは明らかに、戦いの訪れを告げていた。
■
剣を握る手が強くなる。
幡田零という少女にとって、地震というものは、恐ろしく感じた。
それは元の世界で起こったものではなく、辺獄の幽鬼が起こした物。
踏みならされる地面、崩れ落ちる道、そして、手を掴めなかった妹。
幡田零という少女にとって、地震というものは、恐ろしく感じた。
それは元の世界で起こったものではなく、辺獄の幽鬼が起こした物。
踏みならされる地面、崩れ落ちる道、そして、手を掴めなかった妹。
そして、妹の落下すら仕組まれていたという真実。
「ねえ。」
新たな同行者、アオイの声を後ろから聞き、振り返った。
ぷに、と人差し指で頬を突かれた。
ぷに、と人差し指で頬を突かれた。
「うん、肩に力入りすぎてるのに、柔らかいね。パモのほっぺたみたい。もうちょっとツンツンしていい?」
「な……何をするんですか!!」
「な……何をするんですか!!」
みらいが見たら激怒どころじゃすまないな、なんて思っている場合じゃない。
いくら何でもこんな状況でその行動は非常識すぎる。
感情を表に出すことが少ない零でさえ、声を荒げて怒った。しかし、アオイは笑顔を絶やさない。
いくら何でもこんな状況でその行動は非常識すぎる。
感情を表に出すことが少ない零でさえ、声を荒げて怒った。しかし、アオイは笑顔を絶やさない。
「肩に力、入りすぎだよ。そんなんじゃ出来ることも出来ない。怖い顔してないで、もっと笑って!みどりのめんのオーガポンみたいに!!」
(そんな知らない人?出されても分かりませんよ……)
(そんな知らない人?出されても分かりませんよ……)
アオイは笑顔のままだった。だが、それは戦いを知っている者の顔だった。
彼女のまっすぐな目に見据えられ、零はもどかしさしか覚えない。
確かに彼女の言うことはその通りだ。だからと言って、突っ立って観客さながらに周囲を見回しているだけでいいのか?という気持ちもある。
彼女のまっすぐな目に見据えられ、零はもどかしさしか覚えない。
確かに彼女の言うことはその通りだ。だからと言って、突っ立って観客さながらに周囲を見回しているだけでいいのか?という気持ちもある。
「と・に・か・くっ!零は迂闊に前に出過ぎないでね!みんなで勝つには、一人だけ頑張りすぎてもダメ!」
そしてすぐに、自分がいかに軽率な行動を取っていたか、零は知ることになった。
辺獄にいる幽鬼とそっくりだったが、圧が違っていた。
辺獄にいる幽鬼とそっくりだったが、圧が違っていた。
「あれは………」
「うん。これはちょーっと、ヤバいかもね……」
「うん。これはちょーっと、ヤバいかもね……」
恐ろしい物を見た時のように、心臓が跳ねたわけではない。
ただ、見えない巨大な手で、じんわりと臓腑を握られて行くような気分を覚えた。隣のアオイも、額から汗が流れていた。
少し離れた屋根の上に見えたそれは、最初は冬布団ぐらいの、黒いもこもことした物質だと思った。
ただ、見えない巨大な手で、じんわりと臓腑を握られて行くような気分を覚えた。隣のアオイも、額から汗が流れていた。
少し離れた屋根の上に見えたそれは、最初は冬布団ぐらいの、黒いもこもことした物質だと思った。
「────◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎!!!!!!!!」
すぐにそれが牙の生えた口を開き、闇夜の一等星よりぎらついた目を開き、生き物の様子を見せた。
形は獣を模しているのか、シルエットだけは零のペットだったセレマに似ている。しかし老犬のセレマとは、似ても似つかない獰猛さを感じる。
咆哮が聞こえる。まだ離れているはずなのに、耳をつんざくほど凄まじい。
大きさはそれほどでもない。けれど、彼こそが、先の地震の元凶だと、はっきり分かった。
形は獣を模しているのか、シルエットだけは零のペットだったセレマに似ている。しかし老犬のセレマとは、似ても似つかない獰猛さを感じる。
咆哮が聞こえる。まだ離れているはずなのに、耳をつんざくほど凄まじい。
大きさはそれほどでもない。けれど、彼こそが、先の地震の元凶だと、はっきり分かった。
「でもさ。あんな凄い奴に勝てたら、アタシたちもっと凄いってならない?」
アオイはまた笑って、懐から赤と白のボールを出した。
それを足元に向けて投げると、零にとっては見たことも無い生き物が現れた。
立ち方は人のそれ。しかし見た目はとても人とも、幽鬼とも違う。
緑色の猫の獣人が、黒い仮面を着けているのだ。初見で驚くなと言う方が難しいだろう。
それを足元に向けて投げると、零にとっては見たことも無い生き物が現れた。
立ち方は人のそれ。しかし見た目はとても人とも、幽鬼とも違う。
緑色の猫の獣人が、黒い仮面を着けているのだ。初見で驚くなと言う方が難しいだろう。
「行くよ。マスカーニャ。」
一人と一匹は、怪物めがけて、猛スピードで駆け出した。
迂闊に出過ぎないようにと言っていたのが嘘のように、崩壊が支配し始める街を疾走する。
迂闊に出過ぎないようにと言っていたのが嘘のように、崩壊が支配し始める街を疾走する。
「アオイさん!危ない!!」
怪物は屋根の上から大口を開け、流星のごとく飛び掛かる。
狙いはアオイではなく、マスカーニャの方。一体どのような力を使っているのか。食われた地面は、齧られたのではなく消えていた。
だが、仮面猫はするりと攻撃を躱す。
狙いはアオイではなく、マスカーニャの方。一体どのような力を使っているのか。食われた地面は、齧られたのではなく消えていた。
だが、仮面猫はするりと攻撃を躱す。
(速い!!)
辺獄の森を縦横無尽に駆け巡った777とは異なる素早さ。
直線的な動きが中心の彼女とは異なり、独特な歩幅を用いた、曲線的で動きだった。
直線的な動きが中心の彼女とは異なり、独特な歩幅を用いた、曲線的で動きだった。
「思いっきり蹴とばせマスカーニャ。けたぐり!!」
すぐさま怪物のこめかみに、ハイキックを入れる。
その動きは猫らしくなく、人間らしい。
顔を蹴られた黒い怪物は、ボールのように飛んで行った。
しかし、黒豹のように身軽なそれは、屋根の上にくるりと着地する。
その動きは猫らしくなく、人間らしい。
顔を蹴られた黒い怪物は、ボールのように飛んで行った。
しかし、黒豹のように身軽なそれは、屋根の上にくるりと着地する。
「あんまり効いてないな~。あくタイプだーって顔してるけど…相手が軽いからかな?ま、良いけど!!」
「良くないですよ!一人で前に出過ぎないでって言ったばかりじゃないですか!!」
「ごめんごめん。でも、未知との出会いってワクワクするんだよね。早くしないと、この気持ちが冷めちゃうよ!!」
再び彼女らは、怪物めがけて走って行く。
アオイとマスカーニャは、長い戦友だ。そんなことはアオイに会ったことの無かった零でさえも分かった。
零にとっての小衣や千、777。いや、それ以上に深い絆で繋がっているのかもしれない。
アオイとマスカーニャは、長い戦友だ。そんなことはアオイに会ったことの無かった零でさえも分かった。
零にとっての小衣や千、777。いや、それ以上に深い絆で繋がっているのかもしれない。
「こっちだよ!もっと!もっと楽しも!!」
怪物はアオイにキバを剥ける。
だが、彼女も地面をグルリと転がる。さらにバック宙して、曲芸師のように怪物をいなしていく。
ただ猫の獣人に指示を出しているのではない。少なくとも彼女からは、怪物使いと怪物とは感じない。
2人で、戦場を楽しんでいるパートナーのように見えた。
だが、彼女も地面をグルリと転がる。さらにバック宙して、曲芸師のように怪物をいなしていく。
ただ猫の獣人に指示を出しているのではない。少なくとも彼女からは、怪物使いと怪物とは感じない。
2人で、戦場を楽しんでいるパートナーのように見えた。
「ボカンと惑わしてマスカーニャ。トリックフラワー!!」
怪物の頭上に、突然花束の形の何かが降り注ぐ。いくつか食われてしまうが、全ては食いきれなかった。
食われなかったそれらは爆発し、花びらと花粉を飛び散らせた。
正体不明の存在には正体不明の技をぶつけろと言うのか。先ほどの蹴りよりも、怪物は怯んだ。
食われなかったそれらは爆発し、花びらと花粉を飛び散らせた。
正体不明の存在には正体不明の技をぶつけろと言うのか。先ほどの蹴りよりも、怪物は怯んだ。
「命中!命中!!ピース!!さあ、もっとおいで!スター団のカチコミ(団ラッシュ)で鍛えた脚力、見せてあげる!!」
アオイはさらに、零を置き去りにして疾走する。1人と1匹の背中は、遠くなっていく。
零には理解できなかった。その口に触れれば最後、怪我するどころではなく消されるというのに、なぜそこまで楽しく出来るのか。
アオイがどんな世界で生まれ育ち、マスカーニャと共に戦ってきたかは分からない。
それでも、フィールドを縦横無尽に飛び回り、未知の怪物をかく乱していく。
零には理解できなかった。その口に触れれば最後、怪我するどころではなく消されるというのに、なぜそこまで楽しく出来るのか。
アオイがどんな世界で生まれ育ち、マスカーニャと共に戦ってきたかは分からない。
それでも、フィールドを縦横無尽に飛び回り、未知の怪物をかく乱していく。
(よし…私も……)
アオイのおかげで、自分たちの攻撃も効く相手だと分かった。
鋼の剣を構え、怪物を斬り裂こうとした時、背筋に寒気が走った。
鋼の剣を構え、怪物を斬り裂こうとした時、背筋に寒気が走った。
「アオイさん!後ろ!!」
もう一つ、黒いつむじ風が、二人に襲い掛かった。
風の正体は、真っ黒なオーラを纏った人間だった。
それは人間なのか幽鬼なのかは分からない。それでも零は、反射的にアオイをつむじ風から守った。
風の正体は、真っ黒なオーラを纏った人間だった。
それは人間なのか幽鬼なのかは分からない。それでも零は、反射的にアオイをつむじ風から守った。
「零ちゃん!!」
アオイを守れたが、自身を守れたわけでは無かった。
悲鳴の方が先に脳に響く。
一瞬遅れて、下腹部に激しい衝撃が走った。息を吐く暇も無く、両足が地面から離れて行く。
背中から地面に落ち、バウンドしてもう一回痛みが走った。
悲鳴の方が先に脳に響く。
一瞬遅れて、下腹部に激しい衝撃が走った。息を吐く暇も無く、両足が地面から離れて行く。
背中から地面に落ち、バウンドしてもう一回痛みが走った。
(大丈夫。受け身は取れた!けれど……)
「────◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎!!!!!!!!!!!!!」
「ゴメン!零!!アイツを何とかするから、持ちこたえて!!」
遠くで雄たけびをあげる怪物は、一回り大きくなっていた。
このままではどんどん大きくなるのか、意識を回している暇はない。
零にとって、どうにかしなければいけないのは人型の黒だ。
人の姿をした、暴力の塊が走って来る。
すぐに立ち上がり、鋼の剣を袈裟懸けに振るう。
掠っただけだが、斬れた感触は伝わった。幽鬼の感触とは違う。人の肉と、服の感触だ。
アリストテレスに変身したみらいのように、人ならざる者の姿を借りているわけでも無い。
このままではどんどん大きくなるのか、意識を回している暇はない。
零にとって、どうにかしなければいけないのは人型の黒だ。
人の姿をした、暴力の塊が走って来る。
すぐに立ち上がり、鋼の剣を袈裟懸けに振るう。
掠っただけだが、斬れた感触は伝わった。幽鬼の感触とは違う。人の肉と、服の感触だ。
アリストテレスに変身したみらいのように、人ならざる者の姿を借りているわけでも無い。
「ぐっ…!」
正体はまだ分からない。だが、今までで誰よりも攻撃的な相手だった。
自分を殺してヨミガエリさせようとする妹や、犯罪者である戸増恐介でさえ、攻撃性以外に余計なものは混ざっていた。
だが黒い人型は、もっと純粋に、どん欲に、荒々しく攻めて来る。飢えた獣でさえ、ここまで攻撃的にはならないだろう。
自分を殺してヨミガエリさせようとする妹や、犯罪者である戸増恐介でさえ、攻撃性以外に余計なものは混ざっていた。
だが黒い人型は、もっと純粋に、どん欲に、荒々しく攻めて来る。飢えた獣でさえ、ここまで攻撃的にはならないだろう。
「なんて力……!!」
拳で斬撃を薙ぎ払われる。その手に痺れが伝わった。
目の前の敵は守りを考えず、ひたすら攻撃を徹底してくる。
拳が剣を押すなんて、あり得ない事態に戸惑っている暇はない。
がら空きになった腹に、回し蹴りが来る。
すぐに後退し、蹴りを躱す。ここまで攻撃的な相手に、まともにぶつかり合うつもりは無い。
目の前の敵は守りを考えず、ひたすら攻撃を徹底してくる。
拳が剣を押すなんて、あり得ない事態に戸惑っている暇はない。
がら空きになった腹に、回し蹴りが来る。
すぐに後退し、蹴りを躱す。ここまで攻撃的な相手に、まともにぶつかり合うつもりは無い。
「それっ!!」
彼女は剣を掲げた。それは人型を斬り付けるための動作ではない。
剣の刃先が輝き、瞬く間に羽を形成する。零が辺獄での幽鬼との戦いで、編み出した技の一つだ。
それらが矢のごとく、破壊の塊に向かって飛んで行った。
だが、彼女の放ったフェザーエッジは、ブラックホールへ飲み込まれる灯火のようなものだ。
崩壊の衣を剥ぐには、その奥に包まれている破壊の塊を壊すには、到底届かない。
だが、時間は確かに稼げた。
剣の刃先が輝き、瞬く間に羽を形成する。零が辺獄での幽鬼との戦いで、編み出した技の一つだ。
それらが矢のごとく、破壊の塊に向かって飛んで行った。
だが、彼女の放ったフェザーエッジは、ブラックホールへ飲み込まれる灯火のようなものだ。
崩壊の衣を剥ぐには、その奥に包まれている破壊の塊を壊すには、到底届かない。
だが、時間は確かに稼げた。
「風よ!!」
零が両手を掲げると、竜巻が吹き上がる。幽鬼でさえこれを突破することは難しい。
これで相手をかく乱させることは可能なはずだ。
しかし、敵は竜巻を突っ切り、零めがけて突進してきた。
これで相手をかく乱させることは可能なはずだ。
しかし、敵は竜巻を突っ切り、零めがけて突進してきた。
(ウソ……守りは考えて無いの!?)
鋼の剣の腹で、間一髪拳を止める。次の蹴りは後退で凌いだ。
だが、受けても躱しても、相手は攻め続けて来る。
相手が守りに無頓着な以上、零の攻撃もいくつかは入った。効いてない訳ではない。辺りに血が、僅かながら飛び散っている。
幽鬼は血を流さない。辺獄で代行者として戦っていた自分も流すことの無かったそれが、黒と赤の存在を生き物なのだとはっきり示した。
だが、受けても躱しても、相手は攻め続けて来る。
相手が守りに無頓着な以上、零の攻撃もいくつかは入った。効いてない訳ではない。辺りに血が、僅かながら飛び散っている。
幽鬼は血を流さない。辺獄で代行者として戦っていた自分も流すことの無かったそれが、黒と赤の存在を生き物なのだとはっきり示した。
(これは少し…キツイですね……)
零の体力の方が先に尽きるのは、目に見えていた。技を使えばその場凌ぎの防御は出来るが、それ相応に体力を消耗してしまう。
「────◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(まずい!この距離だと!!)
(まずい!この距離だと!!)
そして、これまでの常識が通じない敵は一体だけではない。
忘れていたわけではない。今までよりも近くで、咆哮が響いたことで、改めてそれを気付かされる。
敵は破壊の人型だけではない。同じように真っ黒な怪物も相手だ。
忘れていたわけではない。今までよりも近くで、咆哮が響いたことで、改めてそれを気付かされる。
敵は破壊の人型だけではない。同じように真っ黒な怪物も相手だ。
そして近くで見ると、最初よりもサイズが増しているのがよく分かった。
大きいと言うことは、即ちより簡単に近づけると言うことだ。
全てを消す口が、零の目と鼻の先まで迫ってきている。
大きいと言うことは、即ちより簡単に近づけると言うことだ。
全てを消す口が、零の目と鼻の先まで迫ってきている。
すぐに人型に背を向け、姿勢を低くして獣の足を斬り付ける。
巨大になった反面、死角に潜りやすい。
姿形は愚塔で戦ったセリオンと似ていたからか。反射的に最適回答を選ぶことが出来た。
巨大になった反面、死角に潜りやすい。
姿形は愚塔で戦ったセリオンと似ていたからか。反射的に最適回答を選ぶことが出来た。
(ダメだ…間に合わない!!)
しかし、破壊と暴力の塊相手に背を向けたことは、あまりにも致命的だ。
真っ黒な手刀が、零の背中に入ろうとする。守護者(ソクラテス)も間に合わない。
そのまま身を貫かれる力だ。
真っ黒な手刀が、零の背中に入ろうとする。守護者(ソクラテス)も間に合わない。
そのまま身を貫かれる力だ。
「ごめんなさ「マスカーニャ。ふいうち!!」
間一髪。
死角からの一撃が、真っ黒な塊に刺さった。黒い花火が散る。
零には知らぬことだが、悪の力を持っているのは敵だけではない。
死角からの一撃が、真っ黒な塊に刺さった。黒い花火が散る。
零には知らぬことだが、悪の力を持っているのは敵だけではない。
「アオイさん…助かりました!」
「チェンジ!零ちゃんはそっちの怪物をかく乱させて!!アタシが黒い人を倒す!!」
一致技をまともに食らった人型は、地面を転がる。確かに効いたはずだ。それでも立ち上がり、血を零しながら戦おうとする。
★★
「こっちだよ!ヘイ!こっちこっち!!もっと早く走らないと、アタシを捕まえられないよ!!」
アオイとマスカーニャは、壊れつつある市街地を疾走。
広大なパルデアの大地を昼夜問わず走り続けていた脚力だ。これぐらいでへばることは無い。
とにかく、真っ黒な人と怪物を離して、各個撃破することを考えた。
破壊の人型は、零からアオイにターゲットを変えたが、やることは同じだ。
広大なパルデアの大地を昼夜問わず走り続けていた脚力だ。これぐらいでへばることは無い。
とにかく、真っ黒な人と怪物を離して、各個撃破することを考えた。
破壊の人型は、零からアオイにターゲットを変えたが、やることは同じだ。
「いいね~。もっと楽しも!パルデア杭抜きマラソンで鍛えた足腰、にげあし、はやあし、もっと見せてあげる!」
しかし、マスカーニャはともかく、アオイの足ではじきに追いつかれる。
勿論、そんなことは彼女も承知の上だ。
勿論、そんなことは彼女も承知の上だ。
「そこでドンピシャ!もう一発、ふいうち!!」
黒い手刀がアオイに刺さる瞬間、神速の一撃が彼女を守る。
マスカーニャは確かに早いポケモンだが、絶対的な速さを持っている訳ではない。
だが、さながら忍者や怪盗のごとく、死角の中での俊敏さを持つ。
相手の警戒網を潜る技術ならば、より速いポケモンでも対処が出来ない。
マスカーニャは確かに早いポケモンだが、絶対的な速さを持っている訳ではない。
だが、さながら忍者や怪盗のごとく、死角の中での俊敏さを持つ。
相手の警戒網を潜る技術ならば、より速いポケモンでも対処が出来ない。
しかし相手も、1度受けた技だからか。
躱すことは出来ない。だが身体をよじり、急所に当たることだけを防ぐ。
それでも、時間は確かに稼げた。再びアオイと怪物の距離は広くなる。
躱すことは出来ない。だが身体をよじり、急所に当たることだけを防ぐ。
それでも、時間は確かに稼げた。再びアオイと怪物の距離は広くなる。
「おっと危ない危ない…さて、どうやって勝とうかな…しかし、エリアゼロみたいな危険な場所に行ったことがあって良かったねー。」
彼女は零の一瞬の動きから、怪物の方が戦い慣れていると見抜き、交代を提案した。
そして戦場を駆け回り、未知の相手の攻撃を躱すことに専念しつつ、勝機を見出す。
どんな相手にも、弱点はある。肝心なことは、それが発覚するまで、身を守り切れるかだ。
そして戦場を駆け回り、未知の相手の攻撃を躱すことに専念しつつ、勝機を見出す。
どんな相手にも、弱点はある。肝心なことは、それが発覚するまで、身を守り切れるかだ。
走りつつ、首を何度も振り、人型、零、マスカーニャの位置を確認する。
ポケモンバトルならば相手と自分のポケモンの位置関係のみを把握しておけばいいが、今回はそうはいかない。
自分とマスカーニャ、等しく危機が迫って来る。
そして、仲間の様子も見ておかなければならない。
ポケモンバトルならば相手と自分のポケモンの位置関係のみを把握しておけばいいが、今回はそうはいかない。
自分とマスカーニャ、等しく危機が迫って来る。
そして、仲間の様子も見ておかなければならない。
(ダブルバトルより見ることが多いな…)
相手の放ったキックが、地面を抉る。
直撃はしなかったが、飛び散った砂塵が、うなじに僅かな痛みを与えてくる。
威力の凄まじさは、既に零が受けたもので分かっている。
一撃でも食らえばマスカーニャはともかく、自分は危ない。
直撃はしなかったが、飛び散った砂塵が、うなじに僅かな痛みを与えてくる。
威力の凄まじさは、既に零が受けたもので分かっている。
一撃でも食らえばマスカーニャはともかく、自分は危ない。
「ならば……マーイーカみたいに、その逆さまをやってやる!」
背を向けて走っていたアオイは、急に方向転換。
猛然と、目の前の敵に突進する。当然、格好の獲物になるはずだ。
猛然と、目の前の敵に突進する。当然、格好の獲物になるはずだ。
「させないよ!ジャンプ!!」
ひらりと宙返り。心臓に吸い込まれようとする拳を、危なげなく躱す。
空を飛べるわけでも無いのに、跳んで回避するのは愚策だ。空中は回避の手段が地上に比べて著しく限られる。
当然、相手も見え見えの隙を突いて来る。
空を飛べるわけでも無いのに、跳んで回避するのは愚策だ。空中は回避の手段が地上に比べて著しく限られる。
当然、相手も見え見えの隙を突いて来る。
「今だよ!思いっきり至近距離から、トリックフラワー!!」
アオイは囮になり、その後ろからマスカーニャが刺す。
黒一色だった世界に、緑が生まれた。
黒一色だった世界に、緑が生まれた。
「………ばくだ…ん……しょく物……だれ……の………!!」
呻き声とともに、理性無く襲ってきた怪物が、初めて人の言葉を話した。
マスカーニャのトリックフラワーは、確実に相手の弱点に刺さるという能力がある。
その力が、彼の心の深淵に触れたのだろうか。
アオイにとっては、最初は深瀬黒と言う人間が、人を襲う別の生き物か機械のように映っていた。
しかし、この一瞬では確かに、人間として見えた。
マスカーニャのトリックフラワーは、確実に相手の弱点に刺さるという能力がある。
その力が、彼の心の深淵に触れたのだろうか。
アオイにとっては、最初は深瀬黒と言う人間が、人を襲う別の生き物か機械のように映っていた。
しかし、この一瞬では確かに、人間として見えた。
「……セラ……ふじな…み……」
黒い靄が、僅かながら晴れて行く。
真っ赤に光る眼も、人のものに戻り始めた。
アオイは、迷わず手を差し伸べようとした。
目の前の敵に何があったのか、そもそも人なのかそうでないのか。
はたまたフトゥー博士のAIのように、誰かの人格をコピーしたまま壊れてしまったロボットか。
彼の生まれが分からぬアオイには、知る由もない。
それでも、どうしようもない相手で無い限りは、手を差し伸べたいと思ってしまった。
真っ赤に光る眼も、人のものに戻り始めた。
アオイは、迷わず手を差し伸べようとした。
目の前の敵に何があったのか、そもそも人なのかそうでないのか。
はたまたフトゥー博士のAIのように、誰かの人格をコピーしたまま壊れてしまったロボットか。
彼の生まれが分からぬアオイには、知る由もない。
それでも、どうしようもない相手で無い限りは、手を差し伸べたいと思ってしまった。
「ちょ…大丈夫なの?かいふくのくすりとか持ってないけど……」
「うぐぐ…がぁああああああああ!!!」
混乱しているかのように、その腕を振り回す。
アオイの右腕に当たった部分に、痣が出来るほどの力だった。
再び黒いオーラが、集まっていく。人が、暴力と破壊の塊になって行く。
アオイの右腕に当たった部分に、痣が出来るほどの力だった。
再び黒いオーラが、集まっていく。人が、暴力と破壊の塊になって行く。
「イタッ!!アタシがゴツゴツメット付けてたら…なんて言ってる場合じゃないわね…」
間髪入れずに、連撃が襲い来る。
それはビワのポケモンたちとは異なり、洗練された格闘技ではなく、ただ破壊に特化した暴力だった。
一撃目の裏拳は掠っただけで済み、二撃目のボディブローは後退して躱す。
三撃目は地面に転がって、四撃目はマスカーニャの不意打ちが歯止めとなった。
それはビワのポケモンたちとは異なり、洗練された格闘技ではなく、ただ破壊に特化した暴力だった。
一撃目の裏拳は掠っただけで済み、二撃目のボディブローは後退して躱す。
三撃目は地面に転がって、四撃目はマスカーニャの不意打ちが歯止めとなった。
(凌いでも凌いでも、次の攻撃が来る……!!)
すぐにマスカーニャの後ろに下がり、自らの安全は最低限確保する。
ここでの自分の死は、相棒の死をも意味する。
それでも、絶対安全という訳にはいかない。
今まで戦った敵の中で、一番攻撃の間隔が短かった。
どうしてもポケモンに指示を出す以上、最低限の間が必要だ。
マスカーニャもなるべくアドリブで動いてくれるが、それでも最適解には命令を飛ばすことが必要だ。
ここでの自分の死は、相棒の死をも意味する。
それでも、絶対安全という訳にはいかない。
今まで戦った敵の中で、一番攻撃の間隔が短かった。
どうしてもポケモンに指示を出す以上、最低限の間が必要だ。
マスカーニャもなるべくアドリブで動いてくれるが、それでも最適解には命令を飛ばすことが必要だ。
「マスカーニャ。ふいうち!すぐに反撃躱して、けたぐり!!」
段々と、マスカーニャの先制技(ふいうち)で稼げる時間が減って来るのが分かる。
確かに攻撃特化の相手に効きやすい技だ。それでも、何度も撃っていれば相手にも悟られやすくなる。
加えて、ふいうちは連発できる技ではない。
何度も使えば、適切な休憩や、ピーピーエイダ―のような道具が必要だ。
攻撃特化の相手は御しやすいはずだが、御するための戦略を練る時間すら用意されない。
加えて、アオイの背後には、留まることなく巨大化を続ける怪物がいる。
即ち、この戦いは時間がかかればかかるほど、勝機は薄くなっていく。
確かに攻撃特化の相手に効きやすい技だ。それでも、何度も撃っていれば相手にも悟られやすくなる。
加えて、ふいうちは連発できる技ではない。
何度も使えば、適切な休憩や、ピーピーエイダ―のような道具が必要だ。
攻撃特化の相手は御しやすいはずだが、御するための戦略を練る時間すら用意されない。
加えて、アオイの背後には、留まることなく巨大化を続ける怪物がいる。
即ち、この戦いは時間がかかればかかるほど、勝機は薄くなっていく。
「こうなりゃ、アタシも、変わらなきゃいけないわね……。」
それでも、アオイは笑っていた。
初めて彼女は、支給品を取り出した。それは蒼と水色で彩られた、長い杖だった。
初めて彼女は、支給品を取り出した。それは蒼と水色で彩られた、長い杖だった。
「本当は零ちゃんと一緒に使い方を試したかったけど、ぶっつけ本番で行くよ!!」
氷の粒が、杖の先端から迸る。反射されたキラキラした光が、真っ黒な世界を照らす。
敵の裏拳が、回し蹴りが、氷を砕いて行く。凍傷や痛みは感じないのかと思ってしまう。
敵の裏拳が、回し蹴りが、氷を砕いて行く。凍傷や痛みは感じないのかと思ってしまう。
「マスカーニャ。今だよ。けたぐり!!」
氷の幻想と、マスカーニャの力による波状攻撃。
トレーナーが戦うことは、これまでの彼女には無かった。
彼女らがやることと言えば、ポケモンに指示を出すことと、強いて言うなら強化アイテムや回復アイテムを使うぐらい。
だが、戦い方の勝手が違う以上、同じことをしていては、いずれ限界が来る。
攻撃できる道具さえあれば、トレーナーが戦いに参加することも可能なはずだ。
トレーナーが戦うことは、これまでの彼女には無かった。
彼女らがやることと言えば、ポケモンに指示を出すことと、強いて言うなら強化アイテムや回復アイテムを使うぐらい。
だが、戦い方の勝手が違う以上、同じことをしていては、いずれ限界が来る。
攻撃できる道具さえあれば、トレーナーが戦いに参加することも可能なはずだ。
「マスカーニャ。跳んで!そこからトリックフラワー!!」
不思議な花束の攻撃と、氷の連撃。
両方躱されても、反撃されることが無い。
アオイという少女の強さは、見たことの無い物を恐れることなく、楽しめることだ。
だからこそ、新しい武器を使った戦術も、即座に実践に移せる。
両方躱されても、反撃されることが無い。
アオイという少女の強さは、見たことの無い物を恐れることなく、楽しめることだ。
だからこそ、新しい武器を使った戦術も、即座に実践に移せる。
「ひゃっほー!!こおりのつぶて!つららおとし!!セグレイブか何かになれた気分!!」
玩具の魔法の杖を買ってもらった子供のように、振り回して行く。
攻撃の手段が増えたことは、とにかく大きい。
相手は2種類の攻撃に対応しなければならなくなり、反面アオイ側は僅かながら余裕が生まれる。
加えて、氷の杖は無尽蔵に使うことが出来る。
ポケモンの技とは異なり、持ち主が戦えなくなるか、はたまた武器が破壊でもされない限り、好きなように使える。
攻撃の手段が増えたことは、とにかく大きい。
相手は2種類の攻撃に対応しなければならなくなり、反面アオイ側は僅かながら余裕が生まれる。
加えて、氷の杖は無尽蔵に使うことが出来る。
ポケモンの技とは異なり、持ち主が戦えなくなるか、はたまた武器が破壊でもされない限り、好きなように使える。
「くさのちかいがあればなー。針葉樹林とかに出来たかな?」
とは言え、この状況を喜んでいる訳にもいかない。
氷の杖から出す礫は、相手を凍結させることは出来ない。
精々が冷たい石を飛ばせると言った程度だ。
そして真っ黒なオーラは、攻守両面で使えるのか。相手は凍傷など存在しないかのように、暴力で氷を砕いて行く。
じきに相手がこの攻撃に慣れてしまえば、戦いは防戦一方に戻る。
氷の杖から出す礫は、相手を凍結させることは出来ない。
精々が冷たい石を飛ばせると言った程度だ。
そして真っ黒なオーラは、攻守両面で使えるのか。相手は凍傷など存在しないかのように、暴力で氷を砕いて行く。
じきに相手がこの攻撃に慣れてしまえば、戦いは防戦一方に戻る。
(だから、そうなる前に、この勝負にケリをつける!!)
今まで遠距離から氷弾を飛ばしていたアオイが、今度は猛然と走り出す。
これまではマスカーニャを前に置き、彼女は後ろからという陣形を維持していた。
自分からそれを崩していく。当然敵は、これ見よがしにアオイに拳を突き刺そうとする。
これまではマスカーニャを前に置き、彼女は後ろからという陣形を維持していた。
自分からそれを崩していく。当然敵は、これ見よがしにアオイに拳を突き刺そうとする。
「そうは、させないよっだ!!ミライドン乗りで鍛えた体幹、したでナメないで欲しいね!!」
しかしアオイは、敵の攻撃が届く前に、地面に氷の杖を突き立てる。
そのまま棒高跳びのようなやり方で高く高く跳躍し、天へと舞う。
そのまま棒高跳びのようなやり方で高く高く跳躍し、天へと舞う。
パフォーマンスだけで終わりではない。
不安定な姿勢から、空中のポケットから一つの宝玉を取り出す。
それは氷の杖とは異なり、アオイが使い慣れた道具。
不安定な姿勢から、空中のポケットから一つの宝玉を取り出す。
それは氷の杖とは異なり、アオイが使い慣れた道具。
「さあ命の花よ、咲きほこれ!!緑の森よ。真っ黒な世界を覆い尽くせ!!マスカーニャ。テラスタル全ッッッ開!!!」
高く掲げると、激しい光が辺りを包む。
所持者であるアオイですら、目が眩むほどだ。
所持者であるアオイですら、目が眩むほどだ。
気が付けば、マスカーニャは、エメラルドを彷彿とさせる翠の光に包まれていた。
そして頭からは、黄金の花が、女王の冠のごとく美しく映えている。
そして頭からは、黄金の花が、女王の冠のごとく美しく映えている。
「ヘラクレイトス!」
一方で幡田零も、テラスタルオーブとは異なる光を纏っていた。
後ろにいる剣を持った存在は何なのか。テラスタルとは違うものなのか。
今は聞く必要はない。ただ怪物に負けることは無く、剣を振るっている。
それだけで、アオイと言う少女の心を奮い立たせた。
後ろにいる剣を持った存在は何なのか。テラスタルとは違うものなのか。
今は聞く必要はない。ただ怪物に負けることは無く、剣を振るっている。
それだけで、アオイと言う少女の心を奮い立たせた。
「さあ!行っちゃいなさい!!トリックフラワー!!」
「悲しみの夜でこそ輝け!涙よ、流転せよ。希望の星へ!万物流転(パンタ・レイ)!!」
翡翠と真珠色の光が、弾けた。
新緑輝く魔術師の花束と、
青白く輝く代行者の斬撃が
絶望を切り払い、闇夜を照らす。
新緑輝く魔術師の花束と、
青白く輝く代行者の斬撃が
絶望を切り払い、闇夜を照らす。
★
眩しい笑顔だった。
真っ黒な世界でも映るぐらい、はっきり見えた。
真っ黒な世界でも映るぐらい、はっきり見えた。
でも、その笑顔は。
古砂夢のものではなかった。
知っている笑顔と言うには、あまりにも眩しすぎた。
古砂夢のものではなかった。
知っている笑顔と言うには、あまりにも眩しすぎた。
いくら光が強くても、照らせなければ意味が無い。
あのアオイという女では、僕の闇は照らせない。
あいつみたいに仲間がいて、家族がいて、学校でも居場所があって、明日を望んで生きている。
そんな奴らを、好きには絶対になれない。
あのアオイという女では、僕の闇は照らせない。
あいつみたいに仲間がいて、家族がいて、学校でも居場所があって、明日を望んで生きている。
そんな奴らを、好きには絶対になれない。
アオイという少女は、手を伸ばそうとした。
でも、その手の取り方を知らなければ、意味のないことだった。
でも、その手の取り方を知らなければ、意味のないことだった。
照らされた世界に、闇が集まって行く。
それがもこもこと蠢き、再び獣の形になって行く。
傷は深くは無いが、癒えてはいない。
それでも、壊して壊して壊し続ける。
本当の悪は、正義から手を差し伸べられても、その手を掴むことは出来ない。
それがもこもこと蠢き、再び獣の形になって行く。
傷は深くは無いが、癒えてはいない。
それでも、壊して壊して壊し続ける。
本当の悪は、正義から手を差し伸べられても、その手を掴むことは出来ない。
【B-3/一日目 黎明】
【深瀬黒@ib-インスタントバレット-】
[状態]:ib発現度4/5、怒りと絶望(特大)ダメージ(大)
[装備]:なし
[道具]:古砂夢の帽子@ib-インスタントバレット
[思考・状況]
基本行動方針:古砂夢の願いを叶える。(世界を壊す)
1.◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎──。
【深瀬黒@ib-インスタントバレット-】
[状態]:ib発現度4/5、怒りと絶望(特大)ダメージ(大)
[装備]:なし
[道具]:古砂夢の帽子@ib-インスタントバレット
[思考・状況]
基本行動方針:古砂夢の願いを叶える。(世界を壊す)
1.◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎──。
※名簿を見ていません。
※古砂夢死亡直後、絶望により『創造』のibが暴走した状態からの参戦です。
※全身を黒いモヤのようなものが覆っており、目の部分だけが赤い光を放っている容姿になっています。
※深瀬黒の絶望の大きさ、または感情の昂りによりibの発現度が上がります。具体的にどの程度強化されるかは後の書き手さんにお任せします。(原作最終巻では核爆弾の連射を呑み込んでいる描写あり)
※古砂夢死亡直後、絶望により『創造』のibが暴走した状態からの参戦です。
※全身を黒いモヤのようなものが覆っており、目の部分だけが赤い光を放っている容姿になっています。
※深瀬黒の絶望の大きさ、または感情の昂りによりibの発現度が上がります。具体的にどの程度強化されるかは後の書き手さんにお任せします。(原作最終巻では核爆弾の連射を呑み込んでいる描写あり)
★
「零ちゃん、大丈夫だった?怪我とかない?本当!?」
「ちょ…アオイさん、抱き着かないでください!!」
光が消えると、闇も消えていた。
怪物も、真っ黒な人型もいなくなっていた。
怪物も、真っ黒な人型もいなくなっていた。
「あの黒い人…倒したんですか?」
「ううん。あんなので倒せるとは思えない。
マスカーニャがどこかに吹き飛ばしちゃったかな。張り切り過ぎだよー。」
マスカーニャがどこかに吹き飛ばしちゃったかな。張り切り過ぎだよー。」
マスカーニャはアオイの言葉が伝わったのか、少し恥ずかしそうな顔をしている。
でも、その表情からは、アオイへの信頼が見えた。
でも、その表情からは、アオイへの信頼が見えた。
「ま、お疲れ様!しばらく休んでて!!」
ポケモンをモンスターボールに戻す。早い段階で貴重なテラスタルを使ってしまったのは、少し痛いなと思いながら。
誰も犠牲になることは無かったが、まだ問題は山積みだ。
この世界からの脱出、アオイはネモやペパーと。零は小衣や千のような、元の世界での仲間と。
誰も犠牲になることは無かったが、まだ問題は山積みだ。
この世界からの脱出、アオイはネモやペパーと。零は小衣や千のような、元の世界での仲間と。
「ねえ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
聞き覚えのない声がしたと思ったら、そこにはオレンジを基調とした服の、眼鏡の女性が立っていた。
「教えてくれない?さっきの剣士を出した力。そして赤白のボールのこと。あなたたちの世界について。」
彼女、ルッカの登場は、壊れ始めると思っていた世界の、繋がる瞬間なのかもしれない。
彼女らは、たとえ死のうが終わろうが、未来のためにあがき続け、壊れた未来を、再興につなごうとする。
彼女らは、たとえ死のうが終わろうが、未来のためにあがき続け、壊れた未来を、再興につなごうとする。
【C-2/廃墟街/一日目 黎明】
【幡田零@Crystar】
[状態]:ダメージ(中) 打撲(小) SP消費(中)
[装備]:はがねの剣@ドラゴンクエストXオンライン
[道具]:基本支給品、不明支給品(確認済み、0~2)
[思考・状況]
基本行動方針:今度こそ幡田みらいを倒す。
1.ひとまずはアオイと行動を共にする。
2.みらいを、そして千や777を探す。
3.この殺し合いの首謀者は……?
【幡田零@Crystar】
[状態]:ダメージ(中) 打撲(小) SP消費(中)
[装備]:はがねの剣@ドラゴンクエストXオンライン
[道具]:基本支給品、不明支給品(確認済み、0~2)
[思考・状況]
基本行動方針:今度こそ幡田みらいを倒す。
1.ひとまずはアオイと行動を共にする。
2.みらいを、そして千や777を探す。
3.この殺し合いの首謀者は……?
※二週目エンディング後からの参戦です。
※主催の手によってヘラクレイトスの言語能力に制限が掛けられています。呼び掛けに応える程度は出来ますが、質問や会話などはできません。
※現在の技構成はラースブロウ、フェザーエッジの2つは確定です。後の2つは不明です。
※他の技に変えることも可能ですが、一定のタイムラグが必要です。
※主催の手によってヘラクレイトスの言語能力に制限が掛けられています。呼び掛けに応える程度は出来ますが、質問や会話などはできません。
※現在の技構成はラースブロウ、フェザーエッジの2つは確定です。後の2つは不明です。
※他の技に変えることも可能ですが、一定のタイムラグが必要です。
【アオイ(主人公)@ポケットモンスター バイオレット】
[状態]:ダメージ(小)
[装備]:こおりのつえ@ドラゴンクエストXオンライン
[道具]:基本支給品、モンスターボール(マスカーニャ)&テラスタルオーブ@ポケットモンスター バイオレット、不明支給品(確認済み、1~3)
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いなんて絶対絶対ぜ~~ったい止めるってば!
1.零ちゃんが無茶しないように一緒にいてあげなきゃ。
2.余裕があったら自分や零ちゃんの知り合いとも会いたいな。
3.クラベル先生……。
4.幸せになろうとせずに、みんなを不幸にしようとするなんて、諦めだと思うな
[状態]:ダメージ(小)
[装備]:こおりのつえ@ドラゴンクエストXオンライン
[道具]:基本支給品、モンスターボール(マスカーニャ)&テラスタルオーブ@ポケットモンスター バイオレット、不明支給品(確認済み、1~3)
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いなんて絶対絶対ぜ~~ったい止めるってば!
1.零ちゃんが無茶しないように一緒にいてあげなきゃ。
2.余裕があったら自分や零ちゃんの知り合いとも会いたいな。
3.クラベル先生……。
4.幸せになろうとせずに、みんなを不幸にしようとするなんて、諦めだと思うな
※本編、DLC共に終了後からの参戦です。
※しばらくの間テラスタルは使えません。
※しばらくの間テラスタルは使えません。
【マスカーニャ@ポケットモンスター 】
[状態]:ダメージ(小)
[備考] 現在の技構成はトリックフラワー、ふいうち、けたぐりの3つが判明しています。後の一つは不明です。
また、自力習得技なら新たに思い出させることは可能ですが、戦闘中にすぐには出来ません。
[状態]:ダメージ(小)
[備考] 現在の技構成はトリックフラワー、ふいうち、けたぐりの3つが判明しています。後の一つは不明です。
また、自力習得技なら新たに思い出させることは可能ですが、戦闘中にすぐには出来ません。
【支給品紹介】
【こおりのつえ@ドラゴンクエストXオンライン】
アオイに支給された両手杖。こおりの樹木という素材から作られる
そのままでも相手の魔力を吸収したり、魔力を強化できるが、道具として使うとヒャドの効果がある
【こおりのつえ@ドラゴンクエストXオンライン】
アオイに支給された両手杖。こおりの樹木という素材から作られる
そのままでも相手の魔力を吸収したり、魔力を強化できるが、道具として使うとヒャドの効果がある
【ルッカ@クロノ・トリガー】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、不明支給品1~3(武器の類ではない)
[思考・状況]
基本行動方針:死んでいても、生きていても、自分のやることを成す
1.知らない世界の手がかりを1つでも知る
2.上手く行けば、首輪解除の手がかりを入手する。
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、不明支給品1~3(武器の類ではない)
[思考・状況]
基本行動方針:死んでいても、生きていても、自分のやることを成す
1.知らない世界の手がかりを1つでも知る
2.上手く行けば、首輪解除の手がかりを入手する。
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| 035:雨と風と魔物と呪われし魔法少女 | 時系列順 | 037:勇者と侵略者のクエスト |
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| 幡田零 | ||
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