アットウィキロゴ
ジョジョの奇妙な東方Project@Wiki
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

ジョジョの奇妙な東方Project@Wiki

東方魔蓮記 第十五話

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
アヌビス神はフランドールの斬撃を回避し、さらにスピア・ザ・グングニルも後ろに飛んで避ける。
直後に時間が停止し、咲夜が沢山のナイフをアヌビス神目掛けて投げる。
『こいつ……間違いなく俺が動くことに感づいているよな?』
アヌビス神がディアボロに尋ねる。
『一度時間停止中に動いて攻撃したからな……』
そう答えるディアボロ。直後に時間が再び動き出し、沢山のナイフがアヌビス神目掛けて飛んでくる。
アヌビス神はキングクリムゾンの能力を使って時間を消し飛ばし、ナイフと魔法を回避する。
そして時間を消し飛ばしたまま、咲夜に走って接近する。

アヌビス神の能力の一つに、切れ味の大幅な向上がある。
それはアヌビス神が『斬ることに失敗したもの』を斬るための切れ味の強さを瞬時に理解し、それを斬るために憑依した刀の切れ味を自らの力で引き上げるのだ。
そして逆に『わざと切れ味を落とすこと』だって今の彼ならできる。
そんなことをする必要はあまりないのだが、『相手を殺してはいけない』状況では非常に役に立つ。

自らの力を受けている刀の切れ味をなくし、さらにウェザーリポートで発生させた風圧を刀に纏わせる。
そして咲夜の至近距離に接近すると物凄い速さで刀を振り、同時にキングクリムゾンの能力が解除される。
「!?」
咲夜がいつの間にか至近距離に間合いを詰められていたのに驚く間もなく、アヌビス神の一撃が咲夜の腹部に命中する。
ウェザーリポートの風圧と刀を振る速度も合わさって物凄い勢いで咲夜は吹き飛ばされ、本棚の横の板に思いっきり叩きつけられる。
衝撃がとてつもなく強かったのだろう。そのまま気絶してしまった。
「大当たりだぜ!」
なんだか楽しそうにそういったアヌビス神を見て、ディアボロは呆れる。
『……やれやれだぜ』
ディアボロの発言を聞いたアヌビス神は、ふざけたことは終わりにして再び刀を構えた。

「(……あいつ、誰かと会話しているの?)」
ディアボロの身体を借りたアヌビス神の表情の変化を見て、ふとそう思うレミリア。
フランドールは気絶した咲夜を心配して声をかけているが、反応はない。
「生きているけど……当分意識を戻しそうにないわ。私達で何とかしないと」
フランドールに声をかけるパチュリー。
それを聞いてフランドールは立ち上がると、物凄い速さでアヌビス神に襲い掛かった。
「おっと!」
フランドールのレヴァーテインを前と同じように受け止めて横にいなし、後ろにジャンプして距離をとるアヌビス神。
「(無言で怒っているな……)」
フランドールは物凄い勢いでレヴァーテインを振り回し、アヌビス神はそれを回避したり刀で受け止めたりしていく。

刀とレヴァーテインがまたぶつかり合う。
「さすがにやられたままじゃあいけないな!」
今度はさらに過去の経験から得た『スタープラチナのパワー』を発揮して押しきり、フランドールの一瞬の隙を見つけて時間を止める。
「(あの女が時間停止中に意識を取り戻すことはないだろうな)」
そしてザ・ワールドで思いっきりラッシュをくらわせる。
時が再び動き出し、物凄い勢いでぶっ飛ぶフランドール。
地面を数メートル滑り、そのまま壁にぶつかる。
痛みに頭をさすっているその間に接近するアヌビス神。
だが、そうはさせないとレミリアが立ちふさがる。が、ザ・ワールドに蹴り飛ばされてフランドールに激突する。
「もらった!」
そう言って二人に斬りかかるが、レミリアとフランドールはそれを飛んで回避する。
そのまま二人は弾幕を撃つが、それを本棚に隠れて回避する。
『何だあいつら、本棚の陰に隠れたら撃つのをやめたぞ?』
突然弾幕が止んだことに疑問を懐くアヌビス神。
『確かこの図書館にある本には魔物とかが封じられているものが混じっていると聞いたことがある』
『……え?……魔物だって?』
ディアボロの説明に戸惑うアヌビス神。
『この地は無数の【幻想という名の現実と真実】が集まっているんだ。危険な魔物がここのどこかの本に封じられていたっておかしくないだろうな』
『……まあ確かにそうだな。俺だってこの世界から見れば刀にいる精霊みたいなもんだからな』
『そうだろうな。……とにかく、あいつらとて一人を除いてここの本にうかつに手をだせないわけだ』
『なるほどな……!』

ディアボロとの会話の最中、アヌビス神は左右と上から挟み撃ちにされている事に気づく。
再び時間を止め、左から襲って来たレミリアと右から襲って来たフランドールを一回ずつ斬る。
さらに、空中で止まっているパチュリーをザ・ワールドで蹴り落とす。
「くそっ、油断していた!」
『……気は抜けないな』
急いで距離を取るアヌビス神。
時間が再び動き出し、二人の悲鳴と何かが地面に勢い良く落ちた音が本棚の向こうから聞こえてくる。
悲鳴が聞こえてきた方向の本棚を見ていると、フランドールとレミリアが飛び上がり、そのままアヌビス神目掛けて飛んできた。
それに対し、あとわずかで攻撃されるというタイミングで再び時間を止めるアヌビス神。
「(一秒でも早かったら止めるのが遅かったら……たぶん間に合わなかったな)」
そう思いながら横に移動し、フランドールにザ・ワールドの集中攻撃を浴びせるアヌビス神。
「!!!?」
悲鳴を上げる間もなくぶっ飛ばされるフランドール。勢い良く壁にぶつかって床に落ち、そのまま動かなくなった。
「フラン!?」
『気絶した……よな?』
『まったく動かないから可能性はあるな。……後は俺がやる』
ディアボロの発言を受け、刀を鞘に収めるアヌビス神。
額からDISCを抜き取り、ケースに入れているホルス神のDISCと入れ替える。

「くうっ……!」
フランドールが生きていることを確認すると、怒りを込めた表情でディアボロを睨むレミリア。
だがディアボロはまったく動じない。こういうのには慣れているのだから。
レミリアは残像ができるぐらいの速さでディアボロに接近してそのまま殴りかかるが、キングクリムゾンにいなされる。
今度は蹴ろうとするが、それはザ・ワールドにいなされる。
「あんた……どうやって攻撃を防いでいるの……!」
「二人称が変わっている気がするぞ」
明らかに質問の答えじゃない返事を返しながらウェザーリポートでレミリアに足払いをする。
それによって転倒そうになるが、レミリアは受身を取って距離を取る。
「(さっきから見えない何かに攻撃を妨げられたり攻撃されていたり……一体どうなっているの?)」
レミリアの疑問に対する答えは未だ見つからず、相手の力を理解できないまま闘うしかない。
「さあこい。俺はまだまだ闘えるぞ?」
「……人間如きがッ!」
レミリアは怒りに身を任せて物凄い勢いで連続でパンチやキックをするが、それは全てスタンドでガードされたり回避される。
残像のできるほどの物凄い攻撃のラッシュを凌ぎきれるのはエピタフの予知と幾多の戦いの経験と……彼自身の凄みのおかげなのかもしれない。
攻撃しても無駄と判断したレミリアは後ろにジャンプして距離を取る。
「どうして……どうして……ッ!」
「現実は常に理不尽だ。誰にでも不幸と幸福を容赦なく叩き込む」
レミリアは歯軋りをしながら、冷徹な表情で自分を見るディアボロを睨んだ。
「…来い」
その言葉を聞いたレミリアは怒りを隠さず攻撃を仕掛ける。
「うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」
レミリアの猛攻に対し、ザ・ワールドはその全てを巧みにいなしていく。
お互いに一歩も譲らない状態だったが……

―隙をついたザ・ワールドの一撃がレミリアに命中した。

レミリアの身体が空中を舞い、地面に叩きつけられる。
「う……ううっ……」
叩きつけられた痛みに、うめき声をあげる。
「……………………・・」
何処からともなく吹いてくる風が、ディアボロの髪を優しく靡(なび)かせた。
そしてレミリアの身体を氷が包む。
「……!」
ディアボロがゆっくりと歩いてくる。
「(殺される……!)」
その手にホルス神の能力で作った鋭い氷柱を持って。
そして、至近距離までディアボロが接近したとき、沢山の気配を背後に感じた。
「そこまでよ!」
後ろを振り返るようなことをしなくていい。ザ・ワールドで見ることができるのだから。
沢山の妖精とパチュリー。ついでに、意識を取り戻した美鈴までいる。
「間に合うと思うのか?そこから弾幕を撃つスピードが、俺が氷柱を彼女に突き刺す速さよりも」
「(本気でやる気ですか!?)」
美鈴はそう思い、慌てて走りだす。
同時に、ディアボロがレミリア目掛けて氷柱を振り下ろす。
「(間に合わない……!)」
「(もう駄目……!)」
美鈴は最悪の結末を想像し、レミリアは止めを刺される恐怖に思わず目をつぶった。

……だが痛みは訪れない。氷柱が皮膚に刺さった音もしない。
「(アレ……?)」
目を開き、前を見ると、ディアボロの顔が目の前にあり、更に左右を見渡すと、氷柱はレミリアの首のすぐ右に刺さっていた。
「……やっぱり子供か。涙が出ているぞ」
いつの間にか身体を包む氷は消えている。動くようになったその手で自らの顔を触るとほんの僅かの湿り気を感じた。
「あ……・」
氷柱を見るために再び顔を右に向けると、いつのまにか氷柱はなくなっていた。
「ほら立て。腰が抜けて立てないなら……」
キングクリムゾンに突然下から上に放り投げられるレミリア。わけが分からず慌てながら落下していると、そのままディアボロにお姫様だっこをされた。
「え……え……ええええええ!?」
顔を真っ赤にして慌てるレミリアに対し、その光景が面白くてクスクス笑う美鈴とパチュリー。
「中々いい光景じゃないですか」
そう言ってまたクスクス笑う美鈴。
「レミィ、彼将来いいお婿さんになるんじゃない?」
「生憎その気はない。そもそも人間と吸血鬼じゃ寿命の差がありすぎる」
「あら、そう……」
「絶対おちょくっているわよねパチェ!?おちょくっているわよね!?」
顔を真っ赤にしてパチュリーのことをいつもの呼び名で呼んでしまうレミリアと、冗談で将来の婚姻話を持ち出すパチュリー。
その話に拒絶の意を示すディアボロと、その風景が面白くてクスクス笑っている美鈴。
することはなくなったと判断したのか、妖精たちは仕事に戻っていった。
「(誰も知らないだろうな……俺がある意味、『不死身』に近いというのを……知らなくていいことだが……)」
「お姉さま……これ、どうなっているの?」
「フ……フ……フラン!?」
「え……えっと……これは……」
「さ、さささ咲夜!?こ……これは……!」
いつの間にやら意識を取り戻していたフランドールと咲夜がそばに来ていた。
顔をさらに赤く染めながらビックリするレミリアと、わけがわからず質問するフランドール、そして目の前の光景にびっくりして戸惑う咲夜。
「なんだかんだで、一件落着……か。傷は俺が直そう」
そう言ってレミリアを降ろすディアボロ。
レミリアは顔を真っ赤にしたまま、咲夜の隣に移動する。
ディアボロはホルス神のDISCを額から抜き、ケースの中のクレイジーダイヤモンドのDISCと入れ替えた。
「ちょ……ちょっと待って。それ身体の中に入ったけど大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。ただ、他者によってははじき出されたりするがな」
美鈴の質問に真顔で答えるディアボロであった。


「凄い……あっという間に傷が治っちゃった……」
クレイジーダイヤモンドの治療を受ける咲夜を見て驚くフランドール。
ほんの一瞬で全ての身体の傷を癒したのだから驚くのも無理はないかもしれない
「そんな能力もあるなら私達のところじゃなくて永遠亭に向かえばいいのに……」
まだ頬の赤みを残しているレミリアが俯きながら、ディアボロに対してボソッとそう言った。
その言葉は誰にも聞こえなかったようで、誰も反応を返さなかったのだが。

先ほどの張り詰めた空気とは違い、今は和やかな空気が流れていた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー