「殺し合いをゲーム扱いか。まるでゲンム見たいな奴だな……」
そう呟く男――花家大我は苛立っていた。
大我は態度こそ悪いが、医者だ。
目の前でバグスターウイルスによって人が死んだ。
それは医者としても仮面ライダーとしても、許し難い行為であり。
同時に、何も出来なかった自分の無力さに苛立ちすら覚える。
大我は態度こそ悪いが、医者だ。
目の前でバグスターウイルスによって人が死んだ。
それは医者としても仮面ライダーとしても、許し難い行為であり。
同時に、何も出来なかった自分の無力さに苛立ちすら覚える。
「わざわざこんなクソゲー開いて俺を呼ぶなんて良い根性してるじゃねぇか」
バグスターウイルスやエグゼイドを知ってるということは共に戦った仮面ライダースナイプ――花家大我のことも認知しているはずだ。
どうして自分やエグゼイドのことを知っているのか――そんなことはわからない。
だがこんな場所に呼び出されたならば、やることは1つ。
花家大我はその態度とは裏腹に、根は心優しい人物だ。
目の前で人が殺され、殺し合いをゲームだなんて呼ぶ男を見て。
バグスターウイルスを投与するような卑劣な輩を見て、何も思わないわけがない。
あの羂索という女のふざけた態度。
殺し合いをゲームだなんて呼ぶふざけた倫理観。
まるで仮面ライダーゲンム――檀黎斗を見ているようだった。
目の前で人が殺され、殺し合いをゲームだなんて呼ぶ男を見て。
バグスターウイルスを投与するような卑劣な輩を見て、何も思わないわけがない。
あの羂索という女のふざけた態度。
殺し合いをゲームだなんて呼ぶふざけた倫理観。
まるで仮面ライダーゲンム――檀黎斗を見ているようだった。
檀黎斗とは共闘した経験もあるが、彼の行為は決して許していない。
これは仮面ライダーエグゼイド――宝生永夢や仮面ライダーブレイブ――鏡飛彩も同じ考えだろう。
そしてエグゼイドを名指ししたということは、きっと彼らも呼ばれているのだろう。
自分達を敵に回したことが何を意味するのか――思い知らせてやる必要がある。
これは仮面ライダーエグゼイド――宝生永夢や仮面ライダーブレイブ――鏡飛彩も同じ考えだろう。
そしてエグゼイドを名指ししたということは、きっと彼らも呼ばれているのだろう。
自分達を敵に回したことが何を意味するのか――思い知らせてやる必要がある。
「こんなふざけたクソゲーは俺が――いや、俺達がぶっ潰す!」
俺達――それは宝生永夢や鏡飛彩のことを含めての言葉だ。
昔の花家大我は他人を危険に巻き込まないためにたった一人で突っ走っていたが――今は違う。
今の大我には仲間がいる。共に戦った、頼れる仲間たちが。
昔の花家大我は他人を危険に巻き込まないためにたった一人で突っ走っていたが――今は違う。
今の大我には仲間がいる。共に戦った、頼れる仲間たちが。
「ガッチャだかなんだか知らねえが――俺やエグゼイド達を巻き込んだことを、後悔させてやるよ」
昔はエグゼイドの身を案じてガシャットを奪おうとしていた花家大我だが、今では彼を仲間だと思っている。
だからかその〝俺達〟だ。
きっとエグゼイドもブレイブも――自分と同じ道を選ぶだろう。
だからかその〝俺達〟だ。
きっとエグゼイドもブレイブも――自分と同じ道を選ぶだろう。
957:explosionな出会いは突然に! ◆6Nsah2hFu6:2024/09/18(水) 18:45:22 ID:2cJD56c60
「話は全て聞こえましたよ!その計画――私も手伝ってあげましょう!」
「話は全て聞こえましたよ!その計画――私も手伝ってあげましょう!」
怒りで頭に血が上って気が付かなかったが――いつの間にか眼帯を付けた少女が近くに居た。
「誰だ?お前」
「ふふふ……よくぞ聞いてくれました!」
「ふふふ……よくぞ聞いてくれました!」
こんな場所に呼び出されたというのに。
殺し合いに強制参加され、バグスターウイルスを投与されたこの危機的な状況で――少女は何故か嬉しそうだった。
殺し合いに強制参加され、バグスターウイルスを投与されたこの危機的な状況で――少女は何故か嬉しそうだった。
「我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法〈爆裂魔法〉を操りし者!」
堂々と胸を張ってドヤっと言いたげにする頭のおかしい少女を見て、花家大我は心底呆れた。
「アークウィザード?爆裂魔法?何言ってんだ、お前。それにめぐみんなんてわけのわからねえ名前があるわけねえだろ」
苗字がないだけでもおかしいのに、めぐみんなんていうあだ名のような名前を名乗られて、呆れるしかない。
たしかにファンタジー風の服装だが、大我の世界に魔法なんてない。
だから頭がおかしい少女と遭遇した――と思ったが、この殺し合いに呼ばれた時のことをふと思い出す。
たしかにファンタジー風の服装だが、大我の世界に魔法なんてない。
だから頭がおかしい少女と遭遇した――と思ったが、この殺し合いに呼ばれた時のことをふと思い出す。
頭蓋の上半分を持ち上げ、メロンパンのような脳味噌を見せてきた羂索とかいう女。
そいつにルルーシュとかいう少年が「死ね」と命じるも何も起こらなかったが――堀北とかいう少女の一人称と二人称を変えた瞬間を、大我はたしかに見た。
アレはどう見ても演技じゃないし、羂索の方はもはや人間ですらない。
そいつにルルーシュとかいう少年が「死ね」と命じるも何も起こらなかったが――堀北とかいう少女の一人称と二人称を変えた瞬間を、大我はたしかに見た。
アレはどう見ても演技じゃないし、羂索の方はもはや人間ですらない。
あんな化け物やアニメや漫画に出てきそうな異能としか呼びようがない輩がいるのなら――この一見、頭がおかしいとしか思えない少女――めぐみんが魔法使い――アークウィザードというのは本当かもしれない
まあめぐみんとかいうあだ名としか思えない名前を名乗ってるし、この状況でも何やら嬉しそうに格好付けてるところを見ると、やっぱり頭がおかしいとしか思えないが。
まあめぐみんとかいうあだ名としか思えない名前を名乗ってるし、この状況でも何やら嬉しそうに格好付けてるところを見ると、やっぱり頭がおかしいとしか思えないが。
「人に名前を聞いておいて、その反応はなんですか!こんな格好良く名乗ったのに失礼にも程がありますよ!」
「あの羂索とかいう奴は世界世界言ってたな。……そこから察するに、お前は俺とは別世界ってことか。魔法なんて俺の世界にはなかった。めぐみんなんて名前もな」
大我はゲーム開始の時点で得た情報から自分なりに考察し、めぐみんは異世界出身者だと察した。
958:explosionな出会いは突然に! ◆6Nsah2hFu6:2024/09/18(水) 18:47:38 ID:2cJD56c60
「ほう。だからそんな反応になったのですか。それならしょうがないですね、許してあげましょう!」
「ほう。だからそんな反応になったのですか。それならしょうがないですね、許してあげましょう!」
「そういうことだ。それで、爆裂魔法っていうのはどういう魔法なんだ?そんなに自慢げに語るなら、俺に見せてみろ」
最強の攻撃魔法とめぐみんは言ってたが、実際見てみないとわからない。
「最強の魔法であり、最高のロマンです!普段なら喜んで見せていたところですが……大量の魔力を使うので一度使うとしばらく動けなくなるという欠点があります。この殺し合いでは安易に使えません。それに……」
「それに?」
「この殺し合いでは令呪というものを使わなければ全力が出せません。きっと令呪無しで爆裂魔法を使っても、本来の火力より劣ると思います」
残念そうに語るめぐみん。
めぐみんはこう見えて、カズマのパーティーではまだ常識がある方だ。
それに学園では成績もトップを誇っていた。ゆえに羂索の説明をよく理解していた。自分にどんな制限が課せられているかも。
何故なら、めぐみんには爆裂魔法というロマンしかないから。
その代わりその火力は途轍もない。制限されていると考えるのが妥当である。
めぐみんはこう見えて、カズマのパーティーではまだ常識がある方だ。
それに学園では成績もトップを誇っていた。ゆえに羂索の説明をよく理解していた。自分にどんな制限が課せられているかも。
何故なら、めぐみんには爆裂魔法というロマンしかないから。
その代わりその火力は途轍もない。制限されていると考えるのが妥当である。
「なら他の魔法を見せてみろ。アークウィザードなんだろ?」
「それは無理ですね」
「なんでだ?」
本当に魔法使いなら。
アークウィザードならば色々な魔法が使えるはずだと考える大我は、めぐみんが拒否してきたことを疑問に思う
アークウィザードならば色々な魔法が使えるはずだと考える大我は、めぐみんが拒否してきたことを疑問に思う
「俺と一緒にこのクソゲーをぶっ潰すなら、その実力を見せてみろ。どんな魔法が使えるか知っといた方が攻略に役立つからな」
本当の魔法使いならたしかに手を組んで協力プレイするのも悪くない。
だが魔法を見せてくれなきゃ実力が未知数だし、自称魔法使いのただの頭がおかしい電波女……いや、見た目や言動からして中二病か。
だが魔法を見せてくれなきゃ実力が未知数だし、自称魔法使いのただの頭がおかしい電波女……いや、見た目や言動からして中二病か。
もしもただの中二病の一般人なら大我にとっては守る対象だ。まあ魔法使いだとしても、実力や使える魔法次第では守る対象であり、協力プレイをするつもりはない。
医者であり、仮面ライダーであるからこそ余計な犠牲は出したくない。犠牲になるならば、自分でいい。花家大我とはそういう男だ。
医者であり、仮面ライダーであるからこそ余計な犠牲は出したくない。犠牲になるならば、自分でいい。花家大我とはそういう男だ。
そこら辺はめぐみんがどれだけ実力者でも変わらないだろう。協力プレイはするが、いざとなれば――自分が犠牲になる。
牧や小姫のような悲劇は、もう懲り懲りだ。
牧や小姫のような悲劇は、もう懲り懲りだ。
「私には爆裂魔法以外ないからです!スキルポイントの全てを爆裂魔法に注ぎ込んできました!」
「……やっぱりお前、頭のおかしい奴だな」
めぐみんの回答を聞き、呆れ果てる大我。
彼女が言いたいことはつまり、爆裂魔法しか使えないということだろう。で、その肝心の爆裂魔法は魔力を大量に消耗するから使えばしばらく動けなくなるという多大なデメリット付き。だから不用意に発動出来ず、大我の前ではまだ使う気がない
彼女が言いたいことはつまり、爆裂魔法しか使えないということだろう。で、その肝心の爆裂魔法は魔力を大量に消耗するから使えばしばらく動けなくなるという多大なデメリット付き。だから不用意に発動出来ず、大我の前ではまだ使う気がない
大我からしたらめぐみんが本当にアークウィザードかどうか確認する手段がなく、彼女がただの自称魔法使いの痛々しい少女だという可能性が浮上してきた。爆裂魔法というものがどんな魔法かわからないし、そもそも存在するかも……使えるかもわからない。
殺し合いをぶっ潰すという心意気は立派だが、ただの一般人を巻き込みたくないというのが大我の本音。つまり彼女は、守るべき存在だ。
殺し合いをぶっ潰すという心意気は立派だが、ただの一般人を巻き込みたくないというのが大我の本音。つまり彼女は、守るべき存在だ。
「初対面の相手に向かって頭がおかしいとは失礼ですね!だいたいあなたはさっきから偉そうに質問攻めしてきますがどんな名前で、どんな事が出来るのですか!」
「花家大我。仮面ライダースナイプだ」
「仮面ライダースナイプ?なんですか、それ」
「仮面ライダースナイプ?なんですか、それ」
「証拠を見せてやるよ。お前と違って頭がおかしいわけじゃないからな。第伍拾戦術……変身!」
悪態を付きながらも大我はゲーマドライバーを巻き、ガシャットギア デュアルβを使用する。
「おお、これは……!なかなかカッコいいじゃないですか、タイガ!」
目をキラキラと輝かせ、仮面ライダースナイプ シミュレーションゲーマー レベル50に変身した大我に惜しみなく称賛するめぐみん。
「これが仮面ライダースナイプ シミュレーションゲーマー レベル50だ」
「仮面ライダー……そういえばケンジャクも仮面ライダーとか言ってましたね」
「仮面ライダーガッチャードか。エグゼイドの後輩らしいが、俺の知らない存在だ。いったい何がどうなってやがる」
宝生永夢の性格的に仮面ライダーの後輩が出来たら花家大我に教えてもおかしくないはず。
だが大我は一言もそんなことを聞いてないし、ガッチャードなんて知らない。そもそもガッチャードと呼ばれていた青年は錬金術師なんて空想上の言葉を口にしていたのだから余計にわけがわからない。
だが大我は一言もそんなことを聞いてないし、ガッチャードなんて知らない。そもそもガッチャードと呼ばれていた青年は錬金術師なんて空想上の言葉を口にしていたのだから余計にわけがわからない。
「タイガはエグゼイドの方は知ってるのですか?」
「知ってるも何も、俺はエグゼイド達と協力プレイしてバグスター達と戦った。だからこんなクソゲーに呼ばれたんだろうな」
バグスターウイルスに、ゲームエリアに、エナジーアイテム。これらを全て熟知しているエグゼイド達を呼ぶのはいい根性してるが、だからこそ自分も呼ばれたのだろうと大我は考察する。
主催者達はよっぽど自分達が倒されない自信があるのだろう。エグゼイド世界の仮面ライダーを呼べば参加者に対して彼らからバグスターウイルスやゲームエリア、エナジーアイテムの説明を受けやすい。それを狙っているのか、はたまた違う狙いがあるのか。
主催者達はよっぽど自分達が倒されない自信があるのだろう。エグゼイド世界の仮面ライダーを呼べば参加者に対して彼らからバグスターウイルスやゲームエリア、エナジーアイテムの説明を受けやすい。それを狙っているのか、はたまた違う狙いがあるのか。
理由はよくわからないが、エグゼイドの名前を出した以上、自分達の世界が重要であることに違いはないだろう――と花家大我は考える。
(バグスターウイルスを自由に感染させる手段は……どうせ裏でゲンムの奴が何か企んでるんだろうな。こんなクソゲー、あいつも絡んでるに違いない)
大我は羂索が名前を出していた茅場、クルーゼ以外にも仮面ライダーゲンム――檀黎斗がこの殺し合いの裏に潜んでいる可能性を考える。
そもそもこんな殺し合い、檀黎斗が考えそうなことだし、プレイヤーにバグスターウイルスを投与したのなら、彼の可能性が高い
そもそもこんな殺し合い、檀黎斗が考えそうなことだし、プレイヤーにバグスターウイルスを投与したのなら、彼の可能性が高い
「おい、めぐみん。この殺し合い……羂索やあいつが名前を出してた茅場とクルーゼ以外にも裏に潜んでる奴がいる可能性がある。それが仮面ライダーゲンム――檀黎斗だ」
「ダン・クロト……。タイガの知り合いですか?」
「ああ。あいつはこれまで散々、暗躍してきた。俺の友人もあいつのせいで……。それにゲンムが絡んでるならバグスターウイルスがこのクソゲーに利用されてるのも納得がいく」
変身を解除し、めぐみんに説明する大我。
「なるほど。まあ誰が敵でも、私の爆裂魔法でぶっ倒してやりましょう!」
「お前は後ろで俺が戦ってるのを見てろ。戦うのは俺一人で十分だ」
めぐみんの実力は大我からしたら未知数。……というか一般人の可能性もある。
それに花家大我は元々、こういう性格だ。
めぐみんは何か言い返してやりたい気分になり、リュックを漁る
それに花家大我は元々、こういう性格だ。
めぐみんは何か言い返してやりたい気分になり、リュックを漁る
「たしかに私は爆裂魔法しか使えないので、普段は戦えません。でも今は、これがあります!」
「なんだ、それ」
めぐみんがリュックから取り出したもの――それはのアンダーワールドの英雄、キリトが使用していた漆黒の剣だ。
そのカッコよさに見惚れながら、めぐみんは答える。
この剣の名、それは――
そのカッコよさに見惚れながら、めぐみんは答える。
この剣の名、それは――
「夜空の剣です!私はアークウィザードですが、ソードスキルを使えばこの剣で戦えます!バーチカル・スクエア!」
そう言うと自然とめぐみんの体が動き、バーチカル・スクエアを放つ。
「これが羂索の言ってたソードスキルってやつか……」
素人とは思えない華麗な四連撃に、思わず目を見開く大我。
そんな大我にめぐみんはドヤ顔する。
そんな大我にめぐみんはドヤ顔する。
「どうですか?カッコいいでしょう!ヴォーパルストライク!」
めぐみんの華奢な肉体からは想像出来ないほど、力強い突き技が放たれる。
ソードスキルの凄まじさに流石の大我も驚くしかない。
ソードスキルの凄まじさに流石の大我も驚くしかない。
だが――
「お前は剣士じゃなくてアークウィザードだろ。戦いは基本的に俺に任せろ」
花家大我は譲らない。
こんな少女に前線で戦われるなんて、御免被る。……殺し合いで傷つくのは、自分だけでいい。
こんな少女に前線で戦われるなんて、御免被る。……殺し合いで傷つくのは、自分だけでいい。
「お断りします!……まあいざという時はタイガに任せますが、基本的には私も戦います!」
カズマ達と共に数々の敵と戦ってきためぐみんは自分の役割を熟知している。
器用貧乏だがいざという時は頼りになるカズマに、タンクのダクネスに、ヒーラーのアクア。そして火力役のめぐみん。
器用貧乏だがいざという時は頼りになるカズマに、タンクのダクネスに、ヒーラーのアクア。そして火力役のめぐみん。
本来のめぐみんは前線で戦わず、ここぞというタイミングで爆裂魔法を放つ火力役だ。
だから今回の殺し合いでもあまり無茶はしない。ソードスキルを駆使しても張り合えないと思った相手は大我に任せ、自分はベストなタイミングで爆裂魔法を撃つ。それが今回のめぐみんの役割だ。
だから今回の殺し合いでもあまり無茶はしない。ソードスキルを駆使しても張り合えないと思った相手は大我に任せ、自分はベストなタイミングで爆裂魔法を撃つ。それが今回のめぐみんの役割だ。
「アークウィザードが無茶するな。ヤバい敵に遭遇したら俺の後ろで黙って見てろ」
大我はめぐみんの爆裂魔法の威力を知らず、ただの一般人の可能性もあると考えてる。
だから出来れば、こんな殺し合いに巻き込みたくない。
だから出来れば、こんな殺し合いに巻き込みたくない。
「わかりました。ヤバい敵に会ったら、大我に任せて――ここぞという時に爆裂魔法を使います!」
素直に大我の言うことを聞くめぐみん。
それは自分の役割を熟知していることと――大我が素直じゃないだけで、根は優しいことに気付いたからだ。
そう、ゆんゆんに対するめぐみんの態度のように。
それは自分の役割を熟知していることと――大我が素直じゃないだけで、根は優しいことに気付いたからだ。
そう、ゆんゆんに対するめぐみんの態度のように。
「……まだあったのか、その爆裂魔法って設定」
「設定じゃなくて、本当ですよ。爆裂魔法は凄まじく高威力なので令呪を使わなければ本領発揮は出来ませんが――いつかその煌めきを!ロマンを!見せてあげましょう」
「設定じゃなくて、本当ですよ。爆裂魔法は凄まじく高威力なので令呪を使わなければ本領発揮は出来ませんが――いつかその煌めきを!ロマンを!見せてあげましょう」
「勝手にロマンを貫いてろ。基本的に戦うのは俺一人で十分だからな」
これ以上、何を言っても無駄だ。この頭のおかしな自称アークウィザードはきっと戦う道を選ぶ。
ならば自分が守ってやればいいと思いつつ、花家大我は歩き始める。
ならば自分が守ってやればいいと思いつつ、花家大我は歩き始める。
「はいはい、わかりましたよ。それとこの剣、夜空の剣っていうみたいですよ。エンハンス・アーマメントという必殺技も使えるみたいです。使うと結構疲れが溜まる制限があると説明書には載ってましたが……」
「一度使うとしばらく動けなくなるとかいう爆裂魔法よりはマシだな」
「そんなことありません!威力と範囲は絶対に爆裂魔法の方が高いはずです!」
大我の皮肉に反論しながら、めぐみんもまた彼についていった。
【花家大我@仮面ライダーエグゼイド】
状態:正常
服装:白衣
装備:ゲーマードライバー&ガシャットギア デュアルβ@仮面ライダーエグゼイド
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、SA・ホットライン
思考
基本:エグゼイド達と協力プレイしてこのクソゲーをぶっ潰す!
01:戦うのは俺とエグゼイド達だけでいい
02:めぐみんと一緒に行動してやる。勝手に死なれたら胸糞悪いからな
03:どうせゲンムのやつが裏に潜んでるんだろうな
04:仮面ライダーガッチャード?エグゼイドの後輩らしいが、聞いたことねえな
参戦時期:少なくとも最終回より後
備考
※宝生永夢や鏡飛彩も居ると考えています
※この殺し合いに檀黎斗が関係していると思っています
状態:正常
服装:白衣
装備:ゲーマードライバー&ガシャットギア デュアルβ@仮面ライダーエグゼイド
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、SA・ホットライン
思考
基本:エグゼイド達と協力プレイしてこのクソゲーをぶっ潰す!
01:戦うのは俺とエグゼイド達だけでいい
02:めぐみんと一緒に行動してやる。勝手に死なれたら胸糞悪いからな
03:どうせゲンムのやつが裏に潜んでるんだろうな
04:仮面ライダーガッチャード?エグゼイドの後輩らしいが、聞いたことねえな
参戦時期:少なくとも最終回より後
備考
※宝生永夢や鏡飛彩も居ると考えています
※この殺し合いに檀黎斗が関係していると思っています
【めぐみん@この素晴らしい世界に祝福を!】
状態:正常
服装:いつもの服
装備:めぐみんの杖@この素晴らしい世界に祝福を!、夜空の剣@ソードアート・オンライン
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、SA・ホットライン
思考
基本:この殺し合いをぶっ潰してやりましょう、タイガ!
01:タイガと共に行動します
02:ソードスキル、いいですねこれ!でもヤバい敵はタイガに任せて、私はいつも通り爆裂魔法を撃つ役割に徹します!
参戦時期:3期の最終回後
備考
※この殺し合いに檀黎斗が関係していると思っています
※普段は爆裂魔法の威力に制限が掛けられています。令呪を使えば制限が緩和されます
状態:正常
服装:いつもの服
装備:めぐみんの杖@この素晴らしい世界に祝福を!、夜空の剣@ソードアート・オンライン
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~1、SA・ホットライン
思考
基本:この殺し合いをぶっ潰してやりましょう、タイガ!
01:タイガと共に行動します
02:ソードスキル、いいですねこれ!でもヤバい敵はタイガに任せて、私はいつも通り爆裂魔法を撃つ役割に徹します!
参戦時期:3期の最終回後
備考
※この殺し合いに檀黎斗が関係していると思っています
※普段は爆裂魔法の威力に制限が掛けられています。令呪を使えば制限が緩和されます
【支給品解説】
- ゲーマドライバー@仮面ライダーエグゼイド
…花家大我@仮面ライダーエグゼイドに支給。
『仮面ライダーエグゼイド』に登場する変身ベルト。
このドライバーを使用することで、バグスターウイルスに感染したゲーム病患者を治療する「仮面ライダー」へと変身できる。
開発及び製作者は檀黎斗。
『仮面ライダーエグゼイド』に登場する変身ベルト。
このドライバーを使用することで、バグスターウイルスに感染したゲーム病患者を治療する「仮面ライダー」へと変身できる。
開発及び製作者は檀黎斗。
- ガシャットギア デュアルβ@仮面ライダーエグゼイド
…花家大我@仮面ライダーエグゼイドに支給。
ゲーマドライバー@仮面ライダーエグゼイドとセットで支給。
ファンタジーゲーマーレベル50・シミュレーションゲーマーレベル50に変身する際に用いられるライダーガシャット。
これまで散々手を焼かされてきたダブルアクションゲーマーへの対策用のガシャットとして檀黎斗がタドルクエストガシャットとバンバンシューティングガシャットを基に開発した。
当初はゲンムがレベル50のゲーマを召喚する目的で使用したが、鏡飛彩がゲンムから奪取してからは飛彩と花家大我が変身のために使っている。
元々檀黎斗の物だったということもあり、どちらの所有物というのは決まっていなかったが、仲間になった檀黎斗が2本目を作ったことで問題は解決した。
ゲーマドライバー@仮面ライダーエグゼイドとセットで支給。
ファンタジーゲーマーレベル50・シミュレーションゲーマーレベル50に変身する際に用いられるライダーガシャット。
これまで散々手を焼かされてきたダブルアクションゲーマーへの対策用のガシャットとして檀黎斗がタドルクエストガシャットとバンバンシューティングガシャットを基に開発した。
当初はゲンムがレベル50のゲーマを召喚する目的で使用したが、鏡飛彩がゲンムから奪取してからは飛彩と花家大我が変身のために使っている。
元々檀黎斗の物だったということもあり、どちらの所有物というのは決まっていなかったが、仲間になった檀黎斗が2本目を作ったことで問題は解決した。
- めぐみんの杖@この素晴らしい世界に祝福を!
…めぐみん@この素晴らしい世界に祝福を!に支給。
めぐみんが肌身離さず持ち歩いている杖。パーティに加わった後、同じデザインのマナタイト製のものに新調している。
使い慣れた杖でわざわざ説明書を読む必要がないと判断されて本人はまだ気付いていないが実は他人が持つと、手にしている間はソードスキルとして爆裂魔法が使えるようになる。ただしめぐみん本人が使った時ほどの威力や範囲はなく、本人以外が爆裂魔法を使う場合は令呪を一画消費する必要がある。また魔力を持つ者が使った方がその魔力に比例して威力が増すが、それでも本人の全力には届かないように設定されている。
誰が爆裂魔法を使っても本人同様しばらく動けなくなり、魔力を持たない参加者が使う場合は魔力の代わりに体力を多大に消耗する
めぐみんが肌身離さず持ち歩いている杖。パーティに加わった後、同じデザインのマナタイト製のものに新調している。
使い慣れた杖でわざわざ説明書を読む必要がないと判断されて本人はまだ気付いていないが実は他人が持つと、手にしている間はソードスキルとして爆裂魔法が使えるようになる。ただしめぐみん本人が使った時ほどの威力や範囲はなく、本人以外が爆裂魔法を使う場合は令呪を一画消費する必要がある。また魔力を持つ者が使った方がその魔力に比例して威力が増すが、それでも本人の全力には届かないように設定されている。
誰が爆裂魔法を使っても本人同様しばらく動けなくなり、魔力を持たない参加者が使う場合は魔力の代わりに体力を多大に消耗する
余談だがめぐみんはこの杖がなくても爆裂魔法を撃ってる描写も作中にある
- 夜空の剣@ソードアート・オンライン
…めぐみん@この素晴らしい世界に祝福を!に支給。
仮想世界「アンダーワールド」における、キリトの専用武器。
命名者はユージオで、名前が決まるまではキリトから「黒いやつ」など適当に呼ばれていた。
素材となったのは、北帝国ルーリッド村に生えていた巨木「ギガスシダー」。
本ゲームではアンダーワールドの英雄、キリトのソードスキル及びエンハンス・アーマメントが使える
ただしエンハンス・アーマメントを使えば疲労するように制限されている
リリース・リコレクションが使えるかどうかは採用された場合、後続の書き手に任せますがキリトが使った時ほどの効果は発揮出来ません。また使えたとしても令呪を一画消耗します
仮想世界「アンダーワールド」における、キリトの専用武器。
命名者はユージオで、名前が決まるまではキリトから「黒いやつ」など適当に呼ばれていた。
素材となったのは、北帝国ルーリッド村に生えていた巨木「ギガスシダー」。
本ゲームではアンダーワールドの英雄、キリトのソードスキル及びエンハンス・アーマメントが使える
ただしエンハンス・アーマメントを使えば疲労するように制限されている
リリース・リコレクションが使えるかどうかは採用された場合、後続の書き手に任せますがキリトが使った時ほどの効果は発揮出来ません。また使えたとしても令呪を一画消耗します