GDC Next10:インタビュー

次世代のゲームクリエーターたちのカンファレンスである、GDC Next10。
Project SparkのSoren Hannibal氏がインタビューに答えています。
日本語で要約しました。

ツイッターやyouTubeのようなサイトを見ると、たくさんの人が自分を表現したがっているのが分かる。ゲームを通じて、何かを作ってお互いにシェアし、批評しあう。そして自分の作品を高める、そういう場を提供したかった。

ゲームの作り方は一つしかないというのではなく、人によってそのレベルは違うということを認識しているので、Project Sparkでは自由に作れるようにした。手早く簡単に作ることもできるし、より深く極めたいという人にはその邪魔にならないようにしている。

ゲームを作るといっても、何に興味があるのかは人によって違う。世界を作ることに興味がある人もいるし、ブレインを細かくいじることに興味がある人もいる。その興味を守るため、Project Sparkはゲーム作りの演出や操作をシンプル、簡単にした。普通のプログラミングにようなコンパイルなどの操作はいらず、すぐに作って試して、また作るということが可能になっている。

あるユーザーが、我々の用意したカメラコントロールではなく、スクリプトを組んでオリジナルのカメラコントロールで素晴らしい3Dゲームを作ったというのがとても印象深かった。「どうやって作ったの!?」まさに、Project Sparkで言いたいのがこの言葉だ。

まずはリリースすることが一番だが、すでに追加したいと思っている膨大なウィッシュリストが存在する。また、リリースすればたちどころにたくさんのユーザーからのフィードバックが返ってくるだろう。ほかのゲームと同様にProject Sparkはユーザーからのフィードバックが大事なものだ。新しいコンテンツの追加とともに、定期的なアップデートをするつもりだ。

サンドボックス型のユーザー生成コンテンツ(UGC)というのはとても少ないジャンルなので、我々もユーザーに楽しんでもらうためにやることはたくさんある。人々の興味を失わせたUGCには、作れるジャンルが限られていたり、作れるワールドのサイズやキャラクターのバリエーションが限られていたというような、できる経験に限りがあったことが原因ではないかと思う。熱心なクリエイターは、自分の目指すゴールにたどり着ける助けになるツールを選択するだろう。そして、ユーザーには自分のクリエイティビティを発揮するための道を見つけてもらいたいと思っている。

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最終更新:2013年11月03日 23:15