ブンブン(Boom Boom)/タバサ・スミス(Tobitha Smith)
初出:
Secret Wars II #5 (1985年11月)
種族:女性、
ミュータント、地球人、アメリカ人
他のコードネーム:タイム・ボム(Time Bomb)、ブーマー(Boomer)、メルトダウン(Meltdown)
概要
バージニア州の生まれ。両親が離婚し、父親に引き取られたが、父親は後妻を迎える。しかしこの二人も仲が悪く、お互いに怒鳴り合っていないときには、タバサが怒鳴られるという状態だった。子供の時から「運転ができるようになったら、車を盗んで、この家を出て行ってやる」と考えていた。「ブンブン」(「ドンドン」というような爆発の擬音)という名前は、かんしゃくを起こしやすいところからきた、子供のころからのあだ名だとされる。
13歳でミュータント能力が発現、イタズラで「タイムボム」を父親に仕掛けたら、ひどく怒られた上、父親は(教養がないので)殴ればミュータント能力がなくなるのではないかと思い、こっぴどく殴った(この父親は「エクスティンクション・アジェンダ」事件の時、テレビのインタビューに出て「帰ったらぶん殴ってやる」と言っている)。
やがて、どこかに「ミュータントの学校」があるという噂を聞きつけ、電話ボックスや自動販売機をぶっ壊しながら小銭を集めて列車で旅をする。途中で、
ビヨンダーに出会い、一緒に旅をすることになる。
プロフェッサーXの学園に着くと、学園の皆が一斉にビヨンダーと戦いはじめて、タバサを完全に無視、仕方がないのでビヨンダーとともにシークレットウォーズⅡに参戦し、最後はアベンジャー側についてビヨンダーを裏切る。
ジェノーシャで起こった「エクスティンクション・アジェンダ」事件の最中に、
ジュビリーと会って、性格とパワーがもろに被っていたことで大げんかをする。
また同事件の最後に、死亡した
ウォーロックの灰を
サイファーことダグ・ラムゼーの墓にかけてやった。しかしこれがダグロックを生み出す元となった。
一時期、
ドミノの部隊と分かれて、NEXTWAVEに参加した。この時はコードネームではなく、本名で呼び合った。
さらに
X-MENに復帰。コードネームをブンブンに戻している。
能力
三秒前後のカウントダウンの後に爆発するエネルギー爆弾(外見は黄色く光を放つ珠)、「タイムボム」を生成する。
タイムボムは珠の大きさで威力が変わり、トイレを凍らせた
アイスマンへのお仕置きから、
プレデターXの破壊まで、応用が利く。
また自分がつくった爆弾は吸収することができる。
人間関係
- 一時期、キャノンボールことサム・ガスリーと恋仲だったが、サムがレーン・シンクレア(ウルフスベーン)の方に気が行き、うまくいかなかった。
- 吸血鬼になる前のジュビリーとは、勝ち気な性格とパワーがもろに被っていたことで、お互い嫌い合っていた。
トリビア
- NEXTWAVEでは、インターネットスラングをしゃべるキャラクターになっていた。例えば"lol"(Lots of Laugh:大笑い、(大笑とか(wwwwwとかいう感じ)とか"omg"(Oh My God:なんてこったい)など。
- 爆弾を投げてから約三秒のカウントを口でする(「チック チック チック ボーン!」)ようになったのは、実はNEXTWAVEのとき。それまではカウントを口でやっていなかった。
- パワーがもろ被りなわりにはジュビリーに比べてネタにされることが少ない。目くらましの花火(実は破壊力はあるが)と爆弾の差か。
- 一部の作品ではクレプトマニア(窃盗症)であることがほのめかされている。
最終更新:2023年11月10日 08:22