「レックス! Come on! レ・レ・レ・レックス!
バディアップ! オーイング!ショーニング!ローリング!ゴーイング! 仮面ライダー!リバイ!バイス!リバイス!」
【詳細】
五十嵐一輝がリバイスドライバーにレックスバイスタンプを装填し変身したリバイの基本形態。
バイスタンプは様々な最強生物の遺伝子を格納し、レックスバイスタンプに格納された「T-レックス」の遺伝子情報をリバイゲノミックスーツの機能で再構築した上で纏っているため、恐竜を模したボディが特徴的となっている。
ベルト操作で一時的に脚部を恐竜のような形状に変化させるなど遺伝子を通した肉体の操作も可能。
リバイの派生形態は開発者の趣味から平成ライダーのデザインが組み込まれているが、レックスゲノムは仮面ライダーリバイの基本形態のため、外見デザインにレジェンドライダー要素はない。
なお、仮面ライダーリバイスにおける各ライダーの基本形態や強化形態はオリジナルのデザインで、フォームチェンジや武装したアイテムなどにレジェンド要素が組み込まれているのが共通している。
リバイスドライバーの機能によって五十嵐一輝の肉体に宿る悪魔、「バイス」も各バイスタンプの影響を受け実体化を果たし、相棒の
仮面ライダーバイス レックスゲノムとなってタッグを組んで戦う。
専用武器は「オーインバスター50」など。アックスモードとガンモードを切り替えられる万能武器で、各スタンプを使うことで必殺技の発動も可能。
「オストデルハンマー50」も武器として用意されているが、そちらはバイスがメインで扱うことが多い。
オーインバスターとオストデルハンマーを合体させることで「リバイスラッシャー」という剣型の合体武器となる。
【各部機能】
全身はリバイゲノミックスーツに覆われ、バディアップ(変身)と同時に展開され、
変身ベルト「リバイスドライバー」から供給される生物種の遺伝子情報を再構成し、能力化した形状で装着する仕様となっている。
レックスゲノムは「T-レックス」の遺伝子情報を格納したレックスバイスタンプを使った形態故に、二足歩行する恐竜を思わせる外見となっている。
耳まで裂け歯をむき出しにして嗤うかのようなレックスリバイヘッドはレアメタル「アストメタルム」を取材としたレックスリバイトップに覆われている。
アストメタルムを主材とした強固な装甲を卵型の形状にすることで衝撃を効率良く逃がして頭部を保護。
ハンターの目ともいえる肉食恐竜の動体視力と広い視野角を有するレックスリバイアイは、どんな小さな標的の動きでも的確に捉えることができる。
眉間にはリバイレックスゲノムの調整器を担うリバイスシグナルを持ち、バディを組む仮面ライダーバイスとの出力やタイミングの調整を行い、連携の精度を向上させる役割を持つ。
レックスリバイクラッシャーはリバイレックスゲノムの口腔部。
呼吸効率に優れ、低酸素下でも通常時と同程度の酸素を取り込むことが可能。
ハートマークを思わせる形状の胸部装甲レックスエンブレストは「T-レックス」のシンボルマークが刻まれ、固有能力によって変身者をT-レックスの戦士としている。
また、レックスバイスタンプに組み込まれたR因子は、リバイスシステム専用に開発されたもので、最も出力バランスが優れたレックスゲノムを基本としている。
更にオーインスタンプなどを押すことで、潜在能力を引き出す事が可能。
丸みを帯びた肩部装甲レックスリバイショルダーはあらゆるものを弾く強靭な体表を再現した強力な装甲であり、隕石から極稀に採取されるレアメタル「アストメタルム」を主材としており、ゲノミックスーツに反映された生物種の遺伝子情報を能力化した形状に変形している。
リバイゲノミックスーツからエネルギー供給を受けることで腕部レックスリバイアームと脚部レックスリバイレッグは変身者の身体能力を高めた上でT-レックスの強靭さプラスし、さらに強化を行う。
リバイゲノミックスーツの構成バランスを司る「ゲノムシフト」を部分的に生物種側に振り切ることでT-レックスの脚に酷似した形状となり、圧倒的な破壊力と瞬発力を強化した状態となることも可能。
拳を覆うレックスリバイグローブはT-レックスの強靭な顎の力が握力に現れているため大木を握り潰すほどの力を発揮。
走行に特化した恐竜が持つ「アークトメタターサル」と呼ばれる構造を再現したレックスリバイブーツによってリバイの走力を飛躍的に向上させている
変身ベルト「リバイスドライバー」の操作を行うことでレックスリバイブーツのソール面にエネルギーを高密度に収束、必殺技「レックススタンピングフィニッシュ」が発動可能となり、デッドマンと契約者の間に結ばれた契約を文字通り蹴る(=解除する)ことが可能。
ただ、契約解除できるのは「フェーズ2」までであり、ここまでは各ゲノムでも可能だが、フェーズ3となったデッドマンの契約解除には対応できていない。
これは
ボルケーノレックスゲノムが完成するまで待たなければならず、契約を解除できなかった
フェーズ3のデッドマンが2体そのまま消滅してしまっている。
【リバイスレックス】
仮面ライダーリバイが仮面ライダーバイスとリミックス変身し誕生する形態。
第2話で初登場した他、OPでは毎回登場している。
レックスゲノム時のリバイがリバイスドライバーとバイスタンプを操作することで発動。
リバイが上半身、バイスが下半身を担当し、両者が組体操が如く合体、各部装甲が展開、あるいは可変することで変身できる。
頭部リバイスレックスヘッドはハンターのような動体視力と広い視野角を持つ目で、小さな標的の動きでも的確に捉える。
また、あらゆるものを粉砕する強靭な顎を備えている。
リバイスレックスの肉体リバイスレックスボディ。
リミックスにより生物種の遺伝子情報を扱う限界値を規定した「ゲノムリミット」を超えてT-レックスの野性を引き出した姿。
これは、人間と悪魔、バイスタンプの力といったリバイスシステムのすべてを一体とすることで完成する。
リバイスレックスの腕部リバイスレックスアーム。
研ぎ澄まされた爪で掴まれた対象は、決して逃れることはできない。
リバイスレックスの脚部リバイスレックスレッグ。
最大の脚力と尻尾の反動を活かした大ジャンプを行い、全体重を乗せたキックによりあらゆるものを踏み潰す必殺技「レックススタンピングフィニッシュ」を放つ。
リバイスレックスの尻尾リバイスレックステール。
走行時のバランスを取るスタビライザーとしての役割を持ちながら、障害物を一気に排除する広範囲攻撃にも使用することができる。
レックスゲノムの必殺技はバイスと連携キックを放つ「レックススタンピングフィニッシュ」。
リバイスレックス状態でも発動が可能で、二人分の力を一つに集約して放たれるためか、攻撃力は合体前と比較しても上昇している模様。
武器系の技は「オーイングストライク」などを披露している。
【活躍】
仮面ライダーリバイス第1話で変身して以降、基本フォームとして変身している。
五十嵐一輝が自身から実体化した悪魔を制御するため、変身ベルトのリバイスドライバーを使い変身を行う。
フェニックス隊員の任命式会場内でレックス・デッドマン、マンモス・デッドマン、複数のギフジュニアに囲まれピンチとなるが、悪魔が変身した仮面ライダーバイスと共に交戦。
戦闘中に会場内から屋外に戦いの場を移しながら交戦し、デッドマン2体を仮面ライダーバイスと共に必殺技で倒した。
当初はバイスの攻撃的な性格をうまく制御できず、周囲にやたらと被害を広げるなど苦慮していたが、戦いを重ねるにあたってバディとしての絆を深め現在では見事な連携を披露する。
劇中ではデッドマンとの戦闘の最初で用いる場合が多い。
なお、バイスはリバイスドライバーを介してか、あるいはバイスタンプを使って「契約」しないと実体化出来ず、リバイ&リバイスへの変身中でも一輝側がバイスタンプを取り替える等した場合、強制的に引き戻され変身が解除されてしまう。
劇場版『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』では、なんとデザイアドライバーとリバイIDコアを使い、
仮面ライダーリバイ ビートフォームへ変身。
前作とはいえ主役ライダーが後輩作品の変身ベルトを装着して変身した稀有な例であり、公式的には仮面ライダーリバイのフォームの一つであり、正式な派生形態としてカウントされている。
ビートアームドプロペラにもなっている。
また、最終回でも登場したリバイスドライバーバックルをデザイアドライバーにセットすることで擬似的にリバイスドライバーの機能を再現し、レックスゲノムへチェンジした。
【余談】
例年の夏劇場版と同様にキャストクレジットは不明となっていたが、サプライズ上映の短編劇場版の方で担当俳優が判明した。
恐竜をモチーフとした仮面ライダーは
仮面ライダーオーズ プトティラコンボくらいと多くはない。基本形態モチーフに選ばれたのは現状はこれが唯一。
龍、あるいはドラゴンといった空想の生物をモチーフとしているのはアギトや前作のセイバー等がいる。
近年の仮面ライダーの類にもれず実に様々なフォームチェンジを披露するが、リバイとバイスの派生形態はスーツのパーツを部分的に取り替える形となっていて全身が変化するような形態変化は強化フォームを待つことになる。
なお、ゼロワンとセイバーから見られるようになった多くの強化形態はリバイ&バイスも持つ。
最終更新:2024年10月02日 11:50