アットウィキロゴ
ジョジョの奇妙な東方Project@Wiki
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

ジョジョの奇妙な東方Project@Wiki

東叙学園偏Ver.FFの人 第一話

最終更新:

Bot(ページ名リンク)

- view
だれでも歓迎! 編集
東叙学園偏Ver.FFの人 幼女とGESUと腐れた女子と

「うぅ・・・ゲホッ!?ゴホッ!」

ここは東叙学園指定のアパート、『地霊殿』の一室。布団に包まって一人の少女が咳き込んでいた。彼女は古明地さとり。『地霊殿』管理人である。が、今は単なる病人である。

「ゲホンッ!ゴホン!!」

うぅ・・・やっぱり調子悪いのにヤマキスライブに行ったのが悪かったかしら・・・?けどあの子達もココに住んでるわけだし・・・
咳き込みながらそんな事を思うさとり。
昨日『地霊殿』に住んでいる二人――キスメと黒谷ヤマメの組んでいるバンド『ヤマキス』のライブに行っていたのだ。『ヤマキス』はマイナーながら石○屋や○&C等と人気を分けるバンドであり、彼女達自身からチケットを貰ったのだった。
さすがにチケットを貰って行かないのは悪いだろうと行ったはいいが、元々あまりアウトドアな方ではないさとりちゃんである。アッサリと体調を崩してしまったのだ。
ただ彼女自身知らない事だが、ヤマキスライブに行った観客は例外なく風邪を引くという噂があったのであるが、それは余談である。

「ゲホ・・・ゲホ・・・」

咳き込みすぎて疲れてしまったのか、段々咳の声が小さくなる。丁度いいのでこのまま寝ようかと思い、目を閉じたその時。

「さとり様ぁあああ!大丈夫ですかぁああッ!?」

「さとりちゃーん!大丈夫ー!?」

けたたましい鳴き声(と言っても問題はないだろう)と共に二つの影が部屋の扉をバタンッ!と開かれる(病人がいる部屋でやっちゃいけません)。さとりの部下(実質ペット)の火焔猫燐と化け猫の橙だ。
寝ようとしていた病人にとってはトンでもなく迷惑であるが、そんな事を気にした様子もなくその二人は交互にこちらに言葉を投げかけてくる(病人にそんなことしないで下さい)。

「さとり様!お風邪の具合はどうですかッ!?お見舞いに橙ちゃんが来てくれましたッ!」

「さとりちゃんさとりちゃん!大丈夫!?藍様がね!最近近くにできた病院を紹介してくれたからね!これから一緒に行こう!」

叫ぶが早いか橙はさとりの腕を掴んで布団から引っ張り出そうとする。布団がはがれ、可愛らしいパジャマがあらわになるが問答無用である。

「そ・・・ゲホッ!ゴホゴホッ!(そんなのはいいからお願い休ませて!)」

喋ろうとするも完全に喉を痛めてしまったらしく、咳しか出てこない。更に無理矢理連れて行こうとする橙のせいで更に咳き込む。

「さとりちゃん、スゴイ咳・・・やっぱりすぐに病院行こう!お燐ちゃん!」

「ういさっ!さぁ、さとり様!あたいの猫車に乗って!すぐに病院へ連れてってあげるからッ!」

叫ぶが早いか、橙と燐がさとりをポーンと猫車に乗せる。
大丈夫だから!そこまで酷くないから!と叫ぼうにも咳しか出ず、さっきからの乱暴な扱いのせいで体に力が全く入らない・・・
かくて、哀れさとりは猫二匹に連れられてドナドナよろしく荷馬車・・・もとい猫車でどこかへ連れて行かれるのだった。

「ここ!ここだよ!藍様が言ってた最近出来た病院って!」

風邪+寒い中パジャマ1枚+乗り物酔いですでにぐったりしているさとりを連れて、二匹の猫はとある建物の前で立ち止まった。
名前は『グリーンディクリニック』。病院の名前にしてはどこかおかしいが、まぁいいだろう。

「すみませーん!」

「あれ、珍しいねぇ。こんな時期に客なんて・・・」

やたらと怪しい声と共に現れたのはこれまた怪しい(怪しいというレベルではないが)男だった。
まず白い。全身真っ白の服に包まれていて、化粧(ペイント?タトゥー?)もこれまた白。なにより目に付くのは髪で、薄い藍色の髪の毛をいくつもキノコのような形に固めている。
白と青でやたらと不健康な感じがする男だ。ここの従業員だろうが、病院にこんなやつがいていいのだろうか・・・?

「お医者さんはいますか?実はさとり様・・・この方が風邪で・・・」

「医者は私ですが・・・あぁ彼女ですね?ちょっと拝見・・・」

医者かよお前!?
そう叫びたかったさとりだが、派手に咳き込んでしまう。
ゴホゴホと苦しそうなさとりを見て、男は顔をしかめた。

「ふむ・・・これは酷そうですねぇ・・・中にいらっしゃい・・・ひょっとしたら入院しないといけないかもしれない・・・」

男はそう言うと病院の中へきびすを返していった。
橙と燐は何故かイヤイヤと頭を左右に振っているさとりをつれ、男の後をついていくのであった。

「駄目ですよさとり様。ちゃんと治してもらわないと・・・」

「大丈夫だよさとりちゃん!注射とかはないと思うから!・・・多分・・・」

「ゲホン!?ゴホン!(注射じゃない!あの男がイヤなの!お願いお燐!気付いてー!)」


「自己紹介が遅れましたね。私の名前はチョコラータ。この病院の院長をしています。彼はセッコ。私の助手です。」

「おうッ!」

男――チョコラータの言葉に行儀よく右手を上げる何だかよく判らない人間(?)。セッコというらしいが・・・まぁそれは置いといて。
さとりは涙目になりながら力の入らない身体で必死に橙と燐から逃げようとしていた。

「ちょっと、さとり様!逃げちゃ駄目ですって!」

「さとりちゃん!注射が怖いのはわかるけど、ちゃんと治さなきゃ!」

「ちが・・・ゲホッ!ゴホッ!?(違うってば!そこの男は危険すぎるのー!)」

完全に言い忘れていたがさとりの能力は【心を読む程度の能力】。なので、チョコラータの考えている事がおおむねまるっとお見通し(CV:仲間由紀恵)なのである。
ちなみに全員の考えている事を括弧内に書いてみると。

「あぁ、大丈夫ですか?あまり無理をしないでくださいね!(この調子じゃあ確実入院だな・・・泣き顔カメラに取り放題ktkr)」

「おうっ!おおぅ・・・?(大丈夫かな・・・?チョコ先生やりすぎなきゃいいけど・・・)」

「まぁ、この様子だとかなり厄介な風邪を貰ったみたいですねぇ・・・念のため点滴を打って一晩様子を見ましょう。(点滴に何入れようか・・・見た感じ東叙学園の生徒のようだからそう簡単には死なないだろうな~。ケチャップとか面白そうだな・・・)」

とりあえずチョコ先生自重しろ。と言いたいところだが、残念ながらそう突っ込める当人は口をきける状態ではない。
そして、こんな危険な妄想を繰り広げているとは露ほどにも思わない猫2匹は、

「すみません、よろしくお願いしますね!」

「さとり様、明日ちゃんと迎えに来ますので風邪、しっかり治してくださいね!」

薄情にもあっさりと帰っていってしまった・・・
取り残されたのは哀れな妖怪と危険人物とよく判らない物体が一人ずつ。

「さて。古明地さとりさん・・・でよかったかな・・・?(ふふふ・・・これで邪魔者はいない・・・このガキはどういう声で泣くんだろうな・・・?)」

「ゲホッ!?ゲホンゴホン!!(こいつ、こいつ怖い!?)」

「そこまで怖がらなくても・・・まぁ、何が入ってるかわからないのは怖いでしょうが・・・(ふ、フフフフフ・・・何を怖がっているのか知らないがイイ!最ッ高にイイ!)」

「おぅ・・・うお?(あー・・・先生の悪いクセが始まったよ・・・まぁいいや・・・カメラとビデオの準備しておこっと・・・)」

「ゲホゲホ!?(ちょ、カメラって何!?ビデオって何!?私何されるの!?)」

「ほーら、針が血管に入ってくよぉ~。薬が中に入ってくからねぇ~。(コイツ、すごくわたしの欲求に答えてくれる!!この顔!この表情!最高だ!セッコはちゃんと撮れてるかなぁッ!?)」

「うおーう(ハイハイ、カメラもビデオもちゃんと撮れてますって。だからちゃんと患者を見て作業してくださいねー。)」

「よーし、次は薬を飲んでくださいね~。薬も何が入っているかわからないって怖いよね~。(マジで怖がってるこの表情!何とも言えん!!あ~・・・〔オラァ!〕が〔無駄ァ!〕してくる!!)」

「ゲホッ!?ゴホッ!?(ちょ、マジモンの変態かよ!?)」

いい加減に本音で喋れお前等。書く方の身になってくれ。
そして、やたらと人を不安がらせる言葉を吐きつつ、チョコ先生の診断が始まったのだった・・・

同時刻。グリーンディクリニックの前に腐女子が二人ほど期待に満ちた目で会話していた。

「ここ?トリッシュ。」

「そう!親父が言ってたグリーンディクリニック!チョコ先生とセッコが作ったらしい事以外は教えてくれなかったけど。」

「「それだけで充分よねッ!」」

言うまでもなく東方女学院腐女子代表パチュリー・ノーレッジと如叙学園腐女子代表トリッシュ・ウナである。
最近チョコラータとセッコの様子がおかしいので何があったのかと筆談で父親に聞いた所、なんと【二人だけ】の病院を造ったと言うではないか!これは明らかに萌えの匂いがするッ!という事でパチュリーを誘って来てみた次第である。

「何々?それであの病院の中、二人っきりなの!?」

「そのはずよ!何しろ、親父に頼み込んでこの日は患者が来ないようにして貰ったからね!」

「GJよトリッシュ!」

GJじゃねぇ。というか娘に甘すぎな親父である。

「ってことはヒマを持て余してる男が二人・・・」

「しかも片や医者、片やその医者に命を助けてもらった男ッ!」

「妄想ッ!止めずにいられないッ!」

聞いている方がげんなりする会話を繰り返す二人。もしこの場に魔理沙やブチャラティがいたらどう思うかなど彼女達の頭には全くない。
そして、一定量妄想を済ませた二人は無言でグリーンディクリニックの中へ入っていくのだった・・・

「さて、任務を確認するわよス○ーク。」

「OKよ○タコン。ミッションは?」

「各病室はまずないと思っていいわ。目標はあくまで診察室。足音はスパイスガールに地面柔らかくして貰っているから問題はないわ。」

パチュリーには見えないが、トリッシュのすぐ近くにはスケッチブックを携帯したスパイスガールが既にスタンバっている。つーかお前もかスパイスガール・・・

『問題は全クナイデストリッシュ。後方、及ビ左右ニ気配ハアリマセン。覗クナラ今デス!』

「了解よスパイスガール!さぁ、任務開始!」

「サー!イェッサー!」

絶対にM○Sやった事ないとわかる○GSゴッコを終えると、2人(+1)は診察室探して病院の奥へ。と言ってもそこまで広くない病院である。大した時間もかからずに目標地点(診察室)を見つけることが出来た。
診察室の周辺に人影は全くない。だが、診察室内から声が聞こえてくる。あの甲高い狂ったような笑いは間違いなくチョコラータのモノだろう。そして、悲鳴。

「ちょ、私達の想像以上!?」

「落ち着けッ!落ち着くのよパチュリー!チョコ先生は昔からドSで知られているわ!ってー事は・・・」

「セッコにどんな事を・・・ちょっと、今年の冬○ミの表紙は決まったわねッ!」

「でもセッコってこんな声高かったかしら・・・?」

「それになんか言ってる事が微妙に物騒なんだけど・・・『殺されるー』だとか『家に帰してー』だとか・・・」

「「あれ・・・?」」

微妙におかしな雰囲気に顔を見合わせる二人。確か患者は来ないようにトリッシュの父親が何とかしたはずじゃあ・・・?
と、先程まで周囲の警戒をしていたはずのスパイスガールが何とも言えない表情(?)をしてトリッシュの元へと戻ってきた。

『アノー・・・トリッシュ?』

「ん?どうしたのスパイスガール?」

『サッキカラ聞キコエテクル悲鳴デスガ・・・』

「うん。」

『気ニナッテ中ヲ見タノデスヨ。』

「うん。」

「スパイスガールが何か言ってるの?トリッシュ?」

「診察室の中を見てみたんですって。それで?」

『エート・・・ドウヤラ小サナ【女の子】ノ悲鳴ノヨウナノデスガ・・・』

「女の子?の悲鳴?」

『ハイ。見タ感ジ東叙学園ノ生徒ノヨウデスガ・・・』

「え・・・?」

「トリッシュ・・・?女の子って・・・?」

「「・・・・・・・・・」」

妙な沈黙。そりゃー声高いわな。女の子だもん。うん。こんな高い声の子が男の子なわけないんだし・・・
と、たっぷり30秒考えると。2人は黙って頷きあい、中にいる馬鹿2人を潰すべく診察室へと足を踏み入れるのであった。

「さーて、次は・・・(何をして虐めてやろうか・・・注射の刺し方をワザと間違えて何度も打ってもいいな・・・)」

「ひ・・・ヒィイイイ・・・」

やたらとハイテンションなチョコラータと哀れそうな目でビデオをまわし続けるセッコ。
なまじ考えが読めてしまうためにさとりは発狂しそうなほど怯えていた。何故か風邪は治っているのだが、危なすぎる妄想と共に飲まされた薬や打たれた注射の事などもう考えたくもない!
誰でもいいから助けて欲しい・・・と、考えたその時。診察室の扉が勢いよく開けられたッ!

「誰だッ!?・・・ってお嬢?(何でお嬢がこんな所に・・・?またいつもの妄想か?)」

「おぅ?おう!おう!(あ、トリッシュ様とパチェだ。おーい。)」

入ってきたのは2人の女性。しかし、チョコラータとセッコの知り合いらしい・・・
もう駄目だ・・・と思いながら彼女達を見たとき。さとりの心を読む目には何故か褌一丁のメガネの青年と白髪の逞しいこれまた褌一丁の爺さんが(WANABEEE!)している映像が飛び込んできたッ!

「さぁて、チョコラータ。セッコ。説明してもらえるかしら・・・?」

「何でアンタ達で絡み合ってないで女、しかもこんな子供に何かしているのでしょう・・・?」

何かドス黒いオーラが出ている。しかもどっかで見たことあるような光のない目をしているッ!
チョコラータとセッコは一体何を言っているのかわからない、と言う目をしている。

「何かって、普通に診察だが・・・」

「おぅっ!おぅっ!」

「ふぅん・・・診察で殺されるーとか言われるんだぁ・・・」

「チョコ。私はてっきりアンタはセッコ一筋だと思ってたけど・・・」

「ちょ、確かに怖がる顔が見たくて脅してはいたが至って普通の事しかしてない・・・」

「問答無用ッ!スパイスガールッ!」

「女の敵は砕け散れッ!日符ッ!【ロイヤルフレア】ァアアアッ!」


結局。
ボロンベロンになった2人から事情を聞いたところ。
先程風邪だと言って連れてこられたこの子を診察したところ、何故か異常なまでに怯えていたらしい。
それでチョコ先生の【サド心】がとんでもなくゆさぶられた結果が怯えさせながら投薬したのだそうだ。そりゃあ考えが読めようが読めまいがビビるのは当然である。というか医者としてどうなんだ。
パチュリーとトリッシュはさとりに謝罪と何らかの償いをチョコ先生とセッコにさせると言ったのだが、さとりは断った。もうこれ以上この空間にいたくなかった、と言うのが本音である。

「もぅ帰って寝よう・・・そんでこれは夢だった事にしよう・・・そうよ、あんな裸の男が・・・やめよう・・・考えるの・・・」

なんだかよく判らないことをブツブツと呟きながらさとりは【地霊殿】へ帰っていくのだった。
そんで、肝心のチョコ先生とセッコだが。

「・・・なんでわたしはお嬢達の手伝いをしなきゃならんのだ・・・?」

「うおぅ?」

何故か執事姿のセッコにチョコ先生は抱きついていた。
げんなりしているチョコ先生とは反対にゴホウビの角砂糖が約束されているためかやたらと上機嫌なセッコ。その2人を修羅と化したトリッシュとパチュリー(とスパイスガール)が懸命にスケッチしていた。

「やかましいッ!こちとら冬に向けて準備してるのッ!」

「もっとちゃんと向かい合うッ!じゃなきゃ描けないじゃないのッ!」

『ツイデニモット接近シテモラエルト有難イノデスガ。』

ヲトメ3人による【口撃】に更に疲れたような溜息をつき、要求に応えるチョコ先生であった。


補足

グリーンディクリニック
幻想卿町に新しく出来た病院。何の専門かはよく判っていないが、基本的にどんな怪我でも治してくれることで有名。
ただし、院長兼唯一の医者であるチョコラータ先生は極度のドSである為、その系統の客(主に比那名居天子やスカーレット・ヴァレンタイン)には天国だが、ノーマルな人間にとっては地獄以外の何者でもない。

地霊殿
幻想卿町に存在する地下組織・・・ではなく、最近になってできた東叙学園指定の下宿用アパート。家賃3万と良心的。
人気バンド【ヤマキス】や3大兄貴ならぬ3大姉御【星熊勇儀】が住んでいる事でも有名。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー