カード能力解説 > 童話シリーズ

レベッカ グレイス ウィン BGCOLOR(yellow):CENTER:~アレックス チキータ

レア度 ☆4~7
カードタイプ こうげきタイプ・単体
スキル能力 1~3ターンの間なぞり消しできる数を増やし、同時消し係数が4倍になる
Bスキル能力 最終ダメージ値に加算
Lスキル能力 場に出ている同属性カードの枚数に比例して同属性カードの攻撃力アップ
とくもり能力 (Lv.10) このカードの初回スキル発動数を10減らす(クエスト出発時1回のみ)
コスト量 14,20,28,40
変身合成 ☆4→☆5:ぷよゼリー☆3、☆3、☆4、☆5、魔導書☆5
☆5→☆6:ぷよゼリー☆3、☆4、☆5、魔導書☆5、☆6
☆6→☆7:へんしんボードにて
CV レベッカ:山田 奈都美
グレイス:山田 悠希
ウィン:美幸 キャスリーン
アレックス:早川 彩音
チキータ:石黒 千尋


解説

マタタビ収集祭り以降の収集イベントでスペシャル特攻カードとして登場した限定カード。
ボス!?シリーズ」と同様に、特定のイベント期間中にのみ魔導石ガチャから出現する形だったが、
2017/3/15よりゴールドチケット以上から排出されるようになった。

高プロデューサーが口頭で「童話ガールズ」と呼んでいた事もあったが、童話ガチャイベント時の公式サイトによれば、結局「童話シリーズ」で落ち着いた模様。

2015/6/24にボイスが実装された。
2017/10/10に☆7が解放。
2022/7/15にとくもりとっくんが解放、リーダースキルバトルスキルが上方調整された。

ステータス

☆6 Lv99 たいりょく こうげき かいふく
レベッカ 3000 1931 290
グレイス 2980 1924 302
ウィン 3020 1917 296
アレックス 3000 1917 302
チキータ 2980 1931 296
☆7 Lv120 たいりょく こうげき かいふく
レベッカ 4425 3089 355
グレイス 4386 3078 370
ウィン 4455 3067 363
アレックス 4425 3067 370
チキータ 4396 3089 363

コストは魔導学校シリーズと同じだが、攻撃力は魔導学校よりも高くなる傾向がある。
後述のスキルが強力な反面、体力は低めなので優先的にレベルを上げて補強したい。

スキル

レアリティ 効果 ぷよ数
☆4 1ターンの間、なぞり消し数を5個増やし、同時消し係数を4倍にする 40
☆5 2ターンの間、なぞり消し数を5個増やし、同時消し係数を4倍にする
☆6 3ターンの間、なぞり消し数を5個増やし、同時消し係数を4倍にする
☆7 きほん 3ターンの間、なぞり消し数を7個増やし、同時消し係数を4倍にする
とっくん 2ターンの間、なぞり消し数を5個増やし、同時消し係数を5倍にする

通常攻撃の時になぞり消しできる数を増やす。通称「なぞり消し増加」。
さらに、ぷよを同時消ししたときのダメージ計算係数が上昇する。つまり同時消しでの攻撃力がアップする。
この効果のスキルを持つ初めての、かつ代表的なカードのため、この効果は「童話スキル」「童話砲」とも呼ばれる。
初代砲が1ターンのみの瞬発火力に対して、こちらは数ターン火力が上がるタイプである。

だいれんさチャンスではなぞり消し個数を増やす効果は適用されず通常の5個消ししかできないが、
同時消し係数アップの効果はあることは頭に入れておこう。

井上ディレクターのtwitter曰く、10個なぞりを利用して多数の同時消しを狙うというコンセプトだそうである。
ダメージの計算式は『カードの「こうげき」×各種補正×{1+(同時に消したぷよの数-4)×同時消し係数}』で、通常時の同時消し係数は0.15。この値が4倍になる。
事前にフィールドを整地するなどのテクニックも必要だが、分離消しで威力をさらに底上げすればそれだけで「初代シリーズ」並の高い攻撃力が出せる。
同じく盤面次第とはいえ、16個以上の同時消しによるチャンスぷよの生成が確定する機会も少なくない。
プレイヤーの力量や運が絡んでくるが、☆6なら発動ぷよ数40で3ターン持続するので、見方によっては初代砲以上の使い勝手と言えるかもしれない。
なお、なぞり消しではないスキルによるぷよ消しでは、同時消し係数は適用されない(初代スキル等)。

同種のスキルは上書きされるが、なぞり消し数が増えるリーダースキルとは重複する。

全体攻撃や連続攻撃、ワイルドなど、通常攻撃を強化する各種のスキルと同時に使えば、強力な一撃を出すことが可能である。

一般的な強化スキルは「個々のカードに強化を付与する」ものが多く(カードにアイコンがつく)、そのカードが倒されてしまうと効果が切れてしまい、控えのカードが出てくるとそれには強化が乗っていないという弱点がある。
しかし、このスキルはカードに付与するものではなくいわば「プレイヤーに付与する」とでもいうもので、童話自身が落ちても効果が継続するし、スタメンが全滅して控えと全交代という状況になっても童話のスキルは途切れることなく規定ターン数まで継続するという特徴を持つ。

とっくんボードで獲得できるスキルでは、ターン数が2、なぞり消し数増加が5個(☆5と同等)に減り、同時消し係数が5倍に増加する。
しろいフェーリ系よりターン数が1少ない下位互換。
1ターン持続の攻撃力アップスキルに頼るなど、3ターンも必要がない攻撃を行う場合は、単純に威力が増加するためさらに強力な攻撃手段となる。

最近のなぞり消し数増加・同時消し係数アップ系スキルにはチャンスぷよ変換やネクストぷよ変換、状態異常付与などの付帯効果を伴う例も多くなっているが、
本シリーズのスキルはとくもりとっくん解放後もなぞり消し数増加・同時消し係数アップのみの効果のままで、必要ぷよ消し数を減らすなどの上方調整もなされなかった。
例えば、コラボ限定キャラの中でもラフィーナ ver.ツクヨミしずかは☆6の時こそ本シリーズと同じスキル効果だが、☆7でチャンスぷよ変換効果が加わる。
したがって、本シリーズのスキルはしろいフェーリきらめくルルーなどのぷよフェスキャラクターや蒸気都市のりんご金樹の大魔法使いローザッテなどのフルパワーキャラクターはもちろん、
ラフィーナ ver.ツクヨミ、しずかに対しても下位互換となっている。
もっとも、あちらはコストが同レアリティ同士で本シリーズより高いため (☆6のコストが30以上)、このような差は致し方ないといえる。

+ 同時消しのダメージ計算例と同時消し係数4倍によるダメージ上昇率
以下、赤の攻撃力1000のカードでコンビネーションボーナスやタワーボーナス、リーダースキルなどによる補正、分離消しはないものとする。

1連鎖目に赤4個、青4個の合計8個の同時消しをした場合
カードの「こうげき」×各種補正×{1+(同時に消したぷよの数-4)×同時消し係数}
1000×1×{1+(8-4)×0.15}=1600ダメージ
赤8個のみの場合でも合計数は変わらないため同じダメージとなる。
童話シリーズのスキルによって同時消し係数が4倍になると
1000×1×{1+(8-4)×0.15×4}=3400ダメージ(通常の2.12倍のダメージ)

1連鎖目に赤8個、青4個の合計12個の同時消しをした場合
カードの「こうげき」×各種補正×{1+(同時に消したぷよの数-4)×同時消し係数}
1000×1×{1+(12-4)×0.15}=2200ダメージ
赤4個青8個、赤12個のみの場合でも合計数は変わらないため同じダメージとなる。
童話シリーズのスキルによって同時消し係数が4倍になると
1000×1×{1+(12-4)×0.15×4}=5800ダメージ(通常の2.64倍のダメージ)

1連鎖目に赤8個、青8個の合計16個の同時消しをした場合
カードの「こうげき」×各種補正×{1+(同時に消したぷよの数-4)×同時消し係数}
1000×1×{1+(16-4)×0.15}=2800ダメージ
童話シリーズのスキルによって同時消し係数が4倍になると
1000×1×{1+(16-4)×0.15×4}=8200ダメージ(通常の2.93倍のダメージ)

以上のように、同時消しの合計数が多いほど、同時消し係数4倍によるダメージ上昇率も高くなることが分かる。

リーダースキル

レアリティ 効果
☆4 スタメンの自属性カードが2枚以上から1枚増えるごとに
自属性カードの攻撃力倍率に0.2倍プラス (最大2倍)
☆5 上記と同条件で0.25倍プラス (最大2.25倍)
☆6 上記と同条件で0.3倍プラス (最大2.5倍)
☆7 きほん 上記と同条件で0.7倍プラス (最大4.5倍)
とっくん 自属性カードの攻撃力を4倍、体力を3倍にする
※2022年7月15日に、☆7(きほん)が「スタメンの自属性カードが2枚以上から1枚増えるごとに自属性カードの攻撃力倍率に0.5倍プラス(最大3.5倍)」から、
☆7(とっくん)が「自属性の体力を2.5倍、攻撃力を3倍にする」から上方調整。

控えを除いた味方の同属性カードの枚数が増えるごとに攻撃力がアップする。
スキル説明では"スタメン"となっているが、サポートや控えから表に出たカードも対象となる。
自身を含めた同属性の枚数が1枚だけでは効果がなく、2枚目からアップする。副属性が同属性のカードも1枚としてカウントされる。
計算式で表すと、倍率は { 1.0 + a × (b-1) } 倍。
aはリーダースキル説明に記載された倍率。bは場に出ている同属性カードの枚数(自身やサポートを含む)。

一見優秀なリーダースキルのように思えるが、マイナス面も多い。
まず、カードがHPゼロになって落とされ同属性カードの枚数が減ると、ただちに倍率も下がってしまう。
自身と同色のカードが他に最低でも1枚(全体では2枚)ないと攻撃力が上昇しない。
完全単色で挑んだとしても、クエスト中にカードを何枚か落とされ場に出ているカード自体が少なくなってしまうと、童話シリーズがリーダーとして残っていても攻撃力は一気に落ちてしまう。
特に、サポートを落とされると天使シリーズのスキルで復活させない限り最大まで攻撃力を戻すことができない。

テクニカルでは(一部例外を除き)最大5枚なので倍率が下がる。
マルチプレイでは最大4枚なので、倍率は高くない。サブプレイヤーが童話を起用してくれたのなら、ホストプレイヤーは別の火力アップのカードに差し替えた方がいいだろう。
バトルでは1グループ最大3枚なので更に倍率が低い。

上方調整後の☆7の4.5倍というのはぷよフェス☆7クラスであり、このコスト帯としてはかなりの倍率となる。ただし、欠点はそのまま。
とっくんで獲得できるリーダースキルは、攻撃力倍率は☆7(きほん)の最大時より落ちるが、
自属性の枚数にかかわらず効果は一定になることで欠点が失われ、さらに十分な体力倍率も付くため、安定感のあるリーダースキルとなる。
上方調整後の攻撃力4倍は大抵のフェス☆6やイベント報酬☆7より高いため、より強力なリーダースキルがまだ揃ってないなら選択肢となる。

バトルスキル

スキル発動カードの最終ダメージ値にnプラス
☆4で600、☆5で800、☆6は10000、☆7は30000。
必要ぷよ消し数は20個。
※2022/7/15に、☆6〜7が1000から上方修正。

とくもりサポートスキル

このカードの初回スキル発動ぷよ数をn減らす。
Lv.1で1、Lv.10で10減らす(レベルと同じだけ減らす)。
クエスト出発時1回のみ発動。

とっくんボード

まんざいデモ追加:3段階、11段階
段階 内容 必要野菜
7 こうげきアップ +200
8
選択式
属性ダメージ耐性(5色から選択) +2.0% イチゴ(20) ナスビ(2) アスパラ(2) トウガラシ(1)
15 属性ダメージ耐性(苦手属性) +3.0% イチゴ(30) ナスビ(3) アスパラ(3) トウガラシ(1)
16
選択式
属性ダメージ耐性(5色から選択) +3.0% イチゴ(30) ナスビ(3) アスパラ(3) トウガラシ(1)
23 属性ダメージ耐性(苦手属性) +5.0%
24
選択式
たいりょくアップ +500 イチゴ(2) ナスビ(2) アスパラ(10) ブロッコリー(3)
こうげきアップ +250 イチゴ(10) ナスビ(2) アスパラ(2) トウガラシ(3)
かいふくアップ +100 イチゴ(2) ナスビ(10) アスパラ(2) キャベツ(3)
スキル獲得 イチゴ(60) ナスビ(6) アスパラ(6) トウガラシ(12) ピタヤ(4)
リーダースキル獲得 イチゴ(60) ナスビ(6) アスパラ(6) トウガラシ(12) ピタヤ(4)

評価

リーダースキルは続々と上位互換が登場し始め、体力にも若干難があるものの、
スキルはインフレで容易に腐ってしまうものでなく、今でも最重要ともいえるほど強力である。
単体でも十分強いが、同時期に出た漁師星魔など、他スキルとの組み合わせ次第でさらに効果を引き上げられる。
なぞり消しスキルにも本カードの上位互換スキルは複数登場しているが、本カードの存在意義が薄れるには至っていない。
本カードはその中でももっとも入手しやすい部類でなうえに、まだまだ最前線で活躍できるポテンシャルを持つ。
手に入れたら最優先で強化し、活躍させてあげよう。

各カード考察

レベッカ
CV: 山田奈都美
「マタタビ収集祭り」で登場。
コンビネーションは「ガールズ」のみ。
このキャラの登場で赤単☆6ガールズデッキが作成可能となった。

元ネタは「赤ずきん」。

グレイス
CV: 山田悠希
マカロン収集祭り」で登場。
コンビネーションは「ガールズ」「ひえひえ」。
このシリーズのLスキルは魔導学校シリーズのLスキルと用途が被ってしまっているが、
このカードはシグとコンビネーションが異なるので青ガールズデッキのリーダーとして起用できる。

元ネタは「雪の女王」。

ウィン
CV: 美幸キャスリーン
サンマ大漁祭り」で登場。
コンビネーションは「ガールズ」「剣士」。
緑主流の一つである「つの」デッキに組み込めない。
コンビネーションを無視で「つの」デッキに入れるか、
リデル、ドラコケンタウロスを中心とした「ガールズ」デッキでの使用がメインとなる。

元ネタは「ピーターパン」だろうが、なぜか女体化されている。

アレックス
CV: 早川彩音
月見だんご収集祭り」で登場。
コンビネーションは「ガールズ」「剣士」に加え、「トラベラー」をもつ。
黄色ガールズが大幅に組みやすくなった。

元ネタは「アーサー王」だろうが、こちらも女体化されている。

2021年10月1日より担当声優が髙橋瑛美から早川彩音へ変更された。

チキータ
CV: 石黒千尋
第2回ハロウィン祭り」で登場。
コンビネーションは「ガールズ」「トラベラー」。
☆5~☆7でロバが一緒になったイラストになるが、「どうぶつ」が乗ってくれたりはしないので注意。
紫主流のデッキの一つである「ナゾ多き」には居場所がない。

元ネタは「ドン・キホーテ」。セリフに出てくる「ひいおじいさま」はキホーテ卿を指しているものと思われる。
パートナーのパブロは馬ではなくロバで、こちらも原作オマージュか(キホーテ卿の従者サンチョがロバに乗っている)。

余談

2021年10月よりクロスアビリティを持つキャラとしてこのシリーズの別世界の存在と思われる異邦の童話が登場した。
魔法使い異邦の使いと似たようなものだと思われる。

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最終更新:2022年09月20日 06:27