グリムリーパー(Grim Reaper) / エリック・ウィリアムズ(Eric Williams)
初出:Avengers #52 (1968年5月)
属性:改造人間、地球人、男性、アメリカ人
概要
元ウィリアムズ・イノベーション社の社長の長男で、弟サイモンはヒーローの
ワンダーマン。右手に大きな鎌を備えており、これが主な武器。またブードゥーの魔術とも関わりがある。
父に弟と比べられながら育ち、悪事に手を染めるようになり、
マジアのメンバーとなる。弟が会社の経営に行き詰まったとき、悪事をそそのかした。
一時期、心を入れ替え
アベンジャーズと共闘した事もあったが、結局
マジアに合流、ヴィランに戻っている。
バトルワールド編後、早々に元の姿で登場し
ヴィジョン邸を襲撃、しかし
ヴィジョンの奥さんのヴァージニアに頭を割られてまた死ぬ(この死が
ヴィジョン一家に悲劇をもたらすのだが、それは別の話)。
しかし、よく死ぬなぁ...
ヴァルハラへ
あまりにも死んで生き返ってを繰り返していたので、
メフィストにより新たな
ヴァルキリー候補に選ばれる。
メフィストによると「死んで、生き返って、死んで、生き返っての記録保持者」
メフィストは
ヘラとの大昔の契約によりヴァルキリーの独占権を得ているのだが、自分が選んだ者を新たなヴァルキリーにするためには現職のヴァルキリーが邪魔だったために、当時唯一のヴァルキリーだった
ジェーン・フォスターを殺そうとした。
そのためグリム・リーパーを差し向けたのだが、ジェーンは彼を「自分なりの正義で戦って死んだヒーロー」と見做すことで
ヴァルハラに連れて行き永遠にその住人にしてしまった。
(
Valkyrie: Jane Foster #4〜5,2019年)
能力
右手に備えた巨大な鎌
単に切るだけでなく、回転させて使うこともできる。
また光線を放射できる。
復活の過程で、黒魔術やヴードゥー教の力を学んだ。
だが、しぶといまでの復活力が、最大の能力かもしれない。
トリビア
「グリムリーパー」というのは、西洋での死神の名前の一つで、骸骨の姿で大鎌を持ち、生き物を無慈悲に「刈り取る」とされる。ドクロと鎌はそれを意匠化したもの。
最終更新:2022年10月24日 11:49