モイラ・マクタガート (Moira Mactaggert)

(キャラクター名、マーベル

初出:Uncanny X-Men #96 (1975年12月)
種族:一般人、女性
旧姓:モイラ・キンロス

概要と経歴

モイラ・マクタガートは遺伝子突然変異研究の世界的権威。つまりミュータントの研究者で、ミューア島で研究を続けていた。
常にX-MENに寄り添い、協力してきた女性科学者。

プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの婚約者だったが、政治家のジョーゼフ・マクタガートと無理矢理結婚させられることになり、エグゼビアとの婚約は破棄してしまった。
夫ジョーゼフとの間に産まれた息子ケビンは強力なミュータントで(後にプロテウスを名乗る)、能力が暴走した結果、ジョーゼフを殺してしまった。

その後、バンシーの恋人となる。

ミスティーク率いるブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツの攻撃を受けて死亡。
(X-Men Vol.2 #108,2001年1月)

X-Statix Presents: Dead Girlでは死後の世界に登場。ドクター・ストレンジ率いるヒーローチームに協力した。

明かされた秘密(ネタバレ)

実はモイラ・キンロスはミュータントで、能力は「転生」であった。
最初の人生の13歳の時に能力に覚醒していたが、その能力の特性と通常のミュータント能力探知では見つからなかったため、本人含め誰にもわからなかった。
二度目の人生において母の胎内で前世の記憶を持ったまま意識が目覚めたとき、自分が普通でないことを知った。
この能力は死後に自分の人生を母親の胎内からやり直すという形で発動する。すなわち、モイラ自身の人生と歴史は分岐を繰り返していることになり、受動的に暮らせば同じ人生を繰り返し、能動的に行動ですれば違う人生になっていく。
なお転生には10回という上限があることが分かっている。
現在(現実時間の2020年時点)で、10回目(つまり最後)の転生をしている。
("House of X",2019年8月)

実写映画

実写映画ではX-MEN:ファイナル ディシジョンに少しだけ登場。
X-MEN:ファースト・ジェネレーションではメインキャストの一人となった。こちらではCIAのエージェントで、X-MEN結成のきっかけとなる。演じたのはローズ・バーン。




最終更新:2025年05月24日 07:09