ニラム

「浮世英寿、最後まで見届けたかったよ。悠久の時を超えた君のリアルを…」

【名前】 ニラム
【読み方】 にらむ
【声/俳優】 北村諒
【登場作品】 仮面ライダーギーツ
ギーツエクストラ 仮面ライダーゲイザー
【初登場話】 13話「謀略Ⅳ:ドライバーを奪還せよ!」
【所属】 デザイアグランプリ運営陣
【分類】 ゲームプロデューサー
【変身】 仮面ライダーゲイザー
【変身アイテム】 ヴィジョンドライバー
プロビデンスカード
【名前の由来】 睨む

【詳細】

デザイアグランプリ運営陣の一人にしてゲームプロデューサーの地位に就く男性。

蝶ネクタイにチェック柄のスーツを身に着け「睨む」に由来する名前だが、それに反して常に柔和な笑みを携えた男性であり秘書役としてサマスという女性をそばに置き、彼女に指示を出せる立場にはいる模様。

デザイア神殿とは別の居室を構え、そこでデザイアグランプリの進行を観察している。
運営陣の中でもゲームプロデューサーという高い地位にあり、ゲームマスターを上回る様々な権力を有する。

ゲームプロデューサー専用のヴィジョンドライバーを持ち、指紋認証した後プロビデンスカードを読み込むことで仮面ライダーゲイザーへと変身する。

リアリティを重視しフィクションを何よりも嫌悪しているが、彼の言うリアリティとはデザイアグランプリのルールに沿った作劇が絶対であり、劇中では「退場」扱いだった吾妻道長/仮面ライダーバッファが生きていて、かつ今行われているデザグラのゲームに横槍を入れ始めたことから自ら仮面ライダーゲイザーへ変身して直接粛清しようとした。

にこやかな笑みを浮かべているが、それが逆に心の内を読めなくしている。
グランプリ運営に関わる者達の中でもそれなりの上位層の存在だが、スエルほど物事に冷めておらず、かといってギロリほどの熱量も無いが、感情そのものはしっかりと機能しており、上述の道長の件でははっきりとした嫌悪感を示している。
また食事しているシーンが多く、屋台のラーメン、恵方巻、串かつ、中華料理等現代の料理文化を堪能しているようだ。
その際には普段の笑みとは違う柔らかい笑顔となっており、彼の楽しみであるのは間違いないだろう。
ただ微妙にその料理について調べきれていないのか、串かつを食べる場面では二度漬け禁止をサマスに注意されたり、恵方巻を食べる時には吉とされる方角を向いて一息で食べるともされているが彼は「南南東」と言いつつ実際に向いていた方角は「北東」であったりするなど若干ズレがある。

劇中ギロリゲームマスターとしての領分を超えゲームへ干渉を強めていることを知ると、
彼が脱落させようとしている浮世英寿に対し未実装の強力なコマンドツインバックルを与え彼をサポートした。
後にこのサポートはジーンの意向によるものだったようで、その時点で未実装だったコマンドツインバックルの投入を決断したのはニラム自身による決定だったのだろう。

ギロリが英寿を危険視しているのに対し、サマスを通して支援を持ちかける等興味を持っている様子を見せる。

その正体はゲームマスターの権限を上回る「ゲームプロデューサー」。
ギロリが英寿排除に焦るあまり、マスターとしての領分を超えてしまったため、それをスポンサーである自身の父親を通して訴え出た鞍馬祢音によって把握し、自らジャマーエリアへ出向き仮面ライダーグレアが参加者へ直接干渉を行う場面を目視確認。

これによってギロリがゲームマスター不適格と認定し、ギーツらに敗北した彼を消滅させてしまった。

15話における英寿復活からのラフレシアフォートレスジャマト(洋城ジャマト)撃破の流れに対しスタンディングオベーションしていた。
ギーツがお気に入りのようだが、その一方彼の願いである「母親に会いたい」を知っており、彼が母親と主張するミツメに関する情報も持っているようだ。
ギロリほど英寿を敵視してはいないが、彼に心を許すわけではなく一定の距離は保っている。

一度は退場しながらもジャマーガーデンに流れ着き、そこから何度もデザイアグランプリへ横槍を入れてくる道長を「フィクション」と断じ仮面ライダーゲイザーに変身し自ら処分しようとする。
だが圧倒的な力の差がありながらも自分の攻撃に耐えた彼を称賛し、「君の存在こそがリアリティ」と評価を改めたようだ。

その後ベロバらによるヴィジョンドライバーの強奪により、デザイアグランプリの続行そのものが困難という自体に陥る。
それに関しても余裕を持った態度は継続しており、ベロバが創世の女神にアクセスしようとして失敗し困惑していたところ後から現れゲイザーへと変身しドライバー奪還に動くも逃走を許す。
その後ドライバーの奪還が叶い次第、「この時代からの撤退」も視野に入れることをサマス相手に語っていた。

そしてオーディエンスに向けた緊急特番「デザグラSP」を放送したものの、ベロバに番組をジャックされジャマトグランプリの開催を宣言されると、完全に利用される結果となった。

その後ゲームが進んでいくジャマトグランプリに対しては直接介入しなかったものの、戦国ゲームにおいては大将扱いされたこともあり、自ら参戦。
日本刀を武器に忍者ジャマトの大群をたった一人で相手取っていた。

【余談】

北村諒氏は特撮初参加。
名前の由来は「睨む」。ギロリと組み合わせると「ギロリと睨む」と文章に出来る。

また変身する仮面ライダーゲイザーは「監視者」を意味し、ゲームプロデューサーである彼の立ち位置に沿ったネーミングとなっている。
素早くかつ複雑に両腕を動かした独特の変身ポーズであるが、ニラム役の北村氏が自分で考案したものであるとのこと。
ショーダンスのイメージに加え、仮面ライダー555における乾巧/仮面ライダーファイズの変身ポーズの要素を加えたものという。

なお仮面ライダーゲイザーは実質ニラム専用ライダーであるが、名前が違うとは言えスエルもゲイザーに変身しているため、項目名から「/仮面ライダーゲイザー」部分を削除している。

最終更新:2024年05月03日 04:35