ティル・ナ・ノーグからあらゆるエネルギーが流出するのを妨げており、
観測者効果(観測という行為自体が観測対象に影響を齎すとされる現象)を無視して異世界からの
具現化が実現できていたのはその為。
異世界からの具現化は出来てもその存在を異世界に戻す事は出来ないのは、この虚無があるせい。
しかし逆に虚無がないと、元々存在する次元の壁によって具現化の力が跳ね返され、そもそも異世界の具現化が出来ない。
また、嘗て虚無があった場所にはティル・ナ・ノーグの一部があったが、
魔鏡戦争でゲフィオンが開発した
魔鏡兵器カレイドスコープが使用された事により、そこに住んでいた人々諸共消滅。
その際、世界があった空間に虚無が発生し、その内部には消滅した世界と人々のアニムスの欠片である光の砂が
死の砂嵐を形成。
後に虚無は死の砂嵐と共に暴走、ティル・ナ・ノーグの大半を飲み込み、
オリジナルのティル・ナ・ノーグは
オーデンセと
セールンドを残し消滅してしまった。