アットウィキロゴ
ジョジョの奇妙な東方Project@Wiki
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

ジョジョの奇妙な東方Project@Wiki

ディスクブレイカー☆フラン 第十話

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
 ディスクブレイカー☆フラン
永遠亭の門をくぐると、強烈な熱気が育郎とフランを出迎えた。
 二人は思わず目を見開き、熱気の出元を注視する。
「輝夜アァァーッ! アンタ今度はアタシの作っていたおはぎ全部食べたでしょォォーッ!」
 火柱を上げて怒り狂う妹紅と、
「…い、いや、私は違うわよ。おはぎって、何のことなのよ」
 珍しく慌てている輝夜。
 そして……
「さぁーッ! 張った張った! 第50万7584回目の姫様と妹紅の対決! 一口人参一本だよーッ!」
 賭け事を始めるてゐとその配下の妖怪兎たち。
 その様を見て、二人は唖然とした。
「……とりあえず、二人は放っておいて行こうか」
「そだね。とばっちりは嫌だよ」
 とばっちりを受ける前に、そそくさと永遠亭の中に入ることにした二人は、その場をかけて行った。
  永遠亭――永琳の研究室
 窓のない、密閉された部屋の扉が開いた。
 扉を開けたのは部屋の主、八意永琳。
「さて、この前捕まえたネズミは元気かしら?」
 ヒマワリの種が入ったビーカーを片手に、机の上にあるボールのような形をした籠を見る。
 永琳の顔が、青ざめた。
 床にビーカーが落ちて、ヒマワリの種が散らばった。
 いない。籠の中でおとなしくしているはずのネズミの姿がない。
 籠を持ち上げ、くるくると手の上で回す。
 すると、籠の一部が破れているのを彼女は見つけた。
「フェ……フェムトファイバーで作った籠が……破られている……」
 つまりは、逃げられた。
「いけないわ……あのネズミの『能力』を甘く見ていたわ……」
 永琳は頭を抱えた。
 床に落ちた籠の一部が、『溶けて破れていた』。
「っていうか、あのフェムトファイバー失敗作だったのかしら。やっぱり自作じゃなくて月から取り寄せた方が良かったかしら……」
 頭を抱え続けていると、どたどたと慌ただしい足音が聞こえてきた。
「師匠! 何かありましたか!」
 足音の正体は、鈴仙だった。
「ああ~逃げられちゃった」
「逃げられちゃった? 何にですか?」
「ネズミに」
 その言葉を聞いた鈴仙も、青ざめた。
 ついこの前永遠亭の人(?)員総出で捕まえたあのネズミが逃げてしまったのだから。
 育郎のパワーと、スミレと鈴仙の探知能力、永琳とてゐの罠に妖怪兎たちの人海戦術そして輝夜の力を使った距離や時間の操作。
 それらを総動員し、半日かけてやっとのことで捕まえたネズミが、逃げた。
「し、師匠、どこか溶かされてませんか?」
「いや、私が来たときにはすでに籠が溶かされていたわ」
「籠って……ええ!? あのフェムトファイバーでできた籠を溶かしたんですか?」
「そうなのよ。とりあえず今日がネズミ追いに潰れるのは確実ね。
 二人は、ため息をついた。
 そんな二人の背後に、育郎とフランが立っていた。
「あの……永琳さん、どうかしたんですか?」
 育郎の質問に、永琳と鈴仙は口をそろえて、
「「ネズミに逃げられた」」
 と言った。
 育郎の表情が、固まった。
「ね、ネズミって……『あの』?」
「そう、『あの』ネズミ」
 頭に手を当てながら、永琳が答えた。
 育郎も、頭に手を当てた。
「今表で姫さまと妹紅が喧嘩している上にてゐが賭け事を始めています。どうにか止めて引っ張り出してきます」
 フラフラと育郎は歩きだし、その場から立ち去った。
「ねえ、何があったの?」
 事情を知らないフランが一人、永琳に質問をした。
「苦労して捕まえたネズミが逃げちゃったのよ。しかもただのネズミじゃないわ。人並みの『知性』を持ち、そして『特別な力』を持つネズミよ」
「それってすごいの?」
 永琳の視線が逸れた。
 しばらく黙りこんで、
「……すごい」
 青い顔のまま答えた。
「で、そのすごいネズミはどこにいるの?」
「それがわからないから苦労してるのよ……」
 永琳は、腕を組んでため息をつく。
「こう、何か、ネズミを追い出すためのいい物があると嬉しいんだけどね……」
 二つ目のため息をついて、永琳は部屋から出ていく。
 そうして、部屋には鈴仙とフランだけが取り残された。
 鈴仙は、じっとフランを見つめている。
「どうしたの?」
 不審に思ったフランが、鈴仙の顔を見ると、鈴仙は何かを思い出しそうな表情をしている。
「えっと……どこかで会ったっけ?」
「えっと……この前の月ロケットのパーティーで迷ってた人?」
 フランの答えると、鈴仙はいきなり笑い出した。
 いきなり笑われたので、フランはむくれた。
「なに笑ってるのよ」
「あっははは……いや、あの影がアンタだったなんて……怖がってた私がバカらしい」
「む~。どういうことよ」
「そのままの意味よ」
 笑いながら、鈴仙は部屋を後にした。
「なにがあるのかな? ついて行ってみよっと」
 フランも、筋肉痛の薬のことを忘れ、鈴仙の後を追って行った。
←to be continued...

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー