【名前】黒崎一護
【出典】BLEACH
【性別】男
【年齢】17歳
【名ゼリフ】「なん…だと…?」
【支給武器】Lの音声セット@DEATH NOTE、苺×15@現実
【本ロワでの動向】
THE 空 気
以上。
空気の一言で説明が足りてしまうほどに空気。
ずっと一人でいながらも対主催の勝利に貢献した
トマス・シェイクスピアや、ネタキャラとして愛された宿敵である
藍染惣右介と違い、毒にも薬にもなれなかった正真正銘の空気。
下手に戦えたせいで守られるポジションとして芽を伸ばすこともできず、それでいて生命の賭け場所を逃し続けたと言われるほどにぱっとしない戦績だった。
蛇足であるが以下詳細。
当時の原作最新刊であった54巻(アニメの最終話)より登場。
死神代行消失篇が終わった後だったため、死神の力は取り戻していた。
……が、代行証及び斬魄刀が没収されており、支給されていたのが苺だったりと、魂を身体から分離させる系の支給品も得られなかったため、実質一般人と化してしまう。
まだ消失篇の途中からなら完現術が使えたのだが……。
それでも死神代行として死の重みと、死んだ後のことを人一倍知る一護は、名簿に、封印したはずの
藍染惣右介の名があったこともあり、殺し合いの打破を決意する。
その矢先、メイクアップしたての
クラウザーさんと遭遇。
一護「破面か!?」
クラウザーさん「オレは魔王 魔王 魔王 すべての悪の 魔王 魔王 産みがこのオレ 魔王 魔王」
一護「なん…だと…?」
大人しくクラウザーさんに豚扱いされておけばまだネタキャラになれたのだが、
渚カヲルとのセッションにより発動したネフシュタンの鎧の触手にぽいっと放り投げられる。
しかも運悪く、次の話でカヲルくんの死体の上に墜落。
謝りながら立ち上がろうとして下敷きにしているのが死体だと気づき唖然とするも、そこを
風鳴翼に目撃される。
不良扱いされやすい外見だったこともあり、一護は誤解を覚悟するも、翼が先立って
不審人物を目撃していたこともあり、すぐには犯人だと決めつけられることはなかった。
そこへ、
フェイリス・ニャンニャンと闇
バクラがやってきたこともあり、弁解する一護も交えて推理大会へ突入。
推理が趣味だというフェイリスが死体を検分し、事故死であるという推理を打ち出すも、実は、それらは自分がカヲルを撃った罪から逃避するためのフェイクだった。
またバクラに至っては、真犯人
バランを目撃していたのだが、フェイリスの怯えを読み取り、敢えて銃痕を指摘した。
しかし、撃たれたはずの胸元を調べた結果、弾丸は胸ポケットに入れられていた手帳で防がれていたことが判明。
直情型である風鳴翼の目撃証言から、上条当麻が犯人であると誤った結論に達してしまった。
尚、この推理大会の間、被告人こと黒崎一護は推理が二転三転するごとに「なん…だと…」と驚いていた。
晴れて一護への疑惑が晴れ、後情報交換が行われたが、唯一の真っ当な対主催戦力である翼が、クラウザーさんのことを聞き、シンフォギアの悪用を止めねばならないと走りだし、一護達を置いていってしまう。
このままここにいることで、自分がカヲルくんを撃ったことがばれることを恐れたフェイリスも、姿を消してしまう。
そしてただ一人一護と共に残ったバクラは、一護から冥府の匂いがするとしてその本性を暴露。
闇のゲームを仕掛けられた一護は、カードゲームによるリアルダメージに「何…だと…?」を連呼。
積み上げてきた経験を武器に奮戦するも、敗北。
あわや罰ゲームにより命を奪われかけたが、魂が闇のゲームにより肉体から切り離されたお陰で一時的に死神化すること乗り切る。
ただし、その代償は大きく、闇のゲームと罰ゲーム及び無理矢理の死神化による精神的疲労から気絶してしまう。
目が覚めた時、なんと、4時間ほど経過しており、放送が一つ終わった直後であった。
主催者である
黒のカリスマによる嫌がらせで、一護のいるエリアとその周囲が段階的に禁止エリアに指定されてしまっており、知らない内に大ピンチに陥ってしまう。
しかも、禁止エリアに設定される場所から逃げ出す者たちはいても、望んで踏み入るものなどいるはずもなく、一護は次の放送まで誰とも会うことのないぼっち状態に。
気絶中に夢の中で斬月に出会っていたおかげで、斬月が支給されていることに気付けたのは大きな収穫だったが、それも人と会えないのでは意味をなさなかった。
首輪の発した警告により、ようやく禁止エリアにいることに気付いた一護は全力ダッシュでぎりぎり禁止エリアを脱出。
九死に一生を得るも、今度は肉体的疲労から気絶してしまう。
またしても放送を聞き逃しそうになったが、
武藤遊戯と
スコール・レオンハートに拾われ回復カード漬けにされたことで、復活。
ディアンケトでも使われていればネタになったのだが、無難にホーリーエルフの祝福などで回復した模様。
また、遊戯に支給されていた城之内デッキの中から、時の機械タイムマシーンをもらったおかげで、一時的ながら過去の自分=死神に戻れるようになった。
まあ、トラップカードである都合上、一ターン伏せる必要があり、出だしに遅れるという欠点に長く悩まされることとなるのだが。
せめてここでデュエル脳に染まっていれば美味しかったものを。
実際一護からバクラの話を聞いたスコールがバクラに一度負けていたこともありリベンジに燃え、遊戯もバクラとの因縁があったため、しばらくは完全に遊戯王ルートだったのだし。
対バクラ対策に燃えるスコールによる遊戯とのデュエルの特訓では、一護は完全に遊戯王内での本田ポジションであった。
かといって、本番のバクラVSスコールでは、死神パワーでスコールを援護しようにも、「待ちな、これはあいつのデュエリストとしての誇りを取り戻す戦いだ」と王様に止められ、デュエル後の王様VS邪神においても、「あいつは俺を信じてくれた、こんどは俺たちがあいつを信じる番だ」とスコールに説得されてしまう。
結局、一護がしたのは、せいぜい超一流デュエリスト達のデュエルタクティクスに「なん…だと…!?」を連呼していたくらいであった。
バクラ「はっはっはっは、どうしたよ、王様の命はお前の勝敗にかかってるっていうのにその程度かよ!」
スコール「まだだ! 俺はお前と違って一人じゃない! 遊戯のデッキを信じる! 俺のターン、ドロー! 俺は墓地のクリボーとマシュマロンを除外!
来い、カオス・ソルジャー 開闢の使者!」
一護「なん……だと……」(GXでの遊戯デッキだったのか的に)
では、遊戯王ルートが完結した後に出番があったのかと言えば答えはNOである。
遊戯達の当初の目的であったクラウザーさんを見つけ、人間だったことに今更気付いた彼を引き連れ、そのまま順調に月達と合流。
デスノートを手にし記憶を取り戻した月に対し、死神代行の一護なら対抗できるのではとメタ的にジャンプ漫画主人公同士のクロスオーバーを期待されていたが、その座を
イエス・キリストに掻っ攫われる。
地味な印象の拭えなかった一護さんには、発光キャンセルなどという目立つ御業は不可能なので仕方のない話ではあるが。
更に、デスノートの危険性も一護以上に死に敏感な志貴がいち早く見抜き、デスノートの奪取に際しては、罠カードによる死神化に時間のかかる一護とは違い、素で超人なメンツの揃っているSOS団に見せ場を譲ってしまうことに。
友情を大事にしているが故に、信じていた月の裏切りにショックを受けた遊戯を慰める役も、デュエルを介して遊戯と友情を結んだスコールや裏切られた経験のあるキリストがこなしてくれた以上出る幕もなし。
またしても一護に出番は訪れなかった。
そんな一護に遂に活躍しうるガチバトルの機会が訪れる。
これ以上の犠牲を出すものかと月ショックから立ち上がった皆により提案されたチームを分割してのマーダーへの一転攻勢と弱者の保護。
モンスター退治経験の豊富さと、遊戯王カードにより有利に立ち回れるということから、バラン討伐に名乗りを上げたスコールに、比較的長い付き合いがあることもあり、一護も協力することにしたのだ。
遊戯のサポートもあり、一ターンを稼ぎ、ようやく対人への死神化に成功した一護。
流石に藍染を倒した後なだけあってかなり強く、スコールと連携し竜魔人化したバランをも追い詰める。
だが、バランの人間への恨みは一護がこれまで相対したいかな虚達よりも強かった……。
ただの魔人に堕ちてまでドラゴン族封印の壺の効果を跳ね除けたバランにより、遊戯が刺殺されてしまう。
響くスコールの絶叫、流れる涙。
バラン討伐は最早完全にスコールと表裏の両遊戯との友情物語の最終回としての様相をなし、バランにとどめを刺したのもスコールによる絆のエンドオブハートだった。
え、一護さん? ちゃんと数ある剣をスコールに投げ渡して、次から次へと持ち替えていく豪華版エンドオブハートの演出に、一役買ってたよ!
友達を失い悲しみにくれるスコールには一人にしてくれと言われちゃったけど!
代わりに一護には
巴マミ、
トゥーサン・ネシンバラという相方ができたよ!
一護「なん…だと…」マミ「まさかあれは○○!?」ネシンバラ「説明しよう!」
終盤でしか見られなかったがこのジェットストリームアタックは卑怯だった。
かくして大きな犠牲を出しながらも遂に迎えた最終決戦。
主催者の本拠地に乗り込む班に割り振られた一護だったが、今までとは違いその手には斬魄刀が!
決戦前の対主催集合イベントでは満足バーによる宴の傍ら、目立たないながらも集まった支給品からやっと斬月を取り戻していたのである。
これまでの遅れを取り戻すかのように最初っからクライマックスな一護は卍解し、対主催の主力の一翼を担う。
量産型エーデル・ベルナルなど物ともせず、主催者である黒のカリスマの駆る巨大ロボカオス・レムレースに対しても、虎の子の最後の月牙天衝にてチートへと覚醒し深手を負わせる。
その甲斐もあって対主催達は誰一人仲間を死なすことなく黒のカリスマを打ち取ることに成功。
迷走を続け、マモレナカッタと嘆くだけだった一護は、やっと護れたと安堵の息を漏らし――
「僕が死んだと思った? 残念! まだいました☆」
「なん…だと…?」
真の姿を晒したジ・エーデルにその心臓を貫かれた。
辛くも、所持したままだった時の機械タイムマシーンで死は逃れるも、最後の月牙天衝を使ってしまったことで、タイムマシーンで稼いでいた時間が逆流。
激痛と共に意識と死神の力を失ってしまう。
そのまま、真の決着まで一護が目を覚ますことはなかった……。
後なんか原作的に因縁のあった藍染は勝手に死んでた。
元から力のない
黒猫や
小鳩ちゃんは、彼女たちなりに頑張って最後まで、対主催の心の支えになっていたというのにこの体たらく。
最終決戦において前線で唯一生き残った一護だが、そのことに感想で笑いさえ出てしまったのがこのロワ内での一護の扱いを端的に表している。
他のキャラクター達の
エピローグにて、ネシンバラや
涼宮ハルヒの尽力で死神の力を元の世界に帰還する前に取り戻せていたことが判明。
一護が喪うものも得るものもなく生還し、藍染も倒された後からの参戦だった為、原作の物語にまで一切影響がないという徹底した空気ぶりをエピローグでまで披露。
おかげで、エピローグは原作という事になり、
「単行本55巻へ続く」
の一行で済まされてしまった。(54巻最後から参戦だったため、タイトル的には54巻に戻るであったが)
これこそまさに、「なん…だと…?」である。
以下、蛇足とも取れるので折り畳む
+
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... |
その後、原作では最終章「千年血戦篇」において、ラスボスであるユーハバッハを死闘の末に撃破した一護たち。
詳細は割愛させてもらうが、ユーハバッハとの戦闘には藍染も参加し、勝利に一役買うという重要な役目を果たしてみせた。
これによりロワ当初は原作の物語に一切影響が無いと思われていた厨二ロワ後のBLEACH世界は、「藍染が死んでるならユーハバッハに勝てないのでは?」というまさかのバッドエンド確定説が囁かれる事態となってしまった。
しかし、「浦原喜助や涅マユリらが何らかの対策を立てるはず」「そもそも藍染が消えたなら護廷十三隊も大騒ぎだろうし、原作通りの展開になるとは限らない」などの意見も出ており、一概にバッドエンドで確定とは言えない。
この世界の一護たちがいったいどんな結末を迎えるのか、それは誰にも分からない。
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最終更新:2024年01月23日 17:15