「そういえばレミリアさんって吸血鬼なんですか…?」
「あら、どうして急に?」
「咲夜さんのプロフィールにレミリアさんのことも少しだけ書いていたので本当なのかなと思って」
「そういうことね」
「あら、どうして急に?」
「咲夜さんのプロフィールにレミリアさんのことも少しだけ書いていたので本当なのかなと思って」
「そういうことね」
道中、唐突に風間から投げられた疑問を不思議に思ったレミリアだったが、風間の説明で理解できた
「一緒に行動してるし教えてあげるわ、貴方の言うとおり私は吸血鬼よ、でも安心しなさい、今は貴方の身体だから血を吸うことはないわ」
「本当だったんですね…本物の吸血鬼は初めてだな…」
「その口振りからすると吸血鬼に近い存在にあったことあるのかしら?」
「近いというか遠いというか…」
「?」
「本当だったんですね…本物の吸血鬼は初めてだな…」
「その口振りからすると吸血鬼に近い存在にあったことあるのかしら?」
「近いというか遠いというか…」
「?」
レミリアの問いかけに風間は口ごもった
風間は過去にかすかべ防衛隊の面々と共に超エリート校私立天下統一カスカベ学園、通称天カス学園に体験入学したことがあり、そこで吸血鬼による怪事件が起きていた、しかし実際は吸血鬼ではなく『吸ケツ鬼』という変な名前でその名の通りその吸ケツ鬼にお尻を噛まれた者は皆おバカになってしまうという何ともお下品なものだった
風間は過去にかすかべ防衛隊の面々と共に超エリート校私立天下統一カスカベ学園、通称天カス学園に体験入学したことがあり、そこで吸血鬼による怪事件が起きていた、しかし実際は吸血鬼ではなく『吸ケツ鬼』という変な名前でその名の通りその吸ケツ鬼にお尻を噛まれた者は皆おバカになってしまうという何ともお下品なものだった
「そ、それよりこれからの事について考えましょう!ね!」
「…貴方がそこまで言うなら追及はしないわ…」
「…貴方がそこまで言うなら追及はしないわ…」
しかもその吸ケツ鬼に自分も噛まれてしまいおバカになったとはとてもレミリアに話すことはできなかったため風間は強引に話を切り離した
レミリアも風間の妙な圧に追及するのをやめた
その時…
レミリアも風間の妙な圧に追及するのをやめた
その時…
「うわぁ!?な、何!?」
突然アラームが鳴り始めたのだ
「…落ち着きなさい、どうやらタブレットからアラームが鳴ってるわね…主催の奴が映ってるから恐らく放送よ、トオルも早くタブレットを出しなさい」
「は、はい!」
「は、はい!」
レミリアの言うとおりアラームはタブレットから出ており既にタブレットには主催であるウタの姿をした魘夢が映し出されていた、放送の合図だ
レミリアの呼び掛けで風間も早急にタブレットを出した
レミリアの呼び掛けで風間も早急にタブレットを出した
『やあお前たち、約束の連絡の時間だ』
そして魘夢が喋りだし放送が始まった
◆◆◆
「…一時間で8人も…そんな…」
放送が終わり最初に口を開いたのは風間だった
無理もないだろう、5歳であるから彼からしたらこの短時間で8人もの参加者が死んだという事実は衝撃であり恐怖でしかなかった
無理もないだろう、5歳であるから彼からしたらこの短時間で8人もの参加者が死んだという事実は衝撃であり恐怖でしかなかった
「貴方の世界は殺し合いとか戦争とかもなくて平和だったかもしれないけど、今私達がいるのは殺すか殺されるかの場所よ、死人が出てもおかしくはないわ」
「…はい…」
「…はい…」
レミリアの言葉は最もだった、今は殺し合いの場でありいつ殺されてもおかしくはないのだ、それは分かっていても風間は顔を曇らせた
「…はぁ…咲夜はそんな表情見せないわ、咲夜の身体を扱ってるんだからもう少しシャキッとしなさい」
「…分かりました、怖いですけど僕、頑張って生き残ります…!」
「…分かりました、怖いですけど僕、頑張って生き残ります…!」
レミリアに渇を入れられた風間は気持ちを入れ換えた
怖いのは勿論ある、しかしいつまでも怯えていても仕方がない、それに自分は今までいくつもの修羅場を潜ってきた、ここにいる以上生き残るしかないのだ…
怖いのは勿論ある、しかしいつまでも怯えていても仕方がない、それに自分は今までいくつもの修羅場を潜ってきた、ここにいる以上生き残るしかないのだ…
「次に名簿を確認しておきましょう、貴方の知り合いとかいるかもしれないわ」
「分かりました」
「分かりました」
そして二人は名簿を見始めた
精神の名簿、身体の名簿、両方を見終えた二人はタブレットを閉じた
精神の名簿、身体の名簿、両方を見終えた二人はタブレットを閉じた
「僕の方は知り合いはいませんでした…レミリアさんはどうでした?」
「二人いたわ、精神と身体で一人ずつ…後私の身体もね」
「そうなんですか…ちなみに誰ですか?」
「精神の方は今貴方の身体となっている咲夜よ」
「咲夜さんも連れてこられていたんですね…身体の方は誰ですか?」
「…私の妹…名前はフランドール・スカーレットよ」
「そういえば名簿にレミリアさんと似た名前があるなと思ってたけどレミリアさんの妹さんだったんですね」
「…そうね…」
「二人いたわ、精神と身体で一人ずつ…後私の身体もね」
「そうなんですか…ちなみに誰ですか?」
「精神の方は今貴方の身体となっている咲夜よ」
「咲夜さんも連れてこられていたんですね…身体の方は誰ですか?」
「…私の妹…名前はフランドール・スカーレットよ」
「そういえば名簿にレミリアさんと似た名前があるなと思ってたけどレミリアさんの妹さんだったんですね」
「…そうね…」
互いに知り合いについて話し合っていたが風間は一つ疑問に思ったことがあった…
(何だかレミリアさん…表情が暗いような気が…)
それは先ほどまで自分に渇を入れてくれていたレミリアの表情が曇っているように見えたからだ
しかし風間は特にレミリアに理由を聞こうとはしなかった、知り合い、ましてや妹まで連れてこられているとなると心配で暗くなっても仕方がないと風間は思ったからだ…
しかし風間は特にレミリアに理由を聞こうとはしなかった、知り合い、ましてや妹まで連れてこられているとなると心配で暗くなっても仕方がないと風間は思ったからだ…
しかし風間の予想とは裏腹にレミリアは焦っていた
(咲夜はどう行動するかしら…この殺し合いに反抗する可能性も勿論あるけれど、私がいると知ったら私を優勝させようとする可能性が高いわね…その場合接触して説得する必要があるかもしれないけど、トオルもいるから下手に接触するのは逆に危険かしら…)
レミリアは咲夜のこともどうすべきか色々考えたかったが、もう一つ巨大な爆弾があった…
(フラン…あの子の身体もここにいるのね…非常にまずいわ… )
そう、それは妹のフランのこと…レミリアが焦っていた主な理由もフランのことだ
(フランの身体を扱っている参加者が殺し合いに反抗している者だったら良いのだけれど…もしこれが殺し合いに乗っている者だったとして仮に身体に慣れて扱えるようになった場合…この殺し合いは…地獄と化すわ…)
様々な思考を巡らせていた時、
「あの、レミリアさん、少しいいですか…?」
風間から声を掛けられた
「どうしたのトオル?」
「その、まだ言ってなかったんですが実は死んじゃった人の身体の方で僕の友達のお父さんが呼ばれていたんです」
「そうなの、ちなみに誰?」
「野原ひろしっていう人です、それで疑問に思ったことなんですが、精神はどこにあるのかなと思って…」
「…どういうことかしら?」
「上手くいえないんですけど、身体しか名簿に載ってない人ってその身体の本来の持ち主の人ってどうなってるのかなって…」
「その、まだ言ってなかったんですが実は死んじゃった人の身体の方で僕の友達のお父さんが呼ばれていたんです」
「そうなの、ちなみに誰?」
「野原ひろしっていう人です、それで疑問に思ったことなんですが、精神はどこにあるのかなと思って…」
「…どういうことかしら?」
「上手くいえないんですけど、身体しか名簿に載ってない人ってその身体の本来の持ち主の人ってどうなってるのかなって…」
この風間の質問に関してレミリアはまた考えた
(考えてみれば放送で呼ばれていた小悪魔も身体の方しかいなかったわね、もし精神しか書かれてなくて身体の方がない場合はその身体は意識なしの状態で放置されてると考えられるけど…精神の場合はどうなってるのかしら…放置されて魂だけがさまよってるのか…それとも主催によって捕らえられているのか…)
「分からないわね…放置されて魂だけがさまよってるのか主催によって捕らえられているのか…恐らくどっちかだとは思うけれど」
「そうですか…」
「今考えても仕方がないわ、それよりもこれからどうするかね」
「それなんですが…少し休んでもいいですか?ちょっと疲れちゃって…」
「…はぁ…仕方ないわね、でもいつ襲われるか分からないから気を引き締めておきなさいね?」
「は、はい」
「分からないわね…放置されて魂だけがさまよってるのか主催によって捕らえられているのか…恐らくどっちかだとは思うけれど」
「そうですか…」
「今考えても仕方がないわ、それよりもこれからどうするかね」
「それなんですが…少し休んでもいいですか?ちょっと疲れちゃって…」
「…はぁ…仕方ないわね、でもいつ襲われるか分からないから気を引き締めておきなさいね?」
「は、はい」
そして二人は休息することを選んだ
その時レミリアが風間にこう伝えた
その時レミリアが風間にこう伝えた
「トオル、この殺し合い…場合によってはとんでもないことになるわ」
「え?」
「だから今の内に覚悟しておいた方がいいわ」
「わ、分かりました…」
「え?」
「だから今の内に覚悟しておいた方がいいわ」
「わ、分かりました…」
レミリアの唐突の言葉に風間は頷くことしかできなかった
この二人の運命は『希望』か『絶望』か…
この二人の運命は『希望』か『絶望』か…
【G-2/森/深夜】
【風間トオル@クレヨンしんちゃん】
[身体]:十六夜咲夜@東方project
[状態]:健康、疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いには乗らない
1:レミリアさんと行動する
2:何かあったらレミリアさんを守らなきゃだけど…僕にできるのかな…
3:身体しか載ってない人って精神の方はどうなってるんだろう…
[備考]
※殺し合いについて理解しました
※映画での出来事を経験しています
【風間トオル@クレヨンしんちゃん】
[身体]:十六夜咲夜@東方project
[状態]:健康、疲労(小)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:殺し合いには乗らない
1:レミリアさんと行動する
2:何かあったらレミリアさんを守らなきゃだけど…僕にできるのかな…
3:身体しか載ってない人って精神の方はどうなってるんだろう…
[備考]
※殺し合いについて理解しました
※映画での出来事を経験しています
【レミリア・スカーレット@東方project】
[身体]:風間トオル@クレヨンしんちゃん
[状態]:健康、主催に対する怒り(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:主催をぶっ飛ばす
1:トオルと行動
2:子供の身体なんて…私も舐められたものね
3:トオル…想像していた以上に凄い経験してるわね…
4:いざとなったらトオルに守ってもらうつもりだけど…大丈夫かしら?
5:咲夜はどう行動するのかしら…
6:フランの身体を扱っている参加者とは極力会いたくない
7:身体しか載ってない者の精神は捕らえられている…?それとも魂だけがさまよっている…?
[身体]:風間トオル@クレヨンしんちゃん
[状態]:健康、主催に対する怒り(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本方針:主催をぶっ飛ばす
1:トオルと行動
2:子供の身体なんて…私も舐められたものね
3:トオル…想像していた以上に凄い経験してるわね…
4:いざとなったらトオルに守ってもらうつもりだけど…大丈夫かしら?
5:咲夜はどう行動するのかしら…
6:フランの身体を扱っている参加者とは極力会いたくない
7:身体しか載ってない者の精神は捕らえられている…?それとも魂だけがさまよっている…?
05:井の中の獣、大海を知りとて | 投下順に読む | 07:痛みも、苦しみも、分かち合って |
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登場話84:運命 | 風間トオル | 35:永遠なんてないけれど、それでも |
レミリア・スカーレット |