大都会交響楽(後編) ◆BOMB.pP2l.
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【ラッド・ルッソ 編 ~ルナティック・ダンディ~】
[09:10]
「海ん中にいるもんを、わざわざでっかい水槽を用意してまで地上で見ることに価値があるのかねぇ……」
ナイフの様な歯を何本も並べた鮫をガラス越しに見ている時、そいつは絶対安全だなんてヌルいことを考えているんだろうか?
自分の知る1930年代のものとは全く違う未来の水族館を見て周り、そして出てきたところでラッドはそう漏らした。
自分の知る1930年代のものとは全く違う未来の水族館を見て周り、そして出てきたところでラッドはそう漏らした。
「にしても、あの変態はどこに行きやがったんだ……」
交差点より道なりに東へと真っ直ぐ歩いてきたラッドではあるが、標的である変態の姿は捉えられていなかった。
そもそもとして方角を選んだ方法が運任せである以上、こちら側にいる確証もなく発見できないのは当たり前だったが。
そもそもとして方角を選んだ方法が運任せである以上、こちら側にいる確証もなく発見できないのは当たり前だったが。
「飯にでもすっかな……なんか、不死者でも腹は減るらしいからよ」
再び通りへと出て、適当な店にでも入ろうかと周囲を見渡した時、ラッドはそこに奇妙な姿を発見した。
奇妙と言ってもその姿がそうなのではなく、その振る舞いが奇妙だった。
簡単に言えば、視線の先に酔っ払いが歩いていた。
奇妙と言ってもその姿がそうなのではなく、その振る舞いが奇妙だった。
簡単に言えば、視線の先に酔っ払いが歩いていた。
「おいおい奈緒ちゃんじゃねーか。
いくら死んだことが辛いからって、未成年が酒に逃避するなんてさすがの俺でも感心できねーぜ?」
いくら死んだことが辛いからって、未成年が酒に逃避するなんてさすがの俺でも感心できねーぜ?」
ラッドが駆け寄ったところにいたのは、酒瓶を片手にフラフラを歩いている奈緒だった。
よっぽど酔いが回っているのか顔は真っ赤で視線も定まってはいない。
よっぽど酔いが回っているのか顔は真っ赤で視線も定まってはいない。
「あんにゃ、られよー? あらひにはがいじんのしりあいとかいなひんらけど~……?」
「おいおい、奈緒ちゃんまで記憶喪失かよ。まぁ、俺も人のこと言えたもんじゃねーけど……にしても酷いな」
「ほっろいれよ……あたひなんか、あらひなんか、もーいっしょうかがみにびくびくしながらいきてくしかないんらから」
「……? おい、かがみって言ったか? 奈緒ちゃんはあのかがみとどっかで会ったのか?」
「あっれらい。けど、ここにいるのはぜーんぶ、あいつのなかまかてきなのよ。れんぶ、れんぶねー……ヒック」
「糞、支離滅裂じゃねーか! ……って、オイオイオイオイ! 奈緒ちゃん何飲んでるんだよー!」
「おいおい、奈緒ちゃんまで記憶喪失かよ。まぁ、俺も人のこと言えたもんじゃねーけど……にしても酷いな」
「ほっろいれよ……あたひなんか、あらひなんか、もーいっしょうかがみにびくびくしながらいきてくしかないんらから」
「……? おい、かがみって言ったか? 奈緒ちゃんはあのかがみとどっかで会ったのか?」
「あっれらい。けど、ここにいるのはぜーんぶ、あいつのなかまかてきなのよ。れんぶ、れんぶねー……ヒック」
「糞、支離滅裂じゃねーか! ……って、オイオイオイオイ! 奈緒ちゃん何飲んでるんだよー!」
ラッドは奈緒が片手にもった酒瓶のラベルを見て仰天する。
何故なら、それは彼にとっても見覚えのあるものだったから。彼はその酒を飲み、不死者になったのである。
何故なら、それは彼にとっても見覚えのあるものだったから。彼はその酒を飲み、不死者になったのである。
「これって、どこにでも転がってる酒なのか……?」
とは言え、彼自身はそのことには気付いてはいない。
それが 【 不死の酒 】 であるとは知らない。彼からすればそれは道端で拾って飲んだまずい酒という認識である。
それが 【 不死の酒 】 であるとは知らない。彼からすればそれは道端で拾って飲んだまずい酒という認識である。
【TIP】 「不死の酒」
バッカーノ!の中に登場する究極の万能薬。つまりはエリクサーであり、不老不死の酒である。
飲んだものはたちどころに不死者となり、同じ不死者でしか殺せない身体を得ることになる。
しかし、はたして…… 【 結城奈緒 】 は一体どこからこの酒を入手したのだろうか?
バッカーノ!の中に登場する究極の万能薬。つまりはエリクサーであり、不老不死の酒である。
飲んだものはたちどころに不死者となり、同じ不死者でしか殺せない身体を得ることになる。
しかし、はたして…… 【 結城奈緒 】 は一体どこからこの酒を入手したのだろうか?
【ZAP】 「結城奈緒」
ザッピングします。
ザッピングします。
[09:10] ラッド・ルッソ ⇒ [08:55] 結城奈緒
★ ★ ★
「さーて、この酔っ払いをどうしたもんかね?」
「わらひはよっれなーい……うぅ」
「わらひはよっれなーい……うぅ」
酔っ払った少女を前にラッドは思案する。
いい具合に酔っているならもうそのまま殺しちゃうのが人情なのかもと思ったが、
しかし死の恐怖からの逃亡を許さず、まずは酔いを醒まさせてからじっくりと丹念にそれを教え込んだところで殺すかとも思う。
そして、何より先程聞き捨てならないことをこの少女は口走った。となるとやはり――
いい具合に酔っているならもうそのまま殺しちゃうのが人情なのかもと思ったが、
しかし死の恐怖からの逃亡を許さず、まずは酔いを醒まさせてからじっくりと丹念にそれを教え込んだところで殺すかとも思う。
そして、何より先程聞き捨てならないことをこの少女は口走った。となるとやはり――
「とりあえず水を飲めよ奈緒ちゃんよぉ……」
「うるはいなー!」
「うるはいなー!」
――とりあえず酔いを醒まさせるか、とラッドは考えた。
【C-7/水族館付近/1日目-午前】
【ラッド・ルッソ@アニ2】
[状態]:不死者(不完全)、空腹(小)
[装備]:黒いスーツとコート
[持物]:デイパック、支給品一式、テッカマンエビルのクリスタル@アニ2
[方針/行動]
基本方針:参加者を皆殺しにして優勝。そして主催者達も皆殺しにする。
1:とりあえず奈緒ちゃんからかがみのことを聞き出そうか。
2:用が済んだらとりあえずぶっ殺しておくことにする。
3:あの変態野郎(阿部)を探し出して、完膚なきまでに殺す。
4:武器をどこかから調達する。
5:死にたがってる奴は殺してやる。死にたがってない奴も漏れなく殺す。
[状態]:不死者(不完全)、空腹(小)
[装備]:黒いスーツとコート
[持物]:デイパック、支給品一式、テッカマンエビルのクリスタル@アニ2
[方針/行動]
基本方針:参加者を皆殺しにして優勝。そして主催者達も皆殺しにする。
1:とりあえず奈緒ちゃんからかがみのことを聞き出そうか。
2:用が済んだらとりあえずぶっ殺しておくことにする。
3:あの変態野郎(阿部)を探し出して、完膚なきまでに殺す。
4:武器をどこかから調達する。
5:死にたがってる奴は殺してやる。死にたがってない奴も漏れなく殺す。
[備考]
※238話「ディナータイムの時間だよ(食前)」の、死亡前から参加。
※自分が不死者化していると気づきました。
※238話「ディナータイムの時間だよ(食前)」の、死亡前から参加。
※自分が不死者化していると気づきました。
【黒いスーツとコート@現地調達】
ラッド・ルッソが市街地の中にあった商店より調達した極普通の衣服。
さすがに尻に穴の空いたズボンを履いたままであることは我慢ならなかったらしい。
ラッド・ルッソが市街地の中にあった商店より調達した極普通の衣服。
さすがに尻に穴の空いたズボンを履いたままであることは我慢ならなかったらしい。
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【結城奈緒 編 ~迷える人外舞台~】
[08:55]
結局。他人なんか信じられなかった。
それが結城奈緒の出した答え――というよりも性分だったのかも知れない。
どうしても馴れ合ってくる人間が信用できない。優しくする人間が嘘を吐いているのではないかと疑わずにはいられない。
まだ短い人生ながら、たくさんの酷い嘘を吐かれ利用されたからこそ彼女はやはり人を信じきることができないでいた。
それが結城奈緒の出した答え――というよりも性分だったのかも知れない。
どうしても馴れ合ってくる人間が信用できない。優しくする人間が嘘を吐いているのではないかと疑わずにはいられない。
まだ短い人生ながら、たくさんの酷い嘘を吐かれ利用されたからこそ彼女はやはり人を信じきることができないでいた。
「……これから、どうしよう」
走ってきた道を振り返り、誰も追ってきていないことを確認してから奈緒はぽつんと零す。
もし誰かが自分を追ってきて、そして手を引いてくれたなら戻ることもできたかも知れないが、その期待は淡く消えた。
やっぱり自分はこんなものだと、そう強がることぐらいしかできない。
もし誰かが自分を追ってきて、そして手を引いてくれたなら戻ることもできたかも知れないが、その期待は淡く消えた。
やっぱり自分はこんなものだと、そう強がることぐらいしかできない。
「喉渇いたし、水でも飲むか」
小銭でも持っていればそこらの自販機でジュースでも買うところだが、生憎と殺し合いに参加して以来持ち合わせはなかった。
どこか適当な建物に入って物色するのも手ではあるが、それも面倒なので彼女は肩から提げていた鞄へと手を伸ばす。
どこか適当な建物に入って物色するのも手ではあるが、それも面倒なので彼女は肩から提げていた鞄へと手を伸ばす。
「あれ?」
黒いデイパックは最初から持っていたものと変わらないが、その中身がいつの間にかに変化していた。
それはつまり、この鞄に変な魔法でもかかっていないのならば――
それはつまり、この鞄に変な魔法でもかかっていないのならば――
「病院から出る時に入れ替わったのか」
――と、そういうことに他ならない。
まぁ、それでも別にいいかとそう思おうとして奈緒は、あの金塊が無くなってしまったことに気付いた。
脱げないヘルメットなんかはどうでもよかったが、あれは例え使い道がないとしても無くしてはならない大事なものだったのだ。
前の殺し合いで、彼女とずっと一緒にいたあの金ピカの忘れ形見なのである。
まぁ、それでも別にいいかとそう思おうとして奈緒は、あの金塊が無くなってしまったことに気付いた。
脱げないヘルメットなんかはどうでもよかったが、あれは例え使い道がないとしても無くしてはならない大事なものだったのだ。
前の殺し合いで、彼女とずっと一緒にいたあの金ピカの忘れ形見なのである。
「あ……」
涙が、一筋零れ落ちた。
失敗ばかりで情けなくて、金ピカの――彼に言わせれば財まで失って、合わせる顔がなくて、悲しくなった。
そして彼女は見知らぬ一本の酒瓶を鞄の中から取り出す。栓を抜いて匂いを嗅いでみればやはりそれは酒らしい。
失敗ばかりで情けなくて、金ピカの――彼に言わせれば財まで失って、合わせる顔がなくて、悲しくなった。
そして彼女は見知らぬ一本の酒瓶を鞄の中から取り出す。栓を抜いて匂いを嗅いでみればやはりそれは酒らしい。
「これが、飲まずにいられるかっての」
奈緒はそのまま口をつけてグイと酒を飲み込む。
酒に関しては彼女はそれなりに 【 自信 】 があるのだ。伊達に毎日寮の門限を破って夜遊びに精を出しているわけではない。
酒に関しては彼女はそれなりに 【 自信 】 があるのだ。伊達に毎日寮の門限を破って夜遊びに精を出しているわけではない。
【TIP】 「自信」
自信があるだけで本当はぜんぜーん弱い。コップ半分でぐでんぐでんである。
未成年ということもあって飲酒に関してはアニメ本編内では描写されていないが、その様子はドラマCDの中で確認できる。
ちなみに泣き上戸。ついでに、同じくアニ2に参加していた玖我なつきも奈緒と同じく自信がある癖にすごく酒に弱い。
自信があるだけで本当はぜんぜーん弱い。コップ半分でぐでんぐでんである。
未成年ということもあって飲酒に関してはアニメ本編内では描写されていないが、その様子はドラマCDの中で確認できる。
ちなみに泣き上戸。ついでに、同じくアニ2に参加していた玖我なつきも奈緒と同じく自信がある癖にすごく酒に弱い。
かくして、彼女は知らぬ内に不死者とその身を変化させてしまった。奇しくも仇敵である柊かがみと同等の存在に。
しかし何故、この不死の酒の 【 本来の持ち主 】 はこれを飲まなかったのだろうか?
しかし何故、この不死の酒の 【 本来の持ち主 】 はこれを飲まなかったのだろうか?
【TIP】 「本来の持ち主」
奈緒と鞄を取り違えたのは、勿論うっかり屋さんの 【 忘却のウッカリデス 】 その人。
名前にまでついてるのにイマイチ発揮できてないうっかり属性。ここで発揮できてよかったですね(?)。
奈緒と鞄を取り違えたのは、勿論うっかり屋さんの 【 忘却のウッカリデス 】 その人。
名前にまでついてるのにイマイチ発揮できてないうっかり属性。ここで発揮できてよかったですね(?)。
【ZAP】 「忘却のウッカリデス」
ザッピングします。
ザッピングします。
[08:55] 結城奈緒 ⇒ [08:55] 忘却のウッカリデス
★ ★ ★
「わらひなんて、あらひなんて~……うぅ、ヒック」
【C-7/水族館付近/1日目-午前】
【結城奈緒@アニロワ2】
[状態]:不死者、泥酔、疲労(小)、精神疲労(大)、柊かがみ症候群
[装備]:エレメント(能力)、黒いリボン@アニ2、不死の酒の空瓶@アニ2
[持物]:デイパック、支給品一式
[方針/行動]
基本方針:柊かがみを滅して、この殺し合いを終わらせ、元の世界へ帰る
1:あらひなんて~……グス。
[状態]:不死者、泥酔、疲労(小)、精神疲労(大)、柊かがみ症候群
[装備]:エレメント(能力)、黒いリボン@アニ2、不死の酒の空瓶@アニ2
[持物]:デイパック、支給品一式
[方針/行動]
基本方針:柊かがみを滅して、この殺し合いを終わらせ、元の世界へ帰る
1:あらひなんて~……グス。
[備考]
※登場時期は、212話「その少女、ゼロのリスタート」の直後です。
※柊かがみが全ての元凶であり、魔女である彼女を滅すれば殺し合いは無くなると思い込んでいます。
※左腕の黒いリボンを解くと、倍返しの呪いにより、死ぬと思い込んでいます。
※衝撃のアルベルトは柊かがみの手下だと思い込んでいます。
※爆弾、こなた、6/氏、ウッカリデスを柊かがみの手下だと疑っています。
※不死者になったとは気付いていません。
※登場時期は、212話「その少女、ゼロのリスタート」の直後です。
※柊かがみが全ての元凶であり、魔女である彼女を滅すれば殺し合いは無くなると思い込んでいます。
※左腕の黒いリボンを解くと、倍返しの呪いにより、死ぬと思い込んでいます。
※衝撃のアルベルトは柊かがみの手下だと思い込んでいます。
※爆弾、こなた、6/氏、ウッカリデスを柊かがみの手下だと疑っています。
※不死者になったとは気付いていません。
【不死の酒@アニ2】
バッカーノ!の中に登場する究極の万能薬。つまりはエリクサーであり、不老不死の酒である。
飲んだものはたちどころに不死者となり、同じ不死者でしか殺せない身体を得ることになる。
ただし、ロワの制限の中ではそれは完全に発揮されず首を撥ねられたり、頭を潰されれば死に至る。
バッカーノ!の中に登場する究極の万能薬。つまりはエリクサーであり、不老不死の酒である。
飲んだものはたちどころに不死者となり、同じ不死者でしか殺せない身体を得ることになる。
ただし、ロワの制限の中ではそれは完全に発揮されず首を撥ねられたり、頭を潰されれば死に至る。
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【忘却のウッカリデス編 ~死地を迂回~】
[08:55]
ウッカリデスは逃げ出した奈緒を追った。
疑心暗鬼に捉われた女の子を一人にするわけにはいかなかったし、何よりその責任は自分にあるのだから尚更である。
なので彼は懸命に彼女の後を追った。彼女の足は速かった。そして――
疑心暗鬼に捉われた女の子を一人にするわけにはいかなかったし、何よりその責任は自分にあるのだから尚更である。
なので彼は懸命に彼女の後を追った。彼女の足は速かった。そして――
「ゼェゼェ……ハァハァ……」
――彼は悲しいまでにもやしだった。足も遅ければ追い続ける体力もない。
そして、彼は途方に暮れてしまう。
奈緒を捜し求めて更に道を進むのか、果たして仲間と合流する為に一旦引き返すのか。
奈緒を捜し求めて更に道を進むのか、果たして仲間と合流する為に一旦引き返すのか。
「けど、本当に大丈夫だったんだろうか? こなたちゃんに6/氏は……」
あの言葉を倒せないにしても、一端の吸血鬼――つまりは超人なら逃げに徹しればもしものことはないと思えるが、
しかし別れ際のことを思い返すにそんな素振りはなかったようにも思える。
もし、あれがただ自分を生き残させるためのポーズなのだとしたら、また誰かの死を背負うということになる。
しかし別れ際のことを思い返すにそんな素振りはなかったようにも思える。
もし、あれがただ自分を生き残させるためのポーズなのだとしたら、また誰かの死を背負うということになる。
「爆弾氏も死んじゃったし……僕に力があれば……っ!」
ていうかなんで見た目だけルルーシュなんだよと、今更ながらにウッカリデスは自分のキャラを恨む。
超能力やギアスなんかが無いにしてもせめてルルーシュ並の策謀を考え出す頭脳があれば、
いくら体力がないと言ってもその分を挽回できるはずなのに、しかし現実は非常すぎた。
超能力やギアスなんかが無いにしてもせめてルルーシュ並の策謀を考え出す頭脳があれば、
いくら体力がないと言ってもその分を挽回できるはずなのに、しかし現実は非常すぎた。
「”あれ”を使えば……しかし、……けど、今更躊躇うような場面か?」
ウッカリデスは道路にしゃがみこむと鞄の中から”あれ”――不死の酒を取り出そうと、鞄の口を開いた。
不死身になれるというのは殺し合いの中で圧倒的なアドバンテージを得られる……と言ったら実はそうでもない。
むしろ逆。生半可なことでは死なないが故に、さんざドSな書き手から可愛がられまくるだけなのだ。
つまりはパワーアップアイテムに見せかけた不幸の支給品なのである。
不死の酒はいくつかのロワで何本も支給されているが、元からの不死者を含めほとんどが不幸のドン底に嵌っていた。
故に、支給されたウッカリデスも決して飲むまいと封印していたのだ。
不死身になれるというのは殺し合いの中で圧倒的なアドバンテージを得られる……と言ったら実はそうでもない。
むしろ逆。生半可なことでは死なないが故に、さんざドSな書き手から可愛がられまくるだけなのだ。
つまりはパワーアップアイテムに見せかけた不幸の支給品なのである。
不死の酒はいくつかのロワで何本も支給されているが、元からの不死者を含めほとんどが不幸のドン底に嵌っていた。
故に、支給されたウッカリデスも決して飲むまいと封印していたのだ。
「でも、ゆーちゃんと会う前に僕か十代くんが飲んでいればまた結果も……って、あれ?」
鞄の中から出てきたのは見覚えのある黒い仮面だった。
「うおわあああ――っ!」
ウッカリデスは思わずそれを放り投げてしまう。黒い仮面は、アスファルトの上で何回か跳ね、そしてコロコロと転がっていった。
「な、な、なんで……アレがここにあるんだよ? ……びっくりした」
呪いの支給品と言えば、あれもそうだろうとウッカリデスは思う。
被ったが最後。死ぬまでは決して脱げないゼロの仮面・蝶高性能ver.。
先のロワではあれを被ってしまったが故に、彼はずっと仮面の人扱いだったのである。
素がルルーシュであることなど全然意味をなさなかった。仮面の名に間違いのないキャラを喰うアイテムだったと言える。
被ったが最後。死ぬまでは決して脱げないゼロの仮面・蝶高性能ver.。
先のロワではあれを被ってしまったが故に、彼はずっと仮面の人扱いだったのである。
素がルルーシュであることなど全然意味をなさなかった。仮面の名に間違いのないキャラを喰うアイテムだったと言える。
「これって誰の鞄だったんだろう? 病院で入れ違ったってのはわかるけど……」
うっかりしたなぁと言いながら、ウッカリデスはもう一つ持ってきていた鞄の方へと手を伸ばす。
これは取り違えていなければ病院で生を終えた十代のものである。
これは取り違えていなければ病院で生を終えた十代のものである。
「こっちは、間違えてないか……とすれば、不死の酒は一体誰の手に……?」
ウッカリデスは顎に手を当てて思案する。神妙に考察をしている姿だけを見れば本物のルルーシュみたいだ。
と言っても、本物のルルーシュは道路の真ん中であぐらをかきながら考え事をしたりはしないだろうが。
そしてそれからしばらく……
と言っても、本物のルルーシュは道路の真ん中であぐらをかきながら考え事をしたりはしないだろうが。
そしてそれからしばらく……
「これ、転がってきたんだけど君のかい?」
「え? あぁ、これはわざわざすみません……って!」
「え? あぁ、これはわざわざすみません……って!」
いつの間にかに、ウッカリデスの背後にゼロの仮面を抱えた 【 阿部高和 】 がその姿を現していた。
【ZAP】 「阿部高和」
ザッピングします。
ザッピングします。
[08:55] 忘却のウッカリデス ⇒ [09:05] 阿部高和
★ ★ ★
絶体絶命。
ウッカリデスの頭の中はその四文字で埋め尽くされていた。
もはや、戦うことも、逃げることも、なにもできない――とか、そんな感じで。
もはや、戦うことも、逃げることも、なにもできない――とか、そんな感じで。
【C-6/東端・路上/1日目-午前】
【忘却のウッカリデス@書き手ロワ2nd】
[状態]:疲労(大)
[装備]:
[持物]:デイパックx2、支給品一式x2、黄金の鎧の欠片@アニ2
:セイバー&黒騎士の魔剣少女@ニコロワ、ホーリーエルフの祝福@ニコロワ
[方針/行動]
基本方針:ロリスキーさんと、今度こそ……
0:アッー!
1:貞操を守る。
2:奈緒ちゃんを追うか、交差点に戻るか……?
[状態]:疲労(大)
[装備]:
[持物]:デイパックx2、支給品一式x2、黄金の鎧の欠片@アニ2
:セイバー&黒騎士の魔剣少女@ニコロワ、ホーリーエルフの祝福@ニコロワ
[方針/行動]
基本方針:ロリスキーさんと、今度こそ……
0:アッー!
1:貞操を守る。
2:奈緒ちゃんを追うか、交差点に戻るか……?
[備考]
※登場時期は死亡後からです。
※セイバー、ホーリーエルフの祝福は次の早朝まで使用不能です。
※登場時期は死亡後からです。
※セイバー、ホーリーエルフの祝福は次の早朝まで使用不能です。
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【阿部高和 編 ~や・ら・な・い・か・?~】
[09:05]
いい男である阿部高和が例の交差点より離れた後、2時間ほどどこでなにをしていたかというと――
「ふぅ……相変わらず、 【 彼岸島 】 には掘ったり掘られたくなるようないい男ばかりが出てくる」
――コンビニで雑誌を読んでいた。
【TIP】 「彼岸島」
週間ヤングマガジンに好評連載中の、主に丸太が大活躍する愉快な漫画。
週間ヤングマガジンに好評連載中の、主に丸太が大活躍する愉快な漫画。
雑誌は立ち読み派なのだろうか、彼は歩いている途中にコンビニを見つけるとそういえばまだ今週号は読んでないと入った。
そして、ジャンプを読んで、コンビニおにぎりで腹ごしらえをし、サンデーを読んで、トイレいって、○○して、あれこれして、
最後にもう一度、ヤンマガを読み直して一息ついたらガラスの向こう側にヘルメットが転がっていて、以下略という訳である。
そして、ジャンプを読んで、コンビニおにぎりで腹ごしらえをし、サンデーを読んで、トイレいって、○○して、あれこれして、
最後にもう一度、ヤンマガを読み直して一息ついたらガラスの向こう側にヘルメットが転がっていて、以下略という訳である。
その間、ラッドと奈緒もコンビニの前を通ったのだが、ラッドが通った時はトイレに行っており、奈緒は女なのでスルーした。
しかし日頃の行いがいいのか悪いのか、運良くウッカリデスのことには気付いたのである。
しかし日頃の行いがいいのか悪いのか、運良くウッカリデスのことには気付いたのである。
後は、”善は急げ”。
新しくマカビンビンの蓋を開けるとそれを一気飲みし、 【 白濁液 】 したたるコンビニの店内より彼は飛び出した。
新しくマカビンビンの蓋を開けるとそれを一気飲みし、 【 白濁液 】 したたるコンビニの店内より彼は飛び出した。
【TIP】 「白濁液」
どう見ても精子です。本当にありがとうございました。――いいえ、ケフィアです。
いい男にとってはマーキングの一種なのだろうか、これを追えば彼を追えると言っても過言ではないかもしれない。
逆に辿れば彼の軌跡を知ることが出来るかも知れない。
現在、交差点の真ん中にもそれは放置されているのだが、果たして 【 地球破壊爆弾No.V-7 】 と桂言葉の勝負の行方は?
どう見ても精子です。本当にありがとうございました。――いいえ、ケフィアです。
いい男にとってはマーキングの一種なのだろうか、これを追えば彼を追えると言っても過言ではないかもしれない。
逆に辿れば彼の軌跡を知ることが出来るかも知れない。
現在、交差点の真ん中にもそれは放置されているのだが、果たして 【 地球破壊爆弾No.V-7 】 と桂言葉の勝負の行方は?
【ZAP】 「地球破壊爆弾No.V-7」
ザッピングします。
ザッピングします。
[09:05] 阿部高和 ⇒ [08:55] 地球破壊爆弾No.V-7
★ ★ ★
そして彼はいつものようにこの台詞をウッカリデスへと投げかけるのである。
「 や ら な い か ? 」
【C-6/東端・路上/1日目-午前】
【阿部高和@ニコロワ】
[状態]:打撲(側頭部)、出血(右手/手当て済み)、マカビンビン服用中(残り2時間)
[装備]:ゼロの仮面(蝶高性能)@書き手2
[持物]:デイパックx2、支給品一式x2、マカビンビンx7本@ニコロワ、不明支給品x0-2
:ムラサャーミャ&コチーテ@アニロワ2、五寸釘、藁人形、金槌の呪いセット@オールロワ、きゅうり@やる夫ロワ
[方針/行動]
基本方針:いい男を掘る。
0:やらないか?
1:圭一や雀荘にいた男(ウッカリデス、十代)を探して掘る。
2:キョンをもう一度掘りたい。
3:6/氏(カオス)とラッド・ルッソ(名前は知らない)はいずれまた掘りたい。
4:邪魔する女は容赦なく殺・・・・・・スパンキングで済ませてやるか。済まなかったら殺すけど。
[状態]:打撲(側頭部)、出血(右手/手当て済み)、マカビンビン服用中(残り2時間)
[装備]:ゼロの仮面(蝶高性能)@書き手2
[持物]:デイパックx2、支給品一式x2、マカビンビンx7本@ニコロワ、不明支給品x0-2
:ムラサャーミャ&コチーテ@アニロワ2、五寸釘、藁人形、金槌の呪いセット@オールロワ、きゅうり@やる夫ロワ
[方針/行動]
基本方針:いい男を掘る。
0:やらないか?
1:圭一や雀荘にいた男(ウッカリデス、十代)を探して掘る。
2:キョンをもう一度掘りたい。
3:6/氏(カオス)とラッド・ルッソ(名前は知らない)はいずれまた掘りたい。
4:邪魔する女は容赦なく殺・・・・・・スパンキングで済ませてやるか。済まなかったら殺すけど。
[備考]
※登場時期は死亡後からです。
※マカビンビンの効力は一本につき約2時間です。
※女に対する考えが少し変わりつつあるみたいですが、今はそれから目を逸らしています。
※妄想にふけっていたため第一放送をろくに聴いていません。
※登場時期は死亡後からです。
※マカビンビンの効力は一本につき約2時間です。
※女に対する考えが少し変わりつつあるみたいですが、今はそれから目を逸らしています。
※妄想にふけっていたため第一放送をろくに聴いていません。
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【地球破壊爆弾No.V-7 編 ~シュレディンガーの書き手~】
[08:55]
雷の様に轟く破砕音。
爆弾が化物の力をもって振るった巨大な鎚である信号機は無数の氷片となって交差点の中に降り注いだ。
爆弾が化物の力をもって振るった巨大な鎚である信号機は無数の氷片となって交差点の中に降り注いだ。
「――っ!」
霰の様に降り注ぐ氷片の間を縫うように、爆弾の手から新しく現れた鎖鎌が飛ぶ。
まるで生き物の様にぐねぐねとうねる鎖は跳び退ろうとしていた言葉を捉え、彼女の脚を引いて地面へと叩き落した。
そして、バルキリースカートの四本の刃で辛うじて着地するところへと爆弾は身を躍らせて飛び掛る。
まるで生き物の様にぐねぐねとうねる鎖は跳び退ろうとしていた言葉を捉え、彼女の脚を引いて地面へと叩き落した。
そして、バルキリースカートの四本の刃で辛うじて着地するところへと爆弾は身を躍らせて飛び掛る。
「させません!」
言葉がアイスソードを振るう!
「貧乳はステータスあっぷぷーい☆」
だが、爆弾は鋼鉄化した平らな胸板で、がきーん☆とそれを跳ね返した。
「貧乳如きに――!」
続けざまに振るわれる鳳凰寺風の剣が再び爆弾の首を狙って払われる!
「残念☆ それ、支給品じゃなくて私の能力なんだよ☆」
首を刈る直前に鳳凰寺風の剣は情報連結を解除され空に消えた。
「チェックメイト☆」
両手の剣を無効化され、がら空きとなった言葉の胸元へと爆弾の、吸血鬼の力で振るわれる手刀が鈍い音を立てて突き刺さった。
が、しかし……
が、しかし……
『流れでデバイス壊しされるかと思ったッス! ていうか、今回台詞これだけッスかー!?
シリアスの中で空気壊す発言ばっかして御免なさいでフォーッ!』
シリアスの中で空気壊す発言ばっかして御免なさいでフォーッ!』
最後の一本。胸元に挟まれていたレヴァンティンがその手刀を受け止め、巨乳の弾力が爆弾をはじき返した。
再び二人の間合いは離れ、それぞれが交差点の北と南の入り口に立つ形となる。
再び二人の間合いは離れ、それぞれが交差点の北と南の入り口に立つ形となる。
「貧乳防御に風の剣って二本もフラグ使ったのに届かないとは、ね……さすがのヤンデレか……っ」
レヴァンティンの刃で裂けた手を握りながら爆弾は喉から苦痛の呻きを漏らす。
見れば今傷ついた手だけではなく、これまでの闘争の中でつけられた傷のどれもが十分には回復していなかった。
アーカードの能力を基礎とする復元能力は本来ならば無限に近いものがあるが、しかし今はそれが十全に発揮していない。
見れば今傷ついた手だけではなく、これまでの闘争の中でつけられた傷のどれもが十分には回復していなかった。
アーカードの能力を基礎とする復元能力は本来ならば無限に近いものがあるが、しかし今はそれが十全に発揮していない。
「ふふふ……、もう終わりですね。泉さん」
対する言葉もそれを察しているのだろう。目の前の化物が血を流す度にどんどん弱っていっているのを。
最初に森の中で戦った時よりも、病院の中と外で戦った時の方が、そしてその時よりも今の方が明らかに化物は弱い、と。
逆に言葉の方にはそんな気配は微塵も見られない。
最初に森の中で戦った時よりも、病院の中と外で戦った時の方が、そしてその時よりも今の方が明らかに化物は弱い、と。
逆に言葉の方にはそんな気配は微塵も見られない。
「私と誠君……二人の愛の力の前に、例え化物でもあなた一人では勝ち目なんかないんです」
偶然か、それとも必然か、愛する誠君のパーツである(と思い込んでいる)レヴァンティンが彼女の窮地を救ったことにより
彼女のテンションは更に高まりつつあった。
伏せ札を二枚も開いてしまった爆弾の側が不利な流れだ。最早、力押しが通じる雰囲気でもない。
彼女のテンションは更に高まりつつあった。
伏せ札を二枚も開いてしまった爆弾の側が不利な流れだ。最早、力押しが通じる雰囲気でもない。
「二人……なるほどね。それは名案だ」
愛することも、信じることも、時に裏切ることも相手がいてこそだからねぇ……そう言葉を吐き、爆弾は姿を変える。
泉こなたの姿が暗闇に溶け、次の瞬間にそれは長門有希の姿へと転じていた。
泉こなたの姿が暗闇に溶け、次の瞬間にそれは長門有希の姿へと転じていた。
「そこ、どいてください」
再び、炎と氷の剣を左右に構えた言葉が突進する。愛の力か、それは今までにない神速の突進だった。
「許可できない」
機械の用に抑揚のない声で爆弾は言葉を紡ぎ、そしてその突進へと身を引くことなく相対し――受け止めた。
その細い右手で相手の左手首を、左手で相手の右手首を掴み取り、叩きつけられようとしていた両の剣を寸前で停止させる。
その細い右手で相手の左手首を、左手で相手の右手首を掴み取り、叩きつけられようとしていた両の剣を寸前で停止させる。
「臓物をぶち撒けて――くださいっ!」
しかし二本の手だけでは残る四本の刃は押さえきれない。
宣言通りにそれぞれの刃は爆弾の小さなお腹へと突き刺さり、臓物をぶち撒けんと開かれた。
ゴムが切れる様な異音と共にホースを伸ばすみたいにピンク色の腸が引きずり出されて、血飛沫が舞う。
だが、それはそこまでだった。
ズルズルとした腸を引きずったまま、刃はそこで停止。いや、言葉自体が停止している。
宣言通りにそれぞれの刃は爆弾の小さなお腹へと突き刺さり、臓物をぶち撒けんと開かれた。
ゴムが切れる様な異音と共にホースを伸ばすみたいにピンク色の腸が引きずり出されて、血飛沫が舞う。
だが、それはそこまでだった。
ズルズルとした腸を引きずったまま、刃はそこで停止。いや、言葉自体が停止している。
「な……に……を……し……て……?」
もし口を利ければ、爆弾は九秒の時点で俺が時を止めた……などと軽口を叩いたかもしれないが、
しかし今はその口を呪文――高速言語による情報改竄に使っているため言葉の耳に届くのはお経の様なノイズのみだ。
しかし今はその口を呪文――高速言語による情報改竄に使っているため言葉の耳に届くのはお経の様なノイズのみだ。
「で……も……ふ……た、り…のあ……いは……!」
爆弾は現在、出身ロワであり代表作の一つでもあるアニロワ1の孤城の主で長門が見せた能力を再現している。
情報改竄による”当該対象の絶対座標軸よりの移動を封鎖”である。
言葉をこの交差点から出さないという目的の為ならそれは一見適している様に見えるかもしれない。だが。
情報改竄による”当該対象の絶対座標軸よりの移動を封鎖”である。
言葉をこの交差点から出さないという目的の為ならそれは一見適している様に見えるかもしれない。だが。
「わた……し、は……私は、誠君と……ぉ……!!」
その力は元々、数秒の間しかもたないもの。
高速演算処理による過負荷は長門――爆弾の身体に致命的なダメージを与えるが故に持続性はない。
純粋な長門の力に加えて、アーカードの復元能力をも併用できる爆弾だが、それでも持って一分が限度というところだ。
高速演算処理による過負荷は長門――爆弾の身体に致命的なダメージを与えるが故に持続性はない。
純粋な長門の力に加えて、アーカードの復元能力をも併用できる爆弾だが、それでも持って一分が限度というところだ。
ならば、何故。爆弾はこの方法を取ったのか? 万策尽きた故の悪あがきなのか? ――いや、そんな訳がない。
ド・ド・ド・ドド・ドドド……ドルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル…………!!!!
――響くエンジン音! 気付いた時にはもう遅いっ!
ズバジュズバルバズジュズバルバルズバズジュルバババババ・バリバリバリバリバリバリバリバリバリ…………!!!!
――人間を! 生きたまま回転する無数の刃で切り裂く音っ! 断末魔っ! そして――
―― 「 か つ ら こ と の は は ま っ ぷ た つ に な っ た ! 」
真っ二つに切り裂かれた言葉の残骸の向こう側に、チェーンソウを構えたもう一人の 【 長門有希 】 が立っていた。
【ZAP】 「長門有希」
ザッピングします。
ザッピングします。
[08:55] 地球破壊爆弾No.V-7 ⇒ [09:10] 真・長門有希
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【真・長門有希 編 ~ああ無常~】
[09:10]
交差点の中は今や人間の中身の臭いが立ち込め、凄惨な赤とで汚らしい汚物が撒き散らかされた血みどろと化していた。
真ん中には真っ二つに裂かれた言葉の遺体が横たわり、それを挟んで二人の長門有希が向かい合っている。
一人は内臓がクラッカーの様に飛び出しており血塗れ……と、姿が歪み再構成されそれは泉こなたの姿へと戻った。
しかし負った傷はそのままで、倒れ、血溜まりの中にそのぼろぼろになった矮躯を横たえる。
もう一人の長門有希は、相手のそんな様を本来の彼女通りに何の感情も浮かんでいない瞳でただ静かに見つめている。
真ん中には真っ二つに裂かれた言葉の遺体が横たわり、それを挟んで二人の長門有希が向かい合っている。
一人は内臓がクラッカーの様に飛び出しており血塗れ……と、姿が歪み再構成されそれは泉こなたの姿へと戻った。
しかし負った傷はそのままで、倒れ、血溜まりの中にそのぼろぼろになった矮躯を横たえる。
もう一人の長門有希は、相手のそんな様を本来の彼女通りに何の感情も浮かんでいない瞳でただ静かに見つめている。
「……ちょっと無作法だけど、ごめんね。もう立てないぐらいでね」
問題ないと長門有希は短く答えた。
「ご協力感謝☆ いや、予想外に危ないところだったよ……愛はどんな形であれ強いものだと再確認したさ」
長門有希はただ頷くだけだ。
「じゃあ、お別れの前にいくつか確認させてもらっておくよ。十代くんを殺したのは君だよね?」
その通りだと長門有希は肯定した。室内にいる二人に気付かれぬよう情報操作を行って十代を死亡させたと。
「やっぱりね。私が長門有希として施した情報操作に介入の痕跡があったから、もう君しかないと推理していたよ。
ところで、その動機についてなんだけれども私の想像が正しければ、
”効率よく速やかにロワを終了させようとしている対主催”……って、スタンスでいいのかい?」
ところで、その動機についてなんだけれども私の想像が正しければ、
”効率よく速やかにロワを終了させようとしている対主催”……って、スタンスでいいのかい?」
コンマ数秒考え、そしてそれを長門有希は肯定した。
無言の連携を要請してきたことからそれは想像でなく確信であると判断し、曖昧に誤魔化す意味はないと悟ったからだ。
無言の連携を要請してきたことからそれは想像でなく確信であると判断し、曖昧に誤魔化す意味はないと悟ったからだ。
「……まぁ、恨み言は言わないさ。悪いけれども十代くんとはそういう縁もなかったしね。
さて問題は、この後だね――取引きしようか?」
さて問題は、この後だね――取引きしようか?」
内容を、と長門有希は促す。
「私は君のことを吹聴しないしその邪魔もしない。場合によれば協力もするさ。君が今回してくれたみたいにね。
代わりに君は今回だけでいいから私の仲間を見逃してほしい。具体的にはホテルに向かわないでほしい」
代わりに君は今回だけでいいから私の仲間を見逃してほしい。具体的にはホテルに向かわないでほしい」
メリットが薄いと長門有希は答えを返す。
そして、最早死は免れぬ存在が吹聴や邪魔をできるとも思えないと付け加えた。
そして、最早死は免れぬ存在が吹聴や邪魔をできるとも思えないと付け加えた。
「ふーん。でも吸血鬼を舐めちゃいけないよ。スレイブとテレパスでまだ繋がっているかもしれないし。
血文字のダイイングメッセージなんて、その気になればお茶の子さいさいさ☆
でもまぁ、今回限りの大サービス……”嫁”が橋を渡った向こう側にいるよ。誰のどんな嫁かは秘密だけどね♪」
血文字のダイイングメッセージなんて、その気になればお茶の子さいさいさ☆
でもまぁ、今回限りの大サービス……”嫁”が橋を渡った向こう側にいるよ。誰のどんな嫁かは秘密だけどね♪」
では取引きを否定する材料はない、と長門有希は了承した。
「じゃあ、ほんとのおまけ。
私のデイバック持って行っていいよ。とは言え支給品一式しか入ってないけれどもね。
ついでに私の首輪……じゃなくて心臓環かな? これも持っていくといい。機会があったら解析しておいてよ」
私のデイバック持って行っていいよ。とは言え支給品一式しか入ってないけれどもね。
ついでに私の首輪……じゃなくて心臓環かな? これも持っていくといい。機会があったら解析しておいてよ」
長門有希は無言で頷く。
「じゃ、バイバイ☆ またねー、バイニー☆」
その言葉を最後に爆弾は血の中に溶けた。残されたのはその心臓に嵌っていた小さな環が一つ。
それを拾い上げ、そして言葉が持っていたものと、交差点の端に放置されていた爆弾の荷物を回収し、長門有希はその場を離れる。
それを拾い上げ、そして言葉が持っていたものと、交差点の端に放置されていた爆弾の荷物を回収し、長門有希はその場を離れる。
交差点を出て数歩。長門有希は振り返り、そしてもういない爆弾へと向けて言葉を吐いた。
「別に、泉こなたも 【 6/氏 】 も殺害するつもりはなかった。吸血鬼とロワ経験者どちらも有用だから」
【ZAP】 「6/氏」
ザッピングします。
ザッピングします。
[09:10] 真・長門有希 ⇒ [09:10] 6/氏
★ ★ ★
そして、運命の交差点からは誰もいなくなった。今はそこに赤と白の残骸を残すのみである。
【遊城十代@なのはロワ 死亡】
【桂言葉@やる夫ロワ 死亡】
【地球破壊爆弾No.V-7 死亡】
【桂言葉@やる夫ロワ 死亡】
【地球破壊爆弾No.V-7 死亡】
【C-6/市街・交差点/1日目-午前】
【真・長門有希@カオスロワ】
[状態]:健康
[装備]:イクサベルト@カオスロワ、チェーンソー@現実
[持物]:デイパックx3、支給品一式x3、心臓環(地球破壊爆弾)
:アイスソード@ニコロワ、レヴァンティン(カートリッジ2/3)@ニコロワ、核鉄(バルキリースカート)@漫画ロワ
[方針/行動]
基本方針:仲間と生還するため、無能とマーダーを排除し、最終的に主催を打倒する。
1:”嫁”を探しに橋の向こう側へと渡る。
2:しばらくは1人で行動する
3:岩崎みなみ、小早川ゆたかは排除する対象。
4:仲間が死んだ場合は…?
[状態]:健康
[装備]:イクサベルト@カオスロワ、チェーンソー@現実
[持物]:デイパックx3、支給品一式x3、心臓環(地球破壊爆弾)
:アイスソード@ニコロワ、レヴァンティン(カートリッジ2/3)@ニコロワ、核鉄(バルキリースカート)@漫画ロワ
[方針/行動]
基本方針:仲間と生還するため、無能とマーダーを排除し、最終的に主催を打倒する。
1:”嫁”を探しに橋の向こう側へと渡る。
2:しばらくは1人で行動する
3:岩崎みなみ、小早川ゆたかは排除する対象。
4:仲間が死んだ場合は…?
[備考]
※登場時期はカオスロワ5期のエピローグ後からです。
※『仲間』とは一緒にカオスロワで対主催をしていた8人の事を指します。
※また彼らのいる前では外道な行動はとりません。
※遊戯、アカギ、千秋と情報交換を行いました。
※イクサの制限は変身時間無制限。変身解除後は1時間変身不能です。(なのはロワのホッパー準拠)
※レヴァンティンはニコロワ210話「城・逃・げでリセット!」から参加。
※登場時期はカオスロワ5期のエピローグ後からです。
※『仲間』とは一緒にカオスロワで対主催をしていた8人の事を指します。
※また彼らのいる前では外道な行動はとりません。
※遊戯、アカギ、千秋と情報交換を行いました。
※イクサの制限は変身時間無制限。変身解除後は1時間変身不能です。(なのはロワのホッパー準拠)
※レヴァンティンはニコロワ210話「城・逃・げでリセット!」から参加。
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【6/氏 編 ~The wrong man 六~】
[09:10]
「あれが言ってたホテルか、けっこう高級な雰囲気だな」
交差点を離れてしばらく、目的地であるホテルが建物の谷間に見えてきて6/氏は安堵の息を漏らした。
そこが安全である保障はないが、駆け込めばとりあえず一区切りはつくのだから。
そこが安全である保障はないが、駆け込めばとりあえず一区切りはつくのだから。
「けど、爆弾さんは大丈夫なのかな……? なんか雰囲気的に死亡フラグ立ってたっぽいんだが」
足を止めて、6/氏は背後を振り返る。
隣を歩いてたこなたも同じ様に振り返るが、しかしそこに追って来る気配はなかった。
同じ書き手としての仲間意識だけでなく、なんでもあり感溢れる頼れる味方としても彼の喪失は大きい。
いじられキャラの自分を残して、そして自分をこなたと二人きりにしてどうするのってのが正直なところだった。
隣を歩いてたこなたも同じ様に振り返るが、しかしそこに追って来る気配はなかった。
同じ書き手としての仲間意識だけでなく、なんでもあり感溢れる頼れる味方としても彼の喪失は大きい。
いじられキャラの自分を残して、そして自分をこなたと二人きりにしてどうするのってのが正直なところだった。
「あ。爆弾さん、今死んじゃった」
「へぇそうなんだ……って、おい! 今なんて言ったっ!?」
「へぇそうなんだ……って、おい! 今なんて言ったっ!?」
衝撃的な発言に驚く6/氏に対し、こなたは至極冷静にその事実を伝える。
「主人と隷属の共感でわかるんだよ。爆弾さんのボディが力を使い果たして意味消失したってね」
「そんな……けど、じゃあ……」
『でもまぁ、そんなに悲しんだり落ち込んだりする必要はないよ☆』
「そんな……けど、じゃあ……」
『でもまぁ、そんなに悲しんだり落ち込んだりする必要はないよ☆』
そんなものなのか……と、6/氏は頭を垂れる。
まぁ、確かに何度も何度も自分だけでなく他人の生き死にを経験していれば慣れってものもあるが、しかし……
まぁ、確かに何度も何度も自分だけでなく他人の生き死にを経験していれば慣れってものもあるが、しかし……
「――って、あれ? なんかおかしくない?」
『何が?』
「爆弾さんの声が聞こえる。ていうか、こなたと同じ声なんだけれども……あれ?」
「私は爆弾さんの真似なんかしてないよ。ねー」
『ねー☆』
『何が?』
「爆弾さんの声が聞こえる。ていうか、こなたと同じ声なんだけれども……あれ?」
「私は爆弾さんの真似なんかしてないよ。ねー」
『ねー☆』
…………沈黙。
「え? ちょっと待って爆弾さんは死んだって言ったよね?」
「うん、言ったよ」
『あくまでボディがだけどね』
「うん、言ったよ」
『あくまでボディがだけどね』
何それ? と、問う6/氏の前に、こなたはデイパックを開き一つの血液パックを取り出す。
「これが爆弾さん……の血」
『吸血鬼が血を媒体に活動する怪異だと言うことは知ってるよね? つまりはそういうこと』
「生きてる、んですか?」
『吸血鬼が血を媒体に活動する怪異だと言うことは知ってるよね? つまりはそういうこと』
「生きてる、んですか?」
その問いにパックの中の血液は身(?)をよじってノーと答える。
『ゴム手袋の中に閉じ込められたアクアネックレスみたいでしょう?』
「例えがマニアックすぎて伝わりません――ていうか、これはアレですか? 参加者の支給品化ですか」
「そういう言い方するんだー」
「例えがマニアックすぎて伝わりません――ていうか、これはアレですか? 参加者の支給品化ですか」
「そういう言い方するんだー」
ピンポーン♪ と、血液パックのどこからか正解音が鳴る。
『身体がない故にもう何もできないけれども、どうだ。首輪を外すことに成功したZE☆』
「いやいやいやいや、参加者じゃなくなったら意味ないし、誰も真似できないからそういう意味でも意味ないです」
「ないない尽くしだね爆弾さん」
「いやいやいやいや、参加者じゃなくなったら意味ないし、誰も真似できないからそういう意味でも意味ないです」
「ないない尽くしだね爆弾さん」
あははー☆ と、血液パックが笑う。とても、とてもとてもおかしな現象だった。
『まぁ、”あの言葉”を打倒するにはあれぐらいの犠牲が必要だったのさ。
できうるならば回避はしたかったところだけど、この先ずっと追われるのも怖いしね』
できうるならば回避はしたかったところだけど、この先ずっと追われるのも怖いしね』
うーん……と、6/氏は頭を抱えてうなる。本当に、一体――
――ここは、何ロワイアルなのだろう? と。
【地球破壊爆弾No.V-7 支給品化】
【D-5/ホテル付近/1日目-午前】
【6/氏@カオスロワ】
[状態]:健康、疲労中
[装備]:サバイバルナイフ@現実、チャイナドレス@書き手ロワ2、キョンのワルサー7/7発@やる夫ロワ
[持物]:デイパック、支給品一式
[方針/行動]
基本方針:仲間ともう二人の自分と合流し、主催者を倒す。
0:ホテルに向かう。
1:泉こなた、地球破壊爆弾No.V-7と共に行動。
[状態]:健康、疲労中
[装備]:サバイバルナイフ@現実、チャイナドレス@書き手ロワ2、キョンのワルサー7/7発@やる夫ロワ
[持物]:デイパック、支給品一式
[方針/行動]
基本方針:仲間ともう二人の自分と合流し、主催者を倒す。
0:ホテルに向かう。
1:泉こなた、地球破壊爆弾No.V-7と共に行動。
[備考]
※登場時期は5期最終話のエピローグ後からです。
※登場時期は5期最終話のエピローグ後からです。
【泉こなた@らき☆すた】
[状態]:吸血鬼、精神疲労(小)
[装備]:エンフィールドNo.2@アニ2(6/6+予備弾24発)、団長腕章@ニコロワ、陵桜学園夏服@らき☆すた
[持物]:デイパック、支給品一式、地球破壊爆弾の血、血液パック(数個)
:魔法『フレイム・ボール』inエニグマの紙@漫画ロワ 日焼け止めクリーム@現実
[方針/行動]
基本方針:地球破壊爆弾No.V-7と同行して、何とか事態を解決できないか探ってみる。
0:ホテルに向かう。
1:自分や爆弾の知り合いを見つけ出して一緒に行動する。
2:かがみやゆーちゃんのことが気がかり。
3:”涼宮ハルヒ”に会えるのが楽しみ♪
[状態]:吸血鬼、精神疲労(小)
[装備]:エンフィールドNo.2@アニ2(6/6+予備弾24発)、団長腕章@ニコロワ、陵桜学園夏服@らき☆すた
[持物]:デイパック、支給品一式、地球破壊爆弾の血、血液パック(数個)
:魔法『フレイム・ボール』inエニグマの紙@漫画ロワ 日焼け止めクリーム@現実
[方針/行動]
基本方針:地球破壊爆弾No.V-7と同行して、何とか事態を解決できないか探ってみる。
0:ホテルに向かう。
1:自分や爆弾の知り合いを見つけ出して一緒に行動する。
2:かがみやゆーちゃんのことが気がかり。
3:”涼宮ハルヒ”に会えるのが楽しみ♪
[備考]
※登場時期は3年生になってから卒業するまでのうちのどこかです。
※地球破壊爆弾No.V-7の話を聞いて、参加者がフィクションを含む多数の世界から集められたものと知りました。
※6/の話を聞いて、フィクションが現実に存在する可能性も知りました。
※登場時期は3年生になってから卒業するまでのうちのどこかです。
※地球破壊爆弾No.V-7の話を聞いて、参加者がフィクションを含む多数の世界から集められたものと知りました。
※6/の話を聞いて、フィクションが現実に存在する可能性も知りました。
【地球破壊爆弾No.V-7@書き手2(支給品状態)】
[方針/行動]
基本方針:『らき☆すた計画』を成功させる。
1.こなたと6/氏をフォロー。
2.こなたや自分の知り合いを見つけ出しパーティに加える。
3.かがみやゆーちゃん。そしてウッカリデスと奈緒のことが気がかり。
4.さて、ロリスキーに会ったらなんと説明したものか……。
5:”涼宮ハルヒ”に会えるのが楽しみ♪
6:真・長門有希とのやりとりは秘密にしておく。
[方針/行動]
基本方針:『らき☆すた計画』を成功させる。
1.こなたと6/氏をフォロー。
2.こなたや自分の知り合いを見つけ出しパーティに加える。
3.かがみやゆーちゃん。そしてウッカリデスと奈緒のことが気がかり。
4.さて、ロリスキーに会ったらなんと説明したものか……。
5:”涼宮ハルヒ”に会えるのが楽しみ♪
6:真・長門有希とのやりとりは秘密にしておく。
[備考]
※登場時期は「238:trigger」の冒頭辺り。ウッカリデスが死亡するより前です。
※嫁はロリスキー一筋です。
※『らき☆すた計画』が何かは現在全くもって不明です。
深遠なる野望があるのかもしれませんが、ただらき☆すたキャラと親睦を深めたいだけかもしれません。
※ただの血液状態になったので喋ること以外はほとんど何もできません。
※登場時期は「238:trigger」の冒頭辺り。ウッカリデスが死亡するより前です。
※嫁はロリスキー一筋です。
※『らき☆すた計画』が何かは現在全くもって不明です。
深遠なる野望があるのかもしれませんが、ただらき☆すたキャラと親睦を深めたいだけかもしれません。
※ただの血液状態になったので喋ること以外はほとんど何もできません。
【陵桜学園夏服@らき☆すた】
その名前の通り、陵桜学園の夏服。襟やスカートの色が青色で、スカーフは黄色。袖は半袖のセーラー服。
その名前の通り、陵桜学園の夏服。襟やスカートの色が青色で、スカーフは黄色。袖は半袖のセーラー服。
【血液パック@現地調達】
地球破壊爆弾No.V-7と泉こなたが病院の中で見つけた輸血用の血液パック。
吸血鬼にとっての食料になる。
地球破壊爆弾No.V-7と泉こなたが病院の中で見つけた輸血用の血液パック。
吸血鬼にとっての食料になる。
【地球破壊爆弾の血@その他】
身体を捨てて血液だけの存在となった地球破壊爆弾No.V-7。
血液パックの中に入っており、喋ることぐらいしかできない。所謂、意思持ち支給品という扱い。
身体を捨てて血液だけの存在となった地球破壊爆弾No.V-7。
血液パックの中に入っており、喋ることぐらいしかできない。所謂、意思持ち支給品という扱い。
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こうして、ある一時の十人の交差は一区切りを終えた。
しかしそれはやはり区切りを終えただけということで交差を抜けたそれぞれの物語はこの後も続く――……
しかしそれはやはり区切りを終えただけということで交差を抜けたそれぞれの物語はこの後も続く――……
085:大都会交響楽(中編) | 投下順 | 086:想い紡ぐ者 |
時系列順 | 088:HAL・スクリーミング・ショウ | |
地球破壊爆弾No.V-7 | ||
泉こなた | 099:涙の誓い(前編) | |
6/氏 | 099:涙の誓い(前編) | |
結城奈緒 | 111:こくまろみるく | |
忘却のウッカリデス | 104:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG | |
遊城十代 | ||
阿部高和 | 104:スーパー変態シリーズ アナルフィーバーG | |
ラッド・ルッソ | 111:こくまろみるく | |
桂言葉 | ||
真・長門有希 | 107:Bad-Ass |