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神のいない世界の中で

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神のいない世界の中で ◆Z9iNYeY9a2



「時に夜神月君、君は人の魂、というものについてどう考えていますか?」

「魂…ですか?」

「ええ。
 人、いえ、生きている者、命ある生物全てに対して宿っていると言われる概念。
 キリスト教においては人間の不滅の本質であるとも言われ、そして日本においては時として死後神としても崇められうると言われるもの。
 科学技術では如何なる手段を持ってしても解明することができない。かといって宗教的観点からでは曖昧な定義として留まるしかない。
 多くの者がその存在を探求しようと試みながらも公には誰にも証明できていないとされる、まさに今を生きる者にとっては未知なる概念です」

「それが、どうしたと言うんですか?」

「先程、暁美ほむらという魔法少女に対して行ったあの行動。
 一定の可能性の元で人間をオルフェノクへと進化させうる、我々にとっては儀式と言って差し支えない行動ですが。
 成功した暁には、人間は人を超えるオルフェノクへとその身を転生させることができます。
 そして、暁美ほむらが言うには魔法少女はその生命を一つの宝石へと移し替えることでその身を人ならざるものへと変化させている、と言っていました」

「…………」

「私達オルフェノクは一度死を通して新たな新人類へと覚醒した種族。では、そんな我々にとって魂とは何か。
 正しく言うならば、我々オルフェノクという種は魂を通してその身を一段階上の存在へと引き上げたものなのか、それとも変化させたのはあくまでも人間としての肉体だけであるか、というのか」

「なるほど」

「無論私としては前者であることが好ましいことだと思っていました。しかし如何せん魂というのは哲学的、概念的な存在にすぎない。
 それを確かめる機会などくることはないだろう、と諦めているところがありました」

「つまりはこう言いたい、と。あなた達オルフェノクは”人間”であるからこそそうして進化をすることができた、と」

「そうですね。彼女の言う魔法少女とは肉体が魂とは分離させられた、いわば人と異なる者へとなっていました。
 そんな彼女に対して、いわば人間の進化した存在であるオルフェノクの力は適合しうるのかどうか。
 ひいてはそれは、我らオルフェノクという存在の意義を示すものに繋がりうる可能性を持っています」

「結果はどうだったんですか?」

「彼女は使徒再生を受けたにも関わらずああして肉体を維持させ命を永らえさせていました。
 魔法少女なる存在が生きる原理については聞いています。つまりは魔力を消費し崩れる体を維持したのでしょう。
 つまり、失敗したとしても生き続けることはできる、肉体さえあれば」

「あなたのいう魂、というものを変えるものではない、と言いたいのですか?」


「結論には届きませんが、その可能性は十分に存在するものと考えてよろしいでしょうね。
 さて、少し語ってしまいましたが夜神月君。君の意見を聞かせていただいても構わないでしょうか。
 オルフェノクに関わらずとも何でも構いません。君なりに人間とは何か、生とは何かを聞いてみたいのです」

「……あまり深く考えたことはありませんが。
 ただ、人が生きるということについて、僕としてはこれだけははっきりといえます」

「それは?」

「…人が死んだら還る場所、そこは何もない無であるということです。
 だから、魂なんていう存在も、僕には信じる意味なんてありません」



Nの城。
岩壁に沿うようにグルっと周囲を覆うかのような形にそそり立った巨大な建造物。
外から見れば城というには不気味な印象を受ける建物だ、と到着した月は思った。

「大きな建物ですね…」
「ええ。ですが既に内部の大まかな様子は探索を済ませています。
 もちろん抜けがない、とは言えないでしょうが今回目的の場所自体ははっきりしています」

その巨大さに圧倒される月を尻目に村上は城の入り口へと足を進めていく。

「そういえばこの城の主、Nという人物はポケモンが存在する世界にいた人間だとお聞きしています。
 そして先ほど月君の世界にはLなる人物がいるとも聞かせていただきました。
 果たしてこれは偶然なのでしょうかね?」
「知りませんよ」

月の中でNと言われて浮かぶのはLの後継者であるニア。
かつて自分の前に現れたニアが最初にそう名乗ったことがあった。
だが奴は名簿にて別の名で記載され、かつ既に放送で名を呼ばれた。
その名に関してはおそらく偶然だろう。

「さて、この先にある情報機器なのですが、先ほど説明したようにどうやら特殊な仕様となっているようでして。
 オーキド博士の手をお借りすることでポケモンの住む世界についての情報を確認することはできたのですが、それ以外のものについては私の見られるものを除けば閲覧が不可能でした。
 一応お二方には確認をしていただきたいと思うのですが、構いませんか?無論こちらの持っている情報も明かすつもりではあります」
「僕なら構いませんが…」
「………」

特に問題ないと見る月に対し、スザクは仮面の下で少し思案する。
聞いた限りのことを考えるに、そのデータベースに入っているのはおそらくギアスに関わることも含まれているだろう。
しかしスザクにはその辺りのことについて明るいわけではない。
C.C.辺りであればそこにも詳しいのだろうが、今はこの場にいない。

(いや、待てよ。その情報があるということは)

と、スザクの中で一つの可能性が浮かび上がる。

ギアスや皇帝達の求めていたもの、あれは自分の把握している範囲であれば、だが知っている人間はそう多くはない。
皇帝シャルル・ジ・ブリタニアとルルーシュの母マリアンヌ、そして自分とルルーシュ、C.C.だけ。
シュナイゼルほどの者すらもその詳細まで把握してはいなかった。
もしそういった情報が含まれているならば。

(さっきC.C.が可能性として提示していたように、協力者にそれを知ることができるものもいるということになる…?)

「分かった、私も付き合おう」




幾つもの階段と廊下を登った先。
城とは思えないほどに奇抜で巨大な外見と裏腹に内部は石造りの古風なイメージを与える雰囲気。

そんな空間に、大量に並んだ電子機器の置いてある部屋というのはかなり目を引くものだ。
目的の情報端末が配置されていたという場所。

「…やはりハッキングは無理のようですね」
「私も可能な限り手をつけてみましたが、しかし成果は見ての通りでして」
「では、今ここに置かれている情報から見るしかないということか」


まずはということでスザクがその調査を行うことになった。
元々先に考えていた事実の裏付けを取ることを優先しようと考えていたこともあって特に反対することもなく二人に先んじて端末を操作。

(…やはりか)

スザクにしてみれば内容の意味は理解できるものではない。
しかしどういったことが書いてあるのかは理解できる。
ブリタニアの歴史や世界情勢といった基本的な知識、そして。

アーカーシャの剣。
Cの世界。
ラグナレクの接続。

決して聞き覚えのないものではない。

(…やはり相手はこれらの情報を知っている。
 だが、どうやって知った?何故これをこんなところに載せている?)

月と村上はその内容を読んで思考を巡らせているようだったが、スザクとしてはそれどころではなかった。

内容についてはやはりC.C.に聞いて確認をしておきたいものではある。
今の自分として考えられるのは、何故これがここに保存されているのか、そして何故アカギはこのような情報を残しているのか。

(…駄目だ、僕じゃルルーシュほど物事を多角的に見ることはできていない)

スザクは一旦その情報があったという事実を頭の片隅に残し、今度は月が端末の前に移った。


「デスノート。確か人の顔を知っていてかつその名前を書くだけでその人間を死に至らしめることができるという恐ろしい道具ですか」
「あなたは、それを恐ろしいと見るのですか」
「ええ。元来人を殺すという行為だけを取り上げるならばそう難しいことではない。
 例えばナイフや拳銃のようなもの……など無くともその辺りに落ちている石や木の棒でも人を殺すことはできます。
 かといってそれらが殺人の道具として扱われることはない。それはそれらが本来殺人という結果をもたらすための道具ではないからです。
 そしてナイフや拳銃、これらは確かに殺人という行為に特化したものではありますが、それによって手にかけられる人間は少数。目の前にいる相手程度のものです。
 しかしそのデスノートという道具はそういった当たり前のことを覆して人に力を与えてしまうものです。無論、存在するのであれば、ですが」
「正しい人が持てばそれが世界のためになる、とは思わないのですか?」
「いくら正しくとも、人は所詮人。
 我々のようなオルフェノクならいざしらず、人間がその力の誘惑や業に惑わされないとは思えません。
 例えば、自分にとって都合の悪い人間を殺していくことで己に都合のいい世界を作る、などという低俗なことを考えたり、ね」
「………」


デスノートのルールや存在、そしてそれを用いて世界に多大な影響をもたらしたキラという存在、そしてその顛末。
記された中には一部名前を特定の名称で載せられており、全容は把握できたものの各名称が誰を指したものか、という点が一部不明だった。
特にキラの正体、という箇所については。
だがそれが誰を指すのかはこの場の皆は知っている。故に深い詮索は今更する意味がない。

「さて、それでは一応ですが私の出せる情報も見せたほうがよろしいですね」

村上は端末の前で再度操作し、表示画面を切り替える。

「中には我々オルフェノクにとって知られるとまずい情報自体もあるのですが、幸いあなた達は私達とは住む世界を別にする人間だ。
 今この場所で知られることに致命的となるものはないでしょう。
 私とは別の新鮮な視点から見たものとして何か気づくこと、思いつくことがあるかをお聞かせ願いたいと思います」

村上にしてみれば、例えばオルフェノクの寿命に関することなどは人間に知られることは致命的なもの。しかしそれはこの場にいる別世界の人間に知られたところで大した問題をもたらすものではない。
もし草加雅人を始めとする同じ世界の”人間”であれば、何としてもこれを知られることを阻止するだろう。
しかし別世界の人間に知られたところでその世界にオルフェノクが存在しないのであれば情報自体に意味は無い。
無論、それらの情報を無闇に口にするような人間であれば口封じのために切り捨てるが目の前の二人はそこまで愚かな人間には見えなかった。



「……一つお聞きしたいのですが。
 このオルフェノクの王という物について」
「それは我々オルフェノクを束ねるべき種族の王、とでもいう存在です。
 王を探し、オルフェノクを繁栄させる、それが我々にとって最重要使命であると言っても過言ではないでしょう」
「それは分かります。お聞きしたいのはここの、その王を呼び出す儀式、とでも言うのでしょうか。
 『九死に一生を得た子供の中に宿る』と記されていますが、それには理由はあるのですか?」
「いえ、理由は不明です。私の前任者がそうであるということを突き止め、それに間違いはないと言われているのですが、何故という点においては分かっていないと言わざるを得ません。
 しかしそれがどうかしましたか?」
「九死に一生……」

月は顎に手を当てて少し思案し。
そして顔を上げて村上へと向かい直す。

「これって今の状況と似ていませんか?
 九死に一生を得た、つまりは殺し合いを生き残った人間を選別する、という意味では」
「ほう」

関心したような声を上げる村上。

「あくまでも仮説にすぎませんが、ただもしそうであったとしたら」
「我々にとってオルフェノクの王降臨の儀式に近い何か、あるいは別の目的があるのではないかと。そう言いたいのですね?」
「はい」


月がそう答え。
それに対して村上が興味深そうに頷いた、その時だった。

視界の端にあったモニターが、誰も触れていないにも関わらず点灯したのは。


僕にとって、父親・夜神総一郎とはどんな存在だったのだろう?

尊敬する父親だった。
全ての人間が父のように勤勉で真面目であったらどれほど世界がよくなっただろうと思ったこともあった。

だからこそ、いくら犯罪者を逮捕しても減ることのない犯罪には胸を痛め、いつかそんな父の助けになりたいとも思っていた。
あのノートを拾うまでは。

でも、だからこそ父のような人間には幸せになってほしいとも願っていた。
キラとしてではなく月として。

今思えば、父が死んだあの時から何かが自分の中から欠けていったのだろう。

あの時から色んなものが変化し。
今となってはもうどうだったのか思い出せないことばかり。

だけどそれでも、あそこでメロに殺された父に対して、何も思わなかったのかと聞かれて。
それを肯定することは、間違いなく嘘だろうと自分でも断定できる。


そんな僕が。
画面の奥で得体の知れない影に飲み込まれていく父の姿を見た時、一体何を感じたのだろう。



(C.C.が、いない…?)

不意に映ったモニターの中。

夜神総一郎、巴マミ、ニャース、そして影を引き連れた桜なる少女。
一人を除けば別れる前の政庁に残っていたはずのメンバーだ。

あの崩壊した場所にいつまでもいるはずはない。だからこそ彼らが施設を移している事自体はそう問題ではない。
問題は、その中にC.C.がいないという事実だった。

揉めている最中も彼女の名前が呼ばれる様子もどこかにいる気配もなく。
最後の瞬間に閃光と共に映像が落ちるまで、全く彼女の存在を感じさせるものがなかった。


(まさかC.C.、君は……)

不死の少女とはいえこの場においてはその限りではないのだろう。死ぬ時は不死身の魔女とて命を落とす。
それが、自分が離れた数時間の間に起きてしまったのだとしたら。




「父、さん…?」

そしてその目の前で起こっていた映像に反応を示す者がこの場にもう一人。

何が起きたのかは理解できていない。
謎の影を操る少女に向かっていく姿は自分のよく知っている父の姿で。
その直後にその影に飲まれて消滅していった、命を落としたのも紛れもない夜神総一郎だった。

「…夜神月、気をしっかり持て」
「何で……」

ロボットを操る男だったり、変な超能力を使う女だったり、魔法少女とかいうわけの分からない存在だったり。
そんなものがたくさん存在するこの場所で、ただの警察官でしかない夜神総一郎がここまで生きてこられたのはそれこそ幸運だったのかもしれない。
いずれ命を落とす可能性自体は常に頭に入れていたつもりだった。実際に先は父親を手に掛けることすらも考えたりしていた。
だが、その父親が死ぬ時の姿を自分では何もできない状態でまたこうして見せられるとは思ってもいなかった。
かつてのあの時の無力な自分を直視させられた気分を二度も味わうことになるとは、全く考えていなかった。

あの時、メロに撃たれて死にゆく父を看取った時のように。


そんなえも言われぬ感情に打ちひしがれる月を静かに見下ろす存在があった。

「なるほど、君の父親は人間にしては確かに正しく誠実だったのかもしれません。ですが、だからこそ命を落とした。
 そうではありませんか?」
「…どういうことだ……?」

冷たい言葉を投げかける村上峡児。それを受けた月は思わず疑問で返す。

「言葉通りの意味ですよ。あの黒い影のようなものを浴びれば、確かに人間であればひとたまりもないもののようです。
 それをおそらく理解していながら、敢えてあの少女に向かっていき、しかし言葉は届くことなく命を落とした」
「あんた、父さんが無駄死にだったとでもいいたいのか…?」
「ええ、傍から見れば無駄死以外の何者でもないでしょう」

思わず起き上がって胸ぐらを掴み上げる月。
しかしそんな月の視線を受けながらも表情一つ動かすこともなく見下ろし続ける。

「先程言いましたよね。いくら正しくとも人は所詮人だ、と。
 そういうことですよ。人間は弱い。如何なる主張を掲げ、正義を、思想を掲げようとも一人で生きていくことすらできない。
 この場においてはなおのことです。
 ですが、我々オルフェノクは違う」

ゆっくりと服の襟を掴み上げる月の手を離させた後、村上の顔に模様が浮かび上がり。
次の瞬間には白寄りの灰の体色の異形へとその姿を変異させていた。

「そう、何を成すにしても力というものは必要なのです。
 反逆も、革命も、世直しも。人どころか世界すらも変えたいと思うのであれば。
 月君、君はその力を望んでいるのではないですか?」
「…僕が……」
「ええ。君自身も欲しているはずだ。
 人を、そして世界を変えられる力を。無論君一人ではどうすることもできないかもしれない。しかしその一つになることはできる。
 神、とはいえなくとも愚かな人間の上に立つ存在の一人として」

月の心に揺らぎが生じる。
キラには届かなくとも、自分の力がより良き人間が住まう理想の世界を作ることに貢献できるかもしれない。
それは甘美な誘いにも感じられていた。

「この手を取るならば、私は君に力を授けることができる。
 どうですか?」
「……でも、それは高確率で僕を殺すものじゃ」
「そうなりますね。しかし成功すれば晴れて君は我々の仲間入りを果たすことができる。
 人という殻を被ってそれに囚われたまま生き続けることと、その小さな確率にかけて人を越えること。
 どちらを選びますか?」

と、村上はその手を月に向けて差し出す。
提案を受けるならばそれを手に取れと言うように。

その問い掛けは、かつて死神・リュークが自分に向けて投げかけた取引にも近いものだった。
寿命の半分を対価に邪魔者・Lの抹殺も容易いものとしてくれる死神の目を得るかどうかの。
あの時はキラとして世界に君臨することに意味があるとしてその取引自体を却下してきた。
しかし今の月はその結果命を一度落とした身。

そう、もしあの世界に戻っても、再度キラとして返り咲くことなどできない。ノートもなければリュークもいない。
だが、村上の言う力があれば、あるいは。

「……………」

無言のまま、まるで引き寄せられるように手を取ろうとする月。
その姿を見て、村上の影がまるで笑みを浮かべるように口元を上げて頷いた。

(…そうだ、どうせこのままただの人間として生きていくくらいなら)

人を越える力を得て、村上の言うような世界を創る一員となるのだ。
犯罪を犯すような愚かな人間がいない世界に。
正しい人間が正しく生きられるような世界に。

父さんのような人間が安心して暮らせるような、そんな――――



その時脳裏に浮かび上がったのは、あの時夢のような形で見せられた光景。
ノートを拾う前の、キラでも何でもないただの夜神月であった時の自分の姿。

それが見えた時、揺らぐ月の心に波紋のように広がっていく思いがあった。

(それは……本当に―――)

僕が望んでいるものなのか?



「どうしましたか月君」

手に触れるかどうかの直前といったところで止まった月の手。
その様子に怪訝そうに声をかける村上。
しかし月はその声に答えることもなく、迷うように手を止めている。

「まあいい。受けたと見て大丈夫でしょう。では」

しかしその止まった様子を気にすることもなく村上はその月へと向けて体から細い管のような触手を生み出す。
暁美ほむらに対しても使用した、人とオルフェノクの選別を行うオルフェノク特有の器官。

それが月の胸を貫かんと迫り。


「む?」

しかしそれが月の心臓に達することはなかった。


「私の見立てではこの月君との話の中に割り込んでくるような者ではないと見ていたのですが、見誤りましたかね」
「そうだな、私としてもこのまま見ているだけでも構わなかったのだが、少しばかり見捨てられない理由ができたのものでな」

座り込んでいた月の体を抱え上げて村上から距離を取るスザク。

「さて、どうして邪魔をしたのかお聞きしてもよろしいでしょうか?」
「深い意味はないな。だが敢えて言うなら、この男のことはある人物から頼まれている身なのでな。
 あなたの行動はそれに反するものだと判断したまで」
「そうですか。こちらとしてもあなたをここまで連れてきた目的自体は果たせました。
 それでもおとなしくしているのであれば放っておこうと思っていたのですが、邪魔をするならば致し方ありませんね」

村上、ローズオルフェノクのスザクへと向ける気配に敵意と殺気が混じる。

「消えろ」

それを抑えることもないまま手を前にかざした瞬間、スザクに向けて真紅の薔薇の花弁が飛来する。
周囲を覆い尽くさんとするその花びらに対し、スザクはバッグから取り出したバスタードソードを振るう。
空を斬るかのような風圧に花弁の群れに隙間が一瞬開く。

ほんの一瞬、しかしその隙間はスザクが走り抜け脱出するには十分なもの。
バスタードソードを持つ力すら惜しんだスザクはその場に剣を投げ捨てて駆け抜ける。

「逃しませんよ」

しかしその逃げ出した先、本来いるはずのない箇所に立っていた村上はその灰色の手をスザクに向けて振るう。
腕をかざして防ぐが、激しい衝撃と共にスザクの体は後ろへと弾き飛ばされる。
倒れ込んだスザクの腕には痛みを超えた強い痺れが残り続けている。

スザクが打ち捨てたバスタードソードを軽々と拾い上げた村上は、それをまるで処刑人のようにスザクの前に構える。

そのまま、情け容赦なく振り下ろそうとした瞬間、スザクはマントを大きく翻した。
まるで己の体をその漆黒の布で覆い隠すかのように。

それと同時に、その視界に小さな物体が宙を待っているのを村上は見た。
目の前へとそれが到達した時、その何かは視界を真っ白に覆い尽くすほどの閃光と轟音を発して弾けた。


「…!スタングレネードか…!」

視覚が真っ白に染まり、聴覚にも障害が生じて無色無音の世界に取り残されるかのような感覚に襲われた村上。

時間の感覚すら分からなくなる間、その空間に取り残された村上。
そしてようやく障害が抜け、自分を取り戻した時、そこには誰もいなかった。

時計を確かめると、数分の時間が経過している。
してやられたようだが、しかしまだそう遠くへは行っていないはず。
人を一人連れていること、そしてあのスタングレネードの影響が同じく至近距離で受けた向こうにも少なからずあるだろうということを考えれば追いつくことは可能だろう。

「少し相手が人間であることに油断していたのかもしれません。
 ですが決して逃しはしませんよ。私をコケにした罪はその命で償ってもらいます」


耳に残留し続ける鋭い耳鳴りに耐えながらもスザクは走る。
その脇に抱えているのは同じく耳鳴りと、そして視覚障害によって身動きが取れない夜神月。

Nの城の内部の構造は少なくとも自分より先んじてこの場に足を踏み入れていた村上に理がある。
もし数分程度の時間稼ぎが叶ったとしても追いつかれるまでにそう時間はかからないだろう。
普通の人間であれば。

スザクは親友のルルーシュに体力バカとまで評されたほどの身体能力を持った男。
もし逃げるということに専念さえできるのであれば、村上と対面したとしても振り切る自信はある。

問題があるとすれば。

「…っ、ここは……」
「そろそろ感覚も戻ってきたか」

その脇に抱えた一人の青年だろう。
もし彼を抱えて逃げると言うのであれば、その負担で足が遅くなり逃げられる可能性は大きく削られてしまう。
見捨てる、とは言わない。せめて己の足で動いてくれさえすれば、まだ可能性はある。

だからこそ、スザクは月に話しかける。
彼をここで見捨てていくべきか、それとも共に逃げるべきか。
それを見極めるために。

「…どうして僕を助けた?」
「助けられた、という意識はあるのだな」
「茶化すな」
「何故私がお前を守っているか、それは夜神総一郎に頼まれたから、というのでは理由としては不満か?」
「ああ。別に父さんがそう言ったとしても、お前がそこまで僕を守る理由も、気にかける意味もないだろう?」
「確かに、そうだな」


実のところ、スザクとしてはもしあの場で月が村上の手を取っていれば、依頼に違わず切り捨てることも視野に入れようと考えていた。
頼んだ人間は既にこの世にいない。そしてあの最期を見た上でその選択をするのであれば、きっとこの場からの脱出を望む皆にとっても障害にしかならない。
逆に言うと、守る価値がある、と思うことができるのであれば例え夜神総一郎がもう死んだのだとしても、その願いは守ろうと、そう思っていた。

「何故あそこで村上の手を取ることを迷った?」
「…分からない。僕自身が一番分からないんだ。
 父さんの死をどう思っているのか、僕が本当はどうしたいのか」

父親の死を見るのはこれが初めてではなかった。
だというのに、何故こんなにも自分の心を揺さぶっているものがあるのだろうか。
それが、月にとって最も分からないことだった。

「親の死は普通であれば誰だろうと悲しいものだ。そこに何を疑問に思うことがある?」
「父さんが死ぬのを見たのは、これが二回目なんだ。
 なのに、今の僕はあの時以上に………」

そう、一度は看取った父親。
あの時は悲しむ息子を演じるために涙を流していた。

だが、今は涙が流れないにも関わらず、何故こうも打ちひしがれているのだろう。
親の死が何度見ても慣れるものではないとしても、そのダメージはあの時以上のような気がした。

「多くを知っているわけではないが、君の父親は立派な人間だったように思う」
「そうだな、立派な人だった。いつだって正しくて、正義感に満ちていて、理想の警察官で、父親だった。
 だけど、そんな人でも」

その正しさを貫こうとした結果命を落とした。
あの時も、そして今も。

「殺人が罪?そんなこと僕が、誰よりも分かってた。だけどそれでも僕がやるしかなかったんだ…!
 だけど、父さんはそんなやり方を認めはしなかった。その結果がこれだ…!!」

この言葉が演技なのか、それとも本当に思っていたことなのか。
それすらも今の月には分からなかった。

「人が人であるかぎりは変われないなら…、村上の話を聞いてそんなことを思ってた。
 あの力があれば、キラにはなれなくても人を、世界を変えられるんじゃないかって」
「何故そうも世界を変えることに拘る?」
「それは――――」

何度も同じことを言っていたはずだったのに、改めてそう問い掛けられると答えに詰まっていた。
世界を変えたかった理由。
それは、より良き社会を創るために。

いや、それは建前にすぎない。
本心はもっと欲に満ちたものだった。
新世界の神になる。
そんな自分に酔っていたのだ。

「…昔話になるが。私が知るとある男の話だ」

ふとスザクは、答えに詰まる月に向けて静かに語りかけた。


「その男、少年の父親はある国において政治的に高い地位にいる者だった。
 一つの大国に狙われていた、小さな国の。
 彼は国を守るために降伏には従わず徹底抗戦の構えをとっていた。
 少年は思った。そのやり方は多くの人間の血を流すことになる選択だ、と。
 だからこそ、少年は父親を殺した。そうすれば戦うこともなく戦争は終わると、そう思って」
「…国のトップが死んだだけで戦争が終わるわけがない。むしろ混乱に付け込まれるいいきっかけになるだけだ」
「そうだ。そして実際にその通りになった。
 だからこそ少年はその国を内側から変えることで、贖罪をしようとした」
「………」
「少年の行動にはその罪がいつも付き纏っていた。
 結局、その男には自分なんてものはなかった。理想も覚悟も、全て自分の罪の自分の罪とそれを打ち消したいという想いから来る偽善でしかなかった」

表情も見えぬまま話すその姿には、他人というよりは深い関わりを持つ者のことを話しているようで。
そして月自身にも、他人事のようには思えなかった。

その話にある少年の罪が。
かつてノートを初めて拾い、そして使って人の命を目の前で奪ったあの時の自分のそれのようにも感じられたから。

「夜神総一郎からだいたいの話は聞かせてもらっている。
 君の正体も、そして君とどんな話をしたのか、そして君の罪も」
「…………」
「だが、先にも言ったとおり私はそれを追求するつもりはない。どうするかは今の君の選択次第だ」
「今更僕に選ぶ資格なんてあるのか…?」
「当然だろう。だが深く悩む必要もないと私は思う。
 例え”神”がいなくとも、”夜神月”はここにいるのだろう?」

神”キラ”はいなくとも、夜神月はここにいる。

その言葉で気付いた。
何故、父親の二度目の死にこんなにも衝撃を受けていたのか。

一度目は存分に悲しみを演技として表すことで”夜神月”を演じようとした。自身の本当の悲しみを押し隠して。
だけど、キラという皮を被った自分には、その悲しみを受け止めることができなかった。
”キラ”という概念によって、父親の死の悲しみすらも押し隠されてしまった。

だが、今この場にいるのはキラではなかった。キラになろうとする夜神月でしかなかった。
キラとしての夜神月は、ニアに負けた時から、いや、夜神総一郎と邂逅し自分の内に秘めたものを意識させられた時からいなかったのだ。

だからこそ、誤魔化すことができなかった。
親を失った悲しみを。正しさを打ち砕かれた悔しさを。

「全く、自分の顔すら見せないような男にそんなことを言われる日がくるなんてな」
「立てるか?」
「ああ、大丈夫だ」

差し出された手を取り立ち上がる月。

「ここからは自分で歩ける」

キラという神にもう縋る必要はないのだ。
自分で立ち、道を選ぶ。
夜神月という、人間として。





「見つけましたよ」

そうして歩みだそうとした二人の後ろから村上の声が届く。
静かに、冷静そうに佇んでいるローズオルフェノク、しかしその裏から発される殺気は抑えきれていない。

「…月君、さっきは邪魔が入りましたが君の答えを聞かせてもらいましょうか」
「村上さん。僕はあなたの仲間になる道は選べません」
「二言はありませんね?」
「はい」
「仕方ありません。ではそこの男ともども死ぬといい」

そう告げたのを最後に、村上はその手に作り上げた青い炎の塊をスザクに向けて放り投げた。
月の手を引きながら避けた炎は壁を青い爆風で包み、外へと繋がる穴を作り出す。
無論そこから飛び出すという選択肢はない。それをするには地上までの距離がありすぎる。

間髪入れず村上の透明な頭の奥にある脳を連想させる器官が光をあげ、視界を覆い尽くすほどの真紅の薔薇の花弁を飛び散らす。
スザクは漆黒の両刃剣を構え、その花弁を弾き飛ばす。
腕や足に痛みが走るが致命傷、戦いに大きな影響を及ぼしうる傷だけは避けるように受け止める。


やがて花弁が薄くなった場所を飛び退き、再度閃光弾を投げようと前を向き。
しかしそこに村上の姿はなかった。

ふと背筋が冷えるような気配を感じたと同時、ギアスの発動を直感。
その感覚に任せて地を蹴るのと、その自分がいた場所に巨大な刃が振り下ろされたのは同時だった。

「あの時のゼロほどではありませんが、”人間”にしてはやるようですね。
 やはりただ殺すだけというのは惜しいと考えた方がいいでしょうか」
「………」

やはり目の前の男は強い。そうスザクは自分に警告し続けるギアスを感じながら思う。
だが、今背を向ければ村上はその隙をついてくることは疑う余地もない。
あの触手か、あるいは瞬間移動か、薔薇の花弁か。
全て背を向けていては対処することができないものだ。だからこそギアスによる逃走も抑えられている現状。

「ゼロ!」

と、部屋の物陰に潜ませておいた月がゼロへと呼びかけながら何かを投げつけた。
思わずそちらに目をやる村上、しかしその投げられた何かに向けて駈け出したゼロの姿を確認してすぐに攻撃に移っていた。

空中、避けることもできない飛び上がった態勢のゼロに向けて放たれた大量の花弁。
それはスザクの体を包むように迫る。
剣を振るうが花弁全てを対処しきることはできず。

その一つがスザクの体に触れて、弾けたその時だった。

手にとった何か、赤いカードのようなものが眩い光を放ち始めた。
それは先のスタングレネードに比べれば何ということもない、音を出すこともないただの光。

だが、それがローズオルフェノクの体を包み込んだ、と思ったところでその光は消滅。
閃光の中にいたはずの村上もろとも消え去り、同時に村上がコントロールしていた花弁も地面へと落ちた。

「…今のは?」
「所有者が相手の攻撃を受けた際、どこか攻撃の届かない場所まで移動させる、っていう道具らしい。
 正直眉唾だったし、賭けみたいなものだったけどね」

あの投げたカード、レッドカードは既に消滅している。
一度限りの使い切りアイテム、というところなのだろう。

「よかったのか?そんなものを私のために使って」
「どうせ君が死んだら僕だって後を追うことは変わらない」
「村上の言葉を受け入れておけばよかったんじゃないのか?」
「それをしたところで確実に生きられるわけじゃない。
 それに、君のおかげで少し気が晴れたような気がする」

ここにくるまでは無気力状態に近く、そして夜神総一郎の死以降は闇を湛えていた瞳に、少しは光が灯っている気がした。

「もうキラになれないのなら、なる必要がないのなら、僕は夜神月として生きてみたいと思うんだ」

新世界の神を名乗る殺人鬼、キラではない。
ただの、そう、少し他の人よりも頭がいいただの人間、夜神月として。
最後まで、力がないなりに自分のやるべきことを成そうとした、夜神総一郎の息子として。

「だから、まずLに会おうと思う。
 信じてもらえるかは分からない、だけど僕なりにできることをするために」

元々キラとしてLのことを殺した自分だ。加えて少なくない人間に対してLの悪評を流した。
果たしてそんな自分のことを信じてくれるか。

「君の頭脳を、皆のために、この状況の打開のために使ってくれるとそう言ってくれるのだな?」
「ああ」
「なら約束しよう。私は君の剣として、必要ある限り守ろうと」
「…よろしくお願いさせてもらうよ、”枢木スザク”」

ふと口にした名前。
それだけで見えないはずの仮面の奥の表情がこわばった気配を感じた月。

「元々ロロ・ヴィ・ブリタニアから彼の知る参加者の名前自体は聞いていた。だが確証が持てるものじゃなかった。君が彼らと同じか類似した世界の人間とは限らなかったからな。
 だけど、君が端末から見せたあの情報は彼から聞いていた世界についてのものだった。そうなれば君の正体は絞られる。
 そしてもう一つ、君はKと呼ぶようにと言った。これは君の苗字、枢木から取ったものじゃないのかな?」
「……………」
「Lならもう少し気の利いた呼び方を考えたと思うよ」

ため息をつくように肩を動かして、スザクは

「これは戒めのようなものだよ。自分の過去の罪に対して、の」
「過去の罪、ね。君がこうして殺し合いに非積極的なのもその罪滅ぼしのためなのかな?」
「それは性分のようなものだ。ともあれ、仮面についてはあまり詮索してくれない方がありがたい」
「全く、キラを名乗らなくてもいいって言っていたやつがそうして顔も名前も隠し続けてるんじゃカッコつかないな」

軽口を叩きながらも、月は目の前に差し出された手を受け取る。

かつては様々な思惑を胸に、偽りの友情を築くために世界最高の探偵に対して同じ行動をした月。
今は何を思うこともなく、純粋に友好関係を築くためだけにその手を握り返していた。

目の前にいる男は自分の顔すらも見せない怪しい存在との握手だというのに、あの時と比べて受け取ったその手は温かいものに感じられた。


「なるほど、してやらてれたようですね」

Nの城から離れてしまった山中、一人佇む村上は呟く。
視界の先にはNの城が見える場所ではある。
しかしそこの間にあるのは既に禁止エリアとなった空間。
いくら村上が人智を超越したオルフェノクであるとはいっても一分そこらで直線距離にして1kmを走り抜けることができるなどとは思っていない。
かといってあの場所に戻ろうとするならば、遠回りになり時間がかかってしまう。戻ったところであの二人は既に移動していることだろう。

「腹立たしいですが今回はあなた方の戦略的勝利を認めましょう。ですが、次に会った時には覚悟しておいてください」

怒りばかりを発していても仕方ない。
灰色の手を木々にぶつけて粉砕したところでどうにか冷静さを取り戻す。

ある程度の情報は得られた。あの場所に固執する意味もない。

「放送も近いですね。
 こちらからはそろそろ北崎さんや木場勇治、そして乾巧を探しに出るべきですか。
 特に乾巧は、そろそろ覚悟を決めてくれていると嬉しいのですがね」

まずはオルフェノクたる者達の捜索を優先すべきだろう。彼らは上の上たる者。そう簡単に命を落とすこともないだろう。
結局行方も知れなくなってしまっていたデルタギア、そしてカイザギアやファイズギアの収集もある。

そしてもう一つ、あの映像に見えた、あの漆黒の少女。
まるで人の心の闇が溢れだしたかのような真っ黒な泥を操る者。
彼女の未知なる力もまた如何なるものか確かめてみたい。

ポケモン、ギアス、そしてあの少女の持つ力。

全てはオルフェノクという種の繁栄の糧とするために。



【B-4/Nの城/一日目 夕方】

【夜神月@DEATH NOTE(漫画)】
[状態]:疲労(大)
[装備]:スーツ、
[道具]:基本支給品一式
[思考・状況]
基本:キラではない、夜神月として生きてみたい
1:とりあえずゼロ(枢木スザク)と行動する。
2:Lを探し、信じてもらえるのであれば協力したい
※死亡後からの参戦


【枢木スザク@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[状態]:細マッチョのゼロ、「生きろ」ギアス継続中、疲労(大)、両足に軽い凍傷、腕や足に火傷
[装備]:エクスカリバー(黒)@Fate/stay night、ゼロの仮面と衣装@コードギアス 反逆のルルーシュ(仮面は支給品の中にあった予備のもの)
[道具]:基本支給品一式(水はペットボトル3本)、スタングレネード(残り2)@現実
[思考・状況]
基本:アカギを捜し出し、『儀式』を止めさせる
1:月を守りつつ仲間を探す
2:Lを探し、 政庁で纏めた情報を知らせる
3:放送を聞く
4:生きろギアスのことがあるのでなるべく集団での行動は避けたい
5:許されるなら、ユフィの世界のスザクに彼女の最期を伝えたい
[備考]
※TURN25『Re;』でルルーシュを殺害したよりも後からの参戦
※学園にいたメンバーの事は顔しかわかっていません。


【B-2/山岳地帯/一日目 夕方】

【村上峡児@仮面ライダー555】
[状態]:疲労(小)、人間態
[装備]:なし
[道具]:基本支給品×3、拡声器@現実、不明ランダム支給品0~2(確認済み)、バスタードソード@現実、C.C.細胞抑制剤中和剤(2回分)@コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー
[思考・状況]
基本:オルフェノクという種の繁栄。その為にオルフェノクにする人間を選別する
1:放送を待った後南下する。
2:ミュウツー、黒い少女(間桐桜)に興味。
3:選別を終えたら、使徒再生を行いオルフェノクになる機会を与える
4:出来れば元の世界にポケモンをいくらか持ち込み、研究させたい
5:魔王ゼロ、夜神月、ゼロを名乗る男はいずれ殺す。
[備考]
※参戦時期は巧がラッキークローバーに入った直後
※マオのギアス、魔女因子、ポケモンに興味を持っています
※スザク以外の学園に居たメンバーの事を大体把握しました(あくまでマオ目線)


132:虚の中の道標 投下順に読む 134:理想郷は遥か遠く
時系列順に読む
118:私であるために 枢木スザク 143:再起動
夜神月
村上峡児 141:喪失-黒き虚の中で少女は



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