では答え合わせといこうか
答えは仮面ライダー電王の力を使った時、である。
冷静に考えて欲しい、電王において我らが知る基本フォームはソードフォームであり、それ以外は派生フォームであるというのが我々の世界における認識のはずだ
このような事は基本フォームでは仮面ライダーネガ電王でもなければ出来ない事である。そうでなければ何のためにタロスズ達が野上良太郎に憑依をしているのかが分からなくなってしまうだろう
ではどのようにすれば出来るか?それはクライマックスフォームor超クライマックスフォームにカードを変更する事だ、こうすれば様々なフォームの技が使える事にも辻褄が合うだろう。
恐らくグレードアップえきを利用して、ゼインは電王のカードを超クライマックスフォームに変更していたのだろう。
…え?公式のゼインカードにおける電王はライナーフォーム?
…まぁ…グレードアップえきはゼインカードを最強フォームの物にするのではなく…生物や物体を問わず掛けた対象を名前の通りグレードアップさせる為のものだから…電王のフォームの解釈って結構人によって色々違う事が多いから…うん、バクっちゃったんじゃないかな?
という訳である。お分かりいただけただろうか
そして4つ目、標的であるルルーシュの4回目の放送を見る事が出来なかった事だ。そのタイミングでNPCが訪れていた上、電子機器がある場所が近くになかった。もしかしたら今後の展望を練る為に使えたかもしれない情報を得れなかったのだ。
因みにゼロの配信も流れていたが、はっきり言って蛮野にとってさほどどうでもいい情報しかなかった為に一通り見たが気に留めていなかった。ゼロ側も巨大兵器を従えていたのならば話は別だったかもしれない
強いて言うなら標的であるルルーシュの対処するべき事が増えたという点では蛮野に利はあったが
以上の4つの不幸が蛮野に襲っていた。
だがこれから5つ目の不幸が蛮野を襲おうとしている事に、今の彼は気づいていなかった。
カッシーンを折檻した後、蛮野はNPC達を連れながら暫く乗用車に乗っていたが…目の前に立塞がるは
「ちぃっ…!!羂索め…そこまで私の邪魔をしたいかっ!!」
ルルーシュが差し向けてきた可能性は考えたが、それにしては遠すぎる、綾小路を乗っ取ってからそこまで時間は立っていないはずである…つまり野良NPCであろう事は推測できた。
しかもそのNPC達は中々の力を持つ方だと以前ゴルドドライブとして戦ってきた経験から察し、故に自分が出るしかないと理解すると同時に
激しい抵抗をしてくる事も感じ取り、それに対する苛立ちを横の扉を蹴り破って降りる事で示しながら車を降りた。
迫りくるは5体の怪人
右から順番に説明していこう
一体目…先程倒したジャマトライダー
二体目…デザストと同じく3属性のアルターライドブックを取り込んだメギドの強化された姿、カリュブディス・ハーキュリー
三体目…スマートブレインの技術の結晶、仮面ライダーデルタ
四体目…時の王の世界線にて2枚のジョーカーの力を吸収した歪められた切り札…アナザーブレイド
五体目…初めて戦隊とライダーの世界の交差が起きた時に戦隊の世界で初めて誕生した仮面ライダー…チノマナコディエンド変身態
何れもそれなりの強さをもつNPCである。
そしてそれに蛮野が近づいた瞬間、取り囲むのかのように展開されるは黄色いクリスタルゲージと雷
「…私を逃がさないとでも言うつもりか?」
イラつきを見せると同時に、己の技術によって魔改造したプログライズキーを掲げる。
「良いだろう、私の力の前に立ちふさがった事を後悔しながら惨めに死ぬがいい!!」
| 132:壊乱Ⅴ:アウトサイダーズ -Alteration-…狭間に下されし執行① | 投下順 | 132:仮面ライダーゼイン あなたは魔改造されたんです! |
| 時系列順 | ||
| 綾小路清隆 | ||
| 蛮野天十郎 |