生物物理

Physical Biology of the Cell

【著者】Rob Phillips et. al.
【出版社】Garland Science
【難易度】☆☆
【お勧め度】☆☆☆
【コメント】
  • 生物学者にもわかるように書かれた生物物理の入門書。生物での典型的な時間・空間・エネルギースケールをまず論じ、次に初等的な統計力学の理論を生物物理の実験と結びつけて論じています。近年の非平衡微小系の理論との繋がりを考えると、これから発展していきそうな雰囲気が伝わってきます。ただ、個人的に思うのは文章がこなれすぎていて、母国語が英語でない人にとっては不親切な気がします。academic writing の基礎は平易な英語表現なので、その意味ではよくない気がする。あと、物理を専門とする人にとっては簡単すぎる説明に時間を割きすぎていますね。(それぐらいのほうが生物学者には良いのだろうけど。) -- kz (2013-11-04 14:16:07)
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Mechanics of the Cell

【著者】David Boal
【出版社】Cambridge University Press
【難易度】☆☆☆
【お勧め度】☆☆
【コメント】
  • 細胞を弾性体としてモデル化した時の力学理論の本.極めて物理的.Physical Biology of the Cell が生物内の分子の「機能」と物理の関わりに焦点をあてようとしているのに対して,この本は生物を題材としたあくまでも「弾性論」の本です.かなり雰囲気が違います.-- kz (2014-01-09 16:39:07)
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最終更新:2014年01月09日 16:39
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