燃え盛る人の形をしたものがいた。
焼き付いた赤い影のようなものが、自我を得て動き出したかのような歪な何か。
だが、その赤い影は間違いなく人の形をしている。頭上に瞳のような形の、まるで天使の輪っかのようなものがある。
焼き付いた赤い影のようなものが、自我を得て動き出したかのような歪な何か。
だが、その赤い影は間違いなく人の形をしている。頭上に瞳のような形の、まるで天使の輪っかのようなものがある。
彼女の名は小鳥遊ホシノ。学園都市キヴォトス、アビドス廃校対策委員会"元"委員長。
過去に償いきれない過ちを犯し、未だその罪に苦しむものであり。
「死」が重大なものであるキヴォトスにおいて、数少ない「死」を知る者。
己が罪悪に潰れ、反転し、恐怖(Terror)へと堕ちたもの。
過去に償いきれない過ちを犯し、未だその罪に苦しむものであり。
「死」が重大なものであるキヴォトスにおいて、数少ない「死」を知る者。
己が罪悪に潰れ、反転し、恐怖(Terror)へと堕ちたもの。
「ゆめ…せん…ぱ…」
つぶやく譫言は、過去の残骸。
己の過ちによって死に至った梔子ユメという先輩の名。
彼女にとっての青のすみか、青春の記憶そのものなのだから。
だが、失ったものは戻らない。死者は蘇らないとは万物の常である。
己の過ちによって死に至った梔子ユメという先輩の名。
彼女にとっての青のすみか、青春の記憶そのものなのだから。
だが、失ったものは戻らない。死者は蘇らないとは万物の常である。
「……せん…ぱ……」
梔子ユメの身体は蘇った。
その中身のみ、醜悪なる混沌のものとして。
常識はひっくり返る、本質が反転した中でも、それだけは紛れもなく真実である。
その中身のみ、醜悪なる混沌のものとして。
常識はひっくり返る、本質が反転した中でも、それだけは紛れもなく真実である。
「………分から、ない」
だが、今の小鳥遊ホシノに、全ては無価値であり、無意味である。
ユメが残した手帳を探し求め、理不尽を齎す世界への怒りにて全てを壊す色濃き厄災。
世界を滅ぼすのは、いつだって誰かの怒りと悲しみ。
ユメが残した手帳を探し求め、理不尽を齎す世界への怒りにて全てを壊す色濃き厄災。
世界を滅ぼすのは、いつだって誰かの怒りと悲しみ。
「この悲しみは、誰にも……」
誰にわかるものか。この胸の内の絶望を、後悔を、罪悪を。
この後悔は、自分自身だけのもの
何も知らない癖にと、無意識の衝動が憎悪と怨嗟の代わりとなって世界を焼く。
この後悔は、自分自身だけのもの
何も知らない癖にと、無意識の衝動が憎悪と怨嗟の代わりとなって世界を焼く。
■
それは、青春の物語という名のフラスコに放り込まれた忘れられた神々の一つである。
それは、拭いきれぬ後悔を背負い生き続ける天空の隼である。
それは、一個人にて立ちふさがる全てを打ち払う最強の一角である。
青の箱庭で唯一無二の「死」という現象を目の当たりにした、最強の神秘。その反転体である。
それは、拭いきれぬ後悔を背負い生き続ける天空の隼である。
それは、一個人にて立ちふさがる全てを打ち払う最強の一角である。
青の箱庭で唯一無二の「死」という現象を目の当たりにした、最強の神秘。その反転体である。
生徒(スチューデント)。恐怖(テラー)。
暁のホルス。
【小鳥遊ホシノ@ブルーアーカイブ】
状態:テラー状態
服装:アビドス高等学校学生服(黒く変色)
装備:Eye of Horus@ブルーアーカイブ
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2
思考
基本:ゆめ、せん、ぱ……
01:手帳……
02:この悲しみは、誰にも……
参戦時期:対策委員会編3章32話「唯一の真実(2)」、反転した直後から
備考:反転し恐怖となったため暴走状態です。ただし歪な形での反転のため、他の参加者次第でもとに戻る可能性があります。
状態:テラー状態
服装:アビドス高等学校学生服(黒く変色)
装備:Eye of Horus@ブルーアーカイブ
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2
思考
基本:ゆめ、せん、ぱ……
01:手帳……
02:この悲しみは、誰にも……
参戦時期:対策委員会編3章32話「唯一の真実(2)」、反転した直後から
備考:反転し恐怖となったため暴走状態です。ただし歪な形での反転のため、他の参加者次第でもとに戻る可能性があります。
- Eye of Horus@ブルーアーカイブ
…小鳥遊ホシノに支給。
ホシノが愛用しているシンプルなデザインのショットガン。
基本的に怠けたがりの彼女だが、銃の整備だけは絶対に怠らない。
ただし反転している現在のホシノが使うその威力は常軌を逸している。
ホシノが愛用しているシンプルなデザインのショットガン。
基本的に怠けたがりの彼女だが、銃の整備だけは絶対に怠らない。
ただし反転している現在のホシノが使うその威力は常軌を逸している。