カード能力解説 > 大自然を巡る熱砂の旅シリーズ

大自然を巡るゲンサン 大自然を巡るサゴ 大自然を巡るイノハ BGCOLOR(yellow):~大自然を巡るソラ 大自然を巡るギューラ
レアリティ ☆6~7
カードタイプ たいりょく・単体
スキル効果 相手全体にこのカードの「たいりょく」×nの属性攻撃を与え、
mターンの間、「やどり木」+2つの状態にする。
さらにmターンの間、たいりょくタイプをどの色の連鎖でも攻撃するようにする(通常攻撃のみ)
Lスキル効果 たいりょくタイプの攻撃力、体力を強化し、一度に消せるぷよ数をn個増やす
さらにクエスト出発時たいりょくタイプの初回スキル発動ぷよ数をm減らす
コスト 48,60

解説

2021年3月1日のデータ更新で追加されたシリーズ (大自然を巡る熱砂の旅シリーズ)。
2021年3月のぷよフェスにてゲンサンが登場し、4月にサゴ、5月にソラ、6月にイノハ、8月にギューラの順で登場した。

ステータス

☆6 Lv99 たいりょく こうげき かいふく
大自然を巡るゲンサン 5220 3020 200
大自然を巡るサゴ 5200 3013 212
大自然を巡るイノハ 5240 3006 206
大自然を巡るソラ 5220 3006 212
大自然を巡るギューラ 5200 3020 206
☆7 Lv120 たいりょく こうげき かいふく
大自然を巡るゲンサン 8874 4077 270
大自然を巡るサゴ 8840 4067 286
大自然を巡るイノハ 8908 4058 278
大自然を巡るソラ 8874 4058 286
大自然を巡るギューラ 8840 4077 278

副属性がないため、ほかの副属性なしフェスカードと同様に攻撃力が高い。
☆6では、非フェスの攻撃タイプカードの☆7並の攻撃力を持つ。
☆7では体力の配分が上がるが、同タイプ中でも攻撃力が相変わらず非常に高い。
しかし、過酷な大自然では体力を消耗しやすいのか、実は体力は本家の熱砂の旅シリーズよりも400程度低かったりする。
こちらはスキルに体力参照を含むので体力が欲しいし、本家は体力が低い方が有利なリーダースキルなので、
両者の体力の差は少しではあるものの、欲しいものと実態があべこべな状態となっている。

同じフェスで単属性の体力タイプであるカードは、これまではみわくのリリンが唯一であった。
それと比べると、☆7同士でなら攻撃力が1000以上も上回り、とっくん抜きでリリン☆7より、本シリーズの☆6のほうが攻撃力が高いほど。
ただし、みわくのリリンは単属性のフェスながら、攻撃力がまったく優遇されていないカードではあるのだが。

スキル

相手全体にこのカードの「たいりょく」×nの属性攻撃を与え、
mターンの間、「自属性の状態異常」「怒りor怯え」「やどり木」状態にする。
さらにmターンの間、たいりょくタイプをどの色の連鎖でも攻撃するようにする(通常攻撃のみ)
必要ぷよ消し40個。

☆6で「たいりょく」×80の属性攻撃、1ターン(「混乱」は1回)。
☆7で「たいりょく」×100の属性攻撃、2ターン(「混乱」は2回)。

ゲンサンとサゴは「怒り」「怯え」「やどり木」の状態異常
イノハは「怯え」「混乱」「やどり木」の状態異常
ソラは「怒り」「麻痺」「やどり木」の状態異常
ギューラは「怯え」「毒」「やどり木」の状態異常

フェス系では初となる体力値での攻撃を行うスキルであり、同時に攻撃値を使わないスキルとなる。
これまでの直接攻撃・砲台スキルを持つフェス系のほぼ全てが逆転の影響下だと機能しなくなってしまうのに対し、
こちらは逆転や攻撃力及び回復力ダウンを受けても通常通りのダメージを与えられる。
そのかわり適用できるエンハンスが攻撃系、回復系と比較してひとつ減ってしまうデメリットが付いてくるため、倍率の割に火力は極端に高くならない点に注意。

体力タイプ指定でワイルド化を付与する効果はショータイムのフルシュおおきいポポイなどがあると生かせるが、体力依存でもある本スキルを攻撃力を無視して使う場合は気にしなくても良い。
ルリシアに至っては連続化・状態異常のターン延長が両方とも噛み合うため、殴り・状態異常どちらがメインでも問題なく運用できる。

3つの状態異常を同時に付与するカードは本シリーズが初。

ゲンサンとサゴがこのスキルで付与する「怒り」「怯え」「やどり木」は耐久場面での組み合わせ相性が良く、被ダメージを抑えつつ敵の命中率を下げることができる。
複合させても4倍ダメージにはならないが、体力依存スキルでも被ダメージ増加を狙えるため冒険家シリーズとの併用でこちらを先打ちする形で運用すればダメージソースだけでなく体力砲での希少なバフ目的としても視野に入る。
やどり木による恩恵も強く受けられるため、攻守両面で優秀と言える。

イノハの場合、「怯え」と「混乱」の付与となる。敵の攻撃が敵に当たった場合は怯えで半減×怯えで倍増で、結果等倍ダメージになる計算。
混乱盾が多く出回るようになったため極端に高い信頼性はないが、刺さる場面では強力。相手をよく見て使いたい。

しかしソラが付与する「怒り」「麻痺」「やどり木」は組み合わせの相性が悪く、自身の麻痺で足止めしても自身がかけたやどり木のダメージで麻痺が解けるせいで実質的に麻痺は表記分のターン数持続しない。
怒りの付与は問題ないとはいえ、麻痺がほぼ機能しないのは残念であるが、これはギルイベ高階層など、一部の高難易度クエストで生かすことが可能である。
やどり木のダメージ判定は敵の行動より後に行われるため、スキル発動後にポチ消しでターンを進めて攻撃しなければ 1ターンだけ麻痺で敵を完全に足止めすることができる。
この1ターンを使うと、例えば
  • 攻撃ダウンが次のターンで切れるというタイミングでまた攻撃ダウンがとんでくる状況
  • 次で封印が解けるというタイミングで全体強烈タフ貫が飛んでくる状況
など、1ターンだけ足止めしたいときに使うことができる。
足止めと火力を両立できるカードというのは貴重であるが、用途が用途なので上級者向けカードかもしれない。

ギューラが付与できる「怯え」「毒」「やどり木」は他と違いどちらかと言うと攻撃寄りの状態異常配分。
毒とやどり木で一定割合分一気に削り取れるため、高体力の敵に強い。こちらも毒盾が多く出回るため期待はしにくいが、プワープチャレンジなど盾がなく高体力を持つ相手にはよく刺さる。
また、紫属性では初の「毒を伴う○○スキル」なので、現状、唯一ギンカと合わせられるキャラといえるかもしれない。

リーダースキル

たいりょくタイプの攻撃力、体力を強化し、一度に消せるぷよ数をn個増やす
さらにクエスト出発時たいりょくタイプの初回スキル発動ぷよ数をm減らす

☆6で攻撃3.5倍、体力3.5倍。なぞり消し+1個、スキル発動ぷよ数-3個。
☆7で攻撃4.5倍、体力4.0倍。なぞり消し+2個、スキル発動ぷよ数-4個。

あんどうりんごクローラスより体力面を重視した代わりに追加効果が弱くなったもの。
攻撃力は十分に高いが、特化している体力も☆7でも4倍止まりでありインパクトは弱め。
体力4.5倍以上、特に5倍クラスはバランス面で危惧されたのだろうか。
体力タイプ指定なので効果は期待する物ではないが回復には乗らず、体力タイプによる回復スキルも少ないためスキルのやどり木で確実に耐久する方針を取るのが最適だろう。

タイプ指定で似た効果のリーダースキルとして癒しの天使ガールズがある。
あちらは回復力が大幅に上がるが体力倍率はこちらより低い。攻撃力は同等。
あちらより後に実装されたため半コピペなリーダースキルだが、高い回復倍率を失って得られたのが体力倍率+0.5倍のみと代償と明らかに見合っていない。
天使側がおかしすぎるのもあるが、それを含めても調整不足感はある。

コンビネーション

派生元同様のものに加え、『大自然』テーマからか「どうぶつ」も持つ。


デッキ考察

スキル(の後半の効果)、リーダースキル共にたいりょくタイプ指定なので、たいりょくタイプデッキを組みたい。
とはいえ、単色で組めてしっかりダメ―ジを出せるのはサゴとギューラくらいか。
※エンハに狩猟民を連れてきても、赤はなぞり消し増加スキルが、黄は連撃がいない。
(緑の場合クルークver.新八めくるめくアリィ仮面ライダーWを合わせれば十分なダメージを期待できるが、混乱がラブリーオーラで消えたり、そもそも混乱がマドレーヌと役被りしたりしてもどかしい)

大自然を巡るサゴ
青属性はシズナギめぐりあいのアリィルリシアしろいマールアルル ver.木之本桜りすくまぐろせんぱいハートフルなカーンといった、たいりょくタイプの強力なカードが多いため、カードが揃っていれば青単色体力デッキが強力。
これに蒸気都市のセリリを加えれば、攻撃では怯え(怒り)+ワイルド(サゴ)・条件エンハンス(シズナギ)・連続攻撃(ルリシア)・ネクスト変換+なぞり消し増加(めぐアリ)・エンハンス(蒸気セリリ)・特別ルール(しろいマール)・青盾破壊(アルル ver.木之本桜)・被ダメアップ(りすくまぐろせんぱいorハートフルカーン)が揃い、防御でも怒り+怯え+やどり木(サゴ)と攻撃力ダウン(蒸気セリリ)と混乱(りすくまぐろせんぱい)orバリア(ハートフルカーン)が揃うため攻守共に強力。さらに状態異常はルリシアのスキルで伸ばすことができる。
他にも隣接エンハンス+連鎖のタネの冒険の魔導師アルルなどもいる。
シトリを加えれば攻撃防御共にさらに強化される。
また、たいりょくタイプではないが被ダメアップ役にクローラスを入れるのもいいだろう(この場合、リーダーはシズナギなどのタイプを問わないキャラにする必要がある)。

大自然を巡るギューラ
ギューラのスキルと相性が良い状態異常数を参照するフィールド効果「テンペスト」持ち兼被ダメージアップスキルを保有するマスクドサタンが実装され、単色での運用が現実味を帯びてきている。
連撃におおきいポポイ、通常エンハンスに仮面ライダーグランドジオウ、加速要員に夜想のベルナール、被ダメージ増加スキルにマスクドサタン、条件エンハ役に桂小太郎&エリザベスプリンプタウンのクルークと単色で組むには困らなくなった。
コラボ枠やフルパワーキャラを含む編成なので完璧に組もうとすると難易度がえげつない高さだが、揃っていれば編成する価値はある。

混色の場合、基本的に蒸気りすくまを用いた五色デッキでの運用となるだろう。

エンハ役は、
条件エンハは、
  • 開幕チャンぷよで多色の加速に一役買い、しかも体力4倍、スキルでまたチャンぷよを作れるシズナギ
  • ハートに強く出れて、やはり体力4倍で、色被りしにくい赤のリンとしたシズナギ
  • 倍率は低いが入手と育成が最も容易く、スキラゲもしやすいチヅル
連撃は、
その他は、
  • 3倍で物足りない倍率ではあるが、唯一たいりょくタイプで全色盾破壊ができるクルークver.新八
  • 状態異常による防御効果を期待できなくなるが、被ダメアップ+ラブリーオーラでノーマルスキルでも実質5.25倍の被ダメアップができるめくるめくアリィ
  • めくるめくアリィと違ってちゃんと状態異常を生かすことができ、なにより報酬カードということで育成と入手が比較的やさしい蒸気都市のポポイ
  • めくるめくアリィと正反対のフィールド効果を持ち、蒸気都市のサタンと同様状態異常数でダメージが伸びる上にアリィを超える程の非常に高い倍率を有する被ダメージ増加により本スキルとの相性で優れるマスクドサタン
  • 報酬のため簡単に取れてスキルレベルも上げやすく混乱も付与してくれるりすくまぐろせんぱい
などがいる。

五色デッキで使えるカードを色別でみると、以下のようになる。


評価

2ターンワイルド化をぷよ40で発動できるというのはかわエコ系統くらいしかおらず
それに加え状態異常を与えるのだから、このシリーズの唯一性はなかなかに高いものである。
とはいえ、基本的にフェスカードが充実していないとデッキを組むことができないのが注意点である。
他の汎用性の高いフェスが育ってきたり、蒸気都市のポポイが☆7になったりして、体力タイプ統一デッキが組めるようになったら、育成するとよいだろう。

カード詳細

大自然を巡るゲンサン
コンビネーションは「ボーイズ」「トラベラー」「どうぶつ」「ひえひえ」。


大自然を巡るサゴ
コンビネーションは「ボーイズ」「トラベラー」「どうぶつ」


大自然を巡るイノハ
コンビネーションは「ガールズ」「めがね」「トラベラー」「どうぶつ」


BGCOLOR(yellow):~大自然を巡るソラ
コンビネーションは「ガールズ」「トラベラー」「どうぶつ」


大自然を巡るギューラ
コンビネーションは「ガールズ」「トラベラー」「どうぶつ」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2022年10月05日 07:34