Meet the Skrulls『ミート・ザ・スクラルス』
出版:2019年3月〜2019年6月(全5話)
概要
地球で一般人として暮らし潜入ミッションを遂行する
スクラルの5人家族のストーリー。
集者ニック・ロウによると、
スクラル人の一家が潜入エージェントとなるストーリーの構想はずっと温めていたが商業的に難しいため実行できなかったところを、映画『
キャプテン・マーベル』の制作開始により実現に至ったとのことである。
登場人物
- ワーナー家(スクラルの潜入工作員ファミリー)
- カール・ワーナー:スクラル名「クルル(Klrr)」。一家の父。家族が任務を遂行できるように厳しく管理するが、実は行方不明になった末娘のことをずっと想っている。
- グロリア・ワーナー:スクラル名「ガイア(G'iah)」。カールの妻であり一家の母。偽装夫婦ではなく、3人の娘たちは実際にクルルとの間に生まれた子たちである。議員の秘書として政界から任務を遂行する。
- マディソン・ワーナー:(スクラル名不明)長女。調査対象の娘と人間関係を構築し、ミッションを遂行。
- アリス・ワーナー:スクラル名「アルクス(Alkss)」。本作の主人公的存在。マディソンと同じく調査対象の娘と人間関係を構築するミッションを帯びるが地球人に対し友好的な感情を持ち、任務を遂行できないでいる。
- アイビー・ワーナー:スクラル名不明。過去のミッションで行方不明に。家族は彼女が死んだと思っていて、その記憶が暗い陰を落としている。
モロス(Moloth):ワーナー家の直属の上官。カールとコンタクトをとり指示を送る人物。
エージェント・
エコー・リマ:プロジェクト・ブロッサムの殺し屋。
スクラルを識別できる装置を使用し殺害を続けている。
アイアンマン:プロジェクト・ブロッサムはスターク・アンリミテッド社と関係が深いらしい。
あらすじ
スクラル人を識別・殺害を遂行するプロジェクト・ブロッサム。今日もある
スクラルの一家が殺し屋エージェント・
エコー・リマによって殺害された。
そんな中、アメリカ人の家族として地球で潜入調査を行うワーナー家だったが、次女のアリスは地球人に好意を持ち、任務を進めることができないでいた。
アリスは友人との関係を思うように構築することができず、学校の蝶観察フィールドワークでいじめられ、蝶に変身して逃げ出してしまう。
このときの痕跡が後でエージェント・
エコー・リマによって追跡され、アリスに殺し屋の魔の手が迫る。
結末
アリスはエージェント・
エコー・リマを返り討ちにして殺害。
末娘のアイビーは生きていて、彼女の血液を抽出し利用することがプロジェクト・ブロッサムにおける
スクラル識別テクノロジーの根幹だった。母
ガイアたちはアイビーを発見し救出。
指揮官のモロスは
スクラルを裏切っていて、何者かから報酬を得るためワーナー家を攻撃。カールは射殺されるが、残りの一家4人でモロスに反撃し殺害。
なお、スターク・アンリミテッド社がプロジェクト・ブロッサムに関与していたことをトニー・スタークは把握しておらず、陰で手を引いていたのはある
クリーの男だった。
モロスの策略によりワーナー家は裏切り者として
スクラルの上官たちに報告されてしまい、
スクラルと地球人の両方のコミュニティから分断されてしまったワーナー家の生き残った女たち4人は変身を繰り返しながら流浪の生活を余儀なくされる。
最終更新:2023年07月29日 04:02