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国 | フランス |
メーカー | シンバ・トイズ(日本国内ではカバヤ食品) |
販売開始年 | 1967年(日本国内では1978年) |
製造国 | タイ |
価格 | 528円(税込)~ |
備考 | 日本では食玩として販売 |
目次
概要
- イオンなどスーパーのお菓子売り場に置かれていることが多いミニカーである。1967年にフランスで誕生した。トミカ同様、車種によっては開閉アクションがあるのが特徴。フランス発ということもあり、車種のラインアップはヨーロッパ車が多い。(特にフランス車)しかし、2010年代以降は日本車のラインアップが増加している。中でも、2021年に発売された日産・セフィーロ(初代)はトミカより先に発売されており、一部のコレクターから注目を集めた。
- 名前の由来は英語のMajorとフランス語の「小さい」を表すetteが結び付いた造語。「小さな巨人」という意味がある。(公式サイトより引用)
- 日本では1978年からカバヤ食品が輸入し、食玩として販売されている。2010年代頃までは専用の大きい台紙にマジックテープで貼り付けられた状態で販売されていた。2018年ごろからは○○コレクションという名前で、数か月ごとに10~20車種単位でラインアップの更新が行われている。しかし、他の海外ミニカーブランド同様日本未発売もしくは日本での発売が数か月先のものも存在し、数は少ないながら並行輸入が行われている。
- チューンナップスなど、一部商品については日本トイザらスが輸入を行っている。
歴史
1953年
- Veron兄弟がフランスのリヨンにプラスチック玩具製造業のNOREV社を設立(NOREVを逆さ読みするとVERONとなる)
1961年
- Emile VeronがRail-Route社を設立し、鉄道模型の製造を始める。その後、ダイキャスト製ミニカーの製造を開始
1967年
- Majorette社が設立。
- 当時、世界最大のダイキャストミニカーメーカーと言われた英国のMatchbox社と市場を二分し、瞬く間にフランス最大のモデルカーメーカーになる(生産拠点はフランス)
1980年
- フランスのコレクター向けミニカーで人気のSolido社を買収し、広告を積極的に展開
- 世界60か国以上に輸出し、海外工場もポルトガル、ブラジルなどへ拡大
1987年
- 生産拠点をタイに新設し、フランス本社工場をしのぐ規模と最新鋭の設備を導入
1992年
- 世界的な景気後退を受け、破産を宣言
- 1993年にIdeal Loisirs社に買収された後、1996年にTriumph-Adler社に引き継がれる
2000年
- ミニカーに限らず、鉄道模型、リモコンカーなどの様々な玩具を展開
2003年
- Solid社と共にSmoby Groupに買収され、「Smoby Majorette」として再スタート
2008年
- Smoby Groupが破綻し、フランスの金融投資家MI 29が買収
2010年
- Simba Dickie Groupの一員としてMajoretteブランドを再スタート
2012年
- 津波がタイ工場を破壊。近代的な設備を導入した新工場を設立
2015年
- Simba Dickie Groupとして製品の再構築を完了。より精巧なミニカーを積極的にリリースしている。
取り扱い店舗
- 前述の通り、イオンなど大手小売店や、一部の薬局のお菓子コーナーに置かれていることが多い。しかし、周りの商品より値段が高いこともあり、数年前に販売されたシリーズが残ることが多い。そのため、最新のシリーズを入手したい場合は上記の店舗を探し回って見つける必要がある。
- 近年はインターネットでも販売されていることが多いため、そちらで入手することも可能。
- また、トイザらスで取り扱いがあることも多い。
- なお、チューンナップスなど一部のシリーズについてはトイザらスが輸入していることもあり、輸入元が運営する実店舗もしくはオンラインストアでのみ購入が可能である。
- 日本で発売されていない一部の商品については、Amazon.co.jpなど日本の通販サイトでも購入することが可能である。
関連項目
- ノレブ※未作成 - 同じフランスのミニカーブランド。創業者が同じなど、共通点がある。
参考文献
マジョレットミニカー | カバヤ食品株式会社 (2022年7月18日閲覧)
添付ファイル