パーラー3年、前代チーフの赤塚です。
九大祭などで忙しいところ原稿作成お疲れさまでした。
見たところ、表現に関わる部分は岩田君が添削してくれているようなので、僕からはいくつかのアドバイスと、原稿についてザックリしたコメントをすることにします。
なお、他の方の添削内容は確認していませんので、重複、矛盾はご容赦ください。
また、時間の都合で詳しく読んでいませんので、的外れなことを指摘していたらすいません。
以下の記述は参考にする程度で構いませんので、どのように修正するかのご判断はお任せします。
《直前アドバイス》
①修正を受けて原稿を訂正した後、再度時間を計りながら読み上げる練習をすることをおすすめします。本番はパーラーと違って、制限時間になったら打ち切りです。
②パーラーで培った力が生かされるのはむしろ、質疑、反論、要約ですので、たとえ立論では相手の方が勝っているように見えても、十分に逆転できますし、僕も昨年そういう例を見ています。
③これからの残された時間は
資料、データの補強、原稿の修正、読み上げなどに充てるとよいかと思います。
④例年の傾向からすると、他のチームはデータを相当用意してきます。
皆さんの原稿を読ませていただきましたが、それ以上である可能性が高いです。
ですが、そこは畑違いということで割り切ってください笑
可能なら、残された時間でできる限り補強してください
ジャッジによってはデータ量で勝敗を判断する人もいますが、その時はハズレくじを引いたと思ってもいいです
九産のアカデに参加することの意義は
1、アカデとの比較を通してパーラーの本質を知ること
2、原稿作成を通して、一つの論題、一つの議論をじっくり時間をかけて分析すること
3、違ったタイプのディベーターとの交流の機会を持つこと
にあると僕は考えています
勝ち負けにはそれほどこだわる必要はありません
以上、長くなりましたが参考にしていただければと思います。
以下、添削になります。
千葉田島チーム
賛成原稿
【総評】
立論構成はおそらく初めてかと思いますが、とてもよく書けています。
秋入学賛成派として必要な論点は盛り込めていますし、論理関係(Linkage)も明確です。
【コメント】
- (お気づきと思いますが、)全体の比重で見たときに、第三の論点の量があまりに少なくなっています。
国際交流自体のメリットについては、いろいろ言えると思います。
論点を2つだけに絞るのもありです。(3つの論点を出す方が構成としてはきれいですけどね。)
- 第一議論(first argument)と第二議論のタイトルは違ったものにした方がよいでしょう。
見たところ、第二議論は学生、(とりわけギャップ・ターム)について議論しているみたいなので…ry
反対原稿
【総評】
最後に要約もあり、全体の構成はとても良くできています。
【コメント】
反対派の立場でもっとも重要なのは柔軟性です。
賛成側の相手が提示するモデルに従う必要があります。
例えば、時間的Harmの議論についても、相手がもしも、企業などの採用時期も秋入学、秋卒業に適合させると想定、定義していたらどうでしょうか。会社側も重い腰をあげて試験の時期を合わせるのであれば、時間を無駄にするとはいえなくなってしまうかもしれません。(もちろん、原稿に書いてある分につてはよく分析できていますからご安心を)。
後は、個々の論点に関して具体例を収集、ないし自分なりに考案するとよいかと思います。
最終更新:2012年11月30日 17:24