北朝鮮軍装備大全@ ウィキ
58式小銃
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陣地で58式小銃を構える労農赤衛隊(画像出典:KCNA)
- 概要
世界的に広く知られているソ連のAK-47を北朝鮮が自国生産した自動小銃。1958年に生産を開始したと言われることから58式と呼ばれる。脱北者の証言によれば「AK」を音読みして「アカ歩銃」(아카보총)と呼ぶ例があるようだ。
基本はAK-47Ⅲ型の北朝鮮版で、セレクターなどに刻まれた刻印はハングルとなっており、北朝鮮製を示す「丸に五芒星」のシンボルもきちんと刻印されている。ストックやグリップは合板から単材へと変更されており、木材部分は松の木を使用していると見られる。
当初は輸入部品の組み立て生産だったが、すぐに自国生産した部品による国産化が進められた。しかし、ソ連と同じくレシーバーのフライス加工が量産に向かないという問題に突き当たってしまい、この問題は恐らく未解決となり総生産数は少なめではないかと推測されている。
派生型に、フォールディングストックを備えたタイプが存在し、58-1式と呼ばれることがある。
基本はAK-47Ⅲ型の北朝鮮版で、セレクターなどに刻まれた刻印はハングルとなっており、北朝鮮製を示す「丸に五芒星」のシンボルもきちんと刻印されている。ストックやグリップは合板から単材へと変更されており、木材部分は松の木を使用していると見られる。
当初は輸入部品の組み立て生産だったが、すぐに自国生産した部品による国産化が進められた。しかし、ソ連と同じくレシーバーのフライス加工が量産に向かないという問題に突き当たってしまい、この問題は恐らく未解決となり総生産数は少なめではないかと推測されている。
派生型に、フォールディングストックを備えたタイプが存在し、58-1式と呼ばれることがある。
- 配備と輸出
58式小銃は朝鮮人民軍の主力小銃として配備が進められ、後継の68式小銃の配備に伴い第一線から退いていった。現在は後方部隊や教導師団に一部が残存していると見られる。また、民兵組織の労農赤衛隊(現在の労農赤衛軍)や予備役部隊の赤い青年近衛隊、人民保安省(現在の社会安全省)ではまだ引き続き58式小銃が運用されているという。
輸出が盛んにされており、同じくAK-47を56式として生産した中国や、ベトナムやキューバ、グレナダ、ペルー、ニカラグアにも輸出された。日本にも無可動状態の実銃が輸入されることがある他、土浦の陸上自衛隊武器学校にも1挺が所蔵されている。
- 要目
口径:7.62mm
銃身長:416mm
使用弾薬:7.62×39mm弾
作動方式:長ガス・ピストン式
装弾数:30発
重量:3700g
銃口初速:710m/s
発射速度:600~650発/分
有効射程:300m
開発年:1958年
配備期間:1958年~
生産数:800,000挺
銃身長:416mm
使用弾薬:7.62×39mm弾
作動方式:長ガス・ピストン式
装弾数:30発
重量:3700g
銃口初速:710m/s
発射速度:600~650発/分
有効射程:300m
開発年:1958年
配備期間:1958年~
生産数:800,000挺
北朝鮮軍のAtoZ 亡命将校が明かす朝鮮人民軍のすべて(著 李ジョンヨン 訳 宮田敦司) 光人社 ISBN978-4-7698-1443-6 C0098