魔封具
「呪符が呪術や霊術に対応しているのに大して、魔封具は魔術に対応している」
ルールが若干複雑ですので丁寧に解説します。
封印魔封具
魔術を一時的に封じて、必要な時に再発動させる魔封具。
すでに発動している魔術一つを、その魔術の情報をそのままの状態で封印することができる。
使用コストとしての『精神値』や「詠唱」の必要はない。
また、様々な形状の魔封具がある。外見は自由に設定してよい。
値段は1つ10万円。基本的に使い捨て。
ただし再利用が可能で、3万円支払って新品の状態にすることができる。
魔術の封印
‥封印のタイミング
未行動であれば、タイムを消費することで、行動順を無視して封印できる。
また「防御に集中」していれば、タイムを消費することなく、行動順を無視して封印できる。
‥封印の射程と対象
視界内で発動している魔術を1つだけ、封印する対象に選ぶ。
魔術であれば≪
使い魔≫や≪
領域基礎形成≫≪
幻想生成≫なども封印することができる。
(≪使い魔≫なら、使い魔自体を閉じ込める。≪
金属物質変形≫なら、変形した金属を元の形に戻す)
‥封印された魔術
魔術を封印した場合、その魔術に使用した技能と距離などの変数、その達成値をデータとして残す。
(例:【≪属性魔術:火属性+
範囲拡大:2+2(火属性の修正)m+
事象移動:5m≫命中:20、ダメージ20】…などのように表記する)
‥「カット」されている魔術
「カット」されている場合は≪個数変化影響排除≫がなされた分まで封印できるが「カット」のみの分は封印しきれない。
(例:3回カット≪個数変化影響排除:2回≫の場合、封印できるのは2回)
封印された魔術の使用
魔術が封印された魔封具を道具として使用することで、その魔術を再び発動できる。
この魔術は判定が必要なく、封印された魔術の命中、ダメージの達成値が適応される。
この際、範囲や移動の距離などを再指定することはできない。
術式魔封具
封じ込められた【魔術式】を展開させる魔封具。
封印魔封具と異なるのは『精神点』を消費して新たな魔術を発動させる点。
「詠唱時間」の影響も受ける。
これも形状はさまざま。外見は自由に設定してよい。
値段は魔封具の【術式ポイント】によって変化する。
こちらは完全に使い捨て。
魔術式
≪
高速呪文展開≫と同様に、直接技能と付加技能を組み合わせた【魔術式】を作成する必要がある。
‥術式ポイントと値段
【魔術式】を作成する際に【術式ポイント】を消費する。
【術式ポイント】が高いほど強力な【魔術式】を作成でき、それに比例して値段が高くなる。
値段は以下のとおり。
術式ポイント10…1万円
術式ポイント20…4万円
術式ポイント30…12万円
術式ポイント40…16万円
‥魔術式の作成
魔術式を作成するには【術式ポイント】を「経験点」のように扱い、
キャラクター作成時と同様に「基本値」と「技能」を持たせる。
「基本値」は能力値と同様に計算し、術式ポイントを支払った分だけ上昇させる。上限は20。
命中、ダメージの両方の基本値となる。
「技能」は
成長方法を参照し、常時技能以外の
魔術技能を持たせることができる。
ただし≪高速呪文展開≫は与えることはできない。
作成例:術式ポイント20の術式魔封具の場合
「基本値」を決定…10ポイント支払い「10」とする。
「技能」を決定…6ポイント支払い≪属性魔術・火属性≫を、
3ポイント支払い≪事象移動≫2レベルを、
1ポイント支払い≪攻撃変化≫1レベルを持たせる。
アイテム欄には【基本値10+≪属性魔術・火属性:3レベル+事象移動:2レベル+攻撃変化:1レベル≫】
…などのように、基本値と技能レベルが分かるように記入しておくこと。
魔封榴弾
榴弾に術を封じ込めて使用する術式魔封具の一種。
この魔封具は
擲弾銃に込めて使用しなければならない。
使用に『精神値』の消費が必要だが「詠唱」は必要がない。
他の魔封具と異なり、呪術と霊術も【呪術式】【霊術式】として封じ込めることができる。
通常の火薬も詰まっていて、≪事象移動≫しなくとも、銃の射程まで【魔術式】は移動する。
値段は【術式ポイント】によって異なる。
術式
術式魔封具と同様に【術式ポイント】を消費して【術式】を作成しておく必要がある。
【魔術式】と同様の方法で、呪術、霊術の技能と基本値を持たせること。
‥術式の制限
ただし術式魔封具とは異なり、持たせられる技能は「3つ」まで。
また、継続コストが支払えないため、呪術、霊術の継続使用はできず、そのシーンのみの効果となる。
‥術式ポイントと値段
他の魔封具より若干高価。
術式ポイント10…2万円
術式ポイント20…5万円
術式ポイント30…15万円
術式ポイント40…20万円
術式ポイント50…30万円
最終更新:2008年05月01日 00:49