【名前】ジ・エーデル・ベルナル
【出典】スーパーロボット大戦Z
【性別】男
【年齢】不明
【名ゼリフ】「サクサク正義の味方がやられていくのって気持ちいいよね~」
【支給武器】食堂@ラ・ヨダソウ・スティアーナ(コピペ)、デスパライズ@ネ実
【本ロワでの動向】
本ロワにおける主催者にして司会進行を務め、参加者でもある人物。
つまるところ全ての元凶。
重要なのは、主催者である黒のカリスマ、司会進行のジエー・ベイベル、参加者のジ・エーデル・ベルナルの三人が同一人物である点である。
正しく言えば平行世界の自分を呼び出してきて三人に増えているわけだが、彼らがジ・エーデル・ベルナルであることに変わりはない。
他の協力者を用意し、分担するわけでもなく、一人三役という非常に珍しい形態をとったのは、内部からの裏切りを警戒したため――ではなく、ロワを存分に満喫し切りたかったため。
ロワを開催したのもスパロボZ本編にて多元世界の味をしめた彼が、自分の手でも様々な世界の人物の喜怒哀楽が織り成す実験室のフラスコを作ってみたくなったからという興味本位によるものであった。
参加者たちが全員厨二なのも、これ以上なく中二病のジ・エーデルが趣味や勘で選んだため。
食堂の男のような何故ロワにこいつ呼んだんだと首をかしげる人選あったのも、その方が面白そうだからという何とも言えない理由からだった。
ただし、源理の力を駆使し、太極を手に入れるために、自力で太極に至った
天魔・夜刀や
ラインハルト・ハイドリヒ、マリィ、
藤井蓮、
涼宮ハルヒをサンプルとして参加させるなど、一部参加者については選定理由があったりする。
まあその理由にしても、
ヒュンケルのように本当に不死身なのか、異能生存体なのではないかと興味本位止まりなものも多々あったが。
支給品にしても
根岸くんにメイクセットを支給するなど遊び放題である。
ここまででも分かるように、まさに
八神月が言うところの、「それだけの力を与えられながら……貴様らは何故、この世界を正しく導こうとしない!!」にそのままそっくり当て嵌まる人物なのである。
参加者としてのジ・エーデルは、登場話において
ほむほむをぺろぺろするなど、いきなり変態性を全開。
ほむらの時間停止により逃げられるも、次元力を駆使し時間停止を無効化しながらストーキング。
ほむらが岡部組という当時の一大勢力に合流したことに、“ほむらの末路を知っていた”ジ・エーデルはにんまり。
来たる岡部組の崩壊に心躍らせる彼に応えるように、中学校に対主催マーダー問わず人が集結。
ロワの華である大乱戦の兆候にウキウキしつつも、ほむらと
エリンコ・プッチの戦いに乱入し、ほむらにセクハラを繰り返し集中力を奪ってしまう。
そのせいで時間停止を続けられなくなったほむらごとマーダーである
ハセヲに斬られる。
ぶつのも、ぶたれるのも、大好きなジ・エーデルからすれば大したことのない相手に殺されるのもご褒美ではあったものの、中学校大戦を生で最後まで見られる機会を逃すのももったいないと思い直し、ほむらが時間を巻き戻すのに乗じて逃走。
傷を癒しながらも過去の自分に交信し、自分のことは棚上げにして反則行為を犯したほむらを過去の自分に殺させる。
その後、中学校大戦の決着までを黒のカリスマに向けてセルフ実況中継。
随分ご満悦だったようで、大戦決着後もしばらくは、新たにできた大集団である中学校組を肴にしようと付け回していた。
夜神月がデスノートを手にし、記憶を取り戻した時は、笑いを堪え切れなかった模様。
自分が手を下さずとも面白いように転落の道をたどっていく参加者たちに笑い転げていたところを、実況コンビに見つかる。
マミ、
ネシンバラに支給していた詳細名簿の自身の項目には、ネタバレはつまらないからと主催陣と同一人物であることは伏せていたが、他はありのままを面白おかしく書いておいたせいで、当然のことながら警戒される。
結果、マミにリボンで縛られ拘束されることとなるのだが
「アイラビュ~♪ もっとボクチンを縛ってえ~!」
ダメだこいつ、全然反省していない。
ネシンバラの提案でそれならと手を出さず放置してみたところで、放置プレイビクンビクンとやはり悦ぶだけだった。
仕方がないので、ジ・エーデルが流した情報から、マミが中学校に単身で駆けつけ、ネシンバラがジ・エーデルの見張りに残ることになったのだが、マミと二人で仲良くしていた事を
シェイクスピアに次元力を無駄遣いしてチクるというあんまりな手段で隙をつくり、脱走。
あっかんべ~をしながら病院へと駆け込み、
ルルーシュの遺骸を抱えて邪笑する月に拍手を贈る。
月にはルルーシュ達への襲撃の罪をなすりつけられることとなるのだが、ジ・エーデルからすれば願ったり叶ったり。
危険人物と見なされ
風鳴翼に攻撃をふっかけられようとも、太くて長くて固いものでもっと刺してと懇願して気色悪がられていた。
協力者である
アサキムと一時合流していた時は、キモさが二倍でひどいことになっていた。
アサキムと別れた後は風鳴翼の追跡を振り払いつつ、一大勢力となっていたSOS団に粘着しようとそちらに向かったのだが、途中で
安心院なじみこと安心院さんとばったり遭遇。西尾的なノリで会話していたらうっかり自分が主催者でもあると口を滑らせてしまう。
見た目美少女の良く分からないドSの何かにぶたれる快感を満喫した後、自分以外の全てを所詮は漫画やらアニメやらの設定や登場人物と見下している安心院さんに、共感すると同時に心底むかついていたため、彼女に恐らくは最も屈辱的な死を与える。
すると、ジ・エーデルの爆笑を聞きつけて人が来るのを察知。捕まって安心院さん殺害の被疑者として拷問されるのも悪くはないと思ったのだが、一通り楽しんでいたので、最高の楽しみは後に残しておこうとその場を離れる。
しかしそのドMさが彼の死に直結することとなる。
終盤、ラインハルトと
マスターテリオンによる黄金大戦が勃発。
参加者最強格同士による見た目も派手なこの戦いをジ・エーデルが見逃すはずもなく、物見遊山に出かける。
ジ・エーデルを追跡していた風鳴翼の活躍もあり、黄金大戦はラインハルトの勝利で幕を閉じるも、ラインハルトの破壊の愛は尽きることを知らなかった。
なんと変態中の変態であるジ・エーデルさえもラインハルトは愛したのだ。
普通の人間にとっては迷惑極まりない破壊の愛だが、ドMなジ・エーデルにとってはそれを捨てるなんてもったいない。
「最高だあぁぁぁ! 最高だよおぉぉぉぉぉ!!」
大喜びでその全身に破壊の愛を浴び、ジ・エーデルは呆気無く死亡した。
ジ・エーデル・ベルナルは
前述したように、ジ・エーデル、黒のカリスマ、ジエー・ベイベルは平行世界の同一人物である。
つまり、ジ・エーデルが一人死のうとも、彼は三人のうち一人に過ぎず、まだ二人残っていたのだ。
ラインハルトの破壊の愛をジ・エーデル越しに体感した黒のカリスマとジエー・ベイベルは最高にハイになり、対主催達が制限と首輪を解除したこともあって、最終決戦の開幕を宣言。
会場に人造人間である量産型エーデル・ベルナルをパイロットとした巨大ロボ量産型レムレースを投入。
超弩級チート危険人物ラインハルトinリベル・レギスが健在ながらも、主催者の横行を放置するわけには行かなくなった対主催達が、必然と双方に戦力を割かねばならぬよよう仕向けた。
それでも、もともと対主催が二十人も残っていたこともあり、黒のカリスマは、
という錚々たるメンバーを相手にするはめに。
こいつを倒せば終わると出し惜しみ無しの全力を尽くしてきたチート対主催達には、虎の子の宝石剣内蔵型カオス・レムレースでさえも敵わず、哀れ、黒のカリスマは激戦の末に敗れるのであった。
「僕が死んだと思った? 残念! まだいました☆」
そう、主催者にはまだジエー・ベイベルが残っていた。
放送にてハイテンションっぷりを見せながらも、最終決戦では主催戦力の導入をするだけで、直接戦闘には参加して来なかったジエー。
ハルヒや小鳩、黒猫に叩きのめされ捕まるような無力な老人の彼だったが、しかし、彼もまたジ・エーデルなのだ。
全てが終わったと対主催達が安堵した直後、ジエーはジ・エーデルの姿になり、遂にその牙をむく。
ショーダウンにはまだ早いよ、これからが本番じゃあないか。
告げられた悪魔の言葉と共に再召喚される二人のジ・エーデル。
戦いは振り出しに戻ったどころか、後のことを考えずに死力を尽くしていた対主催チームに対し、主催者側は無傷の三人のジ・エーデル。
並行世界から無限の次元力を汲み出し復活したカオス・レムレースに加え、ロボットのない参加者とも楽しめるようにと用意していた始祖村正、ネタに走った破壊ロボの計三体にそれぞれ搭乗した彼らは、ここぞとばかりに対主催に無双を開始。
煽り系主催者の本領を発揮しながら、何度殺されようとも他の自分による無限復活を繰り返し、
厨二ロワらしからぬ泥臭い消耗戦を展開していく。
「……投影、開始」
「トレス、オンwww ペンタブ無いのにwww」
「…………我が骨子は捻れ狂う」
「我がww 腰はw 猛りw 狂うwww うはwww 朝までお楽しみコースwww」
「………………偽・螺旋剣Ⅱ」
「えー、そこは尻穿つ禁断の薔薇にしようよー」
「五月蠅い黙らんかキサマ!」
「えー、ぼうりょくはんたーい。おまわりさーん、正義の味方が無抵抗の市民に暴力振るってきまーす」
「貴様っ……!」
シリアスに振舞っていた黒のカリスマの仮面を脱ぎ捨て、本調子に戻ったジ・エーデルはいつしか完全にペースを握っていた。
志貴や蓮がどれだけ絶対死の一撃を叩き込もうとも、ジ・エーデルの復活は厳密には蘇生ではなく、平行世界からの自分の召喚。
直死さえも直死足りえず決め手を欠いた対主催達を徐々にすり減らしていく。
逆にジ・エーデルに至っては、途中で明らかに舐めプレイまで挟んでドM精神を満たそうとした程。
「ぶってもらう為だけに蘇生しました」と恍惚しながらハアハアし、ハルヒ、黒猫、小鳩の3人娘をドン退きさせた。
かといっていざ打たれると、打っていいのは打たれる覚悟のある奴だけだよと理不尽にも巨大ロボの拳でハルヒたちを叩き潰そうとする。
間一髪で蛮に防がれるも、そのまま宝石剣で強化したMAP兵器であるディメンジョン・フォール2012を発動。
アスクレピオスの力でまたも蛮に全滅は妨げられるも、能力を半減させられた蛮を仕留め、遂に主催者として対主催からキルスコアを上げる。
対主催の牙城に罅を入れたことで調子に乗ったジ・エーデル達はその勢いのまま順調にアーチャーも殺害。
また、デモンベインに魔力を供給していた早苗は長時間に渡る激しい戦闘で遂に限界に達し、命を落とす。
ジ・エーデルは続けて蓮に致命傷を与えて戦闘不能に追い込み、対主催を絶望の淵に追い込む。
だがしかし、その絶望を吹き飛ばすクラウザーさんのSATUGAI及び殺害コールが響き渡り、機を逃すことに。
クラウザーさんに豚扱いされて大喜びでブヒっている間に、ネシンバラの機転により異界の神々を召喚され盛り返される。
それならばと各機による三体がかりの三連続MAP兵器で一掃しようとするも、蓮による流出が発動。
未だ太極を屈服させることができていないジ・エーデルでは太極そのものである流出の時間停止には抗うことかなわず、三人揃って動きを止められてしまう。
直後に蓮が力尽きたため、刹那の時間停止だったが、それでも絆で結ばれた蓮の仲間たちがここを逃せば二度と来ない、唯一無二のチャンスをものにできないはずがなかった。
志貴により一人目のジ・エーデルごと平行世界の自分を殺し尽くされたことで退路を断たれ、最大戦力であるカオス・レムレースを駆る二人目のジ・エーデルをカズマに昇華されてしまう。
時が動き始めたその刹那、他の二人が倒されたことにも気付く間もなく眼前には全死者の効果=厨二力を上乗せしたワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの姿が。
「い、嫌だ! こんな意味不明で厨二臭い終わり方はいやだああああああああああああ!!」
ジ・エーデル・ベルナルは
鬼柳京介に満足の向こう側に連れて行かれた。
彼が復活することは金輪際二度とない。
尚、散々参加者からも、書き手、読み手からもうざい扱いされたジ・エーデルだが、戦闘能力が高い、同時に倒さないと無限蘇生、ドM、ウザイとある意味完璧であった。
またそんな彼だからこそ、最後の満足エンドによる心身ともにフルボッコはスカッとしたと住民たちに大受けであった。
人間としては最低だが、主催者としては最高だったと言えるのではないだろうか。
最終更新:2013年11月27日 23:19