何を笑うかによって、その人柄がわかる。
マルセル・パニョル
マルセル・パニョル
羂索による殺し合いのゲーム。
一人、目を瞑る少女がいた。
一人、目を瞑る少女がいた。
「……駄目です。マップ情報もマッピングできません」
落胆の声を出しながら目を見開く少女。
少女の名はユイ。
少女の名はユイ。
「これでは、パパとママがいるかもわかりません……」
キリトとアスナの愛娘。
そして、SAOのメンタルヘルスカウンセリングプログラム試作1号。すなわちAIである。
そして、SAOのメンタルヘルスカウンセリングプログラム試作1号。すなわちAIである。
「でも、あの”茅場”が”茅場晶彦”なら、おそらくパパとママもいるはずです」
勿論、羂索が口に出した”茅場”が自身の生みの親の一人でもある茅場晶彦であるという確証はないが、女の勘というやつか身体が……心がざわつく。
しかし、SAOのプラグラムであった自分をわざわざこうして実体化させる必要があるのだろうか?
しかし、SAOのプラグラムであった自分をわざわざこうして実体化させる必要があるのだろうか?
「……」
(実体化……ということは、パパとママと生身で触れ合える……)
(実体化……ということは、パパとママと生身で触れ合える……)
今まではVMMOでしか、触れることはできなかった。
でも、実体化したのなら、現実でも触れることができる。
でも、実体化したのなら、現実でも触れることができる。
ユイの望みは何だい?
それは、愛するパパからの問いかけ。
その返答は今でも変わらない。
だから、自身をもって答えられる。
その返答は今でも変わらない。
だから、自身をもって答えられる。
「私は……私はずっと一緒にいたいです!パパ!ママ!」
デスゲームにはメンタルヘルスカウンセリング は不要だとカーディナルによって切り捨てられた。
だが、二人は自分を必要だと認めてくれた。
娘であると認めてくれたのだ!
だから、会いにいかないと一刻も早く。
家族の一員として、愛する両親の元へ。
だが、二人は自分を必要だと認めてくれた。
娘であると認めてくれたのだ!
だから、会いにいかないと一刻も早く。
家族の一員として、愛する両親の元へ。
「貴様、あのときの妙なプログラムだな?」
ユイの前に現れたのは、妖精王オベイロン……須郷伸之。
愛する両親を苦しめた仇。
愛する両親を苦しめた仇。
☆彡 ☆彡 ☆彡
須郷伸之。
総合電子機器メーカー”レクト”のフルダイブ技術研究部門研究員にしてアルヴヘイム・オンライン、通称ALOのGM【ゲームマスター)
総合電子機器メーカー”レクト”のフルダイブ技術研究部門研究員にしてアルヴヘイム・オンライン、通称ALOのGM【ゲームマスター)
「それにしても茅場のやつ……何度、このボクの邪魔をすれば気が済むんだ」
須郷は怒りを吐露する。
押さえきれぬ怒気。
幾度もなく味合わされる屈辱感。
押さえきれぬ怒気。
幾度もなく味合わされる屈辱感。
「貴方は……」
(この人は……ママを悲しませ、パパを苦しませた人!!)
(この人は……ママを悲しませ、パパを苦しませた人!!)
ユイはこのオベイロン(須郷伸之)が参加者にいることから、確信する。
羂索が口にした”茅場”は”茅場晶彦”だと。
そして、目の前の人間は、ALOの世界で愛する2人を
羂索が口にした”茅場”は”茅場晶彦”だと。
そして、目の前の人間は、ALOの世界で愛する2人を
「ところで……先ほどパパとかママとかほざいたけど、まさか君のパパとママは英雄キリト君とアスナ君のことじゃないよな?」
「そうですが……それが何ですか?」
「は!プログラムが人間の真似事をしているなんて滑稽だ」
「ボクは知っているぞ。研究素材を拉致する際、ルーターに細工する過程において、破棄されたデータを含め隅々まで見たが、お前はただのプログラム」
「しかも、おままごとの家族ごっこに興じてるバグだ!」
「そうですが……それが何ですか?」
「は!プログラムが人間の真似事をしているなんて滑稽だ」
「ボクは知っているぞ。研究素材を拉致する際、ルーターに細工する過程において、破棄されたデータを含め隅々まで見たが、お前はただのプログラム」
「しかも、おままごとの家族ごっこに興じてるバグだ!」
笑う哂う嗤う。
「あのときは、気づかなかったが、今ならわかる。貴様がキリト(ゴキブリ)を本来なら入れぬ鳥篭へとナビゲートしたんだな!?お前があのとき、余計な手をかさなければ、ボクはアスナ君と無事に挙式を上げていたはずなんだ!このお邪魔蟲のプログラムがぁぁぁぁぁ!」
「いたいっ!」
「いたいっ!」
子供の姿をしてようが、お構いなしに手を挙げる。
赤く腫れた頬を押さえるが、須郷はお構いなしに何度も手をあげる。
何度か叩かれ、地面に倒れこむ。
その姿を須郷は舌なめずりして恍惚の表情を見せる。
赤く腫れた頬を押さえるが、須郷はお構いなしに何度も手をあげる。
何度か叩かれ、地面に倒れこむ。
その姿を須郷は舌なめずりして恍惚の表情を見せる。
「ふぅ……ふぅ……まっ、このゲームの権利でボクの罪に関する記憶を消せば復権できる」
須郷の目的は権利を使い復権をはかること。
「そうすれば、今度こそ誰にも邪魔されずにティターニア……アスナ君と結婚する」
そして、妙案が思い浮かんだのか手をポンと叩くと、次は醜悪な表情を見せる。
「そうだ!アスナ君との子供の名前は”ユイ”と名付けようか!ははは、いい考えだろ~~!」
それは、自身に対する侮辱。
目の前の人間は人の心がないのではないか。
目の前の人間は人の心がないのではないか。
「貴方が、ママと子供をつくるですか……くす、面白い冗談……です」
「……なんだと」
「パパと…ママは…相思相愛です。あなたが間に入ることはありえません!」
「……なんだと」
「パパと…ママは…相思相愛です。あなたが間に入ることはありえません!」
そう、二人の絆はこのデスゲームでも変わらない。
確信している。なぜなら、二人から【愛や幸せ】を教えてもらったのだから。
確信している。なぜなら、二人から【愛や幸せ】を教えてもらったのだから。
――――ピキ
「バグが家族ごっこに興じてるんじゃない!」
「あ゛う゛っ!?」
「あ゛う゛っ!?」
幼き子供に容赦なく、腹に蹴りを入る。
何度も何度も。
そして、手に持つのは聖剣エクスキャリバー。
王が持つべき聖剣。
何度も何度も。
そして、手に持つのは聖剣エクスキャリバー。
王が持つべき聖剣。
――――チャキ
悟る。
この剣で首を切り落とそうとするのを。
この剣で首を切り落とそうとするのを。
「いや!止めてください!」
ここで死んだら、二度と会えなくなる。
そんなの絶対に嫌。
そんなの絶対に嫌。
パパ!ママ!――――助けて!
「都合よく助けにくるわけないだろ!お前の首を凍らせてボクとアスナ君の愛の部屋のインテリアとして飾ってやるよぉぉおお!」
振り下ろされる剣。
命を刈り取る王の剣がユイの首元へ。
命を刈り取る王の剣がユイの首元へ。
――――ガシッ!
「このような、子供に対して大人げないと思わないかね?」
ユイの願いは届いた。
須郷の腕を握りしめるのは、和風な男性。
須郷の腕を握りしめるのは、和風な男性。
「キラキラ侍……?」
ユイの声に駆けつけてくれたのは、パパでもママでもない。
そう、パパのような黒でもない。ママのような白でもない。
金……黄金のキラキラ侍。
そう、パパのような黒でもない。ママのような白でもない。
金……黄金のキラキラ侍。
「誰だ?お前?」
「私は松平健……マツケンだ」
「私は松平健……マツケンだ」
上様ではなく……松平健ことマツケンであった
☆彡 ☆彡 ☆彡
「は!英雄きどりのおっさんがちっぽけな正義感を振りかざすと大けがをするぞ」
オベイロンは振りほどくと、距離をとる。
そして、聖剣エクスキャリバーでマツケンに向かって振り下ろす。
それを、マツケンが支給品の刀……オベイロンと同じく、聖剣エクスカリバーで受けようとする。
そして、聖剣エクスキャリバーでマツケンに向かって振り下ろす。
それを、マツケンが支給品の刀……オベイロンと同じく、聖剣エクスカリバーで受けようとする。
――――が
なんと、刀をすり抜けマツケンを切り裂く
「む!?」
(受けきることができない……?)
(受けきることができない……?)
幸い、須郷の腕とマツケンの光魔力の高速移動により、かすり傷程度の軽傷で済んだ。
「ほお……運のいい男だ」
「それは、エセリアルシフトです!」
「ふん、バグだとはいえプログラムだけあって知識はあると言うことか」
「その通り、この聖剣エクスキャリバーには、同じALOの レジェンダリーウェポンである”グラム”の効果が付与されている。貴様の剣など無いに等しんだよ!」
「……なるほど」
(よく分からぬが、奴の刀による力というわけか……)
「それは、エセリアルシフトです!」
「ふん、バグだとはいえプログラムだけあって知識はあると言うことか」
「その通り、この聖剣エクスキャリバーには、同じALOの レジェンダリーウェポンである”グラム”の効果が付与されている。貴様の剣など無いに等しんだよ!」
「……なるほど」
(よく分からぬが、奴の刀による力というわけか……)
エセリアルシフト ……それは、簡単にいうと透過能力。
剣や盾で受けようとしてもすり抜けて攻撃することが出来る。
勿論、欠点もある。それは、連続して透過することが出来ない。つまり二重で防御されると、透過しきれない。
剣や盾で受けようとしてもすり抜けて攻撃することが出来る。
勿論、欠点もある。それは、連続して透過することが出来ない。つまり二重で防御されると、透過しきれない。
――――あなたはこの世界の、希望の光なんです
「……私もここで死ぬわけにはいかないのでな」
そう、図らずも召喚された異世界。
正直、最初は困惑した。だが、レガブル王国の人々の顔を見てケツイした。
笑顔の花を咲かせると。
このゲームも同じ。
殺し合いなど言語道断。
正直、最初は困惑した。だが、レガブル王国の人々の顔を見てケツイした。
笑顔の花を咲かせると。
このゲームも同じ。
殺し合いなど言語道断。
「越後屋にも劣るそなたの所業、天が許してもマツケンが許さぬ」
「こ……このコスプレオヤジが。ボクに向かって……っ!」
「このボクは!幾多の妖精種族の頂点に立つ妖精王オベイロンだぞ!」
「神に逆らう愚か者がぁ!死ねぇぇぇぇぇ!」
「こ……このコスプレオヤジが。ボクに向かって……っ!」
「このボクは!幾多の妖精種族の頂点に立つ妖精王オベイロンだぞ!」
「神に逆らう愚か者がぁ!死ねぇぇぇぇぇ!」
たとえ、どんなに強い武器を手にしてようが、技術畑の素人剣術。
片やマツケンは、25年にわたって時代劇の主演を演じた。
何千通りの殺陣。演技とはいえ何十年と剣を振ってきた”経験”
それは……この殺し合いのゲームで活かされる。
片やマツケンは、25年にわたって時代劇の主演を演じた。
何千通りの殺陣。演技とはいえ何十年と剣を振ってきた”経験”
それは……この殺し合いのゲームで活かされる。
「今、終わらせよう。成敗!」
―――― マツケン燦刃(サンバ) ――――
「がぁっ!?」
オーレ― オーレ― マツケンサンバー
光を纏いしその身で狙うは、オベイロンの胴。
見事な一文字切り。
オベイロン、いや須郷信之の意識は闇に堕ちた……股間を濡らしつつ。
見事な一文字切り。
オベイロン、いや須郷信之の意識は闇に堕ちた……股間を濡らしつつ。
”””””オレィ!”””””
☆彡 ☆彡 ☆彡
「……ふぅ」
――――チャキ
名俳優松平健。
刀を仕舞う仕草はやはり様になる。
刀を仕舞う仕草はやはり様になる。
お礼を伝えなければ……ユイは命の恩人マツケンに駆け寄る。
「あの……マツケン!わたしを助けてくれてありがとうです」
「それでよい」
「え?」
「それでよい」
「え?」
「子供は”笑顔”が一番だ。アミーゴ」
【マツケン(松平健)@マツケンクエスト~異世界召喚されたマツケン、サンバで魔王を成敗致す~】
状態:疲労(小)、負傷(小)、光魔力消費(小)
服装:マツケンサンバの衣装
装備:約束された勝利の剣@Fate
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ランダムアイテム×0~2(オベイロン)エクスキャリバー @SAOシリーズ、ホットライン
思考
基本:殺し合いにはのらない、サンバで羂索を成敗いたす
01:ユイを保護しつつ他の参加者を探す
02:ユイの両親(キリト、アスナ)がいるのなら元へ無事に送り届けたい
03:アルティス……・そして皆は無事なのだろうか?
参戦時期:9話魔王との戦いの最中、折れた刀から発せられた光に包まれた直後
備考
※名簿には松平健ではなく、マツケンと記名されています。
※光魔力は太陽光など光を浴びることで回復します。
状態:疲労(小)、負傷(小)、光魔力消費(小)
服装:マツケンサンバの衣装
装備:約束された勝利の剣@Fate
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ランダムアイテム×0~2(オベイロン)エクスキャリバー @SAOシリーズ、ホットライン
思考
基本:殺し合いにはのらない、サンバで羂索を成敗いたす
01:ユイを保護しつつ他の参加者を探す
02:ユイの両親(キリト、アスナ)がいるのなら元へ無事に送り届けたい
03:アルティス……・そして皆は無事なのだろうか?
参戦時期:9話魔王との戦いの最中、折れた刀から発せられた光に包まれた直後
備考
※名簿には松平健ではなく、マツケンと記名されています。
※光魔力は太陽光など光を浴びることで回復します。
▪約束された勝利の剣@Fate
マツケン(松平健)に支給。
セイバー【アルトリア)が持つ宝具。
本ゲームでは、英霊でなくても使用することができ、光魔力を纏うマツケンとの相性は抜群。
令呪の発動で”宝具”を使用することができる。
問おう、貴方が私のマスターかbyセイバー(アルトリア)
マツケン(松平健)に支給。
セイバー【アルトリア)が持つ宝具。
本ゲームでは、英霊でなくても使用することができ、光魔力を纏うマツケンとの相性は抜群。
令呪の発動で”宝具”を使用することができる。
問おう、貴方が私のマスターかbyセイバー(アルトリア)
▪エクスキャリバー @SAOシリーズ
オベイロン(須郷伸之)に支給。
ALO内の伝説の聖剣。
伝説級武器(レジェンダリーウェポン)
本ゲームでは”エセリアルシフト”の効果が付与されている。
システムコマンド!オブジェクトIDエクスキャリバーをジュネレート!…ゆうこと聞けぇ!ポンコツがぁ!byオベイロン(須郷伸之)
オベイロン(須郷伸之)に支給。
ALO内の伝説の聖剣。
伝説級武器(レジェンダリーウェポン)
本ゲームでは”エセリアルシフト”の効果が付与されている。
システムコマンド!オブジェクトIDエクスキャリバーをジュネレート!…ゆうこと聞けぇ!ポンコツがぁ!byオベイロン(須郷伸之)
【ユイ@SAOシリーズ】
状態:負傷(小)
服装:SAOでの白いワンピース服
装備:なし
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~3、ホットライン
思考
基本:パパとママ(キリトとアスナ)を探して、このゲームから脱出する
01:マツケンと行動をする
02:パパとママを探したい(おそらく、最低でもどちらかはいると推測)
03:茅場晶彦……このゲームにカーディナルも関係しているのですか?
参戦時期:ALO編終了後
備考
※破壊不能オブジェクトは付与されておりません。
※制限によりピクシーといったサイズを変更することはできません。
※令呪の発動でシステムに緊急アクセスできるほどの電子能力を発揮できます。
状態:負傷(小)
服装:SAOでの白いワンピース服
装備:なし
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~3、ホットライン
思考
基本:パパとママ(キリトとアスナ)を探して、このゲームから脱出する
01:マツケンと行動をする
02:パパとママを探したい(おそらく、最低でもどちらかはいると推測)
03:茅場晶彦……このゲームにカーディナルも関係しているのですか?
参戦時期:ALO編終了後
備考
※破壊不能オブジェクトは付与されておりません。
※制限によりピクシーといったサイズを変更することはできません。
※令呪の発動でシステムに緊急アクセスできるほどの電子能力を発揮できます。
☆彡 ☆彡 ☆彡
「……は!?」
あれから、時が過ぎたのだろう。
周囲を見渡すが、先ほどのゴキブリたちの姿は見当たらない。
周囲を見渡すが、先ほどのゴキブリたちの姿は見当たらない。
「くくくく……とんだ甘侍だ」
(エクスキャリバーは……ないか。クソ!あの泥棒侍が!)
(エクスキャリバーは……ないか。クソ!あの泥棒侍が!)
流石に支給品は奪われたようだが、問題ない。
命さえあれば何度でも再起できる。何度でもだ!
命さえあれば何度でも再起できる。何度でもだ!
「よぉ」
「ああ?」
「ああ?」
女がいた。
見るからに貧相な体。
とてもじゃないが、ティターニア……アスナ君とは比較対象にもなりゃしない。
ま、妾にぐらいしてやってもいいか。
見るからに貧相な体。
とてもじゃないが、ティターニア……アスナ君とは比較対象にもなりゃしない。
ま、妾にぐらいしてやってもいいか。
「……」
女はじっと、オベイロンを見つめていた。
女はじっと、オベイロンを見つめていた。
「なんだ?このボクの余りの神々しさに見とれたのかい?ま、それも仕方がない。なぜならボクは神に等しき容姿に力を持っているのだからね」
「おいおい、その目は腐ってるのか?鏡を見ろよ、このクソブサ野郎」
「おいおい、その目は腐ってるのか?鏡を見ろよ、このクソブサ野郎」
「なっ!?」
(何だ、この女。美的センスがないんじゃないか?)
オベイロンは、確かに性格・性質がクソ&クソな奴ではあるが、シルフをアバター元にしているだけあって、端麗で長い鼻。エメラルドグリーンの瞳に長髪の金髪といった、喋らなければ眉目(びもく)秀麗な美男子。
まごうなきクソではあるが、須郷が女の言葉に首を傾げるのは無理もない。
だが、女はそんな外見を見ていない。須郷伸之という人間を見ている。
だから、断定した。須郷伸之(クソ)だと。
(何だ、この女。美的センスがないんじゃないか?)
オベイロンは、確かに性格・性質がクソ&クソな奴ではあるが、シルフをアバター元にしているだけあって、端麗で長い鼻。エメラルドグリーンの瞳に長髪の金髪といった、喋らなければ眉目(びもく)秀麗な美男子。
まごうなきクソではあるが、須郷が女の言葉に首を傾げるのは無理もない。
だが、女はそんな外見を見ていない。須郷伸之という人間を見ている。
だから、断定した。須郷伸之(クソ)だと。
「このボクの魅力に気づけないとは、身体だけでなく頭も貧相なようだな」
「あー、分かったから、その臭い口を閉じてろ」
「あー、分かったから、その臭い口を閉じてろ」
女の口が歪む。
大きく。
捕食するために。
大きく。
捕食するために。
「くっ!」
すぐさま迎撃をしようと、腰の剣に――――
剣はない。既にマツケンたちによって取り上げられてるのだから。
クソでも気づく。GAME OVERだと。
クソでも気づく。GAME OVERだと。
「は……はは……ははは!」
――――このボクが死ぬだと
「おのれ!茅場晶彦ォォォギャアアアアアア!!」
怨念が込められし断末魔。
今度こそ、須郷伸之の意識は闇に堕ちた。永遠に。
今度こそ、須郷伸之の意識は闇に堕ちた。永遠に。
【オベイロン(須郷伸之)@ソードアート・オンラインシリーズ 死亡】
須郷伸之。
茅場晶彦には劣るとはいえ彼もまた重村ラボに在籍していた優秀な技術者であった。
しかし、、本来持ち合わせていた利己的な野心と茅場への嫉妬心で自滅し、逮捕された。
裁判では実刑を受け、刑務所とはいえ住めば都。
死から免れたはずだったが、このゲームにより死を迎える。
どちらがマシであったかどうかは聞くまでもない。
これが須郷伸之の現実(じごく)
茅場晶彦には劣るとはいえ彼もまた重村ラボに在籍していた優秀な技術者であった。
しかし、、本来持ち合わせていた利己的な野心と茅場への嫉妬心で自滅し、逮捕された。
裁判では実刑を受け、刑務所とはいえ住めば都。
死から免れたはずだったが、このゲームにより死を迎える。
どちらがマシであったかどうかは聞くまでもない。
これが須郷伸之の現実(じごく)
「やっぱ、クソまずだったな……」
味が予想できるほどのクソ。
げんなりするぜ……
げんなりするぜ……
「はらへったなあ~~~~っ 」
須郷に引導を渡した女。
それは――――
元星十字騎士団。
リルトット・ランパード。
ユーハバッハに与えられし聖文字は【G】
能力は
G L U
WWWWW
MMMMM
T T O N
それは――――
元星十字騎士団。
リルトット・ランパード。
ユーハバッハに与えられし聖文字は【G】
能力は
G L U
WWWWW
MMMMM
T T O N
【リルトット・ランパード@BLEACH 】
状態:正常、
服装:星十字騎士団の服
装備:なし
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~3、ホットライン
思考
基本:クソ脳ミソ野郎の言う通りには動くつもりは今はない
01:さてと……どうするか
02:とりあえず他の参加者を探す。
03:権利か……いただけるのならいただくが……
参戦時期:本編終了後
備考
※”THE GLUTTON ”で食したのを消化するまでは大体6時間です
※THE GLUTTONにて知った能力は現在。
オベイロン
※令呪の発動でユーハバッハに奪われた”滅却師完聖体”を使用することができます。
状態:正常、
服装:星十字騎士団の服
装備:なし
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~3、ホットライン
思考
基本:クソ脳ミソ野郎の言う通りには動くつもりは今はない
01:さてと……どうするか
02:とりあえず他の参加者を探す。
03:権利か……いただけるのならいただくが……
参戦時期:本編終了後
備考
※”THE GLUTTON ”で食したのを消化するまでは大体6時間です
※THE GLUTTONにて知った能力は現在。
オベイロン
※令呪の発動でユーハバッハに奪われた”滅却師完聖体”を使用することができます。