『これよりこのバトルロワイヤルはより一層加速していく!
最強のNPCモンスターも投下され、君たちスタンスに関わらずは否が応でも戦わざるを得なくなることだろう!
掴め!最高のガッチャ!
6時間後にまた会おう!』
最強のNPCモンスターも投下され、君たちスタンスに関わらずは否が応でも戦わざるを得なくなることだろう!
掴め!最高のガッチャ!
6時間後にまた会おう!』
「…一ノ瀬宝太郎…宝太郎くんや羂索ってあの脳みそに続いて、あのクルーゼって仮面の人も『ガッチャ』…何かの重要なキーワードかしら?」
放送を聞いた少女、柊真昼は呟く。
想い人たる一瀬グレンと同じ読み、「ノ」が無いだけの苗字を持つ青年が言っていた『ガッチャ』について思考しつつ、まずは名簿を確認する事と彼女はした。
想い人たる一瀬グレンと同じ読み、「ノ」が無いだけの苗字を持つ青年が言っていた『ガッチャ』について思考しつつ、まずは名簿を確認する事と彼女はした。
(クルーゼは、名簿の順番には一応意味があるって言っていたけど……そう、グレンもシノアも、暮人兄さんも居ない、巻き込まれたのは私ひとりだけみたいね。なら遠慮なく皆殺し出来るわ。
…柊性が、篝ちゃんにうてなちゃんと2人居るけど……順番に意味があるという点を考えると、私の知る『柊家』とは無関係と見た方がよさそうかな?
となると…柊家が関わってる線は薄いか。だって関わってるなら…よりにもよって私だけを、柊家の筋書き通り死ぬ運命にある私だけを巻き込むのはおかしいから。
…なにか代替出来る方法でも見つけたとか、大幅に筋書きを変える必要が出来たとか、柊家ではなく百夜教や真祖達の方が関わってるとか…そういう線もあり得なくもなさそうだけど…今の段階じゃこれ以上考えても意味はなさそうね)
…柊性が、篝ちゃんにうてなちゃんと2人居るけど……順番に意味があるという点を考えると、私の知る『柊家』とは無関係と見た方がよさそうかな?
となると…柊家が関わってる線は薄いか。だって関わってるなら…よりにもよって私だけを、柊家の筋書き通り死ぬ運命にある私だけを巻き込むのはおかしいから。
…なにか代替出来る方法でも見つけたとか、大幅に筋書きを変える必要が出来たとか、柊家ではなく百夜教や真祖達の方が関わってるとか…そういう線もあり得なくもなさそうだけど…今の段階じゃこれ以上考えても意味はなさそうね)
グレン達が巻き込まれてないことに内心ホッとしつつ、推測の果てに行き詰った為真昼は一先ず思考を打ち切る。
「…やるべき事は変わらないわ。とりあえず引き続き他の参加者を探して、見つけたら最初から、全力でやってみようかしら」
『我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
亡き皇妃、マリアンヌ・ランペルージが息子。
神聖ブリタニア帝国第99代皇帝である!』
『我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
亡き皇妃、マリアンヌ・ランペルージが息子。
神聖ブリタニア帝国第99代皇帝である!』
そう真昼が言ったと同時に、付近の民家にあるテレビから響き渡る声。
ルルーシュの一連の演説が始まり、そして終わるまで真昼はそれを黙って聴いていた。
ルルーシュの一連の演説が始まり、そして終わるまで真昼はそれを黙って聴いていた。
(……あのルルーシュって彼は、私と同類ね。
何もかも敵に回して欺いてでも、成し遂げたい何かを持っている…さしずめこの場合は、自分やそれに従う者達を礎に、真っ当に主催者に抗うつもりな人達を対ルルーシュ勢力として纏めさせた上で、見定めたい…と言った所かしら。
そうすれば後に残るのは、私みたいな殺し合いに乗ってる人達だけ、と。
…まあルルーシュ達を倒す為だけに、殺し合いに乗ってはいるものの対ルルーシュ勢力に協力するような人が居ないとも限らないけど)
何もかも敵に回して欺いてでも、成し遂げたい何かを持っている…さしずめこの場合は、自分やそれに従う者達を礎に、真っ当に主催者に抗うつもりな人達を対ルルーシュ勢力として纏めさせた上で、見定めたい…と言った所かしら。
そうすれば後に残るのは、私みたいな殺し合いに乗ってる人達だけ、と。
…まあルルーシュ達を倒す為だけに、殺し合いに乗ってはいるものの対ルルーシュ勢力に協力するような人が居ないとも限らないけど)
「…ただ、あのニーナって子が殺された時の反応からして……私程人でなしじゃなさそうだからその点がどう転ぶかわね。
…これが殺し合いの場じゃなきゃ、見定めに行ってみるのも悪くはなかったんだけど……この力を手放す訳にもいかないから」
…これが殺し合いの場じゃなきゃ、見定めに行ってみるのも悪くはなかったんだけど……この力を手放す訳にもいかないから」
真昼の方針は変わらない。優勝して自らの望み…普通の世界で、普通の女の子として想い人やたったひとりの妹と共に生きたいという願いを叶えるために、全てを皆殺しにするという結論のままだ。
それは元の世界では決して叶わぬ願い。死の運命を定められ、同日に世界は一度滅ぶ…それが柊家の望む筋書き(シナリオ)。水面下で抗えるだけ抗ってはいるものの、その運命を自力のみで変えるまでには至らない筈だった。
だがこの殺し合いで最後の一人になれば、全てをひっくり返す事が出来る…その為にはライダーの力を手放す訳にはいかないのである。
それは元の世界では決して叶わぬ願い。死の運命を定められ、同日に世界は一度滅ぶ…それが柊家の望む筋書き(シナリオ)。水面下で抗えるだけ抗ってはいるものの、その運命を自力のみで変えるまでには至らない筈だった。
だがこの殺し合いで最後の一人になれば、全てをひっくり返す事が出来る…その為にはライダーの力を手放す訳にはいかないのである。
「…レジスターやバグスターウイルスをどうにか出来る人が居たら、その時は話は別だけど。
それと…薫ちゃん、多分益子薫かな?彼女の付近に名前がある子に会ったら…彼女が芳佳ちゃんを殺しちゃった事を伝えてみて、どんな反応をするか見るのもいいかも、っ……!」
それと…薫ちゃん、多分益子薫かな?彼女の付近に名前がある子に会ったら…彼女が芳佳ちゃんを殺しちゃった事を伝えてみて、どんな反応をするか見るのもいいかも、っ……!」
等と性格の悪い事を考えつつ、自分めがけて放たれた一撃を軽々と避ける。
真昼の視線の先には、口から角のような物を生やした虎の姿があった。
真昼の視線の先には、口から角のような物を生やした虎の姿があった。
「…ヨハネの四騎士の遺伝子持ちの実験体…キメラね。こんな物まで、羂索達はNPCとして再現出来るなんて。
…ただ、1体だけなんて私を舐めているのかしら?」
…ただ、1体だけなんて私を舐めているのかしら?」
先程は全力でやってみようと言ったものの、明らかに参加者ではない相手に出す全力は彼女にはない。
ましてや相手が、4体揃ってなお、鬼呪装備を持った自分ひとり殺せず犯せなかった存在なのだから尚更であった。
故に変身はせず、ノ夜を縦と横に振り斬撃波を放つ。
撃たれた斬撃波はキメラを襲い、四等分へと分けられそのまま、キメラは活動を停止した。
ましてや相手が、4体揃ってなお、鬼呪装備を持った自分ひとり殺せず犯せなかった存在なのだから尚更であった。
故に変身はせず、ノ夜を縦と横に振り斬撃波を放つ。
撃たれた斬撃波はキメラを襲い、四等分へと分けられそのまま、キメラは活動を停止した。
「…てっきり、私の知ってるキメラより強化とかされてると思ってたんだけど…これなら真っ二つにするだけで十分だったわね」
形態を変化させる間もなく、自己再生出来ない程の威力を以てキメラを屠った真昼はそうごちる。
『あなたを殺さないよう犯させることもできますよ』
「…まあ私にあっさり負けるくらいだから、余程痛手を受けるか、数の利で襲われるか、不意打ちに引っかかるか、可哀想な事に巻き込まれた一般人とかでもない限りは無理でしょうね」
「…まあ私にあっさり負けるくらいだから、余程痛手を受けるか、数の利で襲われるか、不意打ちに引っかかるか、可哀想な事に巻き込まれた一般人とかでもない限りは無理でしょうね」
百夜教の男が、教団の力を示す為にと4体のキメラを自分に差し向けた際言ってきた悪趣味な言葉を思い出しつつ呟く真昼。
『…これでもヒーローに憧れてんだ、お前みたいな奴放っておく選択肢はねえよ』
そんな彼女の脳裏に次に浮かぶは、相対した小柄な剣士が言っていた言葉。そして自らの策にまんまと引っかかり、手を汚した少女益子薫の姿だった。
(…そういう趣味は持ってないけど、せっかくだから薫ちゃんの居た方に誘導して……ってするのもよかったかも。
…あのちっちゃい身体で、めちゃくちゃにされたとして…それでも薫ちゃんはあんな事を言えるのか…ヒーローってものへの憧れを持ち続けれるかは……)
「…まあ、もう倒しちゃったし関係ないか。NPCだから別の所に湧いてるかもだけど…その時はその時ね」
…あのちっちゃい身体で、めちゃくちゃにされたとして…それでも薫ちゃんはあんな事を言えるのか…ヒーローってものへの憧れを持ち続けれるかは……)
「…まあ、もう倒しちゃったし関係ないか。NPCだから別の所に湧いてるかもだけど…その時はその時ね」
呪符を用いて精神に干渉した上で、そういう欲望を揺さぶったり煽ったりはするものの、真昼はそういう類の悪趣味は持ち合わせてはいない。
…ヒーローへの救いを期待できない身であった真昼からすれば戯言に過ぎないにも関わらず、どうにもその憧れを彼女が成せるかが気にかかっていたせいなのか。兎も角そこから思考を切り替えた真昼は、民家へと入ろうとするも……それは叶わず、目前に広がるはクリスタルと雷。
咄嗟に真昼がソロモンへと変身を遂げたその数瞬後、『エクスプロージョン、ナウ』という音声と共に爆発が真昼目掛けて襲って来た!
…ヒーローへの救いを期待できない身であった真昼からすれば戯言に過ぎないにも関わらず、どうにもその憧れを彼女が成せるかが気にかかっていたせいなのか。兎も角そこから思考を切り替えた真昼は、民家へと入ろうとするも……それは叶わず、目前に広がるはクリスタルと雷。
咄嗟に真昼がソロモンへと変身を遂げたその数瞬後、『エクスプロージョン、ナウ』という音声と共に爆発が真昼目掛けて襲って来た!
「あー、これ変身してなきゃ死んでたかもね」
どうにか回避しようと試み直撃は避けたものの、爆発が掠りそれだけでもそれなりに衝撃と痛みが真昼へと伝わる。
態勢を立て直しながら口では軽そうに言うが、視線は目前に居る5体の敵を見据え放さず、警戒を強めていた。
態勢を立て直しながら口では軽そうに言うが、視線は目前に居る5体の敵を見据え放さず、警戒を強めていた。
真昼の前に居るのは、世界を作り変えし金色の魔法使い、仮面ライダーソーサラー。
液体金属の生えたドラゴン、外宇宙から飛来した真竜の尖兵たる帝竜、その亜種であるトリニトロ・オルタ。
全身が黒色となっている人型兵器、かつてソレスタルビーイングに悲劇をもたらした機体、その複製機に擬似太陽炉を積んだガンダムプルトーネブラック。
ネウロイコアを積んだ自律人型兵器として秘密裏に造られ、魔女(ウィッチ)に代わる新たな戦力となるはずだった機体、ウォーロック。
顔が無い人間のような上半身とスカートめいた長さの下半身を持つ、宇宙から飛来した美しき金色のケイ素生命体、フェストゥムの一種スフィンクスA型。
液体金属の生えたドラゴン、外宇宙から飛来した真竜の尖兵たる帝竜、その亜種であるトリニトロ・オルタ。
全身が黒色となっている人型兵器、かつてソレスタルビーイングに悲劇をもたらした機体、その複製機に擬似太陽炉を積んだガンダムプルトーネブラック。
ネウロイコアを積んだ自律人型兵器として秘密裏に造られ、魔女(ウィッチ)に代わる新たな戦力となるはずだった機体、ウォーロック。
顔が無い人間のような上半身とスカートめいた長さの下半身を持つ、宇宙から飛来した美しき金色のケイ素生命体、フェストゥムの一種スフィンクスA型。
『あなたはそこにいますか?』
5体の内、真っ先に行動するはスフィンクスA型。自らの問いにいると答えた相手は同化しにかかり、いないと答えた相手はワーム・スフィアーで殺害しようとする。その習性も、主催者達は忠実に再現していた。
(…居るかどうかなんて、見れば分かるでしょうに…いや、文面通りとは限らない。もう少し考えて…っ、答える暇は無さそうね…!)
どう回答するか真昼は思考するも、他の4体が攻撃を見舞って来た為中止、無回答のまま迎撃へと移る。
ソーサラーは先程同様、指輪をドライバーへとかざし機械音声を響かせながら爆発を放った。乗じてプルトーネブラックはGNビームライフルを構えて発射。ウォーロックは両腕から機銃とビームを同時に斉射し、トリニトロ・オルタは全体攻撃かつ炎属性のヒートボールを放つ。
クリスタルにより限られた範囲の中に飛び交う弾幕の嵐を、持ち前の身体能力に反射神経、それにソロモンのスペックも併せて回避し、またある時はノ夜やカラドボルグで真昼
は切り払った。
ソーサラーは先程同様、指輪をドライバーへとかざし機械音声を響かせながら爆発を放った。乗じてプルトーネブラックはGNビームライフルを構えて発射。ウォーロックは両腕から機銃とビームを同時に斉射し、トリニトロ・オルタは全体攻撃かつ炎属性のヒートボールを放つ。
クリスタルにより限られた範囲の中に飛び交う弾幕の嵐を、持ち前の身体能力に反射神経、それにソロモンのスペックも併せて回避し、またある時はノ夜やカラドボルグで真昼
は切り払った。
(…これは一網打尽を狙った方が……不味い気がする、避けて……!?
…NPCがこの強さって、ゲームバランスって言うのかしら…おかしくない?それともアレが、クルーゼが言ってた最強のNPC…??
…どうなのかは知らないけど、真っ先に倒すべき相手なのは分かったわ)
…NPCがこの強さって、ゲームバランスって言うのかしら…おかしくない?それともアレが、クルーゼが言ってた最強のNPC…??
…どうなのかは知らないけど、真っ先に倒すべき相手なのは分かったわ)
そんな中アクションを起こすはスフィンクスA型。黒い球体を発生させ、真昼目掛けてそれを放つ。
直感でくらえばただでは済まないと察し回避に動くと、着弾地点に在った地面が範囲分丸ごと…空間諸共に消し飛び、真昼は驚愕を隠せないでいた。
推測をしつつ、最優先撃破対象と定めた上でカラドボルグで斬りかかるが交わされる。
ならばとノ夜の斬撃波を打ち間髪入れずに、オムニフォースワンダーライドブックを閉じドゥームズライドを1回押し発動。赤黒い衝撃波を掌から放ち畳み掛けようとするも……どちらも避けられた。
それならともう一度、ドゥームズライドを1回のみ押して隕石を召喚、スフィンクスA型の逃げ場を無くすように動かしつつ他の4体も牽制していくが…まるで全て読んでるかのように尽く避けられてしまう。
直感でくらえばただでは済まないと察し回避に動くと、着弾地点に在った地面が範囲分丸ごと…空間諸共に消し飛び、真昼は驚愕を隠せないでいた。
推測をしつつ、最優先撃破対象と定めた上でカラドボルグで斬りかかるが交わされる。
ならばとノ夜の斬撃波を打ち間髪入れずに、オムニフォースワンダーライドブックを閉じドゥームズライドを1回押し発動。赤黒い衝撃波を掌から放ち畳み掛けようとするも……どちらも避けられた。
それならともう一度、ドゥームズライドを1回のみ押して隕石を召喚、スフィンクスA型の逃げ場を無くすように動かしつつ他の4体も牽制していくが…まるで全て読んでるかのように尽く避けられてしまう。
(…まさかこいつ、心でも読んで…!?…なら、こうしてっと)
推察した上で回避や防御に徹しつつも真昼は、読心しても避け切れないだろう範囲に広がる攻撃で攻撃を決める。
ライドブックを閉じドゥームズライドを2回押す事で、カラドボルグを巨大化させたような紫色のエネルギー体を生成、無心で振り回し全体にダメージを与えた。更にまたもやドゥームズライドを2回押し、空中にカラドボルグを無数に召喚。そのまま斉射して降り注がさせる。
1体に対して集中して放つのではなく、無差別に放つ事で読心による回避をし辛くさせていた。範囲攻撃な都合自らにも降りかかるものの、容易くそれを回避。
そしてダメージが蓄積したタイミングでトドメと言わんばかりにソロモンキュイラスの働きで引き出したライドブックの能力を行使し、獄炎と空間断裂を発動。それに巻き込む事でスフィンクスA型を沈黙させた。
ライドブックを閉じドゥームズライドを2回押す事で、カラドボルグを巨大化させたような紫色のエネルギー体を生成、無心で振り回し全体にダメージを与えた。更にまたもやドゥームズライドを2回押し、空中にカラドボルグを無数に召喚。そのまま斉射して降り注がさせる。
1体に対して集中して放つのではなく、無差別に放つ事で読心による回避をし辛くさせていた。範囲攻撃な都合自らにも降りかかるものの、容易くそれを回避。
そしてダメージが蓄積したタイミングでトドメと言わんばかりにソロモンキュイラスの働きで引き出したライドブックの能力を行使し、獄炎と空間断裂を発動。それに巻き込む事でスフィンクスA型を沈黙させた。
「まずは1体、って所かしら。じゃあ次は……!?…死に際にまで使ってくるとはね。じゃあ次は…」
しかしスフィンクスA型は黒い球体…ワーム・スフィアーを自己を中心として放ち周囲を巻き込む形で自爆。
咄嗟に避けにかかった為助かったものの、直撃を受ければソロモンの装甲のお陰である程度耐えれはするが痛手になっただろう。
兎も角思考をそこで切り替えて、球体に巻き込まれ痛手を負って、再生しようとしているトリニトロ・オルタ目掛けてカラドボルグで斬りかかる。
咄嗟に避けにかかった為助かったものの、直撃を受ければソロモンの装甲のお陰である程度耐えれはするが痛手になっただろう。
兎も角思考をそこで切り替えて、球体に巻き込まれ痛手を負って、再生しようとしているトリニトロ・オルタ目掛けてカラドボルグで斬りかかる。
どういう訳か単調に攻撃を繰り返すしかしないソーサラーのエクスプロージョンを避けながらライドブックを閉じ、ドゥームズライドを1回押して掌とカラドボルグの刃から同時に赤黒刃を発射。
そして2回連続で操作して、赤いエネルギーを刃として打ち出す。また纏わせたままに直接斬りに行った上で、畳み掛けるかのようにまたもやドゥームズライドを1回押し隕石を集中して直撃させ…トリニトロ・オルタも沈黙。何かしようとしたのを見て真昼は間髪入れずにノ夜を振い斬り裂き、何もさせずにトドメを刺した。
そして2回連続で操作して、赤いエネルギーを刃として打ち出す。また纏わせたままに直接斬りに行った上で、畳み掛けるかのようにまたもやドゥームズライドを1回押し隕石を集中して直撃させ…トリニトロ・オルタも沈黙。何かしようとしたのを見て真昼は間髪入れずにノ夜を振い斬り裂き、何もさせずにトドメを刺した。
「…これで2体目。じゃ、次は…!」
残りはひたすらに同じ攻撃しかしてこない木偶の坊ソーサラー、半壊状態のウォーロック、GNフィールドの展開によりウォーロックよりは余裕のあるプルトーネブラック。
それを確認したと同時に、爆発やウォーロックの機銃やビームを避けながらソーサラー目掛けてノ夜とカラドボルグで攻撃、そして斬り伏せる。
それでもまた爆発攻撃を馬鹿正直にしようとしてきたソーサラーを蹴り飛ばしプルトーネブラックへとぶつけた上で、またもやライドブックを閉じドゥームズライドを3回押す。
それを確認したと同時に、爆発やウォーロックの機銃やビームを避けながらソーサラー目掛けてノ夜とカラドボルグで攻撃、そして斬り伏せる。
それでもまた爆発攻撃を馬鹿正直にしようとしてきたソーサラーを蹴り飛ばしプルトーネブラックへとぶつけた上で、またもやライドブックを閉じドゥームズライドを3回押す。
大量のカラドボルグを降り注がせながら、空間断裂を行使しソーサラーとプルトーネブラックを諸共に破壊した。いくらGN粒子によるバリアフィールドだろうと、展開する前に空間ごと裂かれてしまえばどうしようもない。
「…3体目と4体目。そしてこれで…はい、おしまい」
残ったウォーロック目掛けて、ドゥームズライドを一度押し赤黒い刃をカラドボルグから発射しながら投擲。更に掌からの赤黒い刃も放った上でノ夜での斬撃も撃ち…損傷もあり避け切れなかったウォーロックはスクラップとなった。
それと同時に、範囲内のNPCが全滅した為にクリスタルの防壁は解除。後にはスクラップと竜の残骸、そしてドロップアイテム2つが遺り、迷わず真昼はアイテムをリュックへと仕舞い、民家へと改めて入る。
それと同時に、範囲内のNPCが全滅した為にクリスタルの防壁は解除。後にはスクラップと竜の残骸、そしてドロップアイテム2つが遺り、迷わず真昼はアイテムをリュックへと仕舞い、民家へと改めて入る。
「とりあえず…あの同じ動きばっかりしてきた単調な奴は、ベルトとか剥ぎ取れそうだし次似たようなのを見つけたら試してみるとして。…厄介な相手を纏めて倒せた報酬として…これは適正なのかしらね」
机に座り込んだ真昼はそう思案していた。
ドロップしたアイテムの内ひとつは、使用制限を考慮しても当たり寄りと言える。だがもうひとつは当たりかと言われると…判断に困るものであった。
ドロップしたアイテムの内ひとつは、使用制限を考慮しても当たり寄りと言える。だがもうひとつは当たりかと言われると…判断に困るものであった。
(せめてもうひとつくらい、落としてくれてれば違ったんだけど)
「…よりにもよって、私の元に、クリスマスケーキが落ちるとかどうなの?これは嫌がらせと見ていいのかしら」
「…よりにもよって、私の元に、クリスマスケーキが落ちるとかどうなの?これは嫌がらせと見ていいのかしら」
机の上に置いている、キャラクターをデコレーションしたようなクリスマス用のケーキと、付属していたフォークとナイフを見ながら真昼はため息を吐く。
「…今すぐにでも、もうひとつの方を使ってみた方がいいんだろうけど……」
ここに至るまで他参加者とは遭遇出来てなかったのもあり、どこにつながるかわからない上使用すると6時間もの間再使用が不能となるらしい、どこだかドアとやらをとっとと使っておくべきだと真昼は思考を纏めようとし……襲って来たのは空腹感。
吸血鬼になってから食べ物の変わりに血さえ吸えればどうにかなるが、生憎とこの殺し合いに巻き込まれた時期の柊真昼はまだそこまで壊れてはいなかった。
空腹故に、思考が纏まるか怪しくなり始め……。
吸血鬼になってから食べ物の変わりに血さえ吸えればどうにかなるが、生憎とこの殺し合いに巻き込まれた時期の柊真昼はまだそこまで壊れてはいなかった。
空腹故に、思考が纏まるか怪しくなり始め……。
「…持って行っても食べるタイミングがあるかはわからない。それにここで食べずに、空腹のせいで隙を突かれて…なんてことになったら、ばかみたいよね」
結局、ケーキを食べる事となった。
……本来の歴史において、柊真昼は16歳のクリスマスに死ぬ運命にある。そしてそれより少し前に、彼女は吸血鬼となっている筈であった。
吸血鬼となってしまえば、人間が食べれる食事を受け付けなくなる。故に16歳となった真昼がクリスマスケーキを食べる事は本来なら、彼女には訪れる筈もないという訳である。
……本来の歴史において、柊真昼は16歳のクリスマスに死ぬ運命にある。そしてそれより少し前に、彼女は吸血鬼となっている筈であった。
吸血鬼となってしまえば、人間が食べれる食事を受け付けなくなる。故に16歳となった真昼がクリスマスケーキを食べる事は本来なら、彼女には訪れる筈もないという訳である。
──様々な世界時間から参加者を巻き込み執り行われるこの殺し合いでは、例え他参加者の干渉や介入が無くとも、本来あり得ざる出来事・体験が起こり得る。
未来は未だ…白紙だった。
未来は未だ…白紙だった。
【エリアF-6/民家の中/9月2日午前6時30分】
【柊真昼@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅】
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、柊家への怒り(再燃)、益子薫への微かな期待、空腹
服装:普段の学生服
装備:ドゥームズドライバーバックル&オムニフォースワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー、ノ夜@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅
令呪:残り三画
道具:精神に作用する呪符×10@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅(残り8枚)、ホットライン、どこだかドア@ドラえもん、クリスマスケーキ(フォークとナイフ付属)@仮面ライダーエグゼイド
思考
基本:優勝して好きな人(グレン)と妹(シノア)と一緒に、普通の人間として生きれる世界を願う。
01:とりあえず今はケーキを食べて、ドアを使うのはその後。フォークとナイフは、洗って投擲用に持って行ってもいいかも。
02:令呪三画…侮れないわね。
03:薫ちゃん、あなたはその憧憬を貫けるかしら?ついでに名簿で薫ちゃんの近くにいる知り合いっぽい子達に会ったら、薫ちゃんが人殺しになっちゃった事を伝えてみる。
04:主催者達が柊家絡みの線は薄くなったけど…今は情報が足りないわね。
05:基本皆殺しだけど、レジスターの解析やバグスターウイルスの対処が出来る人なら話は別かな。
06:こんな状況じゃなかったら、ルルーシュとは1回話してみたかったな。
07:羂索に一ノ瀬宝太郎くんにラウ・ル・クルーゼ…『ガッチャ』に何の意味があるのかしら??
08:クリスマスケーキ、ねぇ……。どうせなら、グレンやシノアと一緒に食べたかったんだけど。
参戦時期:第一渋谷高校襲撃事件にて離反後、吸血鬼となる前の何処かから。
少なくとも漫画版7巻のInterlude~生きる意味~(第27話と第28話の間)よりは後。
備考:
【柊真昼@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅】
状態:ダメージ(中)、疲労(中)、柊家への怒り(再燃)、益子薫への微かな期待、空腹
服装:普段の学生服
装備:ドゥームズドライバーバックル&オムニフォースワンダーライドブック@仮面ライダーセイバー、ノ夜@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅
令呪:残り三画
道具:精神に作用する呪符×10@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅(残り8枚)、ホットライン、どこだかドア@ドラえもん、クリスマスケーキ(フォークとナイフ付属)@仮面ライダーエグゼイド
思考
基本:優勝して好きな人(グレン)と妹(シノア)と一緒に、普通の人間として生きれる世界を願う。
01:とりあえず今はケーキを食べて、ドアを使うのはその後。フォークとナイフは、洗って投擲用に持って行ってもいいかも。
02:令呪三画…侮れないわね。
03:薫ちゃん、あなたはその憧憬を貫けるかしら?ついでに名簿で薫ちゃんの近くにいる知り合いっぽい子達に会ったら、薫ちゃんが人殺しになっちゃった事を伝えてみる。
04:主催者達が柊家絡みの線は薄くなったけど…今は情報が足りないわね。
05:基本皆殺しだけど、レジスターの解析やバグスターウイルスの対処が出来る人なら話は別かな。
06:こんな状況じゃなかったら、ルルーシュとは1回話してみたかったな。
07:羂索に一ノ瀬宝太郎くんにラウ・ル・クルーゼ…『ガッチャ』に何の意味があるのかしら??
08:クリスマスケーキ、ねぇ……。どうせなら、グレンやシノアと一緒に食べたかったんだけど。
参戦時期:第一渋谷高校襲撃事件にて離反後、吸血鬼となる前の何処かから。
少なくとも漫画版7巻のInterlude~生きる意味~(第27話と第28話の間)よりは後。
備考:
【ドロップアイテム紹介】
- どこだかドア@ドラえもん
のぶドラ版のアニメあべこべの星
(元になった原作のエピソードやわさドラではあべこべ惑星というタイトル)
にて、ドラえもんが出したひみつ道具。正式名称は不明だがとりあえずこの名前とする。
のび太に使わせたものの、ドアの繋がった先は何処かもわからぬ断崖絶壁だった。
(元になった原作のエピソードやわさドラではあべこべ惑星というタイトル)
にて、ドラえもんが出したひみつ道具。正式名称は不明だがとりあえずこの名前とする。
のび太に使わせたものの、ドアの繋がった先は何処かもわからぬ断崖絶壁だった。
このロワでは一度使うと6時間の間使用不能になるものの、会場内の何処かにランダムで移動が可能という効果となっている。ただし繋がる場所次第だと落下して死んだり溺れ死んだり、戦場の真っ只中に放り出されたりするリスクもある。
- クリスマスケーキ(フォークとナイフ付属)@仮面ライダーエグゼイド
第12話であるクリスマス特別編 狙われた白銀のXmas!にて、永夢達が食べてたケーキ。
サンタクロースの帽子を被ったエグゼイド アクションゲーマー レベル1 の顔がデコレーションされており、また切り分けて食べる用にフォークとナイフが付属している。
サンタクロースの帽子を被ったエグゼイド アクションゲーマー レベル1 の顔がデコレーションされており、また切り分けて食べる用にフォークとナイフが付属している。
【NPC紹介】
- ヨハネの四騎士の実験体のキメラ(虎)@終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅
百夜教が造り出した、ヨハネの四騎士とやらの遺伝子を持ったキメラの虎型。口から伸ばす角のような鋭利な物が主武器。
対象を殺さず犯すことも可能らしいが詳細不明。
普段は虎の姿だが異形の姿へと変じる事が可能で、上野動物園にて放たれた際は再生力が脅威となったが鬼呪装備を手にしたグレンの前にあっさり敗北を喫した。
その後他のキメラ3体と共に真昼に差し向けられるも、後の展開的に殺すことも犯すことも出来ないまま纏めて真昼に屠られたと思われる。
対象を殺さず犯すことも可能らしいが詳細不明。
普段は虎の姿だが異形の姿へと変じる事が可能で、上野動物園にて放たれた際は再生力が脅威となったが鬼呪装備を手にしたグレンの前にあっさり敗北を喫した。
その後他のキメラ3体と共に真昼に差し向けられるも、後の展開的に殺すことも犯すことも出来ないまま纏めて真昼に屠られたと思われる。
- スフィンクスA型のフェストゥム@蒼穹のファフナーシリーズ
ケイ素生命体フェストゥムの、対象に『あなたはそこにいますか』という問を投げかけた上で対象の行動に合わせて同化orワーム・スフィアーでの殺害を行うタイプの個体。
フェストゥム特有の同化やワーム・スフィアー、また読心を使う他、死亡時にもワーム・スフィアーによる自爆を敢行する。
当初は出るたび多大な被害を齎していたものの、対策が成される度被害は抑えられ、EXODUS時点では雑魚に成り下がってしまっている。
フェストゥム特有の同化やワーム・スフィアー、また読心を使う他、死亡時にもワーム・スフィアーによる自爆を敢行する。
当初は出るたび多大な被害を齎していたものの、対策が成される度被害は抑えられ、EXODUS時点では雑魚に成り下がってしまっている。
- ウォーロック@ストライクウィッチーズ
ブリタニア空軍所属のトレヴァー・マロニー大将が独断かつ秘密裏にウィッチの代替戦力として開発していた機体…が組み込んだネウロイコアのせいで自我に目覚めそして暴走したもの。
ネウロイコア由来のコアコントロールシステムによりネウロイを制御下に置いて同士討ちを引き起こせる他、飛行や機銃やビームを両腕から発射が可能。
最終的には暴走した末、ネウロイでもウォーロックでもないナニカとなったのち戦艦赤城と融合するも撃沈された。
ネウロイコア由来のコアコントロールシステムによりネウロイを制御下に置いて同士討ちを引き起こせる他、飛行や機銃やビームを両腕から発射が可能。
最終的には暴走した末、ネウロイでもウォーロックでもないナニカとなったのち戦艦赤城と融合するも撃沈された。
- トリニトロ・オルタ@セブンスドラゴンⅢ code:VFD
シリーズ最終作に登場した、帝竜トリニトロの亜種。打倒すべき敵のスケールが上がった都合中ボス扱いだがそれでも強い…ものの、どういうわけか今ロワではフォーマルハウトのスキルで蘇生召喚可能な原種のトリニトロより弱く設定されてしまっている。
原種同様自爆も可能だが、阻止させられる運命にある。
戦闘では炎属性の攻撃及び付与可能な火傷による状態異常と、自動回復による耐久戦が得意。
原種同様自爆も可能だが、阻止させられる運命にある。
戦闘では炎属性の攻撃及び付与可能な火傷による状態異常と、自動回復による耐久戦が得意。
- ガンダムプルトーネブラック@機動戦士ガンダム00F
かつてプルトーネの悲劇を齎した第2世代型ガンダム、ガンダムプルトーネの複製機。
相違点はカラーリングだけでなく、動力が太陽炉から擬似太陽炉へと変更されており、また技術の問題で不能だったGNフィールドの展開が可能となっている。
武装はGNビームライフルとGNビームサーベル。
作中では2機登場しその内1機は00Fの主人公フォン・スパークに鹵獲され、色を複製元に塗り直された上で運用される。
相違点はカラーリングだけでなく、動力が太陽炉から擬似太陽炉へと変更されており、また技術の問題で不能だったGNフィールドの展開が可能となっている。
武装はGNビームライフルとGNビームサーベル。
作中では2機登場しその内1機は00Fの主人公フォン・スパークに鹵獲され、色を複製元に塗り直された上で運用される。
- 仮面ライダーソーサラー@仮面ライダーサモンライド!
NPCと化した世界を作り変えれる程の力を持ちし金色の魔法使い。
プレイヤーを捕捉次第、クリスタルケージを展開し特定の行動しか行わない存在。クリスタルケージの壁は余程の参加者でなければ破壊不可能、突破するにはエリア内に収まった全てのNPCを倒すもしくは洗脳・ハッキングなどで無力化、隷属下に置く等の必要がある。
ただし威力は通常の時の同じ行動より上がっている。
プレイヤーを捕捉次第、クリスタルケージを展開し特定の行動しか行わない存在。クリスタルケージの壁は余程の参加者でなければ破壊不可能、突破するにはエリア内に収まった全てのNPCを倒すもしくは洗脳・ハッキングなどで無力化、隷属下に置く等の必要がある。
ただし威力は通常の時の同じ行動より上がっている。
NPCなのでエクスプロージョンのリングによる爆発魔法の行使しかしてきません。
048:HIGH VOLTAGE | 投下順 | 050:優しい言葉 |
038:セカイ ノ ハンブン | 時系列順 | 012:会いたい気持 |
候補作185:声にならぬ声/2024:再起-スタンド・アップ・ アゲイン- | 柊真昼 | 054:あんなに一緒だったのに/傷は消えず、仄暗く深き悲しみと共に |