「ファ~ア」
夜の闇が包む殺し合いの会場の一角の原っぱで、一つの影があくびをする。
その影は人型ではあるが人間ではない。
二メートルの大きさを誇るその影は、近くで見れば頭頂部と首回りが白髪のゴリラを思い起こさせる。
もしポケモンと呼ばれる怪物が存在する世界群の住人ならば、この人型をこう呼ぶだろう。
ケッキングと。
その影は人型ではあるが人間ではない。
二メートルの大きさを誇るその影は、近くで見れば頭頂部と首回りが白髪のゴリラを思い起こさせる。
もしポケモンと呼ばれる怪物が存在する世界群の住人ならば、この人型をこう呼ぶだろう。
ケッキングと。
さて、このケッキングからすれば、殺し合いなどはっきり言って知ったことではなかった。
彼、性別が♂なのでこう称する、は野生で生きているポケモン。
なので別に人間がいくら死のうと気にすることはないし、同時にポケモンとして強さにそれなりの自負があるので、恐怖に怯えて行動することも無い。
流石に襲い掛かられれば反撃はするが、参加者を積極的に襲う気にはならなかった。
彼は最初に転移させられたその場に寝ころび、怠惰を極めていた。
彼、性別が♂なのでこう称する、は野生で生きているポケモン。
なので別に人間がいくら死のうと気にすることはないし、同時にポケモンとして強さにそれなりの自負があるので、恐怖に怯えて行動することも無い。
流石に襲い掛かられれば反撃はするが、参加者を積極的に襲う気にはならなかった。
彼は最初に転移させられたその場に寝ころび、怠惰を極めていた。
一匹のNPCがやって来た。
そのNPCは緑色の丸っこい一頭身に短い手足と、頭に黄色い葉っぱのようなものを付けた四十センチほどの生物。
ケッキングと同じくポケモンの、名前はゴクリンという。
そのNPCは緑色の丸っこい一頭身に短い手足と、頭に黄色い葉っぱのようなものを付けた四十センチほどの生物。
ケッキングと同じくポケモンの、名前はゴクリンという。
ケッキングはゴクリンがやって来たことに気付いたが、別にどうこうする気はなかった。
何せ、この二匹の間にある力の差は隔絶しており、仮にゴクリンが無策に挑めば無惨に敗北するのはどちらから見ても明白な話。
そんな相手にわざわざ何かするのは、ケッキングからすれば面倒でしかない。
何せ、この二匹の間にある力の差は隔絶しており、仮にゴクリンが無策に挑めば無惨に敗北するのはどちらから見ても明白な話。
そんな相手にわざわざ何かするのは、ケッキングからすれば面倒でしかない。
「ゴク~」
するとゴクリンは何を思ったのかゲロのようなものをケッキングにかけた。
このゲロのようなものはいえき。
これを浴びるとポケモンが持つとくせいが消失する技である。
このゲロのようなものはいえき。
これを浴びるとポケモンが持つとくせいが消失する技である。
このゴクリンはNPCとして参加者を襲う使命がある。
だから力の差など理解せずケッキングに襲い掛かり、まずはとくせいを打ち消すいえきを浴びせた。
これを浴びれば装備ではなく己の体質や性質に頼るものはそれを失い、大抵の存在は大なり小なり弱体化するからだ。
しかしゴクリンは知らない。
このケッキングが持つとくせいは、己を無意識に縛る枷でしかないことを。
だから力の差など理解せずケッキングに襲い掛かり、まずはとくせいを打ち消すいえきを浴びせた。
これを浴びれば装備ではなく己の体質や性質に頼るものはそれを失い、大抵の存在は大なり小なり弱体化するからだ。
しかしゴクリンは知らない。
このケッキングが持つとくせいは、己を無意識に縛る枷でしかないことを。
「ゴガァァァァ!!」
いきなりいえきを浴びせられ怒るケッキング。
その怒りのまま立ち上がり、拳をゴクリンに振り下ろそうとする。
しかしここでゴクリンは口を大きく開けると同時に、そこから紫色の塊をケッキングに浴びせ、逆に怯ませた。
この紫の塊の名前はヘドロこうげき。その名の通りヘドロを浴びせる攻撃だ。
それを浴びせた隙にゴクリンは逃げ出した。
その怒りのまま立ち上がり、拳をゴクリンに振り下ろそうとする。
しかしここでゴクリンは口を大きく開けると同時に、そこから紫色の塊をケッキングに浴びせ、逆に怯ませた。
この紫の塊の名前はヘドロこうげき。その名の通りヘドロを浴びせる攻撃だ。
それを浴びせた隙にゴクリンは逃げ出した。
「ゴガァ!?」
怒りながらゴクリンを探すケッキング。
今が昼間ならここは原っぱ。すぐに見つけ出して追いつくこともできただろう。
しかし夜ではゴクリンの姿は良く見えず、どこに行ったかが分からない。
今が昼間ならここは原っぱ。すぐに見つけ出して追いつくこともできただろう。
しかし夜ではゴクリンの姿は良く見えず、どこに行ったかが分からない。
ドスドスドス
だがここで怒りを収める気にはならない。
ならばとばかりにケッキングは大きな足音を立てながらゴクリンを探す。
殺し合いなど知ったことではないが、あのゴクリンには腹が立つ。
故に必ず倒す。邪魔する奴も倒す。
そうケッキングは決意した。
ならばとばかりにケッキングは大きな足音を立てながらゴクリンを探す。
殺し合いなど知ったことではないが、あのゴクリンには腹が立つ。
故に必ず倒す。邪魔する奴も倒す。
そうケッキングは決意した。
今ここに、枷から解き放たれた一匹の怪物が放たれた。
人間や他の参加者など眼中にないが、同時に勘定することもない。
故に道を阻むならなぎ倒すことに躊躇などない。
この怪物を止めるのは人かそれ以外か。
はたまた最後まで止まらないのか。
それを知るものは、主催者にすらきっといない。
人間や他の参加者など眼中にないが、同時に勘定することもない。
故に道を阻むならなぎ倒すことに躊躇などない。
この怪物を止めるのは人かそれ以外か。
はたまた最後まで止まらないのか。
それを知るものは、主催者にすらきっといない。
【ケッキング@ポケットモンスターシリーズ】
状態:とくせい『なまけ』消失、怒り(中)、ダメージ(極小)
服装:全裸
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×1~3、ホットライン
思考
基本:あのポケモン(ゴクリン)を探して倒す。邪魔する奴も倒す。
状態:とくせい『なまけ』消失、怒り(中)、ダメージ(極小)
服装:全裸
装備:
令呪:残り三画
道具:ランダム支給品×1~3、ホットライン
思考
基本:あのポケモン(ゴクリン)を探して倒す。邪魔する奴も倒す。
参戦時期:不明。
備考
※野生のポケモンです。
※性別は♂です。
※覚えているわざは当選した場合、次の書き手氏にお任せします。
※とくせい『なまけ』消失は殺し合いが終了するか、何らかの参加者、NPCの技・能力が作用しない限り治りません。
自然治癒はしません。
備考
※野生のポケモンです。
※性別は♂です。
※覚えているわざは当選した場合、次の書き手氏にお任せします。
※とくせい『なまけ』消失は殺し合いが終了するか、何らかの参加者、NPCの技・能力が作用しない限り治りません。
自然治癒はしません。
【NPC解説】
- ゴクリン@ポケットモンスターシリーズ
全身のほとんどが胃袋で出来たポケモン。
このロワでは出会った参加者にまずいえきを浴びせて特性を無効化し、それから襲おうとする。
ただし相手が自分より強いと判断すれば、いえきだけ浴びせて逃げることを優先する傾向にある。
このロワでは出会った参加者にまずいえきを浴びせて特性を無効化し、それから襲おうとする。
ただし相手が自分より強いと判断すれば、いえきだけ浴びせて逃げることを優先する傾向にある。