スコーピオン(Scorpion) マック・ガーガン(MacDonald"Mac" Gargan)

(キャラクター名、マーベル)

初出
Amazing Spider-Man #19(1964年12月):謎の尾行者として
Amazing Spider-Man #20(1965年1月):スコーピオンとして
種族:科学的に強化された人間

概要

スパイダーマンの宿敵の一人。サソリ型の怪人。

オリジン

J・ジョナ・ジェイムソンは、ピーター・パーカーが何故スパイダーマンの写真を撮れるのか知りたくなり、私立探偵マクドナルド・ガーガンに尾行を依頼した。
しかし、その成果が上がる前にもっと良いことを思いついた。それは善良な生物学者ファーレイ・スティルウェル博士を買収し、ガーガンをスパイダーマンを倒せるほどの強化人間にすることだった。
魚を陸生動物にするなど動物を改造することを研究していたスティルウェル博士は、ガーガンにサソリの力を付与した。
しかし後の検査で、ガーガンは徐々に力を増し、それにつれて心が邪悪になることがわかった。
スパイダーマンを倒した後、邪悪な心に取り込まれたガーガンは強盗を働く。二度スパイダーマンを打ち倒したあと、正体を知るJ・ジョナ・ジェイムソンを襲い、三度目の戦いでスパイダーマンに倒された。

その後の経歴

ミズ・マーベル

ミズ・マーベル(キャロル・ダンヴァース)初登場時(スーパーヒーローとしての)のやられ役。
上記の改造手術のせいで元に戻れなくなってしまったガーガンはジェイムソンに恨みを持ち、ニューヨークで拉致したところを救出に現れたミズ・マーベルに敗北。


ヴェノムと結合

宇宙の寄生生命体ヴェノムの宿主となっていた時期がある。
最初こそはまともだったが、段々とシンビオートの破壊衝動に呑まれコントロールを失っていった。人間を襲い食べることがしばしばあり、特に戦闘時はシンビオートの気の赴くままに暴れまわっていた。(ガーガン自身はその事に恐れを抱き、シンビオートが主導権を奪う原因のひとつとなった。)
後にノーマン・オズボーンがダーク・アベンジャーズを結成すると、シンビオートを制御する薬を投与されその一員となり、スパイダーマンを名乗っていた。

後にシンビオートを失い、サイボーグ手術を経て再びスコーピオンに戻る。

能力

スコーピオンとして

超人的な腕力、耐久力。鋭い爪。
しっぽは機械でマックの意志により自在に動く。初登場時は強力な鈍器でしかなかったが、後に毒針、電撃、催涙ガス、レーザー、エネルギーブラストなどの機能が追加された。

ヴェノムとして

超人的な身体能力。爪や牙、シンビオートが変形したサソリの尻尾、壁のぼりやウェブ、擬態能力。
戦闘時には人間を優に超えるサイズにまで巨大化することができるが、この状態になるとシンビオートをコントロールできる保証はない。

  • 実際にはサソリが蜘蛛の天敵なのではなく、蜘蛛がサソリの天敵とされる。






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最終更新:2023年05月07日 15:00