※このSSには残酷な描写が多々含まれています。
それらが苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください。
それらが苦手な方には不快となる内容なのでご注意ください。
ある日、森の中、処刑人に出会った。
金髪の長い髪に真紅のように赤い瞳。
水色を基調とした服を着た少女、杜乃こりすは森の中を一人で彷徨っていた。
するとクマと見間違えるような大男がこりすを見下ろしていた。
水色を基調とした服を着た少女、杜乃こりすは森の中を一人で彷徨っていた。
するとクマと見間違えるような大男がこりすを見下ろしていた。
身長191cm
体重114kg
体重114kg
柔道着を身に纏ったムキムキの大男、彼の名前は阿古谷清秋。
彼はこりすを見つめたままポケットからスマホアプリを取り出すと
こりすの顔に向けてスマホを翳し、画像認証を行う。
彼はこりすを見つめたままポケットからスマホアプリを取り出すと
こりすの顔に向けてスマホを翳し、画像認証を行う。
ピロリ♪
阿古谷が手にしているスマホ、それは彼に用意されたランダム支給品の一つ。
その名も『参加者罪状アプリ入りスマホ』
効果はスマホに映し出した参加者の過去に行った犯罪行為を提示する効果がある。
その名も『参加者罪状アプリ入りスマホ』
効果はスマホに映し出した参加者の過去に行った犯罪行為を提示する効果がある。
名前:杜乃こりす
罪状:世界征服を目的とする悪の組織『エノルミータ』に所属
慈善活動を行う魔法少女に危害を加える。
街で破壊活動を行い、一般市民の生活を脅かす。
罪状:世界征服を目的とする悪の組織『エノルミータ』に所属
慈善活動を行う魔法少女に危害を加える。
街で破壊活動を行い、一般市民の生活を脅かす。
「これは……」
元々険しかった阿古谷の表情が更に影を落とす。
眼の前にいる少女が反社会的組織の人間であり、無力な弱者を脅かす存在であったという事に
眼の前にいる少女が反社会的組織の人間であり、無力な弱者を脅かす存在であったという事に
「こりす、貴様はエノルミータという悪の組織の人間か?」
このアプリの情報を全面的に信用している訳ではない。
誤情報を伝え、善人を陥れる罠がある可能性だってある。
だからこそ尋ねた。
この少女は無実の弱者か、それとも罪人かを
誤情報を伝え、善人を陥れる罠がある可能性だってある。
だからこそ尋ねた。
この少女は無実の弱者か、それとも罪人かを
「…………」
こりすは上目遣いで阿古谷を見つめたまま答えない。
彼女は警戒していた。
眼の前にいる柔道着の大男は得体が知れない。
こりすに限らず他の人から見ても阿古谷は危険人物にしか見えない。
そんな人間に素性を話すのはあまりにも危険。
彼女は警戒していた。
眼の前にいる柔道着の大男は得体が知れない。
こりすに限らず他の人から見ても阿古谷は危険人物にしか見えない。
そんな人間に素性を話すのはあまりにも危険。
「耳が聞こえないのか。私の言っている事がわからないのか。それとも……他に答えられない事情があるのか」
「………っ!」
「………っ!」
阿古谷から発せられる空気が変わった。
こりすは本能的に阿古谷から逃げようとする。
その刹那、こりすの体は阿古谷の大きな腕によって拘束されていた。
こりすは本能的に阿古谷から逃げようとする。
その刹那、こりすの体は阿古谷の大きな腕によって拘束されていた。
「貴様が悪の可能性がある以上、放置する訳にはいかない」
「っ!?」
「っ!?」
何が起きたのか、どうして自分は目の前の大男に抑えつけられているのか。
こりすには一瞬、訳が分からなかった。
答えは単純、こりすが逃げようと動くよりも先に阿古谷が速く動いた。
たったそれだけのことだ。
ただそれが出鱈目に速かったためにこりすの理解を超えていたのだ。
こりすには一瞬、訳が分からなかった。
答えは単純、こりすが逃げようと動くよりも先に阿古谷が速く動いた。
たったそれだけのことだ。
ただそれが出鱈目に速かったためにこりすの理解を超えていたのだ。
人間の反射速度の限界は0.08~0.1秒と言われているが
阿古谷は0.074秒もの速度を叩き出す。
こりすが阿古谷を出し抜いて動くのは不可能である。
阿古谷は0.074秒もの速度を叩き出す。
こりすが阿古谷を出し抜いて動くのは不可能である。
「もう一度聞く。貴様はエノルミータという悪の組織に入っているのか?」
「…………」
「…………」
こりすは無言のまま阿古谷を見つめる。
答えに迷っている訳ではない。
初対面の男に答える義理など無いからだ。
ただでさえこりすは無口な子であり
明らかに怪しい風体の男とは会話するつもりなどない。
答えに迷っている訳ではない。
初対面の男に答える義理など無いからだ。
ただでさえこりすは無口な子であり
明らかに怪しい風体の男とは会話するつもりなどない。
「そうか、答えないか」
阿古谷はそう言うとこりすを拘束していた腕の力を弱めた。
もう諦めて解放してくれる。
そう思った瞬間、こりすの体は地面に叩きつけられた。
もう諦めて解放してくれる。
そう思った瞬間、こりすの体は地面に叩きつけられた。
「答えられないという事は悪である可能性が高い。ならば尋問で吐かせる」
阿古谷にとって相手が悪なら女子供でも関係無い。
正義である阿古谷に反抗的な態度を見せるこりすは徹底的に分からせる必要がある。
こりすの右腕を後ろに回して抑えつけて再び拘束する。
正義である阿古谷に反抗的な態度を見せるこりすは徹底的に分からせる必要がある。
こりすの右腕を後ろに回して抑えつけて再び拘束する。
「答えろ!エノルミータとは何だ!?貴様は何を企んでいる!?」
「…………」
「…………」
参加者罪状アプリでは罪以外の情報は手に入れることが出来ない。
悪の組織の情報は目の前にいる少女の口から聞き出す他ないが
こりすの変わらぬ態度に苛立ちを覚えた阿古谷はこりすの腕を折るべく力を込めた。
するとこりすの体が突如、発光を始めた。
危険を察知した阿古谷はすぐさま拘束を解いてこりすから距離を取る。
悪の組織の情報は目の前にいる少女の口から聞き出す他ないが
こりすの変わらぬ態度に苛立ちを覚えた阿古谷はこりすの腕を折るべく力を込めた。
するとこりすの体が突如、発光を始めた。
危険を察知した阿古谷はすぐさま拘束を解いてこりすから距離を取る。
「……その姿」
こりすの服装が以前と変化していた。
まるで不思議の国のアリスに登場する主人公のアリスを模した水色のドレスを纏っていた。
この姿こそ、こりすがエノルミータに所属して得た力である。
まるで不思議の国のアリスに登場する主人公のアリスを模した水色のドレスを纏っていた。
この姿こそ、こりすがエノルミータに所属して得た力である。
変身体の名はネロアリス
魔法の力を得たことで身体能力が上昇しただけでなく
ネロアリス固有の魔法も扱うことが出来る。
魔法の力を得たことで身体能力が上昇しただけでなく
ネロアリス固有の魔法も扱うことが出来る。
「なるほど、理解した」
こんな幼い少女が悪の組織に所属しているだの
魔法少女に危害を加えるだの
空想じみた文面を見て嘘偽りではないかと半信半疑だったが
これで確信を持った。
魔法少女に危害を加えるだの
空想じみた文面を見て嘘偽りではないかと半信半疑だったが
これで確信を持った。
あの少女がどんな原理を持ってこのような現象を引き起こしているのか。
そんな物はどうでもいい。
重要なのはこりすが明確に悪であるという事実、それだけだ。
そんな物はどうでもいい。
重要なのはこりすが明確に悪であるという事実、それだけだ。
「これより『正義』を執行する」
「…………」
「…………」
処刑人:阿古谷清秋
おねむ本部長:ネロアリス
おねむ本部長:ネロアリス
正義VS悪の戦いの火蓋が切って落とされた。
「……」
ネロアリスはバッグからクマ、ネコ、ウサギのぬいぐるみを取り出し
魔力によって巨大化、三体のぬいぐるみモンスターを生み出した。
これこそがネロアリスの固有魔法、玩具操作である。
玩具なら何であろうと意のままに操ることが出来る。
魔力によって巨大化、三体のぬいぐるみモンスターを生み出した。
これこそがネロアリスの固有魔法、玩具操作である。
玩具なら何であろうと意のままに操ることが出来る。
ネロアリスの意志の元、三体のぬいぐるみが同時に阿古谷へと飛びかかる。
まるでテーマパークで働く着ぐるみのような見た目とは裏腹に戦闘力は本物。
ぬいぐるみの爪が阿古谷の体を切り裂こうと襲いかかってくる。
しかし、その攻撃は届かない。
前面に構えた左腕によってぬいぐるみの攻撃は弾かれ、反らされ、受け流される。
まるでテーマパークで働く着ぐるみのような見た目とは裏腹に戦闘力は本物。
ぬいぐるみの爪が阿古谷の体を切り裂こうと襲いかかってくる。
しかし、その攻撃は届かない。
前面に構えた左腕によってぬいぐるみの攻撃は弾かれ、反らされ、受け流される。
警視庁の警部である阿古谷は逮捕術を用いた構えを流儀としており
大盾をイメージした左腕で防御しつつ
警棒をイメージした右腕での殴打を基本スタイルとしている。
大盾をイメージした左腕で防御しつつ
警棒をイメージした右腕での殴打を基本スタイルとしている。
カウンターでクマの顔面に向けて鈍器のような拳を振り下ろし叩きつけた。
ノーガードで阿古谷の拳を食らったクマは衝撃で吹き飛ばされる。
ノーガードで阿古谷の拳を食らったクマは衝撃で吹き飛ばされる。
(手応えが無い。感触は巨大なぬいぐるみそのままか)
見た目の割に重量感が薄い。
おそらく魔法で生み出された存在だからだろう。
人間とは構造そのものが違う。
おそらく魔法で生み出された存在だからだろう。
人間とは構造そのものが違う。
「変わった手品だが所詮、正義の敵では無い」
阿古谷は迫りくるネコとウサギの攻撃を交わし
お返しにとばかりに阿古谷の右ストレートがネコの左腕に当たり
お返しにとばかりに阿古谷の右ストレートがネコの左腕に当たり
プツプツプツ
左腕が切り裂かれ、中から大量の綿が舞い上がった。
リッパー
拳の旋回を利用して相手の皮膚を切り裂く技である。
打撃が通じぬ相手なら斬撃によって倒せばいい。
打撃が通じぬ相手なら斬撃によって倒せばいい。
「種が分かれば取るに足らん相手だ」
狼狽えるネコをリッパーで切り刻んで行く。
ウサギも抵抗するも攻略法を見破られた阿古谷の敵ではなく
バラバラに切り刻まれて倒れ伏す。
ウサギも抵抗するも攻略法を見破られた阿古谷の敵ではなく
バラバラに切り刻まれて倒れ伏す。
「………っ」
事態の不利を悟ったネロアリスは逃走を選択し森の奥へと入っていく。
「無駄だ。正義から逃れる術は無い」
ネロアリスを捕縛するべくダッシュで走る阿古谷。
その道を遮るようにクマのぬいぐるみが阿古谷を襲う
その道を遮るようにクマのぬいぐるみが阿古谷を襲う
「小癪!」
リッパーがクマのぬいぐるみの喉を切り裂く。
切断面から大量の綿を零しながら倒れ伏すクマ。
阿古谷は倒したぬいぐるみを振り返ることもせずにネロアリスを付け狙った、すると。
切断面から大量の綿を零しながら倒れ伏すクマ。
阿古谷は倒したぬいぐるみを振り返ることもせずにネロアリスを付け狙った、すると。
「ここに入ったか」
森の中にぽつんと立てられた一軒の家の中へとネロアリスは逃げ込んだ。
罠の可能性も考えられたが阿古谷は臆することなく家の中へと突入した。
罠の可能性も考えられたが阿古谷は臆することなく家の中へと突入した。
「出てこい、隠れても無駄だ」
玄関から進んだ先には広いリビングがあった。
窓から差し込む月明かりに照らされた室内にネロアリスの姿は見えない。
しかし、殺気のような気配がいたるところから感じられる。
隠れてこちらの様子を窺っているのだろう。
窓から差し込む月明かりに照らされた室内にネロアリスの姿は見えない。
しかし、殺気のような気配がいたるところから感じられる。
隠れてこちらの様子を窺っているのだろう。
バタン!
扉が締まり、施錠された。
それと同時に周囲から阿古谷を取り囲むように玩具達が現れた。
今度は動物のぬいぐるみだけではない。
ロボットのプラモデルや西部劇のガンマンやSF映画のヒーローのフィギュア。
ホラー映画に登場する殺人人形など様々な種類の玩具が阿古谷を狙う
それと同時に周囲から阿古谷を取り囲むように玩具達が現れた。
今度は動物のぬいぐるみだけではない。
ロボットのプラモデルや西部劇のガンマンやSF映画のヒーローのフィギュア。
ホラー映画に登場する殺人人形など様々な種類の玩具が阿古谷を狙う
「やはり罠だったか。だが、その程度の戦力で正義が敗れる事はない!」
数が多くても関係無い。
襲いかかる敵に合わせて迎撃を行えばいい。
阿古谷は過去にも、ヤクザの事務所やテロリストのアジトを襲撃し何度も潰している。
多数を相手にした殺し合いには慣れている。
襲いかかる敵に合わせて迎撃を行えばいい。
阿古谷は過去にも、ヤクザの事務所やテロリストのアジトを襲撃し何度も潰している。
多数を相手にした殺し合いには慣れている。
「これより制圧を開始する」
191cmの阿古谷を見下ろす玩具達の群れを相手にしても阿古谷は動じない。
最初の動作で玩具の攻撃を捌き、次の動作で迎撃をする。
まるで精密機械のように淡々と堅実なスタイルで確実に削っていく。
そうして玩具軍団の波状攻撃を難なく対応する阿古谷。
最初の動作で玩具の攻撃を捌き、次の動作で迎撃をする。
まるで精密機械のように淡々と堅実なスタイルで確実に削っていく。
そうして玩具軍団の波状攻撃を難なく対応する阿古谷。
(所詮、数で押すだけか……この程度なら、ぐっ?)
勝利は目前に近づいた所で阿古谷の視界が歪んだ。
意識は朦朧とし、構えが解けた瞬間にロボットのパンチが阿古谷の顔面に直撃する。
意識は朦朧とし、構えが解けた瞬間にロボットのパンチが阿古谷の顔面に直撃する。
(な、なんだ?何が起きている?)
阿古谷の身に感じた異変。
それは闘争本能が抜けていく感覚だ。
いますぐ戦いを辞めて、のんびりと怠けていたい。
そんな気怠い感情が彼の思考力を奪っていく。
それは闘争本能が抜けていく感覚だ。
いますぐ戦いを辞めて、のんびりと怠けていたい。
そんな気怠い感情が彼の思考力を奪っていく。
◇
阿古谷が侵入したドールハウスの外では、既に脱出したネロアリスが待機していた。
この家は元々会場には存在しない建築物であり、ネロアリスの魔法でドールハウスを巨大化させた物であった。
ネロアリスの魔法はドールハウスへの侵入者に対し、催眠をかけることが出来る。
それによって阿古谷の戦意を奪い尽くし、無力化して勝利する手段を選んだ。
この家は元々会場には存在しない建築物であり、ネロアリスの魔法でドールハウスを巨大化させた物であった。
ネロアリスの魔法はドールハウスへの侵入者に対し、催眠をかけることが出来る。
それによって阿古谷の戦意を奪い尽くし、無力化して勝利する手段を選んだ。
これで大丈夫と、ネロアリスは考えた。
阿古谷と玩具達との戦いを見てネロアリスは理解した。
正義を自称するだけあって彼の強さは紛れもなく本物。
エノルミータの仲間達と一緒ならともかく
ネロアリス一人では真っ当なやり方では勝利出来ないほどに強い相手だった。
あとは催眠によって阿古谷が戦意を失うのを待つのみ。
それでこの戦いが終わるはずだった。
正義を自称するだけあって彼の強さは紛れもなく本物。
エノルミータの仲間達と一緒ならともかく
ネロアリス一人では真っ当なやり方では勝利出来ないほどに強い相手だった。
あとは催眠によって阿古谷が戦意を失うのを待つのみ。
それでこの戦いが終わるはずだった。
一筋の光がドールハウスの扉を吹き飛ばすまでは――
◇
ネロアリスの催眠によって闘争心が徐々に薄れていく。
抵抗する意志が弱まった阿古谷の肉体へ、ヘビの玩具が絡みつく。
ヘビの締め付けによって体の自由を奪われた阿古谷は膝を付く。
抵抗する意志が弱まった阿古谷の肉体へ、ヘビの玩具が絡みつく。
ヘビの締め付けによって体の自由を奪われた阿古谷は膝を付く。
「ぐ、ぐぅ……」
瞼が重い。
意識を保つのも辛くなってくる。
そのまま眠ってしまおうか、と考えるようになり視界が暗くなっていく。
意識を保つのも辛くなってくる。
そのまま眠ってしまおうか、と考えるようになり視界が暗くなっていく。
今、俺は何をしている?
悪を目の前にしておきながら正義執行を放棄しようとしている?
正義そのものである俺が?
正義が俺を形作り、俺が正義を成す。
正義という存在である俺が正義を捨てるだと?
悪を目の前にしておきながら正義執行を放棄しようとしている?
正義そのものである俺が?
正義が俺を形作り、俺が正義を成す。
正義という存在である俺が正義を捨てるだと?
否ッ!否否否否否否否ァッッ!!
あり得ない!!
仮に戦いによって命を落とす結果になろうとも己が正義を曲げる事は決してあり得ない!!
ならば、なぜ一瞬でも戦いを辞めようとした?
あいつか!あのガキの術が俺の思考に干渉し、気高き正義の意思を踏みにじろうとしたのか!
仮に戦いによって命を落とす結果になろうとも己が正義を曲げる事は決してあり得ない!!
ならば、なぜ一瞬でも戦いを辞めようとした?
あいつか!あのガキの術が俺の思考に干渉し、気高き正義の意思を踏みにじろうとしたのか!
赦さん。
絶対に赦さんぞ!
俺の正義を穢すなど!!
あの小娘はただでは殺さん!!
悪に染まった事を心の底から後悔させて苦しませてから殺してやる!!
絶対に赦さんぞ!
俺の正義を穢すなど!!
あの小娘はただでは殺さん!!
悪に染まった事を心の底から後悔させて苦しませてから殺してやる!!
窮地に立たされたことで阿古谷の深淵が呼び起こされた。
「小賢しいぃぃぃぃッッ!!!!」
ヘビによる拘束を腕力で無理やりこじ開け、ヘビの体をバラバラに引き千切った。
阿古谷は戦闘によってボロボロになった柔道着を脱ぎ捨てた。
柔道着の下は漆黒のスーツに覆われており、肉体のラインがくっきりと浮き上がっている。
阿古谷は戦闘によってボロボロになった柔道着を脱ぎ捨てた。
柔道着の下は漆黒のスーツに覆われており、肉体のラインがくっきりと浮き上がっている。
阿古谷の2つ目の支給品、それはGANTZスーツである。
装着するだけで身体能力が格段に上昇し、一般人でも超人のようになれる。
特に装着者の精神が高ぶるとその効果も倍増し、強大な力を発揮する。
装着するだけで身体能力が格段に上昇し、一般人でも超人のようになれる。
特に装着者の精神が高ぶるとその効果も倍増し、強大な力を発揮する。
今の阿古谷は己の正義を踏みにじられた怒りからダーティハリー症候群を発症。
それによりGANTZスーツの効果は最大限にまで発揮されていた。
それによりGANTZスーツの効果は最大限にまで発揮されていた。
「邪魔だ!!」
殺人人形の頭部を鷲掴みにすると、そのまま頭部を握り潰して投げ捨てた。
「出せ!!出せ!!」
GANTZスーツによって補強された阿古谷の蹴りを受けてもなお、ドールハウスの扉は蹴破れない。
すると阿古谷は懐から3つ目の支給品を取り出した。
これは温存して置きたかったが現状を打破するためにはやむを得ない。
すると阿古谷は懐から3つ目の支給品を取り出した。
これは温存して置きたかったが現状を打破するためにはやむを得ない。
阿古谷の3つ目の支給品、それはサンシュートである。
とあるヒーローが用いた拳銃型の携帯武器で
更に試作武器であるコロナバスターを召喚し組み合わせることで――
とあるヒーローが用いた拳銃型の携帯武器で
更に試作武器であるコロナバスターを召喚し組み合わせることで――
「正義……執行ッ!!」
引き金を引くと同時に放たれた光線がドールハウスを貫通し、風穴を開けた。
「見つけたぞ!」
コロナバスターの光線によって溶解したドールハウスの玄関から阿古谷が顔を出す。
そしてネロアリスを補足して睨みつける。
そしてネロアリスを補足して睨みつける。
「……っ!?」
これまでの無表情さとは打って変わって怒りを露わにした阿古谷の形相にネロアリスは戦慄した。
催眠で戦意を奪うどころか、より殺意が増大している。
もはやネロアリスの手に負える相手ではない。
催眠で戦意を奪うどころか、より殺意が増大している。
もはやネロアリスの手に負える相手ではない。
上空へ飛び上がり撤退を――
「逃がさん!」
「…………!!」
「…………!!」
ネロアリスの行動よりも早く、阿古谷が駆け出した。
宙に浮いたネロアリスの足を掴むと、そのまま勢いよく地面へと叩きつけた。
宙に浮いたネロアリスの足を掴むと、そのまま勢いよく地面へと叩きつけた。
「あぅっ!」
後頭部への激痛で悲鳴をネロアリスは上げた。
阿古谷は容赦なく何度もネロアリスを地面へ叩き続けた。
阿古谷は容赦なく何度もネロアリスを地面へ叩き続けた。
「ぐっ!あぅ!はぁ、はぁ……」
苦痛でうめき声を上げるネロアリス。
阿古谷に足を掴まれて振り回され続けたせいか。
ネロアリスのスカートは捲り上がり、細くて華奢な白い太腿が露わになっていた。
阿古谷に足を掴まれて振り回され続けたせいか。
ネロアリスのスカートは捲り上がり、細くて華奢な白い太腿が露わになっていた。
「……?」
怒りの形相のままネロアリスの下半身に顔を近づける阿古谷。
彼が何をしようとしているのか分からず、ネロアリスは疑問を覚えた。
その疑問はすぐに解けた。
彼が何をしようとしているのか分からず、ネロアリスは疑問を覚えた。
その疑問はすぐに解けた。
ガブッ!!
「いっ!?あぁあああっ!!」
阿古谷がネロアリスの太腿に噛み付いたのだ。
鋭い歯が皮膚を貫き、肉へと食い込み、大腿部から激しい出血を起こして、激痛を与える。
あまりの痛みに普段からは想像も出来ないような絶叫を上げるネロアリス。
そんな彼女に一切構わず、阿古谷は口を前後に動かし肉を食らう。
鋭い歯が皮膚を貫き、肉へと食い込み、大腿部から激しい出血を起こして、激痛を与える。
あまりの痛みに普段からは想像も出来ないような絶叫を上げるネロアリス。
そんな彼女に一切構わず、阿古谷は口を前後に動かし肉を食らう。
ブチィッ!!
「いやぁっ!!」
太腿の一部が噛み千切られ、鮮血が噴き出す。
阿古谷は噛み千切った肉を何度か咀嚼してから吐き出す。
阿古谷は噛み千切った肉を何度か咀嚼してから吐き出す。
「や……やめ……」
「悪なる者よ。その身をもって知るがいい。正義に抱かれて、怯えて死ね」
「悪なる者よ。その身をもって知るがいい。正義に抱かれて、怯えて死ね」
恐怖で怯えるネロアリスの上を阿古谷がのしかかる。
「んんんっ!!んんんんんんんっっ!!」
「喋るな。舌を噛むぞ」
「喋るな。舌を噛むぞ」
阿古谷の左腕の肘でネロアリスの口元を抑えつけ、声を封じた。
そうして空いた右腕でネロアリスの脇腹を突き
親指でゆっくりと押し込んだ。
そうして空いた右腕でネロアリスの脇腹を突き
親指でゆっくりと押し込んだ。
「んぐっ!」
「肋間神経を圧迫している。筆舌に尽くしがたい痛みだろう?」
「肋間神経を圧迫している。筆舌に尽くしがたい痛みだろう?」
肋間神経とはその名の通り、左右にある肋間を連絡する神経のことであり、 圧迫によって左右の肋間の痛みや呼吸困難を引き起こす。
阿古谷はその部分を的確に刺激してネロアリスを苦しませた。
阿古谷はその部分を的確に刺激してネロアリスを苦しませた。
「あぐっ!んぐぐぅ!」
「苦しいか?痛いか?悪なる者よ。これが『善なる者達』の苦しみだ。
いつの世も虐げられるのは善良なる者。悪徳は栄え、世は荒廃する。度し難し。度し難しッ!!」
「苦しいか?痛いか?悪なる者よ。これが『善なる者達』の苦しみだ。
いつの世も虐げられるのは善良なる者。悪徳は栄え、世は荒廃する。度し難し。度し難しッ!!」
再度、右手の親指で今度は強く押し込み、グリグリと動かした。
「んんっ!!んっ!!んぐぅ!!」
ボキッ!
ネロアリスの肋が一本砕かれた。
激痛がネロアリスの全身に響き渡る。
あまりの苦痛に彼女の精神は耐えきれなくなり、ネロアリスは意識を手放した。
変身が解けてネロアリスから杜乃こりすの姿に戻る。
激痛がネロアリスの全身に響き渡る。
あまりの苦痛に彼女の精神は耐えきれなくなり、ネロアリスは意識を手放した。
変身が解けてネロアリスから杜乃こりすの姿に戻る。
「気を失ったか」
「んぐっ!」
「んぐっ!」
すかさず、こりすの脇腹を殴りつける阿古谷
激痛によって意識を失ったこりすは、激痛によって強制的に目覚めされられた。
激痛によって意識を失ったこりすは、激痛によって強制的に目覚めされられた。
「気を失うことは許さん」
「フゥ……フゥ……フゥ……」
「肋骨は12対、すなわちあと23本ある。
徐々に、徐々に理解していけ、正義のあり方を。
苦痛の死を以ってお前の罪は浄化され、善なる魂へと昇華されるのだ」
「フゥ……フゥ……フゥ……」
「肋骨は12対、すなわちあと23本ある。
徐々に、徐々に理解していけ、正義のあり方を。
苦痛の死を以ってお前の罪は浄化され、善なる魂へと昇華されるのだ」
苦痛と恐怖で息を荒げながら怯えるこりす。
体を震わせながら涙を流す少女の姿を見ても阿古谷は一切の慈悲を見せない。
体を震わせながら涙を流す少女の姿を見ても阿古谷は一切の慈悲を見せない。
「さぁ、二本目だ」
「んんんっ!!んんんんんんんんっっ!!!」
「んんんっ!!んんんんんんんんっっ!!!」
首を横に振りながら許しを懇願するこりすの脇腹を無慈悲に抉る阿古谷。
阿古谷による悪への裁きはまだ始まったばかりだった。
こりすはエノルミータに所属したことを心の底から後悔した。
阿古谷による悪への裁きはまだ始まったばかりだった。
こりすはエノルミータに所属したことを心の底から後悔した。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
もう二度と悪いことはしません、だから許してください。
エノルミータもやめます。だから痛い痛い痛い!嫌だ!怖い怖い怖い!!もう許して許して許して許して許してぇぇぇ!!!!
……また、折れた。私このまま死んじゃうの?悪い子だからこのおじさんに殺されちゃうの?
嫌だ嫌だ嫌だ!お家に帰りたい!!パパとママに会いたい!!いい子にするから帰して!!
お願いだからもう痛い痛い、また痛いのが嫌だ嫌だ痛い痛い痛い痛い痛い痛いうてなお姉ちゃんキウィお姉ちゃん助けて!!痛い痛い痛い痛いもうやめてぇぇぇぇ!!!!
もう二度と悪いことはしません、だから許してください。
エノルミータもやめます。だから痛い痛い痛い!嫌だ!怖い怖い怖い!!もう許して許して許して許して許してぇぇぇ!!!!
……また、折れた。私このまま死んじゃうの?悪い子だからこのおじさんに殺されちゃうの?
嫌だ嫌だ嫌だ!お家に帰りたい!!パパとママに会いたい!!いい子にするから帰して!!
お願いだからもう痛い痛い、また痛いのが嫌だ嫌だ痛い痛い痛い痛い痛い痛いうてなお姉ちゃんキウィお姉ちゃん助けて!!痛い痛い痛い痛いもうやめてぇぇぇぇ!!!!
3つ目の肋が折られた。
「あぅ、あぁ……ううぅ……」
もはや痛みで呻き声すら上げられないこりす。
折られた箇所は痛々しいほどに紫色に腫れ上がり
体はヒクヒクと痙攣を起こし、股下はこりす自身の小便が広がっていた。
こりすは涙を流しながら、虚ろな目で虚空を見つめる。
折られた箇所は痛々しいほどに紫色に腫れ上がり
体はヒクヒクと痙攣を起こし、股下はこりす自身の小便が広がっていた。
こりすは涙を流しながら、虚ろな目で虚空を見つめる。
「死ぬのが怖いか?安心しろ。エノルミータの悪共は俺が一人残らず断罪する」
「…………?」
「…………?」
エノルミータの名を聞いてこりすがわずかに反応した。
それに気付いた阿古谷は続けて語りかける。
それに気付いた阿古谷は続けて語りかける。
「エノルミータのような反社会的な存在は決して許さない。
幹部から構成員に至るまで全て俺の手で始末してやろう」
幹部から構成員に至るまで全て俺の手で始末してやろう」
殺される?うてなお姉ちゃんが?キウィお姉ちゃんが?
あのおじさんに襲われて殺されちゃうの?
そんなの、絶対に駄目!!
あのおじさんに襲われて殺されちゃうの?
そんなの、絶対に駄目!!
こりすの姿が変化し、再びネロアリスへに変身する。
「!?」
阿古谷が後ろへ跳躍し、ネロアリスから離れる。
その瞬間に巨大な尻尾がネロアリスの頭上を薙ぎ払った。
巨大な怪獣がいつのまにか出現しており、阿古谷を見下ろしていた。
その瞬間に巨大な尻尾がネロアリスの頭上を薙ぎ払った。
巨大な怪獣がいつのまにか出現しており、阿古谷を見下ろしていた。
「小癪!」
「…………」
「…………」
阿古谷の拷問によって満身創痍のネロアリス。
だがその瞳は勝負を諦めていなかった。
だがその瞳は勝負を諦めていなかった。
「……そうか。この期に及んで『正義』に抗うか。もはや貴様の魂を救済する余地は無いぞ」
ネロアリスを頭上に乗せた怪獣が阿古谷へと駆ける。
それを迎撃するべく構える阿古谷。
すると上空からプロペラ音が響き渡った。
それを迎撃するべく構える阿古谷。
すると上空からプロペラ音が響き渡った。
「ヘリだと!?」
その音の正体は戦闘ヘリコプターであうアパッチだった。
元はラジコンの玩具をネロアリスの魔力によって本物同等の戦力を保有している。
新たな伏兵の出現に上空に釘付けになる阿古谷に突撃する物体があった。
元はラジコンの玩具をネロアリスの魔力によって本物同等の戦力を保有している。
新たな伏兵の出現に上空に釘付けになる阿古谷に突撃する物体があった。
『ポッポ~♪』
「ぬぅぅ!!」
「ぬぅぅ!!」
汽笛を鳴らしながら阿古谷に突撃する物体。
それは人面の顔をした機関車であった。
プロペラの騒音によって阿古谷は気付くのが遅れ衝突する。
それは人面の顔をした機関車であった。
プロペラの騒音によって阿古谷は気付くのが遅れ衝突する。
「笑止ィィィ!!!!」
薄ら笑いを浮かべた人面顔を、警棒に見立てたパンチを振り下ろして叩き壊し無力化。
速攻で機関車から離れることで怪獣の踏みつけを躱す。
回避した先でアパッチの機関砲の銃撃が阿古谷を襲う。
速攻で機関車から離れることで怪獣の踏みつけを躱す。
回避した先でアパッチの機関砲の銃撃が阿古谷を襲う。
「小癪ッ!小癪ッ!小癪ゥゥ!!」
脚力を増強させ、高く飛び上がる。
木々の上に着地すると、更に跳躍し、アパッチへと飛び乗った。
木々の上に着地すると、更に跳躍し、アパッチへと飛び乗った。
「正義、執行ォォォ!!」
プロペラの中心部にある根本を拳で叩き折る。
墜落するアパッチから怪獣へ向けてジャンプする。
墜落するアパッチから怪獣へ向けてジャンプする。
「次は貴様ダァァァァ!!」
「…………ッ!」
「…………ッ!」
怪獣が大口を開けると飛び込んでくる阿古谷をパクンと食らった。
阿古谷を噛み砕かんと口を動かす怪獣。
すると怪獣の意思とは裏腹に口が徐々に開いていく。
阿古谷を噛み砕かんと口を動かす怪獣。
すると怪獣の意思とは裏腹に口が徐々に開いていく。
「正義ィィィィィィッッ!!!!」
阿古谷は両腕で怪獣の口を押し広げていた。
その力は怪獣の咬合力を上回り、怪獣の口が押し広げられていく。
その力は怪獣の咬合力を上回り、怪獣の口が押し広げられていく。
ブチブチブチッ!!
そして怪獣の顎がまるで裂けるチーズのように引き裂かれる。
怪獣は断末魔の叫びを上げながら倒れていく。
怪獣は断末魔の叫びを上げながら倒れていく。
「……っ」
ネロアリスは怪獣から離れて飛び上がる。
切り札に残しておいた主力の玩具も破壊されて魔力も残り少ない。
阿古谷を野放しにするのは危険だが一度態勢を整えて――
切り札に残しておいた主力の玩具も破壊されて魔力も残り少ない。
阿古谷を野放しにするのは危険だが一度態勢を整えて――
「逃さん、と言った筈だ」
「んんっ!?」
「んんっ!?」
阿古谷の両手がネロアリスの顔を包み込むように触れた。
すると両手の親指をネロアリスの瞳の上に乗せて、そのまま眼球を押し潰した。
すると両手の親指をネロアリスの瞳の上に乗せて、そのまま眼球を押し潰した。
「うああああああっっ!!」
阿古谷の親指がネロアリスの眼孔をグリグリと掻き回す。
親指を動かすたびにグチュグチュと眼球が潰される音がネロアリスの頭に響き渡る。
親指を動かすたびにグチュグチュと眼球が潰される音がネロアリスの頭に響き渡る。
グチャッ!グチュグチュッ!!ブチィッッ!!
「アァァァァッッ!!!」
眼球を完全に破壊された痛みで絶叫を上げるネロアリス。
視界を奪われた彼女はロクに受け身を取ることも出来ずに地面に激突する。
視界を奪われた彼女はロクに受け身を取ることも出来ずに地面に激突する。
「あぅ、あぁ……」
「正義の為に……正義を執行するッッ!!!」
「正義の為に……正義を執行するッッ!!!」
うめき声を上げるネロアリスの顔面に向けて拳を振り下ろした。
「あぁうっっ!!」
鼻を砕かれ、鼻血を吹き出しながら悲鳴を上げるネロアリス。
更に阿古谷は拳の乱打をネロアリスの顔面に浴びせた。
更に阿古谷は拳の乱打をネロアリスの顔面に浴びせた。
「正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!」
「あぐっ!うぐぅっ!」
「正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!」
「……」
「あぐっ!うぐぅっ!」
「正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!正義執行!!」
「……」
殴る、殴る、殴る、殴る、殴る。
ネロアリスが殴られる度に顔中の骨が砕かれる。
殴る、殴る、殴る、殴る、殴る。
意識が飛び、変身が解けてもこりすの顔を殴り続けた。
やがて顔の形は完全に崩れて血まみれとなっていた。
もはや原型を止めなくなるほど殴り続けてようやく阿古谷は止まった。
やがて顔の形は完全に崩れて血まみれとなっていた。
もはや原型を止めなくなるほど殴り続けてようやく阿古谷は止まった。
「正義執行……完了」
確認する必要も無く絶命しているこりすを見ても阿古谷の気は晴れない。
その理由は、もっと早く始末出来た筈であるのにも関わらず
己が悪癖のために戦いを長引かせて相手に覚醒のチャンスを与えてしまったこと。
その理由は、もっと早く始末出来た筈であるのにも関わらず
己が悪癖のために戦いを長引かせて相手に覚醒のチャンスを与えてしまったこと。
これは今井コスモの時でもあった失態である。
今回は敗北せずに済んだのは一重に支給品の恩恵があったに過ぎなかった。
彼は過去と同じ愚を繰り返してしまった。
今回は敗北せずに済んだのは一重に支給品の恩恵があったに過ぎなかった。
彼は過去と同じ愚を繰り返してしまった。
(このガキが我が正義を汚したから等は言い訳にもならない。己が精神が未熟なのが原因!)
この会場にはどれだけの悪が存在しているか分からない。
一人の悪を相手に不必要に時間を労してる暇はない。
早急に迅速に素早く始末しなければならない。
一人の悪を相手に不必要に時間を労してる暇はない。
早急に迅速に素早く始末しなければならない。
正義に休息は無い。
この世に悪が存在する限り、正義は戦い続けなければならないのだから。
【杜乃こりす@魔法少女にあこがれて 死亡】
【阿古谷清秋@ケンガンオメガ】
状態:ダメージ(小)疲労(小)
服装:GANTZスーツ@GANTZ(耐久値残り60%)
装備:サンシュート@天体戦士サンレッド(充電率0%)
令呪:残り三画
道具:参加者罪状アプリ入りスマホ@オリジナル、ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:悪を断罪する
01:会場にいる全ての悪を殺害した後に主催者も殺害する
02:脱出後はエノルミータを滅ぼす
参戦時期:後続の書き手にお任せします
備考
状態:ダメージ(小)疲労(小)
服装:GANTZスーツ@GANTZ(耐久値残り60%)
装備:サンシュート@天体戦士サンレッド(充電率0%)
令呪:残り三画
道具:参加者罪状アプリ入りスマホ@オリジナル、ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:悪を断罪する
01:会場にいる全ての悪を殺害した後に主催者も殺害する
02:脱出後はエノルミータを滅ぼす
参戦時期:後続の書き手にお任せします
備考
【支給品紹介】
参加者罪状アプリ入りスマホ@オリジナル
アプリを起動して参加者の顔を映して使用すると
参加者が今まで犯した犯罪を知ることが出来る。
表示されるのはロワに呼ばれるまでの犯罪までであり
ロワ中で起きた犯罪は含まれない。
参加者罪状アプリ入りスマホ@オリジナル
アプリを起動して参加者の顔を映して使用すると
参加者が今まで犯した犯罪を知ることが出来る。
表示されるのはロワに呼ばれるまでの犯罪までであり
ロワ中で起きた犯罪は含まれない。
GANTZスーツ@GANTZ
装着者の身体能力を格段に増幅させる機能を持つスーツ。
また、装着者の精神が高ぶると装着者の筋力を著しく上昇させる効果も持ち
岩を発泡スチロールのように砕いたり、ビルとビルの間を飛び回ることもできる。
ただしスーツの耐久値を超えるダメージを受けると、その機能は失われる。
装着者の身体能力を格段に増幅させる機能を持つスーツ。
また、装着者の精神が高ぶると装着者の筋力を著しく上昇させる効果も持ち
岩を発泡スチロールのように砕いたり、ビルとビルの間を飛び回ることもできる。
ただしスーツの耐久値を超えるダメージを受けると、その機能は失われる。
サンシュート@天体戦士サンレッド
拳銃型の携帯武器、携帯電話のようにコンセントに繋いで充電することが出来る。
充電率に応じてコロナバスターの威力が変わる。
過充電を起こしてからコロナバスターを撃つと出力に耐えきれずに全壊する。
拳銃型の携帯武器、携帯電話のようにコンセントに繋いで充電することが出来る。
充電率に応じてコロナバスターの威力が変わる。
過充電を起こしてからコロナバスターを撃つと出力に耐えきれずに全壊する。
玩具袋@オリジナル
色んな作品の玩具が入った袋。
あくまで玩具しか入っていないので本物の変身アイテム等は入っていない。
色んな作品の玩具が入った袋。
あくまで玩具しか入っていないので本物の変身アイテム等は入っていない。