ディスクのマウント

サーバー管理用コントロールパネルで作成したディスクをマウントします。
ここからは、「Tera Term Pro」等ターミナルソフトを用いて「ssh」でログインし、「root」ユーザで実行します。

1. ディスクのシリアル番号の確認

/sys/block/配下の各「vd*」ディレクトリ以下のserialファイルの内容を確認し、コントロールパネル側で割り当てたディスクのシリアルと一致しているデバイス名を確認します。
【例】
例えばslot1のディスク(シリアル:150512174703)がOS上ではvdbとして認識されていることが確認できます。

OS側で確認できるディスクのシリアル(ここでは「150512174703」)(vdb)
# cat /sys/block/vdb/serial
サーバ管理用コントロールパネルで作成したディスクのシリアルと一致してればOKです。
150512174703

2. ディスクのパーティション確認

新しく追加されたディスクvd*にパーティションが未作成であることを確認します。
# fdisk -l
(パーティーション情報なし)
Disk /dev/vdb: 214.7 GB, 214748364800 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 416101 cylinders
Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk identifier: 0x00000000

3. ディスクのパーティションの作成

パーティションを作成します。
ここでは「/dev/vdb」ディスクのパーティションを作成します。
# fdisk /dev/vdb
ここでコマンドを入力します。
Command(m for help): n(←「n」にて新しくパーティション作成) 
p(←「p」でプライマリパーティションを指定)
Partition number (1-4): 1(← 新規パーティション1を作成)
First cylinder (1-208050, default 1): ←enter
Last cylinder, +cylinders or +size{K,M,G} (1-208050, default 208050): ←enter
Command (m for help): w(← 保存)

4. 追加したディスクおよびパーティション確認

正しく認識されているか確認します。
(例)/dev/vdbの場合、/dev/vdb1のように最後に数字つくものが作成されたパーティションです。認識されない場合は、サーバーの再起動を試してみて下さい。
# cat /proc/partitions
252        0  104857600 vda
 252        1     512000 vda1
 252        2  104344576 vda2
 253        0  100147200 dm-0
 253        1    4194304 dm-1
 252       16  209715200 vdb
 252       17  209714872 vdb1(← 作成されたパーティション)
 

5. ファイルシステムの作成

従来のファイルシステムは「ext4」でしたが、CentOS7の場合は「xfs」フォーマットでディスクを作成します。
# mkfs.xfs /dev/vdb1

6. マウントの実行

追加したディスクおよびパーティションが正しくマウントされることを確認します。
ここではディスク「/dev/vdb1」 をマウントポイント「/disk2」にマウントします。
# mkdir /disk2
# mount /dev/vdb1 /disk2

マウント状況を確認します。追加したディスクおよびパーティションが表示されていれば完了です。
# df -hT
Filesystem              Type      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/mapper/centos-root xfs        96G  906M   95G   1% /
devtmpfs                devtmpfs  3.9G     0  3.9G   0% /dev
tmpfs                   tmpfs     3.9G     0  3.9G   0% /dev/shm
tmpfs                   tmpfs     3.9G   17M  3.9G   1% /run
tmpfs                   tmpfs     3.9G     0  3.9G   0% /sys/fs/cgroup
/dev/vda1               xfs       497M  161M  336M  33% /boot
/dev/vdb1               xfs       100G   33M  100G   1% /disk2

7. 自動マウントの設定

「/etc/fstab」ファイルを編集し、起動時に自動的にマウントするよう設定します。
最終行に以下のように行を追加します。
# vi /etc/fstab
/dev/vdb1                    /disk2   xfs  defaults        0 0(← 追加した行)



最終更新:2017年04月04日 15:42