ナイトホーク(Nighthawk) / カイル・リッチモンド(Kyle Richmond)

(キャラクター名、マーベル

初出:(Earth-616版)Avengers #69(1969年10月)
属性:(Earth-616版)錬金術によって強化された人間、地球人、アメリカ人、男性

Earth-616版

概要

元はヴィランチームスコードロン・シニスターの一員だったが、後にディフェンダーズ行動隊長になった人物。
スコードロン・シニスターの他のメンバー同様、DCのジャスティスリーグのメンバーをモチーフとしており、彼は他次元の彼と同様バットマン担当である。なお正史世界の彼はスクワードロン・スプリームに所属したことは無い。

経歴

オリジン

ニューヨーク州ウェストチェスター群ママロネック出身。
大企業リッチモンドエンタープライズ社長の息子として生まれたが、幼くして事故で母を亡くし父も出張で不在がちで、ほとんど家庭教師に育てられた。
裕福な家庭で育った故の傲慢な性格や父への反発からくる素行不良から学校では問題児として扱われ、大学時代には飲酒運転で自動車事故を起こすほどの荒れようだった。
結局この事故が原因で大学は退学。軍に入ろうとしたものの心臓に異常があることが発覚したため断念し、体を鍛え治療に専念しようとしていた矢先、父が飛行機事故で亡くなりリッチモンド社を継ぐことになった。

ある夜、カイルは知らぬ間に入手していた錬金術の書を元にある秘薬を作り出す。
この秘薬によって夜間に高い能力を発揮する肉体を得たカイルはトレーニングを積み、「ナイトホーク」を名乗るようになった。
実はカイルはカーン・ザ・コンクエラーとのゲーム勝負の駒としてグランドマスターに選ばれており、彼が作り出したチームスコードロン・シニスターの一員としてふさわしい能力を得るように干渉を受けていたのだった。
様々な装備を整えたカイルはスコードロン・シニスターの他の三人と共にカーンが用意した敵チーム=アベンジャーズとの戦いに挑んだ。

ディフェンダーズ

カーンとの勝負を終えたグランドマスターは去り、スコードロン・シニスターはそれぞれ自由に活動するようになった。
スリルを求めたカイルは単独活動中にデアデビルと対決などもしたが、その後スコードロンと再会。
しかしスコードロンの他の面々は、かつて自分達を救ってくれたエイリアンネビュロンに協力して地球の極冠を溶かして大洪水を起こし、地球をネビュロンの種族にとって住みやすくする計画に加わっていた。
カイルはこれに反発し、逃亡。アベンジャーズに助けを求めたもののネビュロンの能力によって接触できず、代わりにディフェンダーズの元に現れた。事情を説明したカイルだったが、スコードロンの元に強制的にテレポートされてしまう。
なんとか後を追って現れたディフェンダーズと合流したカイルは共闘の末、氷を解かすためのレーザー砲でネビュロンとスコードロンを異次元に葬ることに成功するが、レーザー砲が暴走し爆発に巻き込まれてしまう。
瀕死の重傷を負ったカイルだったが、ドクター・ストレンジによってその場にいたディフェンダー達(Dr.ストレンジ自身、ネイモアヴァルキリーハルク)の生命力を分け与えられて復活を遂げ、新たなコスチュームでディフェンダーズの一員となった。

能力

錬金術によって作った秘薬によって超人的な各種身体能力をもち、夜間は能力がさらに2倍に跳ね上がる。
また格闘やアクロバットの訓練も受けており、オカルトに関する知識もある。
コスチュームの翼は高い防御力がある他、ジェットパックを搭載しており飛行可能。マスクには各種デジタル機器や視力を強化する機能があり、グローブには様々な金属を切断可能なチタン製の爪が付属している。
スコードロン・シニスター時代はホーク・プレーンというVTOL機を使用していたが、ディフェンダーズ参加以降はジェットパックを装備したためか使用しなくなった。

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最終更新:2021年06月06日 01:22