桜井景和は理想の世界を叶えた。
デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界。
おかげで姉の沙羅や両親は生き返り――そして瞬く間に再び命を落とした。
デザイアグランプリの全ての犠牲者が蘇った世界。
おかげで姉の沙羅や両親は生き返り――そして瞬く間に再び命を落とした。
理由は簡単。
蘇らせた犠牲者の中に、救いようのない悪党も大勢居たからだ。
本来ならジャマトの肥やしになっていた彼らを含め、全ての犠牲者を対象に願ったから――家族を再び失うことになった。
蘇らせた犠牲者の中に、救いようのない悪党も大勢居たからだ。
本来ならジャマトの肥やしになっていた彼らを含め、全ての犠牲者を対象に願ったから――家族を再び失うことになった。
もっともこれは事前に教えなかったジットも悪い。彼がバッドエンド請負人だと知らぬまま、景和は理想の世界を叶えてしまったのだから。
そしてもう一度世界を創り変えろと詰め寄ると、ジットはギーツを倒せと言ってきた。
彼が生きてる限り、女神の力が使えないと。
彼が生きてる限り、女神の力が使えないと。
それから――景和は気が付けばここに居た。
「殺し合いだと?ふざけるな……!」
景和の怒号が、辺りに鳴り響く。
だがそれはドスの効いた声ではなく――それとは逆の、なんとも可愛らしく幼い声であった。
だがそれはドスの効いた声ではなく――それとは逆の、なんとも可愛らしく幼い声であった。
「あれ?これが俺の声……?」
自分の喉から発せられる声に景和は違和感を覚える。
辺りを見回せば何故かいつもより色々と大きく感じ、足元がスースーとする。
辺りを見回せば何故かいつもより色々と大きく感じ、足元がスースーとする。
そこで景和は魘夢の言葉を思い出す。
自分が今、別人になっている可能性に辿り着き――手鏡を見る。
自分が今、別人になっている可能性に辿り着き――手鏡を見る。
「これが、今の俺の身体……?」
そこに映っていたのは、小さな女の子だった。
黒髪のおさげで、星形の髪留めが特徴的。服装も独特で、良くも悪くも目立つだろう。
何の穢れも知らなさそうな無垢な幼女――だがその中身は、今や桜井景和だ。表情が強ばっている――が、可愛らしい顔付きゆえか威圧感はあまりない。
黒髪のおさげで、星形の髪留めが特徴的。服装も独特で、良くも悪くも目立つだろう。
何の穢れも知らなさそうな無垢な幼女――だがその中身は、今や桜井景和だ。表情が強ばっている――が、可愛らしい顔付きゆえか威圧感はあまりない。
景和は驚いた後、タブレットを操作する。ルールファイルを読み終えると、身体の持ち主のプロフィールに目を通した。
「こめっこちゃんって言うのか」
こめっこ。
変な名前だと思ったが、この緊急事態ゆえにそこまで気に留めない。そもそも魘夢からして、現実世界に存在しないような名前だったから。
変な名前だと思ったが、この緊急事態ゆえにそこまで気に留めない。そもそも魘夢からして、現実世界に存在しないような名前だったから。
「この子にも姉ちゃんが居るんだな……」
プロフィールを見る限り、めぐみんという名の変な名前の姉がいること、こめっこは紅魔族という知力と魔力に秀でた種族であることなどが判明した。
貧乏一家でザリガニなどを食べているが、それでも姉妹の仲は良好。お互いを大切だと思っている、良き姉妹だという。
貧乏一家でザリガニなどを食べているが、それでも姉妹の仲は良好。お互いを大切だと思っている、良き姉妹だという。
「……魘夢。お前はこんな子の身体を使ってまで、殺し合いがしたいのか。お前が居なければ……この子は殺し合いに巻き込まれなくて済んだんだ……!」
景和は魘夢に怒りを募らせる。
こめっことめぐみんが。大切な姉妹の絆が、この程度で切り裂かれて良いわけがない。……自分の時のような悲劇は、もううんざりだ。
こめっことめぐみんが。大切な姉妹の絆が、この程度で切り裂かれて良いわけがない。……自分の時のような悲劇は、もううんざりだ。
「お前は姉ちゃんをジャマトにした五十鈴大智と変わらない。他人の身体を使わせて殺し合いさせて――その結果、身体を失った参加者はどうなるんだ!身体を乗っ取られた参加者の心はどこにいったんだ……!」
人々をジャマトにした、五十鈴大智。
勝手に他人の身体を利用して殺し合いを強要させる魘夢。
どちらも最悪のクズだ。
勝手に他人の身体を利用して殺し合いを強要させる魘夢。
どちらも最悪のクズだ。
もしもこれで善良な者の身体に悪人の魂が宿ったりしたら、どうしようもない。
何故なら悪人を殺せば善人まで道連れになるのだから。
なんとも悪趣味極まりないルールだ。悪人ならば殺す覚悟を決められただろうが、無関係の人々が身体だけ巻き込まれてるとなればそうもいかない。
何故なら悪人を殺せば善人まで道連れになるのだから。
なんとも悪趣味極まりないルールだ。悪人ならば殺す覚悟を決められただろうが、無関係の人々が身体だけ巻き込まれてるとなればそうもいかない。
「魘夢。こんな殺し合いを開いたお前には、必ず罪を償わせてやる」
景和は魘夢に怒りを燃やす。
優勝特典には惹かれるが、だからといって元の身体の持ち主もわからない人々を殺すことには躊躇う。
桜井景和は根っこの部分ではお人好しな善人なのだ。紆余曲折を経て悪党を殺すことにはもう容姿ないだろうが、身体が別人となると迷いが生まれる。
優勝特典には惹かれるが、だからといって元の身体の持ち主もわからない人々を殺すことには躊躇う。
桜井景和は根っこの部分ではお人好しな善人なのだ。紆余曲折を経て悪党を殺すことにはもう容姿ないだろうが、身体が別人となると迷いが生まれる。
また今の身体をなんとか元の持ち主――つまりこめっこに返してやりたいとも思う。きっと今、姉のめぐみんは心配してるはずだから。
そのために自分は死ぬわけにいかず、生存を第一優先とする。
そのために自分は死ぬわけにいかず、生存を第一優先とする。
そして魘夢は必ず殺す。容赦する気はない。
元の肉体に戻す技術については、そういう装置か何かがあると考えている。魘夢を殺し、それを手に入れたらいい。
元の肉体に戻す技術については、そういう装置か何かがあると考えている。魘夢を殺し、それを手に入れたらいい。
危険人物については――もちろん倒すが、命を奪うことには躊躇がある。無関係の人を巻き込みたくないというエゴだ。
それに危険人物を殺すために無関係な人を殺したら――それこそジャマトになった姉を殺した道長と変わらない。それだけは嫌だ。
それに危険人物を殺すために無関係な人を殺したら――それこそジャマトになった姉を殺した道長と変わらない。それだけは嫌だ。
優勝特典で死者を蘇らせるという手もあるが――それで痛い目に遭ったばかりだ。それに魘夢なんて五十鈴大智並に胡散臭くてクズな男を信じる気もない。
「こめっこちゃん。君のことは必ず俺が、無事に帰してあげるから」
この肉体に今、こめっこの意識が眠っているかどうかはわからない。
それどころか、こめっこの意識がどうなっているのかもわからない。
それどころか、こめっこの意識がどうなっているのかもわからない。
だが景和はこめっこのことを想い、声を出して――彼女の肉体を無事に戻すと誓う。
そして元の世界に帰ったらギーツを倒し、女神の力で再び世界を創り変える。今度こそ姉が平和に暮らせる世界を創る
【桜井景和@仮面ライダーギーツ】
[身体]:こめっこ@この素晴らしい世界に祝福を!シリーズ
[状態]:健康
[装備]:ウィザードライバー&ドライバーオンウィザードリング&フレイムウィザードリング&キックストライクウィザードリング@仮面ライダーウィザード、ウィザーソードガン@仮面ライダーウィザード
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]基本方針:魘夢に罪を償わせ、こめっこちゃんにこの身体を返す
1:危険人物を倒す覚悟は出来てる。でも身体が普通の人なら、あまり殺したくない
2:大智と道長が居たら、俺が倒す。英寿も女神の力を使うために容赦しない
[備考]
※ 参戦時期は43話「創世Ⅴ:その名はギャーゴ!」です
[身体]:こめっこ@この素晴らしい世界に祝福を!シリーズ
[状態]:健康
[装備]:ウィザードライバー&ドライバーオンウィザードリング&フレイムウィザードリング&キックストライクウィザードリング@仮面ライダーウィザード、ウィザーソードガン@仮面ライダーウィザード
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]基本方針:魘夢に罪を償わせ、こめっこちゃんにこの身体を返す
1:危険人物を倒す覚悟は出来てる。でも身体が普通の人なら、あまり殺したくない
2:大智と道長が居たら、俺が倒す。英寿も女神の力を使うために容赦しない
[備考]
※ 参戦時期は43話「創世Ⅴ:その名はギャーゴ!」です
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