先に言っておきます。下ネタ注意です
「なんで……」
殺し合いの会場のどこかで、一人の男が怒りを滲ませた声で呟く。
青いバンダナとどこか露出度が高めな服装が特徴的なこの男の名前はワッカ。
2020年に放送された全ファイナルファンタジー大投票にて、キャラクター部門53位だったユウナのガードである。
青いバンダナとどこか露出度が高めな服装が特徴的なこの男の名前はワッカ。
2020年に放送された全ファイナルファンタジー大投票にて、キャラクター部門53位だったユウナのガードである。
ワッカは怒っていた。
それは勿論突如始まった殺し合いについてであったが、殺し合いそのもの以上に違うことに怒っていた。
何なのかというと――
それは勿論突如始まった殺し合いについてであったが、殺し合いそのもの以上に違うことに怒っていた。
何なのかというと――
「なんで殺し合いに機械がいんだよ……?
教えはどうなってんだ教えは!
お前ら禁じられた機械を平気で使ってんじゃねえか!
分かってんのか!?
「シン」が生まれたのは人間が機械に甘えたせいだろうが!
命取んのかよ!?」
教えはどうなってんだ教えは!
お前ら禁じられた機械を平気で使ってんじゃねえか!
分かってんのか!?
「シン」が生まれたのは人間が機械に甘えたせいだろうが!
命取んのかよ!?」
自身に嵌められた腕輪と、支給品であるSA・ホットラインが機械であるという点だった。
熱心なエボンの信徒であるワッカには、機械という物がとにかく認められないのだ。
熱心なエボンの信徒であるワッカには、機械という物がとにかく認められないのだ。
さて、ここまでで勘のいい人はこのワッカがどこかおかしいことに気付くだろう。
機械を認められないのはいいとしても、それは殺し合いを差し置いて怒る事ではないし、そんなことを言っている場合ではない。
機械を認められないのはいいとしても、それは殺し合いを差し置いて怒る事ではないし、そんなことを言っている場合ではない。
そう、ここにいるワッカはFF10本編のワッカではない。
2022年にある音MAD動画がきっかけで大ブームになりネットミームと化したワッカである。
この彼は物語序盤から中盤の、熱心なエボンの信徒であるが故に機械やアルベドを忌み嫌う面がクローズアップされているのだ。
その為、彼は今殺し合いを差し置いて機会に怒りを覚えていた。
2022年にある音MAD動画がきっかけで大ブームになりネットミームと化したワッカである。
この彼は物語序盤から中盤の、熱心なエボンの信徒であるが故に機械やアルベドを忌み嫌う面がクローズアップされているのだ。
その為、彼は今殺し合いを差し置いて機会に怒りを覚えていた。
「くそったれ!」
ワッカはリュックからホットラインを取り出し地面に叩きつける。
そして怒りのままに踏みつぶそうとするが、そこに待ったを掛けるかが如く別の男がワッカの肩に手を掛けた。
そして怒りのままに踏みつぶそうとするが、そこに待ったを掛けるかが如く別の男がワッカの肩に手を掛けた。
「待ちな。そんなに怒ってちゃいい男が台無しだぜ」
「……あんたは?」
「……あんたは?」
ワッカが振り向くと、そこには彼には見慣れない服装であるツナギを着た、どこかワルっぽいいい男がいた。
男を見てワッカは思わずこう思ってしまう。
男を見てワッカは思わずこう思ってしまう。
(ウホッ! いい男……)
「俺は阿部高和。よければあんたの名前も教えてくれないか」
「俺は阿部高和。よければあんたの名前も教えてくれないか」
思わず見とれてしまうワッカをよそに、ツナギの男は名乗り、目の前の相手に自己紹介を求めた。
「俺はワッカ。ビサイドオーラカのコーチ兼選手だ」
応じてワッカは自己紹介をした。
そして阿部はこう言った。
そして阿部はこう言った。
「やらないか」
なぜそんなことを言ってしまったのか、阿部当人にも分からない。
だが理由を付けるなら、目の前の相手がいい男だと思ったからだ。
更に理由を付け加えるなら、この殺し合いという異常事態を前に、無意識に普段通りの行いをしたくなったのかもしれない。
だが理由を付けるなら、目の前の相手がいい男だと思ったからだ。
更に理由を付け加えるなら、この殺し合いという異常事態を前に、無意識に普段通りの行いをしたくなったのかもしれない。
そう、阿部高和はホモである。
それも、相手がその気ならノンケでも構わず、公園のトイレで食ってしまうような男である。
それも、相手がその気ならノンケでも構わず、公園のトイレで食ってしまうような男である。
そしてこのワッカもホモである。
原作FF10では本編終了後、ルールーという幼馴染の巨乳美女と結婚しているが、ミームの彼は仲間のティーダという男とセックスをする仲である。
原作FF10では本編終了後、ルールーという幼馴染の巨乳美女と結婚しているが、ミームの彼は仲間のティーダという男とセックスをする仲である。
ティーダは阿部と違い、ワルっぽい男ではなく青臭く真っすぐなイケメンの年下であり、ワッカの好みであるとは言い難い。
しかし誘われて否を突き付けるには、阿部は少々いい男すぎる。
なのでワッカも思わず乗り気になり、なぜか近くにある公園のトイレに二人で行こうとした。
しかし誘われて否を突き付けるには、阿部は少々いい男すぎる。
なのでワッカも思わず乗り気になり、なぜか近くにある公園のトイレに二人で行こうとした。
「俺も混ぜろ。俺ともSEXDAAAAAAAAAA!!」
するとそこに新しい男がエントリーする。
赤と白の鎧を纏った金髪な彼の名前はゼERO。
ニコニコでもうすぐ十七周年を迎えるMAD動画シリーズ『ゼEROシリーズ』に登場するレプリロイドというロボットだ。
もっとも、ロボットなのに異常な性欲を持ち、セックスもすればオナニーもする上うんこもするという、よく分からない存在である。
そしてホモである。
ゼEROシリーズは動画ごとに設定が異なり、ゼEROもホモだったりノンケだったり、ロリコンだったりおっぱいが好きだったりするが、ここにいる彼はホモだ。
赤と白の鎧を纏った金髪な彼の名前はゼERO。
ニコニコでもうすぐ十七周年を迎えるMAD動画シリーズ『ゼEROシリーズ』に登場するレプリロイドというロボットだ。
もっとも、ロボットなのに異常な性欲を持ち、セックスもすればオナニーもする上うんこもするという、よく分からない存在である。
そしてホモである。
ゼEROシリーズは動画ごとに設定が異なり、ゼEROもホモだったりノンケだったり、ロリコンだったりおっぱいが好きだったりするが、ここにいる彼はホモだ。
突然の登場人物にワッカと阿部は少々面喰いつつも、ゼEROもまたイケメンである。
なので混ざることに否はなく、三人は改めて公園のトイレへと向かおうとする。
しかし――
なので混ざることに否はなく、三人は改めて公園のトイレへと向かおうとする。
しかし――
「注射なんです~!!」
「あああああああああああああああああ!!」
「あああああああああああああああああ!!」
突如現れた制服を着た女子高生にゼEROは注射針を何本も打ち込み、彼を昏睡させてしまう。
彼女の名前は秋山優花里。彼女もまたゼEROシリーズの人物である。
本来ならガールズ&パンツァーの登場人物であり戦車をこよなく愛する女子高生だが、ゼEROシリーズでは恋愛対象であるゼEROにとにかく媚薬を盛りまくる危険人物である。
彼女の名前は秋山優花里。彼女もまたゼEROシリーズの人物である。
本来ならガールズ&パンツァーの登場人物であり戦車をこよなく愛する女子高生だが、ゼEROシリーズでは恋愛対象であるゼEROにとにかく媚薬を盛りまくる危険人物である。
それはともかく、優花里は呆気に取られて何もできずにいるワッカと阿部を尻目に、支給品であるぶっとびカードを使用する。
この支給品は使用すると、会場のどこかにランダムで飛ばされる使い捨てアイテムである。
その力で彼女達はどこかへ飛んで行ってしまったのだ。
この支給品は使用すると、会場のどこかにランダムで飛ばされる使い捨てアイテムである。
その力で彼女達はどこかへ飛んで行ってしまったのだ。
このスピード感あふれる異常事態に遭遇したワッカと阿部は思った。
流石にセックスとかしてる場合じゃないな、と。
目の前で起こる異様な展開に、二人は一周して冷静になり、賢者モードとなってしまったのだ。
流石にセックスとかしてる場合じゃないな、と。
目の前で起こる異様な展開に、二人は一周して冷静になり、賢者モードとなってしまったのだ。
賢者となった二人は決意する。
必ずこの殺し合いをどうにか止めることと、後どう見ても無理矢理攫われた金髪の男(ゼERO)を助けることを。
必ずこの殺し合いをどうにか止めることと、後どう見ても無理矢理攫われた金髪の男(ゼERO)を助けることを。
【ワッカ@ネットミーム】
状態:正常
服装:普段着
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×1~3、ホットライン
思考
基本:俺は殺し合いを認めない
01:あいつ(ゼERO)を探す
02:何で殺し合いに機械がいんだよ! 教えはどうなってんだ教えは!?
03:まさか主催者はアルベドじゃないだろうな……!?
04:阿部さん……好みじゃないけどいい男だぜ
05:ティーダのチンポが恋しいぜ……
参戦時期:少なくともティーダと知り合った後
備考
※出展はネットミームですが、殺し合いに参加するまではFF10と同様の冒険をしています。
状態:正常
服装:普段着
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×1~3、ホットライン
思考
基本:俺は殺し合いを認めない
01:あいつ(ゼERO)を探す
02:何で殺し合いに機械がいんだよ! 教えはどうなってんだ教えは!?
03:まさか主催者はアルベドじゃないだろうな……!?
04:阿部さん……好みじゃないけどいい男だぜ
05:ティーダのチンポが恋しいぜ……
参戦時期:少なくともティーダと知り合った後
備考
※出展はネットミームですが、殺し合いに参加するまではFF10と同様の冒険をしています。
【阿部高和@くそみそテクニック】
状態:正常
服装:ツナギ
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×1~3、ホットライン
思考
基本:殺し合いを何とかしたい
01:ワッカ……いい男だけど今はヤってる場合じゃないな
02:あの赤い男(ゼERO)を探した方がいいよな
参戦時期:本編開始前
状態:正常
服装:ツナギ
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×1~3、ホットライン
思考
基本:殺し合いを何とかしたい
01:ワッカ……いい男だけど今はヤってる場合じゃないな
02:あの赤い男(ゼERO)を探した方がいいよな
参戦時期:本編開始前
◆
一方、転移した優花里とゼEROはというと。
「俺というものがありながらあああああ!!」
たまたま転移先にいた、青を基調としたレプリロイドの男に襲われていた。
彼の名前はSEエックス。ゼEROの同僚であり相棒であり、しょっちゅうセックスしたり幸せなキスをする仲である。
そんなSEエックスは、優花里とゼEROの距離の近さに嫉妬し、支給品である包丁を装備しゼEROへと襲い掛かった。
彼の名前はSEエックス。ゼEROの同僚であり相棒であり、しょっちゅうセックスしたり幸せなキスをする仲である。
そんなSEエックスは、優花里とゼEROの距離の近さに嫉妬し、支給品である包丁を装備しゼEROへと襲い掛かった。
いや、ゼEROは昏睡してるしどう考えても優花里が悪いだろ、というツッコミはSEエックスには聞こえない。
彼はとにかく、愛しのゼEROが自分以外の誰かと距離が近いことが許せないのだ。
しかし――
彼はとにかく、愛しのゼEROが自分以外の誰かと距離が近いことが許せないのだ。
しかし――
ブスリ!
SEエックスは返り討ちにあい、包丁を刺されて死んじゃった。
【SEエックス@ゼERO 死亡】
こうして邪魔者はいなくなり、二人の蜜月が始まる。
誰も秋山優花里を止められない。
誰も秋山優花里を止められない。
【ゼERO@ゼERO】
状態:昏睡
服装:普段着
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×1~3、ホットライン
思考
基本:イレギュラーハンターとして殺し合いを止める
01:……
参戦時期:イレギュラーハンターになった以降
備考
※ホモです。
状態:昏睡
服装:普段着
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×1~3、ホットライン
思考
基本:イレギュラーハンターとして殺し合いを止める
01:……
参戦時期:イレギュラーハンターになった以降
備考
※ホモです。
【秋山優花里@ゼERO】
状態:正常
服装:大洗学園の制服
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×0~1、注射器&媚薬×45、ホットライン
思考
基本:殺し合いはしない
01:ゼEROを襲う
参戦時期:ゼEROと出会った以降
備考
※身体能力は一般人並です。多分。
状態:正常
服装:大洗学園の制服
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×0~1、注射器&媚薬×45、ホットライン
思考
基本:殺し合いはしない
01:ゼEROを襲う
参戦時期:ゼEROと出会った以降
備考
※身体能力は一般人並です。多分。
※SEエックスの遺体、彼のリュック(ランダム支給品×0~2、SA・ホットライン)、西園寺世界の包丁@School Days(アニメ版)は会場のどこかに放置されています。
【支給品解説】
- 注射器&媚薬×50@ゼERO
秋山優花里に支給。
注射するとレプリロイドでもなぜか通用し、何本も差せば割と昏睡することもある媚薬入り注射器。
人間に使うとどうなるかは不明だが、本ロワではレプリロイドと同様の効果をもたらす。
注射するとレプリロイドでもなぜか通用し、何本も差せば割と昏睡することもある媚薬入り注射器。
人間に使うとどうなるかは不明だが、本ロワではレプリロイドと同様の効果をもたらす。
- ぶっとびカード@桃太郎電鉄シリーズ
秋山優花里に支給。
使用することで自身をランダムな場所に転移させることができるカード。
使い捨てなので、一度使うとなくなる。
使用することで自身をランダムな場所に転移させることができるカード。
使い捨てなので、一度使うとなくなる。
- 西園寺世界の包丁@School Days(アニメ版)
SEエックスに支給。
アニメ版School Days最終話で西園寺世界が伊藤誠を刺した包丁。
普通の包丁である
アニメ版School Days最終話で西園寺世界が伊藤誠を刺した包丁。
普通の包丁である