【名前】トゥーサン・ネシンバラ
【出典】境界線上のホライゾン
【性別】男
【年齢】学生
【名ゼリフ】「説明しよう!」
      「帰るべきところはあるかい登場人物達?」
【支給武器】詳細名簿@厨二ロワ、鬼柳デッキ@遊戯王5D’s

【本ロワでの動向】

生徒会書記の少年。
生徒会といっても原作における生徒会とは事実上各国の軍隊のトップでもあり、ネシンバラは所謂軍師ポジである。
歴史オタクで説明に入るまでの前置きが長いため、ろくでもない奴ばかりの仲間内からの扱いはけっこうぞんざい。
また同人作家で、中二病全開の小説をよく執筆している。


厨二ロワにおいて、特に目立った活躍をした参加者の一人。


原作において公主隠しという一種の神隠しが大きな意味をもっているだけに、当初は自分がそれに巻き込まれたのではと流石に戸惑いを見せる。
そこに、茂みから巴マミが飛び出してくる。
原作の世界観が遥か未来のものであるため、マミの容姿はネシンバラからすれば時代錯誤もいいところであり、何かのコスプレか自分と同じ歴史マニアかと勘違い。
早速厨二的、オタク的な会話で探りを入れてみることにする。
これが功を奏し、厨二病である二人は特に揉めることなく早速和解。
そのまま互いの支給品を確認すると、彼に支給されていたのは説明書付きカードデッキと、


詳細名簿であった。


この支給武器が彼の運命を大きく変えたといっても過言ではないだろう。
このロワは厨二ロワであり、その参加者たちの詳細名簿といえばそれはもう実に厨二な設定集なのである。
思わず二人で読みふけっていると、その隙をつかれ、カードデッキを鬼柳京介に奪われてしまう。
そのまま鬼柳に命のかかったデュエルを仕掛けられ絶体絶命のピンチに陥る二人。

「ヒャアアアッハハハハ! スピードワールド2発動!」
「なんですって、スピードワールド2!?」
「知ってるのかい、マミさん!?」
「ええ、あのカードが発動している限り、スピードスペル以外の魔法使用時にダメージを受けてしまう、まさに魔法少女殺し!」

……繰り返し言うが絶体絶命な状況である。
うん、一通り目を通していただけあってカードの効果とデュエルのルールを覚えていたのはすごいのだが、なんでいちいち説明しだすんだろ、マミさん。
ネシンバラもノリノリで追従して詳細名簿で得たダークシグナーの設定とかを語りだすもので、誰が呼んだかチュートリアル遊戯王とも呼べる事態に。
とはいえ、術式がメインなこの二人に対し、スピードワールド2の拘束力はかなりのもの。
あわやというところまで追い詰められるが、そこはこんなんでも一国の軍師なネシンバラ。
文章の神であるスガワラ系イツルに文章を奉納することで奉納した文章を願掛けとして再現する術式「幾重言葉」により、

“だが、巴マミはスピードワールド2発動前に、既に魔法を発動していた”

という遊戯王世界における伝家の宝刀“発動していた”を使い逃走に成功する。

第一次放送後、エリア捜索をしていると鈴仙・優曇華院・イナバに襲撃される。
詳細名簿の情報により、軽く追い返すも、次に遭遇したのは聖書の獣マスターテリオン
幸い、この頃のテリオンは摩耗しきっておりやる気がなかったため、戦闘になることはなかった。
また、直後に、スコール・レオンハートに遊戯デッキを示され反応を伺われると、鬼柳の情報を教え、すぐに別れた。
奇しくも、ループ系の世界観を持つ参加者が一同に集うことになった中、歴史再現という自身の世界の特徴にネシンバラは思いを馳せることとなる。

第二次放送後には一人笑い転げるジ・エーデル・ベルナルを発見。
ご丁寧に自身が主催者であること以外は全て記されていた詳細名簿の情報から彼を危険人物と判断し、捕縛する。
が、縛りプレイや放置プレイにビクンビクンするジ・エーデルを相手にしては、変態に縁のあるネシンバラとはいえ流石に引き気味。
元々変態に弄り回されるポジションなことも災いし、すっかり原作でのぞんざいな扱いをされてしまうネシンバラ。
マミが中学校に単身赴くことになったため、ジ・エーデルの見張りを買ってでたのはいいものの、他の女と仲良くしていた事を自身のストーカーであるゲフンゲフントマス・シェイクスピアにチクられてしまう。
次元を超えて襲い来る怖気に気を取られてる隙に、哀れ、ジ・エーデルの逃走を許してしまったのであった。

『シェイクスピア様から3746件通神文が届いております』「ひっ」

尚、実はというと同時刻にシェイクスピアは死亡しており、彼の感じていた悪寒は、彼女が遺した劇場型結界によるものであった。

背筋を襲う悪寒に誰ともなく言い訳しつつも、デモンベインレイプの騒ぎを聞きつけ、駆け付け、マミと再会。
再びコンビに戻った彼らは山のふもとで黒猫と遭遇。
続けざまに羽瀬川小鳩与次郎次葉とも出会うが、ルーミアによって次葉が殺されてしまう。
イエス・キリストがルーミアを追い払うが、この時キリストが見せた後光と詳細名簿からキリストを本物だと認識。
歴史マニアな彼が本物のキリストをほうっておくわけがなく、サインを強請る。
自慢しようとシェイクスピアの分も何気に書いてもらっていた。

こんなかんじのネシンバラだが、全く働かなかったわけではない。
黒猫をキリストに預けた後、巴マミに対主催者を集めることを提案。
カズマ・ア―ディガン東風谷早苗達と手分けし、食堂での待ち合わせを取り決める。
結果、ほぼずっとコンビで動いていた天野銀次水銀燈を対主催者グループと合流させることに成功。
後のマスターテリオン戦で大きな意味を持つことになる。

ゲームも終盤。
「女の子の数が増えるたびに通神文の量が加速していく…!?」などと馬鹿なことをやっていたが、なんとこの態度の半分はカモフラージュ。
亡きシェイクスピアから贈られてきていた通神文の10分の1くらいは首輪やこのロワにおける有用な考察をしたためたレポートであった。
ネシンバラは、それを活かすべく、大集合した対主催の仲間たちと担当をとりきめ、ミスター・ブシドー及び遠野志貴とエリアの探索に出かける。
順調に舞台に隠された支給品を回収しつつ、シェイクスピアが張った劇場型結界の存在を確認していくネシンバラ達。
だが、彼にとっての一番の収穫は博物館でブシドーより聞き、資料も得た“ガンダム”の存在だった。
何気にこの時、探索の傍らマミと通信でやり取りをし、大魔王バーン討伐の指揮も並行して取っていたことが続く話で判明。
どころか、GFカードや遊戯王カード、自身の術式も組み合わせ、シェイクスピアが遺した劇場型結界を試験運用し、自身の分身をバーン戦に送り込んでいるという働きっぷりであった。
まあ、一時的な彼の分身とは違い、マミが分裂した時には流石に解説に動揺が混じっていたが。

探索を終え、再び合流する対主催一同。
対主催の人数も随分と減ってしまっていたが、奮闘の甲斐あり、残るマーダーはラインハルト・ハイドリヒ、そして主催者黒のカリスマのみとなっていた。
ネシンバラが得た情報や器具も合わせ、首輪を解除したのを皮切りに、黒のカリスマが最終決戦を告知。
指揮官及び大将としては文字通り神クラスの実力を持つラインハルトにはネシンバラと言えども分が悪く、彼は黒のカリスマ討伐を担当することに。

「どうだい皆。死亡フラグはちゃんと立てた?
伏線はしっかり張った? その回収の準備は出来てる? 危険なときに救ってくれる友はいる?
絶望したときに叫ぶ名前はちゃんとある? いざそのときに逆転する隠し球は持っているかい?
俺がヒーローだと、安っぽいけど高らかな信仰を持っている? そして何よりも――」

「帰るべきところはあるかい登場人物達?」

死亡フラグ満載な開戦の号令をかけつつも、あっさりと黒のカリスマを撃破。
しかしジエー・ベイベルがその正体を明かし、三人のジ・エーデルに泥沼の消耗戦に持ち込まれると一転して窮地に陥る。
ネシンバラはそれでも粘り強く指揮をとったが、次々と殺されていく仲間たちに歯噛みをする。
そんな彼を救ったのは、この世界でずっと彼とともに歩んできた相棒であるマミだった。
ラインハルト戦をくぐり抜け、ブシドーと共に援軍として駆けつけた彼女は、自分の失策に沈みそうになるネシンバラを激励。
「痛み」に押しつぶされることなくそれさえも力としたシェイクスピアを思い出し、ネシンバラは劇場型結界を術式的に分解し再構成。
ブシドーやクラウザーさんが作った隙を利用し、紛争を終わらせる神、00ガンダムを顕現させる。
武神と鬼械神の要素をも取り入れたガンダムは戦況を一変させ、蓮の流出へと繋げた。
そして、訪れた刹那の時間停止。
ジ・エーデルを討つには三人のジ・エーデルを同時に倒すしか無いことに気づいていたネシンバラは、このチャンスを逃すものかと全軍進撃の号令をかける。
返事は聞くまでもなかった。
カズマが、志貴が、鬼柳が、ジ・エーデルを討ち果たし、遂に彼らは勝利したのだ。


エピローグでは厨二ロワでのはっちゃけとは裏腹に、シェイクスピアの遺した最後の手紙を中心としたしんみりした内容となっており、原作チックなタイトルからして涙をさそうものであった。


彼は支給武器である詳細名簿によって生死が確定したともいえる。
マミ及び時に黒崎一護も加えた実況解説ポジションの美味しさもだが何よりも、作家である彼との相性がよかった。
ネシンバラの能力は状況に合わせて的確な文章を記述する必要こそあるが、記述さえできれば幅広い効果を現出させるものである。
文章表記できるネタあればあるほど強くなり、後半には詳細名簿から得た情報を自分の術に組み込んでとんでもない強さになっていた。
ただでさえ軍師ポジに情報が渡る時点でかなりの補正だというのに……。

つまり、詳細名簿は恐ろしいってこったぁ。

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最終更新:2013年11月28日 22:48