フィクサー(Fixer) / ポール・ノーバート・エバーソル(Paul Norbert Ebersol)

初出:Strange Tales #141(1966年2月)
種族:人間→人間の意識を移したロボット→サイボーグ、男性、地球人、アメリカ人
別コードネーム:テクノ(Techno)
デアデビルオリジンに関わるフィクサー(ロスコー・スウィーニー)とは無関係。

概要

通称バート(Bert)。ファーストネームのポールで呼ばれることはめったに無い。
数々の装備を生み出したテクノロジー・技術者系のヴィラン
ハイドラマスターズ・オブ・エビルサンダーボルツなど様々な組織を渡り歩いてきた。
バロン・ジーモ(息子の方)の右腕としての活動が長い。
[[サンダーボルツ]]参加時はカツラでなく自毛のようである。

オリジンと経歴

オハイオ州デイトン生まれ。
3歳で目覚まし時計を分解して修理するなど天才的な頭脳を持っていたがために、一般の教育課程に関心が薄く高校を中退。
さまざまな仕事を経験したが天才故の自惚れや、単純作業にすら型破りな方法を求めることからクビになり
やがて自身の知性に刺激を与えてくる上、高度な技術を生み出す新素材を得られる仕事=犯罪者への道を歩むことになった。

犯罪歴を重ね、ハイドラの科学部門主任にまで上り詰めたフィクサーはメンタロと手を組んでのニック・フューリー捕縛にはじまり、S.H.I.E.L.D.アイアンマンとも激突。デスロックを操っての大統領暗殺を企て、ファンタスティック・フォーとも戦った。

マスターズ・オブ・エビル

スパイダーマンキャプテン・アメリカケイザーなど数多くのヒーローとの戦いを経た後、バロン・ジーモに請われマスターズ・オブ・エビルに参加。ブラックアウトをコントロールする装置を開発するなど、バックアップとしてアベンジャーズ・マンション襲撃に関わったが、アントマン(スコット)によって逮捕。
その後、スーパー・アダプトイドにすり替わっていたことが判明。本物のフィクサーはハイドロベースのアンドロイド監禁用チューブで発見された。

サンダーボルツ

脱獄後はアイアンマンと再戦しハルクアルファフライトとも対決。そしてエンフォーサーズに関わった後、再びバロン・ジーモの要請に応え後のサンダーボルツに参加。
スクリーミング・ミミの再強化と異次元であるコスモスに囚われたゴライアス救出を皮切りに新ヒーロー「テクノ」として活動を開始した。

任務中にエレメンツ・オブ・ドゥームによって首を折られ死亡するも意識をテックパック(後述)に移し、ロボットとして復活。
しかしスカージ(ジャック・モンロー)によって破壊され、最終的には密かにバロン・ジーモによって再生されていた本来の肉体*1で甦った。

能力

彼自身に特殊な能力は無いが、元々フィクサー時代には様々な機能・武器を搭載したベストで武装していた。
サンダーボルツに参加後は自身に埋め込んだチップによって制御される多機能装備「テックパック」を着用して戦うようになった。
このテックパックは変形機構を有しており、光線銃やレーザーを発するバイザー、カメラ付きドローン、ジャマーなど様々な用途に使えるほか、周囲の機械・テクノロジーを取り込み、フィクサーの制御下におくこともできる。

また、ロボットとして復活した際は彼自身が変形・変身機能を備えていた。

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最終更新:2023年07月17日 06:01

*1 ただし再生が不完全であったため麻痺が残ってしまい、動くにはテックパックによる神経の補助を必要とする。